日々発見

日々新しい事に挑戦して・・・

オーストラリアへの旅 7

2012-06-30 17:59:12 | 2012年 オーストラリアへの旅



6月1日 (金) その3


登山口に戻ると、バスの周りに満足そうな顔で
冷たいお絞りやお茶をもらう人が集まって来た。

夫も娘も頂上を極めたらしい。





ただ、山の向こうもこちらも全く同じような景色だったので、
達成感はあったが、感激は薄かったらしい。
その広大さに、あらためて日本との違いを感じたと言う。


ここから、バスでサンセットを観る会場に向かう。

シャンパンやワイン、ソフトドリンク、オードブルが並べられ、
夕日に輝くウルルを観ながら歓談。

真っ赤に染まったウルルを掌に載せて・・・



いよいよ闇が始まる直前。




さて、これから火気厳禁にも関わらず、特別に許可を得て、
国立公園内でバーベキューの宴が始まる。
先程のビジターセンター近くに、大きなトラックが待っていて、
我々のためにたくさんのビーフ、カンガルー、ウインナ、野菜・・・・
飲物、デザート、それこそ、食べ切れないほどの大量の具材を使って、
5~6人の現地の方々が用意して下さった。
オーストラリアではバーベキューのことを「バービー」と言うらしい。





少しずつ、周りの方々とも打ち解け、あちこちで自己紹介が始まった。
静岡や名古屋、埼玉、千葉からも参加されている方が多く驚いた。


食事の後はイズルさんから、星空を見上げながら星座の話を伺った。
周りには全く電灯がないので暗黒。
たくさんの星が輝いて見え大感激!

ところが、彼の話では「今夜は月の光が明るくて、
残念ながらいつもより見えにくいですね。」とのこと。

そう言えば・・・・先程、ウルルの上に月が・・・・

あまりに美しかったのでカメラに収めたが、
星めらの(落語をご存知の方にしか分らないかもしれないが)
撮影は難しかった。



 

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オーストラリアへの旅 6

2012-06-28 01:31:59 | 2012年 オーストラリアへの旅

6月1日 (金) その2

コテージに荷物を置き、プレゼントされたリュックサックに帽子やサングラス、
水、防寒着を詰め、すぐにバスに乗り込み、エアーズロックの登山口へ。


ガイドのイズルさんのお話によると
「イギリスの探検家がオーストラリアを探検中に発見し、
当時のサウス・オーストラリア植民地総督の
ヘンリー・エアーズにちなんで、エアーズロックと名付け、
それ以降はずっとエアーズロックと呼ばれていたが、
1976年にエアーズロック周辺に住むアボリジニ
(オーストラリア先住民)であるアナング族が、
政府によって観光地化されていたエアーズロック一体の
返還を求めて裁判を起こした。

そして9年後の1986年、政府はアナング族にエアーズロックを返還し
ヨーロッパ人がオーストラリアへ来る前から使われていた
ウルルという名称に戻した。
その際に政府がアナング族と交渉し、アナング族が政府に99年間、
ウルルを貸し出す契約をし、
現在では多くの観光客が訪れる地となっており、観光費の一部は
彼等の生活の援助のために使われている。」ということであった。



そして、彼は何度も何度も「ウルルはアナング族の神聖な場所だから、
なるべく登らないでほしい。」と繰り返した・・・・・・が、
登山口に着くと3分の2ぐらいの人達(夫と娘も)は勇んで登り始めた。

一枚岩のウルル、遠くから見るとそうでもないが、
傍に近づくとその大きさは計り知れない。
周囲約9km、海抜867m、地上からの高さ348mもある世界最大級の一枚岩で、
茶色に見えるのは、砂に含まれる鉄分が酸化しているせいらしい。




後方に見えるのが登山口で、写真ではなだらかに見えるが、
4~5人が「やはり無理・・・」と言いながら戻って来た。

ふと、ここまで来たのに全く足を入れないのも
後悔の種になるかもしれないと思い、
慌てて、20メートル位急ぎ足で登って来たが、
その上の鎖場からが厳しそうに見えた。


私と母はイズルさんに付いて、昔のアナング族の生活を探る散策に出かけた。

岩の下の方には屋根のように張り出した箇所がたくさんあり、
その壁に絵が描かれている。

アナング族の男性の仕事、女性の仕事、子供の学校、
いろいろな場所で説明を聞きながら、
日本の昔話に共通する所が多々あると思った。

男性の狩猟活動で得る食料は5%、
95%が草の実やイモムシ類を集める採取活動で、
その全てを女性が担っていたそうだが、水もほとんどない所で、
その頃の人達はどんなに大変な思いをしていたことだろう。



ここで、女性達が台所仕事をしていたという。



写真中央の黒く見える線がウルルの滝。
雨が降ると、この下にわずかに水が溜まり、命の水となる。

そして、この水を求めてやって来る動物達が人間の命の糧となる・・・


この後、エアーズロック・リゾート・ビジター・センターにバスで行き一休み。

5時頃に山に登った人達をピックアップし、サンセット会場に向かう。

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オーストラリアへの旅 5 

2012-06-24 01:05:38 | 2012年 オーストラリアへの旅

6月1日 (金)

今日はケアンズからエアーズロックへ移動。

ホテルを8:55に出発して、10:35のカンタス航空で
エアーズロックのあるコネラン空港まで飛ぶ・・・

ところが、ケアンズ空港へ到着後、二人分の荷物はあるが、
人がいないということが分り、添乗員の浜本さんが青くなった。

結局、8:30に各自が廊下に出した荷物を、
ポーターがバスまで運んでくれたものの、
集合時間を忘れていたために、
御本人たちはまだ部屋でくつろいでいらしたらしい。

早速、タクシーで空港までいらしたが、
その間、3人は気が気ではなかったことだろう。



ケアンズ空港で待ちぼうけ・・・



全員揃って到着したコネラン空港は、すばらしい晴天で、
オーストラリアの紫外線の強さを直に感じることが出来た。
何と、日本の8倍の強さだとか・・・・



コネラン空港はとっても小さかった・・・前方の建物が空港。



でも、以外や以外、内部は明るく清潔な感じだった。




ここで、現地ガイドのイズルさんからいろいろな説明を受け、
バスでノーザンテリトリー、ウルル・カタジュタ国立公園内にある
「ボヤージス エアーズロック リゾート」へ。



このコテージの一室に荷物を置き、早速、エアーズロックを目指す。



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オーストラリアへの旅 4

2012-06-21 12:31:16 | 2012年 オーストラリアへの旅

5月31日 (木)

午前中は自由行動。
朝食後はのんびりと部屋で二度寝を楽しみ、又元気を取り戻した。

午後はグレートバリアリーフに浮かぶグリーン島へ大きな船で向かった。
海が荒れているようには見えなかったが、
安全を期して、ツアー仲間の方に酔い止めの薬をいただいた。

係員から「船酔いをする人は船の真ん中付近に座った方がいい。」と聞き、
私達4人は一番良さそうな席に座ったが、
かなり大揺れで、大勢の人達が船酔いに苦しんでいた。
添乗員が「こんなにひどい揺れは初めての経験だ・・・」と言われたが、
私は薬が効いたのか、いつもほどひどくはなかった。


母が最も期待していたサンゴ礁。
グリーン島へ着くと、すぐにグラスボトムボートに乗り換えて、



日本語のアナウンスを聞きながら、船底に張ってあるガラスの下を見ると、
たくさんの魚や、亀、大きな貝、いろいろな種類のサンゴなどがあった。
時々、船頭さんが撒き餌をするので、
無数の熱帯魚の群れが寄って来て皆大喜び。



楽しい・・・苦しい  (下を見ると酔いが激しくなるので、
ずっと天を仰いでいる人、海に顔を出して、
ずっと背中を擦ってもらっている人も・・・)30分が過ぎ、
いよいよ桟橋を渡ってグリーン島散策。



島に入って驚いたことは、小さな飛べない鳥がたくさんいて、
チョコチョコと人の周りを走り回り、うかうかしていると、
食べている物まで取られてしまう。

これはナンヨウクイナといい、天敵がいないので、飛ぶ必要もなく、
全く飛べなくなったものもいるという。

そして、白い鳥が屋根や潅木の周りにいたが、名前は分らなかった。



私達はグラスボトムボートに乗ったが、
グループの中の10人位はシュノーケリングを楽しまれたとのこと。



しかし、ほとんど魚を見ることは出来なかった人が多く、1~2匹。
少し沖まで泳いだ人が5~6匹見かけた、と言っていた。

でも、きっと楽しかったに違いない。
どのお顔にも満足感が漂っていた。


楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰りの船に・・・



朝から小雨が降って、決してよい天気ではなかったが、
帰り際の桟橋からの眺めは最高の一瞬だった。


夕食はホテルから歩いて5~6分、レストラン「M・ヨーゴ」で。




モダンオーストラリアンディナーと名付けられたメイン料理から、
私と母はサーモンを選んだ。



とってもおいしくて、満足!満足!



ビーフを選んだ夫や娘もおいしかったと言っていた。


キュランダでお会いしたガイドのエリさんが
「地元ではおしゃれな洋服を着て出かける有名なレストランなんですよ、
いいなあ、私も行きたいなあ。」とおっしゃっていたが、
その通りかもしれない。

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オーストラリアへの旅 3

2012-06-16 00:53:36 | 2012年 オーストラリアへの旅

5月30日 (水)


午後からはキュランダ観光。

ケアンズとキュランダを繋ぐスカイレールは全長7.5kmで、
6人用ゴンドラに乗り、熱帯雨林を抜け、
熱帯雨林の上を約1時間、ゆっくり進む。

この長さは今まで世界1だったそうだが、
途中、一度乗り換えなければならないので、
最近、日本の新潟にあるスカイレールが
世界1になったという。



ラッキーなことに、現地ガイドのエリさんと同じゴンドラに乗り込み、
いろいろなお話を聞くことが出来た。
「アバター」という映画は、この熱帯雨林のイメージが使われているという。
前述の世界1の話も彼女から教えていただいたもの。




旅行社に勤めたことから海外に興味を持ち、その仕事を辞め、
オーストラリアに来て4年半。
彼女のガイドぶりは本当にすばらしく、
日本の若い女性が生き生きと活躍している姿を見るのは、
とてもうれしかった。


キュランダ動物園では、カンガルー、ワラビー、ワニ、ウオンバット、
鳥等いろいろ見たが、コアラを抱っこして写真を撮ってもらうのが
一番の売りのようだった。



入園通行証?
入園時、それぞれの腕にコアラのスタンプ





コアラの勤務時間は一日30分。
ユーカリの葉の成分には一種の毒素があり、
一日の内の20時間はほとんど寝ているということであった。

抱っこをすると、ひどい臭いではないが、やはり、
動物特有の臭いが服に移り、ずっと取れなかった。


次は高原列車に乗り、車で40分ほどの道のりを、
2時間も掛けて、ゆっくりケアンズまで戻る。



「世界の車窓から」というテレビ番組が放映されているが、
この中で取り上げられていたヘアーピンカーブが見ものとのこと。





夕食はホテルから歩いて数分の「ダンディーズ」。

何と、最初に出てきたお料理はサラダと「ワニとカンガルー」。
手前の黒っぽい物がカンガルーで、脂肪がなく、高蛋白、奥がワニ。



私は話の種にと思い、1本ずついただいたが、母は首を横に振った。
思ったよりカンガルーは臭くなく少し固め、ワニは鶏肉のような感じで、
それほど食べにくくはなかった。

メインは2品からチョイス。
夫と娘はビーフ、私と母はシーフード。





何とも・・・焼きながらいただくのだが、肉を主食とする国民は、
いつもこれ以上のビーフステーキを食べているとのこと、
どこへ行っても大きい人達が多いのはこのせい・・・いや、このお陰?

でも、何を食べても日本の方がおいしく感じる。
やはり、日本人のせいかな。

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オーストラリアへの旅 2

2012-06-12 23:15:50 | 2012年 オーストラリアへの旅
5月30日 (水)

ケアンズ空港5時55分着。



初めてのオーストラリアでまず驚いたことは、お菓子、ガム、
カップヌードル、飴、何一つ持って入ることが出来ないということだった。

果物、なま物、野菜などならよく分かるが、
個人用常備薬にも厳重だった。


空港では、かわいいビーグル犬が全員の手荷物をチェック。
皆、何の問題もなく通過することは出来たが、
それにしても、ここまで厳しいのは、初めての経験だった。

6時半、ホテル・パシフィック インターナショナル ケアンズに着くと、
11時半まで自由時間。





母も娘も機内で睡眠薬を飲んだらしく、フラフラしていたが、
シャワーを浴び、睡眠を取ったことで元気を取り戻し、安心した。




昼食はカニーズレストランでフィッシュ&チップスをいただいた。
日本人用サイズなのか、特別大きいとは感じなかったが、
それでも食べ切れなかった。
油っぽいのかと思ったが、さっぱりしていておいしかった。




このツアーで初めて全員が顔を合わせ、食卓に着いたが、
まだ、何となくぎこちない。

総勢31名プラス添乗員1名。
半数ぐらいは新婚さんのようだ。

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オーストラリアへの旅 1

2012-06-06 23:25:47 | 2012年 オーストラリアへの旅

5月29日 (火)

ずっと、さんご礁が見たいと言っていた母が、
沖縄や奄美大島のさんご礁は
最近温暖化の影響からかあまり良くないらしいと聞き、
あきらめかけていた。

今まで「絶対海外には行かない。」と言っていた母が、
ある日、テレビでオーストラリアのさんご礁を見て
「ここに行きたい!」と、突然言い出し、
大慌てでJTBにツアーの申し込みに行ったり、
パスポートの用意をしたり、ここひと月は大そう忙しかったが、
お陰で、思いがけない「オーストラリア旅行」が実現した。

〔添乗員が御案内する 色鮮やかな世界遺産を旅する 
大自然ハイライト7〕


初めてのグループツアー。

出発便はジェットスターエアウェイズ JQ 026便 21時15分出発。

ジェットスター航空(Jetstar Airways)は、
オーストラリアのメルボルンに本社をおく
国内線・国際線格安航空会社だと聞いた。


4万円上乗せしたビジネスクラスは、
カンタス航空のラウンジを使うことが出来るので、
夫曰く「多分、機内食は期待出来ないから、
ここでおいしい物を食べておいた方がいいよ。」



ゆったりとして、ゴージャスで、たくさんのメニューがあり、
しかもどれもおいしそうで、何から手を付けたらよいか迷うほどだった。



空港内を見渡せる窓際には、たくさんのパソコンが並び、
何やら、映画の中の会議場のような雰囲気。





機体が水平飛行に入り、夜の10時前に夕食が出たが、
夫の言った通りだった。
3種類のメニューから私が選んだビビンバは、
ほとんど手付かずに終ってしまった。

早速、テレビを見ることもなく就寝。
7時間半ほどの飛行時間の内、4時間ぐらいは眠れたような気がする。



朝食に出た物も、お腹が空かず、ほとんど手付かず。
ああ、このまま捨てられてしまうのか、本当にもったいない、
申しわけない、次回からは機内食は必要ないなあ、
と思いながら返した。
コメント (9)
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