風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

第100回ピースボート船旅②/アモイ・福建土楼、そして正月 

2019年04月10日 | 第100回ピースボート南半球クルーズ

土楼 
12月31日
早朝、厦門港に着岸、岸壁で歓迎のパフォーマンスが行われていました。
 
厦門港の様子、想像していたよりはるかに大きく、中国の力強さを感じました。
 
 
 
 
8:10ツアー集合、160人ととても多い、4台のバスです。
中国は対面での個人入国審査が必要です。私は坊主頭にしたので職員が上司を呼んで慎重でした。
荷物検査は2回ありましたが事務的・形式的なものでした。9:10ツアー出発、サポートスタッフは、西野さん、
アシスタント・通訳が菅野さんでした。        男性小便器
 
長蛇の両替所
 

10:30ホテルでトイレ休憩、トイレ数が少ないので25分もかかりました。
12:05ホテルレストランで昼食、一席8人で料理の品数は多かったです。客家の田舎料理だそうですが、
鶏肉、豚肉、牛肉、野菜をたっぷり使い、シンプルで素朴な味付けでした。二種類のスープとたっぷりのライス、
1テーブルに席にビール3本、コーラ1瓶、ウーロン茶付きでした。妻から「安全を考えて、昼間はお酒を飲まないで」と
言われて来ているので飲みませんでした。ツアーでは無料のビールやワインがが出ることが多かったのですが、
私は妻の正しい言いつけをほとんど守り、飲みませんでした。これは大成功でした。ホテルの夕食では飲みましたが。
  
  
 
1:10出発でちょっとあわただしい食事でした。トイレ数がやはり少ないです。
ハウスキーパーたちへのお土産に干し柿とバナナのお土産(30元、480円ほど)を買いました。
中国元は以前中国を訪れたときの残りが80元ほど残っていました。
福建土楼

1:50福建土楼着、厦門港から50km以上、遠いです。中国人ガイドのキョさんのガイドで見学。
途中の道は多くがバナナ農園でした。こんなに寒いのにバナナが育つのですね。
路上では、名も知らぬたくさんの南国果物が売られていました。

中国では今日から3日間正月休みというので道路は渋滞、大混雑です。
 
 
                          僑福楼
 
煙草で財を築いた承啓楼を見学しました。敷地面積は、5376㎡、高さ16.4m、、直径73m、外壁の円周229mあり、
最も大きい土楼だそうです。1階は台所、2階は倉庫、3・4階は居間と寝室からなり、多いときは80余戸、
600人以上の人が暮らしていたそうです。煙草で財をなした江氏一族が18世紀初頭に建設されたそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                         炊事場
 
 
 
 
トイレ
 
 
台所、洗濯場などは狭いですが、手入れが行き届き、生活感が漂います。祖先を祭る祭壇もあります。
 
売り物の煙草を紙に巻いているところ
 
                         土楼の近くの民家
 
消防隊                      全景のわかる写真
 
福建土楼とは、黄河の中原に暮らしていた一族・客家(はっか)が戦乱を避けるために南下し、山奥の辺鄙なところに自然災害や
強盗や動物から身を守るために四方・円形に土壁で砦の様に作った集合住宅で、劣等地のため貧農も多く海外への移民も多い
そうです。土楼は、通常は外部立ち入りが禁止されていますが、長方形か円形をしており、厚い土壁と木の骨格から成り、高さは
3階か5階、80家族以上が生活しています。通常1つの入口しか持たず、建物の最上階には、盗賊を防ぐため狭間が空けてあります。
広東省の張家界・武陵源も客家が住み着いたところともいわれています。
『張家界・武陵源』についての私のブログは、家界・武陵源1張家界・武陵源2 です。
土楼にいた時間は1時間ちょっと、厦門から遠いので一日のツアーでは仕方ありません。
私は、ここをどうしても訪れたかったのでわずかな時間でしたが十分に堪能しました。
大晦日・新年の休暇に入っていたため多く中国人、外国人観光客で大変な混雑でした。集合に遅れた人がいて3:20の出発と
なりました。19:00ターミナル帰還、帰船リミットは19:30でしたので添乗員は焦ったでしょう。荷物を置いてすぐ夕食、
21:10廈門出航でした。廈門港は、電飾をこれでもかこれでもかとライトアップ。高層ビルはその豪華さをまるで競っている
ようで、中国経済の力強さより、過剰なバブルだと感じました。
 
  
  
  
 
廈門は最高気温15度、最低気温11度曇天で寒かったです。私は股式をはき、冬のジャンパーを着ました。
私は、前回のピースボートで武稜源に行ったときの約70元ほどが残っていました。
23:30から新年のカウントパーティがあるそうですが私はパスし、11時頃寝ました。
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2019年1月1日
6:30頃目が覚めました。朝食は普通メニューでした。鏡開きの時間、会場が2転3転しました。
内容は、退屈この上ないものでした。和太鼓の演奏、日舞その後はつまらない挨拶の連続、最後に鏡開きが行われましたが、
お酒はなんと有料、しかも升も有料、何とも貧弱です。前回は餅つきも行われ、無料で振る舞われたというのに…。
このセレモニーのためにわざわざ着物を持って来て着飾る、ピースボート幹部達、オイオイって感じです。
話の内容は、親が買ってくれたと言う自慢の話の連続ですから…。一般の乗船者の中にも晴れ着を着飾る人が結構いて、
オイオイここは「アスカ」じゃないぜ、ピースボートだぜと私は言いたくなります。
 
                         右から鎌田慧さんと東ちづるさん、平服が良いですね。
 
 
11時から東ちづるさん主催の「平成まぜこぜ一座・月夜のからくりハウス」の上映会に行きました。
2時間のパフォーマンスを1時間にした一種の宣伝用ビデオですが、とても良かったです。
NHKのテレビ放送・バリバラはちょっと説教過ぎますが、このパフォーマンスは立派な大衆芸能でありながら、
衝撃的に障害者の自己主張が全面に出ています。東さんの活動は以前から少し知っていましたが、彼女の新しい
素敵な一面を発見しとても良かったです。でも、このビデオの上映中ほとんど笑い声や拍手が無いのには、
あぁ世の中の常識をすごく反映しているなと思いました。彼らの存在をありのまま認めるだけでなく、
そのパフォーマンスが社会的にお笑いを取ることの出来る一流の芸なのですから、
おもしろければ声を上げて笑えばいいと思います。それこそ彼らが求めているものだと私は思います。
昔、テレビドラマの「同情するなら金をくれ」が大流行しましたが、まさに「同情は要らない、笑いをくれ」
だと思うのですが…。
しかし、「バリアだらけのこの船」に触れない東さんのお話も不満が残ります。
夕飯は、豪華なお節料理でした。新年なので赤・白ワインを飲みました。香港の王炳泰さんと同席となりました。
彼は広東語しか話さないそうですが、とても穏やかながら教養のある人で、私の名前の読み方、新年おめでとう
を隷書体でかいてくれました。ウエイトレスがホンジュラスの女性で、スペイン語を少し教えてもらいました。

1月2日
夜中、暑くて目が覚めました。23度になっていました。
10:20~11:00、GETプライベートコース説明会がありました。これは、グループレッスンとは別のもので、
先生とマンツーマンで40分20回のコース(8万円)です。私は、英語学習に付いて特別な思い入れはありませんが、
船内生活でつまらない講座や体験カルチャーに出るよりよほど良いと思ったからです。
12:50からGETグループコースのクラス分け面談がありました。相手教師はNZのEmily-Rose、所々分からない
ところもありましたが、質問にはかなりスムーズに答えることが出来ました。前回アドバンスドクラスで苦労したので、
そのクラスはさけて欲しいと要望しました。
海鳥が船の回りを飛んでいるのでおそらくベトナム沖当たりで陸も近いようです。このクルーズで初めて日が射しました。
30分ほどでまた曇天となってしまいましたが…。船の揺れもだいぶ少なくなり、甲板に出ることが可能になりました。
昨夜暑かったので、ベッドカバーを使わない方が良いので、シングルの毛布を頼みました。
21:00~22:00GETの「英語でおしゃべり」がありました。まるで子ども扱いで退屈でした。
パンフレット「阿倍一強政治の”終焉”-民主主義と社会保障のこれから」を読みました。

3日
全く久しぶりに太陽が顔を出しました。気温はどんどん上昇し、29度だとか。ホーチミン市の緯度当たりだそうです。
4日
9:40~10:20筋トレの催しに参加、筋トレと言うよりストレッチと体幹体操、工夫されていて良い内容でした。
明日は、シンガポール。シンガポールは入国対面審査と入出国カードの提出、パスポートの携帯が義務づけられているので、
パスポートと入出国カードの事前渡しがありました。
14:00~14:40GETプライベートレッスンがありました。担当は、アメリカコロラド州出身の、Kevin Sugiyamaさん。
私は、家族の写真や蕨市の地図などをPCに入れてきたのでそれを使って自己紹介をしました。
シンガポールで下船する鎌田さんと前田哲夫さんが、昼過ぎ、ワインを飲んでいたので、「お別れの挨拶」をしました。【終わり】

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