松実ブログ

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炎のヘッドスライディングに俺は感動した

2007年02月26日 18時56分35秒 | Weblog

「プレイボール!」

春のような暖かい陽気のもと、15時20分、春日部市内の某野球グラウンドで試合が始まった。

「マツミティーチャー&プリティーガールズ」VS「マツボックリ少年野球団」という、あまり聞き慣れないチーム同士の試合だ。

 

前評判では、圧倒的に「マツミティーチャー&プリティーガールズ」が有利と思われていたが、試合は意外な展開だった。

 

「マツボックリ少年野球団」エースのAが初回を0点に抑えた。それで勢いに乗ったチームは、その裏、連打連打でなんと8点を叩き出したのだった。しかも相手投手はプロ注目の本格派右腕、ランディーアラカワだ。

 

なかなかペースをつかめずにいる「マツミティーチャー&プリティーガールズ」は、ティーチャーよりもガールズが踏ん張りを見せた。途中から好投したS、全力疾走で内安打をもぎ取ったY、グラブではなく股でボールをキャッチしたSの三人が、なんとか逆転にこぎつけようと必死になった。

その必死のプレイが、チームの目を覚まさせた。

怒涛の反撃を見せ打線がつながる、つながる。あっという間に点差は2点…。

 

しかし…反撃もそこまで。

疲れを見せたAに代わったK林が「マツミティーチャー&プリティーガールズ」の反撃を止めた。

しなやかで、柔らかいフォームから繰り出される多彩なボール。

チェンジアップ、決め球のフォークボール、外角低めに決まる伸びのあるストレーは、まさに精密機械のようなコントロールだ。ちなみに彼もプロ野球選手を目指している。

 

勢いに乗る「マツボックリ少年野球団」は、レフトK村のファインプレイと炎のヘッドスライディングなど、数々の気迫のこもったプレイが飛び出し、常に試合の主導権を握った。抑えのトールも安定感抜群だ。

 

「マツミティーチャー&プリティーガールズ」最後の打者はランディーアラカワ。

 

ここで一発が出れば一点差に詰め寄れる大チャンス。複数のプロ野球団のスカウトたちが、ランディーアラカワの打席に注目していた。

フルカウントからの6球目、トールが渾身のストレートを投げた。150キロは出ていただろうか…。

…三振。ネット裏のプロ野球スカウトたちが思わず落胆の声をもらした。

「たいした選手じゃないね」「投げるのもダメ、打つのもダメだね」などという散々な評価の声が、夕方のグラウンドに寂しく残った…。

ランディーは「いつかリベンジをしたい…。」報道人にそれだけ述べ、グラウンドをあとにした。

 

 ガク