植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

探し物は何ですか?

2021年12月08日 | 雑感
ワタシが青春真っただ中だった、高校2年生の頃、井上陽水の曲にありました。探しにくいものですか?と仲間たちと外で歌ったのを思い出します。あれは美術部の校外活動だったか。

 あの時の探し物が何だったかは結局分かりません。今では何も探すものは無くてただ生きてるだけ。というのは嘘で、毎日探し物の連続であります(´;ω;`)
朝起きると眼鏡とスマホ用のタッチペン、これが枕元から大体手の届く範囲にあるはずです。

 やっと起きてトイレから戻って自分で朝ご飯の支度、コーヒーは「ネスプレッソ」これは体が覚えているので、コーヒーカップに少し牛乳を入れてコーヒーは出来上がり、その辺のパンを焼いたら、次はお薬の時間、お菓子の缶に入った幾種類もの薬から4種類の朝食後一回の薬を探し出しているうちに、スマホがどこかに置き忘れて布団かトイレか洗面所を探します。 一日中そんなことの繰り返し。何かを探すための人生なのかもしれません。

 メダカのプールの清掃や水替えに必須なのが料理用のメッシュボウルであります。水を切るステンレス製のざるですね。数千匹のメダカの入ったプールが10個以上あり、順繰りに奇麗な水の入ったものへ移し替えをするのですが、メダカを掬うネットでは用をなしません。どぼんとバケツで掻い出してはメダカだけを残すために特大メッシュボウルが最適なのです。念のため深めのガーデンパレットの上にボウルを置きゆっくりバケツの水を流します。あまり激しく流すとひ弱なメダカは傷ついて死んでしまうので、優しく扱います。

 そのボウルが3週間ほど前から行方不明になっていました。メダカプールのある屋上から台所、資材置き場の部屋までくまなく探したのですが見つからず、とりあえず昆虫採集用のネットで代用しましたが、これはワイヤから袋の底までが深すぎて扱いにくいのです。

 もうどこにいったんだろう。2週間は我慢しましたが、もう無理なので近所のホームセンターで買ってきました。2千円の出費であります。そのままそれを持って水替えに取り掛かって最初のメダカプールを覗くと、「!!!」なんだ、ここに沈んでる。あれだけ探して見つからなかったのに、「探すのをやめた時見つかることはよくある話」です。
 
 それにしても、探すのをあきらめて、買ってきたのが10分前、探してないのに急に見つかるかな。そうしたら、今度は屋上の多肉植物を置いた台の上に、前から探していた文化包丁が出現!!。毎日そのそばを通っているのに気が付かず、仕方なく新潟三条市で買った高級な包丁をおろしたところでありました。

 おそらくは、ボケて記憶力が落ちているというより、注意力が散漫となって、目の前のものに気づかなくなっているのではなかろうかと思います。はい、間違いなく老化であります。見ているつもりが見えていない、周りがぼやけるといった誰でも通る道なのです。高齢者がコンビニに突っ込んだり高速道路を逆走したりというニュースは慣れっこで、お爺さんが身内を車で引いたり、アクセルを踏み間違えて暴走したり、悲惨な事故が絶えません。

 高齢者の免許返納はもはや強制的にした方がいいような気もします。ワタシも数か月前の夜にバックで他の駐車している車にぶつけました。運転していても、何か見過ごしているような気がして何度も左右を確認することが増えました。

 認知症になるまいと、頭の体操や手先を動かすことは人並み以上に努力していますが、こうなったら注意力が散漫にならないサプリを探さねばなりません。おや、タッチペンはどこに置いたかな?
コメント
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