世の中には、口から出まかせの人っています。苦し紛れの言い訳、その場しのぎの言い訳。そういった類が多いので、他人の口車に乗らぬ注意が必要です。相互の信頼関係で成り立っているのが世の中。しかし、ついつい目的を達成するために言ってしまった言葉もあります。約束をしたら、文書に残しておく必要があります。男女間なら婚姻届が大切な文書となります。契約によって世の中は成り立っています。後々のトラブルをなくす意味で、契約文書を取り交わすわけです。では、口約束はすべて無効かというと、そんなことは在りません。リーガル・ハイの堺雅人さんに、一度このあたりの実例をドラマ化して欲しいところです。社内規定は私法であり、大前提で民法、そして憲法の順に優越します。参院選の定数不均衡問題は、憲法に触れる事態なのです。どうかみなさん、日頃から、リーガルマインドを養成しましょう。これには、文系、理系は関係ありません。法律は権利を主張するものではなく、相手の人権も含めて双方の妥協点を見つけるための、判断基準なのです。日頃から、それはリーガルか、イリーガルかを判断できる人になりましょう。その訓練が将来に渡って、貴方自身を助けることになります。