小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

今年もあとあずか。政治が大きく動くときです。政治家の使命とは一体何なのだろうか。

2012-11-30 | 日記
政治の場とは、常に駆け引きの場である。利害がぶつかる場で、調整役もこなさねばならない。腹芸の一つも出来なければならないことも多い。混迷する政局の中で、国の進むべき道をしっかり指し示すことが必要となっている。単純なばら色未来は空虚すぎて絵にならない。どうか、日本の行く末に幸多かれと祈らずにはおられない今日この頃です。

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衆議院選挙。小党分立、政界再編の動きが急。

2012-11-30 | 日記
合従連衡とは、まさに現在の日本の政局をいう。
マニュフェストにごまかされず、冷静に判断しよう。
それと、ネーミングや大向こう狙いのパフォーマンスに幻惑されずにいよう。

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わが師、田島一郎先生(故、慶應義塾大学名誉教授)のこと。

2012-11-29 | 学習一般
 田島一郎先生には、大学時代3年間お世話になった。(大学2年から4年まで)数学科教育法、解析学入門などで、様々なことを学んだ。当時、田島先生は文部省(現文部科学省)の主査を担当されており、高校、中学数学の学習指導要領を長らく作成されていた。先生から学んだことは、現在の教科指導に多大の影響を及ぼしている。平面幾何の内容がどんどん削られてゆく現状に、危機感をもっておられ、折に触れて、話をしてくださった。講義が終わると、教卓のところにいつしか人垣が出来、色々な質問にたいして、丁寧にお答えくださり、時に30分を超えることも度々だった。いやな顔一つせず、こちらが分かるまで熱心に手を変え品を変えて説明した下さった。また解析入門はご自身で執筆された「解析入門」(好学舎)を使用した講義で、初学者の躓きやすいところを丁寧に解説してくださった。現在同署は岩波全書の「解析入門」として入手可能です。当時、高木貞治先生の「解析概論」を読み終えていたので、概念の復習としてとても参考になった。イプシロン・デルタの説明は具体的であり、誤差論とのからみで話される内容は、まさにコンピュータ時代にふさわしい内容であった。

 春、秋の慶早戦では1勝1敗のタイ記録で月曜日を迎えると、当日の講義は自動的に休講となる慣わしであった。多少しわがれたお声は、魅力的だった。
大学に入学するまで、毎朝5時に起床して聞いた旺文社のラジオ講座。田島先生は長らく講師を担当されており、お書きになった参考書(良く分かるシリーズ)ともどもたいへんお世話になりました。田島先生のほかには、早稲田大学の寺田文行先生の鉄則シリーズも参考になりました。(チャート式とは一味も二味も異なる、味のある参考書でした。)
直接、田島先生のご指導を得られる光栄に、毎日がとても充実していたように思います。

 田島先生は、教科書も執筆されており、その編集会議の模様も何度かお伺いすることが出来ました。膨大な量の原稿内容を削ることが仕事であり、かなりシンドイ作業であると話されていました。教科書作りの第一歩は値段決め。その次に用紙の材質が決まり、総ページが決まる。そして、内容は最後に決まる、とのことだった。

 ある時、月刊誌「大学への数学」の黒木社長が雑誌創刊時のことを記事にされました。雑誌の創刊号を5,000部作成して、いきなり本屋さんに持ち込み、売って欲しいと頼んだところ、どこも置いてくれる所はなく、神田の本屋街を5,000冊の創刊号を積んだ、リヤカーを一人トボトボと引いていたとき、田島先生にであった。事情を話すと、「俺に任せせろ。」の一言を残して、対応して下さった。あのときほど助かったことはなかった。まさに地獄にほとけであった。そんな記事が目に留まった。早速、その話を田島先生にすると、「そういえば、そんなこともあったかもしれないが、古いことなのでもう忘れたな。黒木君がそんなことかいてくれているのか。」と破顔一笑。ダンディーな田島先生が益々ダンディーに見えました。
いろんな場面場面で、貴重なお話をしていただいて、現在の自分があるのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
ある時、「おい、君。正五角形の作図は出来るか?正五角形には色々な幾何の面白さが詰まっているぞ。」「おい、君。二項定理の証明は大丈夫か?」等、数学教育のキーポイントをたくさん学ばせていただきました。

 多少なりとも私の授業が分かりやすいのは、田島先生のご指導の賜物と思っています。

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定評のある学習塾(名古屋市内)SEAとRAMSについての教育情報です。

2012-11-28 | 学習一般
御器所にあるSEA(「エス・イー・エー」と読む)と千種にあるRAMS(ラムス)がお薦めです。詳しくはインター・ネットのホームページをご覧下さい。
以下に簡単な紹介をいたします。

SEAもともと数学専門塾として始まった塾。東京のSEG(古川代表)から教材供給を受けている。現在は、数学以外にも英語、物理などの教科も教えている。主として、中高一貫校対象の塾である。教える内容もハイレベルで、塾生は秀才が多いという。
一クラスの定員は20名。

RAMSの特徴は、集団の一斉授業ではなく、ここの学生の学習レベルにあわせて指導をするという。分からない時、手を挙げると先生が席まで来てくれて、その場で教えていただける。また過去の定期試験を何年過分ストックしており、自由にコピーさせてもらえる。勿論、対外模試も同様であり、過年度の試験と解答がいつでも閲覧できるところに特色がある。また自習室が充実しているのもこの塾の特色である。個人の学習レベルにあわせた指導を受けられ、定期試験から一般入試まで幅広く対応してくれる。
推薦入試を希望するひとにも対応してくれる。

以上の紹介は多くの塾生に直接インタビューして得られたものです。
各人のニーズに合わせて、有効に利用することが大切だと思います。

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受験生に朗報。リクルートが始めた、「受験ナビ」はなかなかの優れもの。貴方も是非チャレンジを!

2012-11-27 | 学習一般
10月からリクルートが始めた「受験ナビ」。センター試験は無料で過去問(過去4年間)が体験できる。1教科の「講義(10回分)+テキストが7,000円」と通常の塾費用の1/3と価格を抑えている。問題の解答は定評のある、旺文社の大学入試問題正解を採用している。平成7年に姿を消した「旺文社大学受験ラジオ講座」のインターネット版と考えればよい。ただし、問題の採点はパソコンがしてくれるので余分な神経を使わなくて済むところが有難い。また、二次試験は大学ごとの講座となっているので、受験対策もかなりたて易くなった。
君も是非「受験ナビ」を体験してください。
新しい、受験のかたちが出来つつあります。今後は、疑問、質問の解決をどのように図るかが、問われます。
なお、テキストはPDFファイルをダウンロードする必要があります。

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学習の基本とは。平常の学習から大学入試まで、すべて基本は同じです。「学ぶ」とは「まねぶ」こと。

2012-11-22 | 東海(中高)見聞録
 学習に限らず、日常活動の大半は「学ぶ」ことが基本です。外部の環境に適応するには、どのように対処するかを、なんらかの形で学ばねばなりません。
その学びの基本は「お手本を上手に真似ることです。」
言語学的にも、「学ぶ」の語源はやはり、「まねぶ」です。「まねぶ」とは「まねる」ことです。
ですから、何事も学芸においての進歩は、「上手なお手本を、上手にまねる。」ことが、大切です。
また、学芸のそれぞれの分野で、その分野固有の「型」があります。「型」を覚えることも、当然必要となります。

 数学なら、「例、例題」が基本の「型」です。
 英語なら、「英単語、英熟語、構文、文法」が「型」です。
 国語なら 古典では、「重要古語、文語文法」、漢文では、「句型」が「型」となり
      ます。
 物理なら、「運動方程式」が「型」です。
 化学なら、「化学反応式」が「型」です。

各教科の基本の「型」を見つけて、それをしっかり身につけることです。
これは、実技系のスポーツ、音楽、演劇その他でも共通です。
しっかりとした基本の上に、豊かな応用が展開されるのです。

この一文があなたの成長の一助となれば、幸いです。


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関西が危ない!?パナソニック、シャープ、関西電力の深刻な不振続く。

2012-11-22 | 日記
今年3月パナソニックの株価は約2,000円だったのが、最近では700円を割っている。同じく、シャープの株価は600円強だったものが、200円弱まで下がっている。おおよそ株価はこの半年で、1/3に下落したことになる。企業によっては、持ち株制度で大量にパナソニック株、シャープ株を購入している。この株の評価損が各企業の経営の重荷となりつつある。一般の株のように、高値で売り抜けることは許されない株である。当然決算期には、収益の幅を圧縮することになる。そういった意味で、これまで関西経済圏で牽引車役を果たしてきた優良企業の、パナソニック、シャープ、関西電力の不振は地元関西の経済の今後に、不安を抱かせる。現に、シャープが創業以来始めての希望退職者を募ったところ、約3,000名の申し出があったと言う。(予定は2,000名だった。)
また、サンヨーを吸収合併したパナソニックでも大幅なリストラがあって、会社を去った人も多いと聞く。白物家電の不振がそもそもの原因だという。特に液晶TVの不振が響く。後発のサムソン(韓国)の追い上げに完璧に負けている。
以上のように、関西経済圏の今後を憂えて、「何とかしよう。」という意気込みを感ずるのが、橋下氏の大阪都構想である。関西は関西で頑張って欲しい。そのためには、企業自体の体質を急遽改善する必要がある。家電以外へのシフトも真剣に考えねばならないし、安易なリストラで雇用不安をこれ以上増やさぬことが必要だ。
 かって、経済的不安のあったとき、ドイツでは小党分立のなか、ナチスが台頭した。同じく、イタリアでも同じような現象が起き、ムッソリーニが登場した。
ファシズムが生まれる背景には、こうした社会不安があったことを思い出そう。(世界史を学習すれば分かること。)
 さて、ここ日本ではどうだろうか?第3極勢力が取りざたされる現在、選挙後の勢力はどうなってくるか?しばらく目が離せない。

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なんだかヘン?民主党野田総理。政権交代の立役者の小沢一郎氏、鳩山由紀夫氏が不在となる民主党って何?

2012-11-21 | 日記
前回衆議院選挙で大勝した民主党にあって、その中心をなして活躍したのは、小沢一郎氏でした。最近、検察役の指定弁護士が最高裁へ上告しないとしたため、無罪が確定した。党首選を争った野田氏と小沢氏。負けた小沢氏に対して党員活動を停止した民主党幹部。(裁判で被告となっていることによる。)
 本日の朝日新聞には、閣僚経験者のことばとして「マニュフェストを守ろうとした人を、マニュフェストを放り出した連中が追い出したのは、本末転倒だ。」という表現が見られた。
 今回の、衆院選で民主党(野田党首)はTPPに賛同しないものは、公認しないという。また選挙に出馬する人物には、世襲を認めないという。これらは本当に、民主党のかたがた全ての共通認識なのだろうか。政権交代を実現した立役者をこんなにも、粗末にしていいのだろうか。持論を振りかざし、仲間をぶった切る姿勢に好意を持つ人がいるだろうか。未だマニュフェストの出ない民主党に明日と言う未来はあるだろうか。

素人考えだが、TPPが生み出すのは、日本の農業の壊滅的状況と、安価な輸入品に国内市場が席捲されることではないだろうか。

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ここにきて、LTE華やかなりし、携帯電話。(NTTドコモ、Au、Softbank各社)

2012-11-20 | コンピュータよもやま話
各社ここにきて、急速に中継局を一新したもよう。設備投資を前倒しして行ったのだろう。3.9G(ジェネレーション)を通り越して、一気に4Gになってしまうかのよな勢いを感じます。
 全てのデーターがパケット化される4Gの実現は、以外に早く到来するかも知れません。これでは、ロング・ターム・エボリューション(LTE)ではなく、ショート・タイム・エボリューション(STL)ではないでしょか。
現在、私は携帯電話を2台使用しています。一台は従来型で、もう一台はi-phoneです。使用料金はなぜか以前より5.000円近く安くなりました。快適なi-phoneの使い心地は相当良く、もう一台も、スマートフォンに変えよと計画しています。
 こうした、中継局の変更、増設が短時間で可能となったのは、技術の進歩で、中継局の機材の小型化が一揆に進んだからです。ノートPCほどのサイズで、中継局がまかなえる時代になっているのです。

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森光子さんについて、その後。「3時のあなた」「放浪記」等について。

2012-11-19 | 日記
 特番がそれぞれ組まれていましたが、フジテレビの特番と、NHKのアカーブズの2本を視聴しました。
フジテレビでは「3時のあなた」の司会を担当した関係で、番組でインタービューした「田中角栄元総理」との対談場面が紹介された。特に印象的だったのが、終了間際、田中氏が「今までのインタビューでは、私を笑わせたり、怒らせたりして何かを言わせようとする方がほとんどだったけれど、貴方は違った。番組収録の初めから最後まで終始一貫して真摯な態度で、接していただいた。有難う。」といって、周りの目も気に背せず、涙をぬぐう田中角栄氏の姿が映し出されたことだ。森光子さんのこの徹底した態度はどこから来たものだろう?
 NHKでは2005年「放浪記、公演1700回達成」をテーマとするドキュメンタリー番組で、ナレーションは、女優の吉永小百合さんだった。
 森さんの出自(京都出身、お母様が芸子さんで、父親は学生さんであった。)が語られたり、結核をわずらったとき治療薬のストレプトマイシンを無料で打ってくださった山口医師との再会。結核が治って後、仕事先として自身の母親の秘書役を紹介した、裏千家家元の千宗室さんのお話。森光子さんを見出した脚本家菊田一夫とのわずか3分間の出会い。それらを森光子さん、ご自身の話や、関係者の話で紹介していた。
 作家、林芙美子の自伝的小説「放浪記」を舞台化したのが脚本家の菊田一夫です。
2017回もの長期公演を達成できたのも、「放浪記」の作者、林芙美子と、自身の体験がかなりダブっていたことが背景としてあった。それは舞台「放浪記」で功なり、名を成したあと、急に親戚となのる人々が押しかけてくるようになったと主人公が、「会いたくない。」と伝えてくれと、使用人に頼むシーンに、はっきり現れているように思う。辛酸を舐めたもの同士が分かり合える点だと思う。幼くして両親と死別して、親戚縁者の間をたらいまわしさせれれたことが、放浪の出発であった林芙美子の人生に共感した森光子。だからこそ、森光子は「放浪記」を自身のライフワークとしたのだ。そうしたことがより分かるアーカイブであった。その直後、E-TV(教育テレビ)で「放浪記」全5幕が放映された。もし機会がありましたら是非、「放浪記」をご覧下さい。

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