植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

冬対策を始むるにしくはなし

2021年12月06日 | 植物
 ここ数日めっきり冷え込んできました。徐々に非耐寒性の植物達を室内や温室に取り込んでおります。当地平塚は関東ではかなり温暖なエリアになるので、零下になることは滅多にありません。それでも、耐寒性の度合いによって10℃までの洋ランが最初、次に3℃程度まで耐えられるもの、零度前後で、霜にあたったり結氷すると枯れてしまうものまで順に格納します。

 大半はワタシの仕事場(隠れ家)の南向きの廊下に置きます。そんなこともあろうかと建設時に広くしたので、スペースはあるのです。ここと空き室(完全な日陰)の床に、ブルーシートやガーデンパレットを敷いて、どんどん並べていきます。チューベローズやアシダンセラ・ツバメ水仙・スパイダーリリーなどの球根植物はほとんどが地上部が枯れてきています。これらはプランターなどの土中で冬越ししますが霜にあたると球根も凍るのでこれも室内の片隅に持っていきます。(もはやどれがどれやらわからなくなっていますが)

 運び込む前には、数日コンクリートの上に置き、ナメクジやダンゴムシが鉢底から出ていくように仕向けます。それでも土の中には多くの虫が隠れているので誘因性の殺虫剤2種をパレットや鉢植えの周りにばら撒きます。

 更に、場所を取るのでかなり強めに剪定いたします。ハイビスカスなどは2/3くらいを全部切り取る強剪定いたします。厄介なのは「イランイラン・ロンガン・月下美人」などの大鉢であります。寒さに弱いので鉢植えしか栽培できないのですが、バラや果樹用の大きな鉢なので持ちあげるだけで一苦労、腰を痛める心配があります。鉢の高さを加えるとワタシの背丈ほどもあるのです。

 当地では、経験的にはハイビスカス・ブーゲンビレアなどはぎりぎり屋外で冬越し出来るんですが、冬の寒さはきてみないとわかりません。また、君子蘭は凍結さえしなければなんとか屋外でも耐えられます。こういうのはまだ外に置いて、来年本当の冬将軍が来る時だけ室内に退避させます。

 それでも格納しきれないものもあります。弱耐寒性の植物たちはカンナ、アイスクリームバナナ、フィンガーライム、ダチュラ等々、これは、とりあえず敷き藁や腐葉土もみ殻で地上部の防寒対策のみです。それで枯れたら根性が無かったと諦めます。去年までは小さな簡易タイプのビニール温室を活用しましたが、すでにビニールが切れてボロボロ骨組みだけになっています。やっぱり、ビニールを張ろうかな・・

 昨日からメダカたちも冬越し・冬眠モードへシフトさせることにしました。10個以上あるメダカプールを順番に洗浄し新しい水に取り換えます。メダカの入った水をメッシュのざるを通して掬い上げます。いったん空にしたプラ舟を出来るだけ日当たりのいい場所に移動させ、水を張り翌日メダカを引っ越しさせる。そこで空いた容器を洗いまた水を張る、を繰り返します。

 メダカたちは水温が10℃以下になるとだんだん食欲がなくなり、水面を泳ぎ回ることも減ります。日中5℃を切ったらエサは食べなくなります。真冬になって表面に氷が張るようになったらエサは与えず、水も変えず春になるまで彼らは水底にじっとして冬眠します。今の内に水をきれいにして清潔な環境下で冬を越させたいと思います。

 かく言うワタシも2週間ほど前からホカロンを背中に張りました。植物やメダカの心配をする前に自分の体を優先せねばなりません。机の下には小さな電気カーペット、外仕事はベンチコートとすっかり冬支度であります。とりあえずコロナ対策のおかげかここ2年間風邪は引かずに来ました。

 こんな世の中、風邪ひいて熱でも出したらエライことになりますね。個人病院では追い出されるし、食べ物屋さんはどこに行っても検温されます。もし37℃の熱でも感知されたら昼ご飯を食べさせてもらえなくなります。
コメント
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