小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

日頃より本ブログをご愛読いただき有難うございます。

2014-01-31 | 日記

 早いもので、このブログも開設以来4年半を経過いたしました。これも一重に、皆様方のご指導、ご鞭撻のお陰だと、心より御礼申し上げます。引き続き、ご愛読くださいますよう、重ねてお願い申し上げます。

 

 


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東大入試、平成28年度より推薦入試開始。全10学部で100名の募集。

2014-01-30 | 大学受験

 昨日発表。各高等学校から、男女それぞれ1名に限って、推薦を認める。センター試験は概ね8割以上をとる生徒を対象とするという。一昨年、慶應義塾大学が全ての学部学科でセンター試験利用入試を止めたのとは、対照的な東大の動向です。推薦狙いの生徒は、入学しやすい学校に入り、学芸その他で秀でた部分を磨き、東大推薦入試に備える人も出てこよう。AO入試とせず、各校1,2名に限定したところが今回の特徴といえる。1学年3000名を超える入学者の中の100名といえば約3%の学生。学力のレベルダウンも3%以内ならた大したことは無いであろうという読みが働いている。応募がどれほど集まるか、注目されます。全国の500校から1500校位が予想されます。所謂、受験有名校の大半が事実上の枠を持つことになりそうです。言うならば、裏指定校のような形が出来上がる可能性が大でしょう。つまり、単年度で東大に2桁入学者がいる学校を優遇するでしょう。そういった受験エリート校以外の学区の参加を期待しているのでしょう。

今後どのような紆余曲折を経て、どういった結論になるのか、大いに楽しみです。

 


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東海中学入試2014年度より試験時間延長(国語、算数50分から60分)&面接試験廃止

2014-01-29 | 中学受験

「試験時間の延長かつ面接の廃止」と大幅な試験制度の変更が今年度からなされます。近年、これだけの大きな変更はなかっただけに、その狙いはどこにあるのだろうといった疑問が出されます。

「試験結果が全てであり、面接が重要なファクターではない。」ことを公式に表明した形です。

事実、これまでの面接では、父兄の方お一人と、受験生本人の3者による面談であった。その時間も、概ね5分。内容も志望動機、中学で希望する部活動、将来の希望進路等、特に変った質問項目などはなかった。「まともな受け答えができるかどうか。」が最低限のクリアすべきポイントであることは、他校の面接とほとんど同様でした。試験時間のトータル20分の延長から、面接カットは必然の流れかも知れません。何らかの「反省」に立っての入試制度変革でしょうが、いったいどのような「反省」があったのでしょうか。このところ東大理科三類の合格者が出ないことなどによる自己反省?なのでしょうか。優秀な生徒が他校(海陽の特別枠、その他に、流出をし始めたのでしょうか。)優秀な生徒を集め、優れた教育を施すことが急務なのかもしれません。

 

 


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どこまで進化をするのか、コンピュータ。時代の牽引者はGoogle? or Apple?それとも・・・

2014-01-28 | コンピュータよもやま話

 いつの時代にも、社会を牽引する人なり組織があった。例えば、1980年代から2000年あたりまでは、マイクロソフト社のビル・ゲーツ、アップル社のスチーブ・ジョブスが時代の牽引者だった。しかし、この世の中は一つの法則に支配されているのをあなたはご存知ですか?その法則とは、

「どのような組織も人も、時代のトップであり続けるのは、30年間が限度である。」

というものです。

アップル、マイクロソフトが牽引してきたこの30年、時代は新たな牽引者を必要としています。その有力な一つがGoogle社であることに異論は無いでしょう。「すべては、使う人の為に、便利なツール、便利なシステムを社会に提供しよう。この世の中の全ての知識を整理しつくしたい。」会社の社是が頗るふるっている。Googleのお陰で、メールも、マップもそして動画もいつでも使える便利な世の中が出来上がった。Googleの創始者のセルゲイ・ブリンもラリー・ペイジも時代の新たなプロデューサーといえる。Googleのお陰で、知りたいと思うことは簡単に検索できるようになった。動画を扱うYoutubeのお陰で、お蔵入りしていた貴重な動画像データも他の人々と共有できるようになった。「すべては使う人の利便さの為に」の精神が生きている。

この30年、一人の技術者としての驚きは、インターネットの発達、ICT技術の高度化など情報関連分野の急速な発展が挙げられます。衝撃を最も受けたのは、コンピュータ業界の巨人IBMが独自OSを諦め、システム作りが「オープン・ソース化」されたことです。自社OSとしてオープンなLinuxを採用し、システム開発自体の「オープン化」を始めたことです。この決断は本当にギリギリの決断だったと思います。それ以降、IBMは真の意味において、「システムインテグレーター企業」になったと思います。顧客オリエンテッドなシステム開発が言葉通りのものとなったのです。コンピュータというハードを売る企業から、企業組織を司る社会的なシステムを総合的にプロデュースする会社にIBMは変貌したのです。この事業態は、実は日本発のもの、日本という独自社会が生み出したものであることを知る人は少ない。日本という社会に根ざした企業態が、実はよりグローバルな企業態であったことが、はからずも実証されたのです。

若い人々が、情報系の大学などで学ばれるときに、この「オープン・ソース化」の流れを常に意識して学んでください。きっと参考になると思います。

 


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昨年末にブルーレイレコーダーを購入。記念すべき第1本目の鑑賞作品は・・・「桐島、部活やめるってよ」

2014-01-27 | 日記

 ブルーレーディスク作品として、昨年男子最年少で直木賞を受賞した、朝井リョウさんの「桐島、部活やめるってよ」を選び、じっくりと鑑賞させていただきました。画質がよいのは当然として、映画の出来ばえもなかなか良いものでした。2009年にすばる新人賞を受賞し2012年に映画化されたものです。主演は神木隆之介さんで、この年の日本アカデミー賞その他総なめのヒット作です。結局、タイトルにある桐島君は一度も登場せず、彼を取り巻く人間模様が、それぞれの立場で描かれており、新鮮な視点で出来事が輻輳して描かれており、できの良い映画でした。見る人それぞれの立場で、受ける印象が随分異なる映画です。映画の顛末は実に単純で、バレーボールで活躍していた桐島君が県の選抜メンバーに選ばれ、もう推薦で大学へ入学が可能となり、所属する高校のクラブも、通っていた塾もやめ、ついでに彼女まで振ってしまたという内容の映画です。ところどころ聞きづらいところもあり、字幕スーパーを表示させてみると、思わぬ発見があったりしました。何時の時代も若者言葉は独特なのでしょうか。

原作者の朝井リョウさんは岐阜県立大垣北高校から早稲田大学文化構造学部に学んだ、新進気鋭の作家です。(自身も高校時代はバレー部所属だったようです。)現在は映画会社の東宝勤務とのこと。(←未確認情報です。)生徒諸君が使っている携帯電話がスマホでなく、一時代前なのも、しっかり時代考証をした結果でしょう。何気ない日々の一断面を、色々な人の視点から描く、面白い作品でした。見て、損をしない作品です。是非貴方も一度ご鑑賞ください。

 


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東大入試理系数学について、(そこまで言っていいんかい)

2014-01-27 | 国公立大学二次試験

次の項目がらみの出題が多いので、注意しよう。

確率、数学的帰納法、漸化式、整数問題、立体の体積等の求積問題、最大限、最小値問題、等式、不等式の証明問題、背理法、二項定理、平均値の定理  に注意しよう。

残された時間を有効に使うために、二次試験の数学対策を以下に記す。

試験まで1ヶ月。

1.過去問を解こう。(「東大過去問解説」に関しては、赤本<東京出版(安田先生の本&過去問10年)<鉄録会の順に解説がGoodです。)

 鉄録会は別解も豊富で、部分点もしっかりつけているので、とても参考になります。

2.過去に受けた模擬試験、実力試験をもう一度解きなおすなりして、必ず見直しをしてください。

3.各予備校の過去の模試の問題集を使って、リハーサルをしてみよう。(数台、代ゼミ、河合+東進を参考にしよう)

4.時間のゆとりのある人は、東京出版の『新数学演習』をどうぞ。

 

試験当日、あるいはリハーサルでの、

『問題を解くときの心構』

0.各問を一通り見渡して、解答する順序と、予想される解答時間を記録せよ。(原則、自分の手馴れた問題から始め

  よ。

1.問題をよく読んで、問われている内容を書き下す。具体的に考えよ!手を動かせ!

(思考過程、計算課程は必ず問題用紙に残しておけ。)

2.糸口がつかめたら、(1)に全力を傾けよ。

3.(2)を考えるときは、(1)の結果をどう活用するかを考えよ。

4.(3)を考えるときは(1),(2)の結果を踏まえて考えよ。

5.自分の分かっている内容を適切な表現で答案として表現せよ。(結果が第一なので、結論をはっきりと明示せよ。)

6.結論の根拠をしっかり示せ。(矛盾した内容が無いかどうか、注意せよ。)

1.~6.を各問題に対して適用せよ。

※解答用紙のサイズは・・・・・・1,2,4、5番がB5サイズ

                   3、6番がB4サイズ

 B5サイズはことのほか狭いので字のサイズをはじめ、解答のレイアウトに注意してください。

 縦置き、縦2列で解答するとスペースが稼げます。(中央に一本縦線をいれること。)

 とにかく、結論に早く到達し、必要十分な内容のみで答案を完成せよ。(時間は掛けられない)

 作図はなるべく大きく見やすく描くこと。増減表、グラフを有効に活用すること。

 

最後の最後まで粘ってください。

証明問題で直接証明が難しいなら、「背理法を考えてみよ。」

自然数が関与する証明問題なら「数学的帰納法を疑え。」

「おととい昨日法」、「人生昨日法」も検討してみよ。

数列では漸化式が解法の糸口となることがある。

いくら考えても、解答の糸口が見つからぬときは、「与えられた条件全てを使ったかを調べよ。まだ使っていない条件はありませんか?」

方針の転換は時間のロス。しかし間違いに気づいたら、思い切って方針転換もあり。

※目標は6題中3題として、早めにノルマをこなし、残った時間を有効に使って上積みをはかれ。

以上、頑張ってください。

ここまで書いてきて、うん「これは東大だけではなく、どの大学でも通用する心構えだ。」と思いました。是非参考にしてください。

 

 

 


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2014年東京大学入試理系数学問題について。最も短いアドバイス。だが最も重要です。

2014-01-23 | 国公立大学二次試験

 東大理系数学は、例年150分で6題の問題が出題されています。

東大タイプの問題では、解ける問題をすばやく見つけることが大切です。野球でいうならば、選球眼をしっかり持つことです。確実に解ける問題を3題確保しよう。 以上。

 

 

 


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国公立大学だけではなく私大でもいえる出題の「オリンピック周期」を忘れるな。

2014-01-22 | 国公立大学二次試験

 その周期は4年または5年と大学により、また教科により異なるが入試問題を年代別に眺めると、4,5年の周期で同じような問題が出題される傾向があります。それは当然のことで、出題委員は4,5年に1回、巡ってきます。出題委員の個性が問題に当然反映されます。出題項目、出題内容、出題傾向と4,5年ごとに類題が繰り返し出題される傾向が強いのはこのあたりに影響されたものといえます。この傾向は、総合大学に特に顕著です。

 逆に、医学単科大学等では、出題の先生が毎年重複する傾向が強いので、強い個性が一般に出やすい出題傾向にあります。

 従って、過去問を調べるとき、4、5年前、8,9年前の問題を重点的に調べ、その類題を探して演習を重ねることが効果的です。

数学、英語、国語、物理、化学、生物、日本史、世界史、どの教科についてもいえることなので、是非実践してください。

当然、その他の年度も、しっかり解いて、傾向を調べてください。また類題を探して、演習を深めておくことも大切です。

 

 

 


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二次試験に向けて。名大理系希望者へのアドバイス。

2014-01-21 | 国公立大学二次試験

所謂、難関校を受験する人は、それなりの準備をしていることでしょう。

以下、数学に関して、対策を紹介します。

名大:理系数学の傾向も時代とともに変遷してきた。試験時間も120分から150分に増加し、出題も4題なので、問題の難易度レベルは、かなりあがりました。ここ2,3年は、ミニ東大化しているようです。(1),(2),(3)と分題化して、タイプはまさに、東大形式です。積分計算もかなりの腕力が必要になってきました。直前期のこの時期、是非東大理系数学の過去問を題材に、大いに粘る癖を身につけてください。粘りが貴方に合格を呼び込みます。問題を解きほぐし、少しでも部分点を確保すれば、合格が見えてきます。


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センター試験、数学ⅡBについて。旧課程最後の出題。穏やかな内容だった。分量は別にして。

2014-01-20 | センター試験

 旧課程最後のセンター試験である。例年受験生のため息が聞こえることの多い数学ⅡBです。今年はしびれるような問題が出題されるかと内心警戒していました。実際の出題は、実に穏やかな問題で、誘導のきつかった数学1Aの大問4とは異なり、リーズナブルな誘導であった。事前に指摘したように、特に大問の選択問題中、3番の数列は国公立2次試験に出題されるレベルといえる。4番は丁寧な誘導で、国公立の二次としてはやや不満ののこるレベルであった。いづれにしろ、日頃の学習姿勢が問われる問題セットといえる。予想平均点は56点前後ではないか。

 ここで、指摘したいことは、「誘導は適切な誘導であって欲しい。」ことです・誘導が自然であればよいのですが、言葉足らずで、何をやらせたいか見当のつきにくい問題は、やはり悪問の部類といえます。最近のセンター試験数学では、このあたりが良く研究されています。最近作成された問題集は、この辺の事情をしっかり汲んで作成されていますが、少し古い問題集だと配慮が無いケースがありますので、ご注意を!

来年以降の対策:

 新カリキュラム1年目の来年度はも引き続き国立二次試験レベルの問題をセンター形式に直した問題が出題されることが予想されます。日頃の練習では、「記述式問題を解いたら、センター試験風に問題、解答を作り変える練習を意図的に行ってください。」これがセンター試験タイプの問題攻略の重要な鍵です。誘導の流れを自分で作ってみると、他の人の誘導にも対応できるようになります。(←これ、重要な指摘ですよ。)

オマケ:当ブログで「センター試験の古文、漢文は東大の二次試験と酷似している。」と指摘いたしました。さっそく、河合塾の昨年度の東大国語コースのテキストにある問題と、同一問題が今回のセンター試験で出題されました。しっかり復習した人は、思わぬボーナス点が得られたことでしょう。

 「とりあえず、数学に関しては数学ⅠA,数学ⅡBとも例年通りの穏やかな出題であった。」が結論です。

 

 


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