「人生は問題発生と解決の連続だ」というのが亡父の口癖の一つでありました。
園芸をやっていると、それをつくづく実感いたします。昨日は色づいてきた「ビワ」の実をカラスから守るために、ネットを被せました。いつ襲来して甘いビワを食い散らされるかわからないタイミングが迫っておりました。近所では袋掛けしているお宅もありますが、これは手間がかかる。
ニラを採っていたら、部分的に「赤さび病」を見つけました。にら・にんにく・ネギ類全般の葉っぱについて錆のような病変が全体に広がって生育不良を引き起こし、最悪は葉っぱを枯らしてしまいます。農家さんはこれを見つけると圃場全体を殺菌消毒するそうであります。
バラに発生する黒星病やきゅうりなどのうどん粉病、ブドウに発生する「黒糖病」など、植物たちは春から秋まで細菌・病原菌に冒されるリスクにさらされているのです。早速殺菌剤3種類ほどを混ぜて薄めてたカクテルを作って散布を始めましたが、今度は噴霧器のノズルから薬液が出なくなりました。先端から順番にチェックして原因の元を探していくと、タンク内の底にチューブで取水するその先端の細かな編み目の金具に殺菌剤の粉末が詰まっておりました。ここで細かな埃や砂、ごみなどを漉していくので先端のノズルが詰まらない仕組みですが、そのための濾過装置で詰まったら、「せわない」ですね。
ブドウの無核化の作業「ジベレリン処理」するのも未済でありました。草も伸びているし、キャベツにはヨトウムシが産卵孵化、アオムシもいっぱいいます。桃の木などには「あぶらむし」が集っております。小さいとはいえ菜園や果樹園にいると毎日幾つもの問題を発見し、解決しなくてはなりません。それだけではなく、メダカを養殖し、篆刻を修練するのにも種々の問題が次々に起きている日常なのです。
実は一昨日lineでゴルフの仲間から「コロナに感染した」と連絡がありました。彼とは今月10日に一緒に回ったばかりなのです。このところ寒気がしたり鼻水が出るのはひょっとして?とひやりとしました。彼によれば、11日に車に同乗した人がコロナの保菌者で、その方から連絡があって自身のコロナの症状が出たそうなので、ワタシはセーフ、一日違いで「命拾いした」とも言えます。緊急事態宣言は取り下げ、感染症の分類も5類に引き下げられましたが、実際はそこらにコロナは居るのです。かの友人は、病院にもいかず自宅で療養しているだけなので、感染者数にはカウントされませんね。
で、それどころではない新たな問題発生であります。
新潟に家族で住んでいる長男一家が「緊急事態」なのだと昨夜電話がありました。発端は孫娘の発熱、風邪を引いたらしいのですがこの数日高熱が出て下がらない。この娘は、GWでもウィルス感染症に罹り発熱したため、こちらに帰省する一家の中で母子だけ残ったのです。
母親である倅の嫁さんも、看病や世話で手が離せない、そこにきて二人の男の子の孫が、今度の金曜日と土曜日が運動会だというのです。彼らは訳あって、別々の小学校に通っております。肝心の父親(ワタシの長男)が金曜日と土曜日接待などの社用で会社を休めない、従って孫の面倒を見がてら運動会に行って貰えないか、という相談でありました。運動会に親族が行かないとどうなるかはよく知りませんが、多分孫たちが困ったり悲しい思いをすることになるのでしょう。
うーーむ・・・なんで今頃運動会?、運動会なら「秋」だろう、しかもなぜ金曜日?疑問は尽きませんが、そこはこの際言わないでおきましょう。
恐らく、倅はワタシの家内に来てほしいと思ったでしょうが、家内はワタシと違って忙しい(笑)のであります。炊事掃除洗濯はもちろんですが、一番は甲斐犬スミレの世話であります。一日2,3度の散歩に餌やりはワタシには任せられないということになっております。雨戸の開け閉めとかもあって、ワタシげ出向き子守をするのが適任ということのようであります。
種々の問題は抱えながらも、とりあえず目先の問題を解決しなければなりません。また、メダカたちは丸二日間「飯抜き」になります。ゴミ出しして、室内の観葉植物に水をやって、マイガーデンの鉢植えの水やりも必須であります。それが済んだら昼から出かけるのでその支度が待っております。
先週はゴルフ、その翌日から三日間大分観光、そのあくる日は自治会の理事会でありました。今週に入ってからは、溜まっていた園芸作業をこなす傍ら、病院とマッサージ、今週末はお寺の世話人会があります。
ワタシだって忙しいのです。