現在のコンピュータはごく少数を除けば、大半はノイマン型コンピュータである。このラインで更なる発展を遂げるには、より高速な素子を開発することが大切です。しかし、現在研究されている量子コンピュータが実現されると、環境は大きく変わってくる。最も影響を受けるのはセキュリティー面です。現在の暗号化技術は、いまのようなプアな非力なコンピュータだから成り立っている技術であって、量子コンピュータが実用化されると、いとも容易に暗号は破られてしまいます。それだけ、演算速度その他が劇的に改善されるのです。当然、付随した周辺機器環境も改善される必要ができきます。
では、その実用化時期ですが、ずばり20年から25年後ではないかと推測しています。ブレイクスルーが何時起きるかですが、以外に近い時期だとと思います。
そうすると、現時のスーパーコンピュータを遥かにしのぐ計算パワーが開放されることになり、各種研究開発のスピードアップが加速されそうです。