12月の22日は母の92才の誕生日だった。
いつもは孫達も集まって賑やかな一日になるのだが、
コロナ渦で、遠くから来てくれても玄関前で少し話すだけ・・・
お寿司が大好きな母だが、もう何ヶ月も外食が出来ないので、
今夜は近所のお寿司屋さんから出前をしてもらった。
おでんや青菜の野菜炒め、新庄から送っていただいた
おいしい燻りがっこやお義父さん手作りの胡瓜の古漬け、
そしてご近所のお友達が母の為に届けて下さったフルーツ、
ケーキが苦手な母も
これだけは大好きと言ってくれる手作りのクッキー・・・
なのに・・・
高級な店構えで、以前はおいしかったお寿司も
コロナ渦でお客さんの足が遠のいたのか、
鮮度も悪く、母はとてもがっかりした様子だった。
コロナが収束したら又行きましょう、と言ったが
それまで持ちこたえられるのか、
本当に飲食店の苦しさを目の当たりにした感じだった。
寂しいお誕生日だったが、私達家族は皆元気で
旅行にも食事にも行けないけれど、
いつもと同じように楽しく生活が出来ていることは
本当に幸せなことだと心から感謝している。