マッシーパパが、「世の中に知事ほどうるさきものなし ぶんけんぶんけんと夜も寝られず(http://blog.goo.ne.jp/massypapa/e/1ebe6582348f550f1a77c1d0dc84ba2f)」と詠んだのを覚えてくれています!?
そう、衆院選前でしたよね。東国原知事と橋下知事が「分権コンビ」を組み、かたやは「総裁をよこせ」の、こなたは小沢親分と会い、「すごいとしか言いようがない。とてつもない。日本を動かしている」と絶賛、広告塔の役を自ら買って出ましたね。
いやそれどころか、全国知事会の政党マニフェスト評価で公明、自民より下位にあった民主を、「分権改革の徹底」や「霞が関解体」などの面で上回ると、「首長連合」として総選挙で民主党を支持したのでしたよね。
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因みに、どんなマニフェストだったか、さわりだけみてみましょう。
○中央集権体制を抜本的に改め、「地域主権国家」へ転換する。
○中央政府は国レベルの仕事に専念、国、地方の関係を上下、主従の関係から対等、協力の関係へ改める。
○「一括交付金」化により、補助金に関わる経費と人件費を削減する等々。
即ち、国の地方出先機関の地方自治体への統合と国の行政の権限委譲を積極的に推進するという「文言」に惚れたというのである。
では、橋下御仁が誉めそやした「分権化」はどうなったのでしょう。先生の口から出るのは、「関空」の赤字を埋める国の施しと、大阪市を乗っ取って「大阪都」を実現する話ばっか。
「分権の徹底」はもとより、「霞ヶ関解体」など何処吹く風。勿論、小沢親分の「ほめ殺し」も最近はとんと音沙汰なし。
一体、あれほどうるさかった「ぶんけん」は果たして、どうなったのか、マッシーパパなど、大事ななくし物をした思い・・。
そこで、いろいろ、探してみたら、ハイ、ありましたよ。「河北新報社」の社説、「市町村への権限移譲/政治主導はどこへ行った」に、
そこには、あの何もかも人任せの鳩山首相ですら、「非常に不十分。これでは話にならない」とこの問題に不満を表明したというのである。
記事には、「都道府県から市町村への権限移譲について、政府の地方分権改革推進委員会が勧告した384項目のうち、中央省庁から回答があったのは25%の96項目にとどまった。嘆かわしいことに、農林水産省と環境省は「ゼロ回答」だった」というのがそれである(http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2010/04/20100415s01.htm)。
早い話、前政権からちっとも進捗していませんということ。還元すれば、マニフェスト詐欺だったというのだ。
因みにこの分権推進改革委員のメンバーである猪瀬直樹氏も自身のコラムで、「民主党の地域主権、大臣の発言が軽すぎる」と題し、
「民主党政権での地方分権改革は遅々として進まない」ことを指摘、その原因として、担当大臣の原口総務相の「3万5000人を最低ラインにして、国の出先機関を原則廃止する」とか、「労働基準監督署やハローワークまで地方に移管するのは少しやり過ぎだと思う」との発言を批判している。
つまり、彼らを除外すれば3万5000人の目標が2万4000人になってしまうのだが、それほど「民主党政権の大臣たちは言葉が軽い」とあきれているのである(http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100329/218071/?P=2)。
いや、こんなことに驚いてはいけないようだ。民主党が「地方分権」に熱がこもらないのは態々、「地域主権国家」と言い換えていることより明らかだという人もいる。
詳細は、ユーチューブの「続・国民を騙す民主党の裏マニフェスト”地域主権の秘密”(http://www.youtube.com/watch?v=8pa9oL-NGcQ)」に譲るとして、かいつまめば、
分権は、「沖縄限定版」でしかやらない。だからこそ、地方分権といわず「地域主権」と呼ぶ所以。それも、一括交付金などの各種制度を取り込んだ自立型経済を一国二制度的に実施する予定だという。
真偽のほどは別として、民主にやる気のないのは改革委員会の答申に対する反応よりも明らか。やっぱ、このくだりもマニフェスト詐欺というのは正しいことかも!?・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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