植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

今年の夏も秋も雨が多くて、園芸には厳しい年でした

2019年10月23日 | 植物
ようやく晴れ間が出て、外仕事が出来ます。台風19号から、立て続けに台風や低気圧に見舞われ、朝のウオーキングも二日おき、ガーデニングは三日おきと言った具合で、どうにも運動不足・欲求不満ですね。

早朝は朝焼けが綺麗でありました。

台風の後片付けもようやく終わり、あとは繁茂している雑草抜き。
白菜は、どうやら天候不順のために、結球を放棄したようです。こうなるとこれから生長しても、中心の葉は巻かず、広がって葉は青々としてきます。緑菜ですな。固くて食べられません。あと一週間ほど様子を見たら抜くとしましょう。
それでも、ニンニクやニンジンは発芽し、しっかりと育ってきています。

野菜物は、自分が食べたいものしか作りません。自分で食べることが目的ですから。
基本1は、肉抜きのカレーとそうめんの薬味が自前で調達できるということであります。ジャガイモ、玉ねぎ、にんじん、ニンニク、ミョウガ、ネギ、シソあたりですね。
基本2は、誰でも喜ぶ夏野菜。トマト・キュウリ・ナスが中心です。

今年も、ひどい雨続きの為にトマト・スイカは不出来でした。ブドウも雨で黒糖病が蔓延したし。果樹全般で生育不良、甘さ不足、果実の病気が見られました。ワタシが食べることを考えており、家庭菜園ですからたいして痛手はありません。来年に期待すれば良し。野菜畑としては10坪ほどの土地しかありません、草を生やす代わりに野菜が育つ、程度に考えています。沢山獲れればご近所に分けて喜ばれます。上手に出来ると無農薬有機栽培で、しかも自家製なのでまずいはずがありません。

野菜にしても、果樹にしても、その手間や元手を考えたら買うのが全然合理的なのですが、自分の育てた野菜や果物を食することは、健康にも精神面にもはるかに価値があり、まさにプライスレスといえましょうね。

これは、昨年植えたレモンです。実の重さで地面にレモンが着いている「地ばいレモン」です。
レモンは、収穫時期がこれと言って無い果実(つまり、青くても黄色くなっても酸っぱい)、ですから必要な時に一個だけ取って料理に使うのがよいのです。

柚子とレタスも少し。


以前レモン栽培は、一度失敗しました。初年度は花がついても、結実せずわずか3個、翌年も実が生らず、花も咲かなくなりました。5年ガマンしましたが葉もまばらとなり、2年前に処分しました。幹が固くなり枯れ木のようにしらっちゃけていました。引っ張っただけで、抜けました。恐らく最初の数年にコガネムシの幼虫の餌食になったのだと思います。ほぼ同時期に植えたデコポンも、ずっと生育が思わしくありません。柑橘に限らず、幼木のうちは根をしっかりと張らせ、株を太らせるのが基本です。生育期に根を傷めると枯れてしまう樹木も多いのです。

今は、そうした反省もあり、植え付けの時はたとえ地植えであってもダイアジノン他の農薬をたんまり土に混ぜ込みます。特に果樹は、深く大きな穴を掘って、有機性の元肥を沢山混ぜるのですが、腐葉土をコガネムシが好んで食べるので、一緒に根もやられます。

そんな工夫と努力の甲斐あってか、いまのところレモンや柿の木は予想以上に成長してくれています。とはいえ、すでに土中深く産卵されている可能性大なので、特製ボカシ肥料と一緒に土の表面に薬を撒いています。

無農薬とは言えませんね。少農薬栽培ということにしておきます。

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