植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

すもももももも もものうち

2022年03月19日 | 植物
 昨日はモデルナの副作用で、夕方まで27℃前後の微熱が続いて体が重くて動けませんでした。久しぶりに1時間ほど昼寝をしました。
 外は真冬に戻ったかのように冷たい雨が降り風も強く、とうてい外仕事が出来る状況にはありませんでした。

 そのおかげで、やっと落ち着いて室内で2,3個印を彫ることが出来ました。子供の結婚式で、皆さんに配るための小印が30個となりやっとそろいました。子供の結婚式や自治会の会合で、ワタシの仕事場へ人の出入りが多くなっているので、だるいながらも、ぼちぼちと片付けや整理仕事をし、掃除機もかけて、だいぶまともになってまいりました。

 さて、本日のお題は、春本番、動き始めたあるいは咲き始めた花であります。大きな葉っぱに隠れてえんじ色の花を見逃す「ハッカクレン」の若葉が土からもしゃもしゃと出てきました。八角形の大きなフキのような葉っぱが特徴で、強風にあたると折れるので、普段は薄い下敷きを風よけにし、台風や風が強い時は秋まで建物の陰などに移動させます。

マムシグサも開花しました。蛇のような茶色の茎が地面からにょきにょきと顔を出し鎌首をもたげたような花を咲かせます。ワタシがよくいくゴルフ場のOBゾーンで採取してきたものです。色が紫色なのでムサシアブミソウかもしれません。
ムサシアブミ とかウラシマソウ、ナンテンショウなどという品種があり正直あまり区別が出来なのです。

 花盛りになってきたのはアーモンドであります。桜より赤みが強く一回り大きな花でまことに美しいのです。ワタシはここに座り、缶ビールを片手に一人花見をいたします。
勿論、実がついて種を割ると「仁」が出てきます。これがお店で売られているアーモンドです。種の殻が固いのと、仁が薄っぺらなので食べ甲斐いが無く、他の果樹に置き換えるか毎年悩んでいるのです。


 次はプラムの王様「貴陽」の花、植えて5年、昨年はびっしりと花がつきましたが、残念ながら一つも生りませんでした。せがれの推奨で植えたものの「生産者の中でも熟練したものだけした栽培できない 」という難易度が高い果樹でした。(それを知ったのは植えて数年後です)。花粉がほとんどないために人工授粉が必須です。勿論授粉樹に「サンタローザ  」を植えていますが、どうやら開花前の蕾を粉砕して乾燥させるというような技が必要なのです。ずぼら農法のワタシにはハードルが高いのです。

こちらはびっしりと蕾がついたすもも「ケルシー」であります。酸味が少なく大実となる緑色のすももで、こちらも栽培方法の難しさから生産量は少ないため、「幻のプラム」 と呼ばれています。やはり人工授粉が重要でしょう。今年はなんとしても実を生らしたいものだと思いますが、ちょっと自信はありません。

こちらが授粉樹サンタローザであります。実は小さくそんなに甘くはありませんが、おやつに一つ二つ食べるにはちょうどいいのです。
たった今、その花と蕾を採取してきました。
開花すると花粉がすぐに飛散してしまうので蕾を使うのがコツだそうです。これを乾かして粉砕し、花粉を取り出すのですが、はたしてうまくいくかどうか。
 これ以外に「シュガープルーン」がありますが、まだ開花は先になります。去年はほとんど実が付かなかったので今年はちょっと期待できます。
 去年は、近種のソルダムを処分しました。根をやられたのか樹勢が衰え、大きくなりません。実もつかないので、かわりに柑橘「はるか」を植えました。
 
 アーモンド、すもも、プラム、プルーン、ソルダム、そして桃、桜を含めてみんなバラ科さくら属ですが、それからモモ亜属、スモモ亜属などに分かれます。まもなく桃も咲き始めます。白桃・白鳳・西尾ゴールドを植えていますが、ここ2年ほったらかしで、まともにモモがなりません。桃もすもももおいしい桃の仲間、今年こそはなんとか気合を入れて栽培しなければ、と思う寒い春の朝です。

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