伊豆の反射炉
4月20日[五日目、最終日]
朝起きると雨は降っていないので、行かなかった霊山寺にまず行くことにしました。
9:00のバスで行こうと思ったのですが、雨が降る前に自転車を借りて行くことにしました。
大急ぎでホテルのチェックアウトをして、8時に出発しました。
途中で、小雨がぱらつき始めました。
霊山寺は、思っていたより小さいお寺でした。
参拝を終え、急いで戻りました。途中、沼津聖マリア幼稚園の教会がありました。
ホテルに戻り自転車を返し、荷物を引き取り、韮山反射炉に向かいました。
沼津発8:40の電車で三島駅に、コインロッカーに荷物を預け、伊豆箱根鉄道駿豆線9:00の電車に乗れました。320円
伊豆長岡駅で降りました。大雨ならタクシーを使おうかと思っていたのですが小雨だったので歩きました。
2㌔ほどの距離で25分ほどでした。韮山反射炉
反射炉とは、銑鉄を高温で溶かして鉄を生産する炉のことだそうです。
高温を実現するために溶解室の天井部分を浅いドーム形にし、そこに熱を反射させ高温にするそうです。
幕末、江戸幕府は西洋列強の脅威に対抗するために自ら大砲を作るためにこの炉を作ったそうです。
炉建設に力を発揮したのは、この地の幕府代官江川坦庵さんでした。
この時期稼働していたのは日本ではここだけだと言われています。
太い鉄の塊を、水車の力を借りてくり抜いたというのですから驚きです。
ボランティアガイドが説明してくれます。(入場料は100円) 周囲は、茶畑などが広がっています。
伊豆の国市とはなじみがありません。2005年伊豆長岡町・大仁町・韮山町が3町が合併し、伊豆の国市になったそうです。
各地の歴史的町の名が次々と消え、「大きいことは良いことだ」式の名前に変えられ、私には戸惑いがありますが…。
伊豆の国市では、韮山反射炉の世界遺産登録を進めています。
世界遺産的重要な価値があるかの評価は私にはわかりませんが、世界遺産登録は難しいなと私は率直に思います。
その訳は、反射炉の歴史的価値は十分わかりますが、その規模・ユニークさは格別のこととは思えないからです。
観光地としての魅力も大きくはありません。見学は5分で終わってしまいますし、
周辺の散策を楽しむ自然の風景も十分豊かとは言えません。
なによりアクセスが良くないです。伊豆長岡駅から約2kmあるのに公共交通機関がないのですから。
シャトルバスがあるのですが、4/24~8/31の期間だけという不思議さです。
おそらくそれは、4月下旬~5月上旬にイコモス勧告(審査結果の発表)があるので安易な「泥縄的」と感じます。
伊豆長岡駅などでレンタル自転車があるようですが、宣伝も不十分ですし、事前予約も必要で、有料です。
帰りも小雨でしたので歩きましたが、道を間違えてしまいました。
歩きなど想定していないのでしょうか、駅への標識が親切ではなく、私は間違えてしまいました。
伊豆箱根鉄道駿豆線は1時間4本あるので鉄道は問題ありません。
10:55の電車に乗り、三島駅に11:16に着きました。昼食には早かったのですが三島駅で立ち食いそばを食べ、
三島駅発11:28発・熱海着11:42、11:53熱海発の上野東京ライン高崎行きに飛び乗ることが出来ました。
車内はほぼ満席でした。
私は「1/f」の揺らぎに気持ちよくうとうと…、ところが途中から乗って来て隣に座った見知らぬ同士の年輩の男女、
なぜか意気投合し、大声で自慢話を始めました。睡魔は乱され、辟易しましたが、席が空いてないので我慢でした。
横浜で二人が降り、やっと静かになり、赤羽着は13:54でした。
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前回の三島に続き、隣の沼津を歩きました。この両都市を訪れたのは30年以上も前、全く記憶はありませんでした。
沼津は広く大きく活気がありました。
ただ広い道路の交差点は横断歩道がなく、階段で降りて地下通路。
これは歩行者を大事にしているようですが、全く逆で車有線のためです。
信号待ちの時間がかかってもスクランブル交差点の方がはるかに便利で安全で人に優しいです。
車椅子用のスロープもなく、特に駅前の地下は出口の細かい案内もなく、初めて訪れる旅人にはとても不便でした。
ところで、時々、地図を眺めるのも良いものです。
修善寺温泉に修禅寺があるなんて知りませんでしたし、韮山の反射炉も知りませんでしたし、
東海道本線原町駅近くの松蔭寺(臨済宗妙心寺派から独立白隠宗大本山)、法華宗本門流の大本山・光長寺なども
私は知りませんでした。
また、全く人のいない海とほとんど人のいない広大な松林の散策も楽しかったです。
そこにはたくさんの鳥たちやそして道端には多くの草花も咲いていました。
後半は、天候が心配で少し急ぎ足になってしまいましたが、たくさんのお寺も参拝でき、
今回も十分ウォーキングを楽しみました。 【沼津の旅終わり】
4月20日[五日目、最終日]
朝起きると雨は降っていないので、行かなかった霊山寺にまず行くことにしました。
9:00のバスで行こうと思ったのですが、雨が降る前に自転車を借りて行くことにしました。
大急ぎでホテルのチェックアウトをして、8時に出発しました。
途中で、小雨がぱらつき始めました。
霊山寺は、思っていたより小さいお寺でした。
参拝を終え、急いで戻りました。途中、沼津聖マリア幼稚園の教会がありました。
ホテルに戻り自転車を返し、荷物を引き取り、韮山反射炉に向かいました。
沼津発8:40の電車で三島駅に、コインロッカーに荷物を預け、伊豆箱根鉄道駿豆線9:00の電車に乗れました。320円
伊豆長岡駅で降りました。大雨ならタクシーを使おうかと思っていたのですが小雨だったので歩きました。
2㌔ほどの距離で25分ほどでした。韮山反射炉
反射炉とは、銑鉄を高温で溶かして鉄を生産する炉のことだそうです。
高温を実現するために溶解室の天井部分を浅いドーム形にし、そこに熱を反射させ高温にするそうです。
幕末、江戸幕府は西洋列強の脅威に対抗するために自ら大砲を作るためにこの炉を作ったそうです。
炉建設に力を発揮したのは、この地の幕府代官江川坦庵さんでした。
この時期稼働していたのは日本ではここだけだと言われています。
太い鉄の塊を、水車の力を借りてくり抜いたというのですから驚きです。
ボランティアガイドが説明してくれます。(入場料は100円) 周囲は、茶畑などが広がっています。
伊豆の国市とはなじみがありません。2005年伊豆長岡町・大仁町・韮山町が3町が合併し、伊豆の国市になったそうです。
各地の歴史的町の名が次々と消え、「大きいことは良いことだ」式の名前に変えられ、私には戸惑いがありますが…。
伊豆の国市では、韮山反射炉の世界遺産登録を進めています。
世界遺産的重要な価値があるかの評価は私にはわかりませんが、世界遺産登録は難しいなと私は率直に思います。
その訳は、反射炉の歴史的価値は十分わかりますが、その規模・ユニークさは格別のこととは思えないからです。
観光地としての魅力も大きくはありません。見学は5分で終わってしまいますし、
周辺の散策を楽しむ自然の風景も十分豊かとは言えません。
なによりアクセスが良くないです。伊豆長岡駅から約2kmあるのに公共交通機関がないのですから。
シャトルバスがあるのですが、4/24~8/31の期間だけという不思議さです。
おそらくそれは、4月下旬~5月上旬にイコモス勧告(審査結果の発表)があるので安易な「泥縄的」と感じます。
伊豆長岡駅などでレンタル自転車があるようですが、宣伝も不十分ですし、事前予約も必要で、有料です。
帰りも小雨でしたので歩きましたが、道を間違えてしまいました。
歩きなど想定していないのでしょうか、駅への標識が親切ではなく、私は間違えてしまいました。
伊豆箱根鉄道駿豆線は1時間4本あるので鉄道は問題ありません。
10:55の電車に乗り、三島駅に11:16に着きました。昼食には早かったのですが三島駅で立ち食いそばを食べ、
三島駅発11:28発・熱海着11:42、11:53熱海発の上野東京ライン高崎行きに飛び乗ることが出来ました。
車内はほぼ満席でした。
私は「1/f」の揺らぎに気持ちよくうとうと…、ところが途中から乗って来て隣に座った見知らぬ同士の年輩の男女、
なぜか意気投合し、大声で自慢話を始めました。睡魔は乱され、辟易しましたが、席が空いてないので我慢でした。
横浜で二人が降り、やっと静かになり、赤羽着は13:54でした。
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前回の三島に続き、隣の沼津を歩きました。この両都市を訪れたのは30年以上も前、全く記憶はありませんでした。
沼津は広く大きく活気がありました。
ただ広い道路の交差点は横断歩道がなく、階段で降りて地下通路。
これは歩行者を大事にしているようですが、全く逆で車有線のためです。
信号待ちの時間がかかってもスクランブル交差点の方がはるかに便利で安全で人に優しいです。
車椅子用のスロープもなく、特に駅前の地下は出口の細かい案内もなく、初めて訪れる旅人にはとても不便でした。
ところで、時々、地図を眺めるのも良いものです。
修善寺温泉に修禅寺があるなんて知りませんでしたし、韮山の反射炉も知りませんでしたし、
東海道本線原町駅近くの松蔭寺(臨済宗妙心寺派から独立白隠宗大本山)、法華宗本門流の大本山・光長寺なども
私は知りませんでした。
また、全く人のいない海とほとんど人のいない広大な松林の散策も楽しかったです。
そこにはたくさんの鳥たちやそして道端には多くの草花も咲いていました。
後半は、天候が心配で少し急ぎ足になってしまいましたが、たくさんのお寺も参拝でき、
今回も十分ウォーキングを楽しみました。 【沼津の旅終わり】