2019/12/18 NHK総合 【ニュースウォッチ9】
その影響は「通知表」にも・自治体利用のクラウドに不具合
住民票や戸籍が出せない、公共施設の予約ができないなど、全国50を超える自治体でこうした影響が今月上旬から相次ぎ、現在も完全には復旧していない。
トラブルの原因は、自治体が利用するクラウドサービスの不具合。
東京・練馬区では、区内の小中学校で通知表が作成できず、終業式に間に合わない事態。
練馬区立の小中学校の児童と生徒は計約4万6000人。
配付は年明けになる見込み。
不具合が起きたのは、日本電子計算が全国53の自治体の業務のために提供しているクラウドサービス。
システム障害が起きた自治体は、戸籍や住民票、介護保険などさまざまなデータをクラウドサービスに預けて業務を行っていた。
今月4日、クラウド上のプログラムに問題が発生。
預けているデータを使った業務を行うことができなくなった。
その際、一部のデータが消えた可能性があり、復元もできないおそれもある。
最大で33の自治体に影響が及ぶとしている。
愛知県内の自治体では、岩倉市、津島市、蟹江町、東浦町、美浜町の5市町村で不具合が出ている。
12月16日段階で7割は普及したが15%のデータは消失し復旧の見込みはないという。
復旧は年越しの可能性があるとしている。
日本電子計算は1962年設立の老舗SIer。NTTデータグループ傘下で、金融、地方自治体、教育機関を主な顧客にシステム設計・開発・保守運用サービスを提供している。
その影響は「通知表」にも・自治体利用のクラウドに不具合
住民票や戸籍が出せない、公共施設の予約ができないなど、全国50を超える自治体でこうした影響が今月上旬から相次ぎ、現在も完全には復旧していない。
トラブルの原因は、自治体が利用するクラウドサービスの不具合。
東京・練馬区では、区内の小中学校で通知表が作成できず、終業式に間に合わない事態。
練馬区立の小中学校の児童と生徒は計約4万6000人。
配付は年明けになる見込み。
不具合が起きたのは、日本電子計算が全国53の自治体の業務のために提供しているクラウドサービス。
システム障害が起きた自治体は、戸籍や住民票、介護保険などさまざまなデータをクラウドサービスに預けて業務を行っていた。
今月4日、クラウド上のプログラムに問題が発生。
預けているデータを使った業務を行うことができなくなった。
その際、一部のデータが消えた可能性があり、復元もできないおそれもある。
最大で33の自治体に影響が及ぶとしている。
愛知県内の自治体では、岩倉市、津島市、蟹江町、東浦町、美浜町の5市町村で不具合が出ている。
12月16日段階で7割は普及したが15%のデータは消失し復旧の見込みはないという。
復旧は年越しの可能性があるとしている。
日本電子計算は1962年設立の老舗SIer。NTTデータグループ傘下で、金融、地方自治体、教育機関を主な顧客にシステム設計・開発・保守運用サービスを提供している。