小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

僕の音楽武者修行 小澤征爾著

2014-05-11 | 私の本棚

世界的指揮者の小澤征爾さんによるヨーロッパ、アメリカでの若き日の体験記である。

初版は1962年。現在は、新潮社文庫として入手可能。

貨物船に載せてもらい、フィリピン、インド、スエズ運河、マルセイユ。

パリまでスクーターで移動。指揮者のコンクールで優勝し、カラヤン、バーンスタイなどの著名な指揮者の知遇を得、指導をうける幸運に恵まれる。最終場面は、バーンスタインを伴っての羽田空港への凱旋。2年半におよぶ小澤さんの武者修行が当時の家族宛の手紙とともに記録されており、小澤氏を知るうえで、貴重な資料である。

特に、10代20代の若い世代に読んでもらいたい1冊です。

貴方はどの分野で、武者修行をしますか?

 


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東進衛星予備校、現代文、林修先生によるセンター対策。

2013-07-04 | 私の本棚

 

東進衛星予備校「林修先生紹介ビデオ」より抜粋

センター試験は80分。現代文、現代文、古文、漢文の4題。120

センター試験は時間制限が厳しい試験。受験生は最初にそれを受けなければならない。

それが分かり切っているのだから、今から手を打たなければならない。

「時間が足りなかったんじゃない。時間が足りるような訓練が足りなかったんじゃないか。」

「初めから枠は決まっている。」

「『センターは根拠拾い→選択しチェック』

  における5ポイント

 1.指示語  交通標識のようなもの。

 2.接続語      〃

 3.相同表現 同じ表現を見つけられるようにする訓練が必要。(こことここが同じだ。)

 4.対比表現

 5.因果関係 選択肢の中に本文の内容がないものは除外する。

        (本文に因果関係がないものは除外する)

       

後は、ボキャブラリーをいかに充実させるかがポイント。

 

国語は、根底には論理力が問われます。論理性は数学の専売特許ではないのです。

 


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数学の50年 数学セミナー創刊50周年記念より

2013-06-30 | 私の本棚

 日本評論社刊行の月刊数学セミナーが創刊50周年を迎え、増刊が出版された。

数学者の、矢野健太郎、遠山啓によって創刊された数学セミナー。大学時代、社会人時代を通して、数学を楽しませてくれた数学雑誌です。増刊号の第2部に遠山先生の東工大における最終講義内容が収録されています。もう43年前のものですが、古さを感じさせない名講義です。ぜひ一度貴方もお読み下さい。得るところがきっとあります。


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「無限と連続」  遠山 啓 著 岩波新書

2010-06-14 | 私の本棚
遠山 啓先生が亡くなって、30年が経過した。その名前を知らぬ方も随分増えたことだろう。
若い方に、少しばかり数学教育の一端を伝えよう。昨年没後30年であり、その著作選集が日本評論社が出版された。同社から今も発刊されている月刊誌「数学セミナー」は同氏の創刊されたものだ。(共同創刊者として、矢野健太郎東工大教授)東大の数学科を中退し、東北大の数学科を終了。東工大教授の職に永らくあった。数学教育(1950年代)に疑問を感じ、(長女の算数を指導する中で気が付いた疑問から出発し)、数学教育全般の改革を自ら決意された。日本数学協議会の設立、機関紙として雑誌「数学教室」創刊。太郎次郎社発刊の雑誌「ひと」創刊と、遠山先生の活躍には目を見張るものがあった。
特別支援学級が出来て3年。色々な障害を抱えている生徒に対して行う教育。出来ないからといって、小学校の復習ばかりしていては、生徒がかわいそうである。該当学年の教材を十分噛み砕いた教材が提供できたら良いと思う。生徒のプライドを満たしつつ、概念の本質が伝えられる教材の開発が望まれる。
 私自身にとって遠山先生は岩波新書の「無限と連続」の著者である。古本屋で手にしたそれは、旧かな使いで決して読みやすいものではなかったが、「数式を極力使わずに現代数学のエッセンスを伝える。」ことを目的に書かれており、今読み返しても魅力あふれるものである。

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福翁自伝 福沢諭吉著

2010-03-27 | 私の本棚
亡き父が読むようにと、買い与えてくれた本。
中学生の私は読まずに本棚の片隅に暫く放置されていた。
その本が日のめをみたのは、私が高校2年生の夏休みだった。
初めて読む福沢諭吉先生の文章は軽妙で、最後まで一気に読み切った。
現代日本の礎を築いた福翁に感服した。

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