もう4年ぐらいになるだろうか、ピクルスさんが体調を崩して、
過激な運動をすると疲れるので、スキーもテニスもしばらくお預け・・
ということになった。
スポーツウーマンの彼女にとっては、ひどくショックに違いなかったのだが、
いつの間にか「喜多流」の謡を始められたのだ。
私の姑が子供の頃から喜多流を習い、戦後は、謡、お仕舞を教えていたので、
なんという因縁なのだろうと、本当に驚いた。
喜多の舞台の檜の張替えがあり、そのお披露目に、
全国の生徒さんが集まって、杮落としがあった。
その舞台に立たれたのだ。 「紅葉狩」のシテ ツレ
着物一式、全て用意されたのに、お仲間が「お洋服で出ます・・・」と言われた時、
ご自分も洋服に決めたピクルスさん、やはり、すばらしい方だと思った。
青の絽の着物に、オレンジ色の紅葉を散りばめた帯、演目にぴったりで、
とってもステキだったのに・・・・
いつも他人を思いやる心を忘れない、すばらしいお友達だ。
今頃、箱根の別荘でお姑さんのお世話をしながら
避暑を楽しんでいらっしゃるかしら。
その節は、着物の相談で母上様に大変にお世話になりました。この場をお借りして、有難うございました。
ほぼ1ヶ月、忙しくしていましたが、これからがんばらなくちゃ・・・
ピクちゃん、夏のお疲れが出ていませんか?
くれぐれもお大切にネ。