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いや~、各党、日替わりメニューのように参院選タレント候補の擁立を明らかにしていますね。
現在、分かっただけでも以下の通り、驚くほどの数である(アンダーラインは検討中)。
【民主党】:長塚智広(五輪自転車銀メダリスト37)、池谷幸雄(五輪体操銀メダリスト39)、谷亮子(五輪柔道金メダリスト34)、岡部まり(タレント50)、岡崎友紀(女優56)、桂きん枝(落語家59)、庄野真代(歌手55)、原田大二郎(俳優66)/他に改選組として喜納昌吉(音楽家61)
【自民党】:堀内恒雄(元プロ野球62)、石井浩郎(元プロ野球45)、三原じゅん子(女優45)、安倍静江(歌手58)/他に改選組として、神取忍(女子プロレスラー45)
【国民新党】:西村修(プロレスラー38)、敏いとう(歌手70)、江本孟紀(元プロ野球・元参議院議員62)
【たちあがれ日本】:中畑清(元五輪野球監督56)
処で、この現象に対しては、メディアのほとんどが、「現在のタレント議員の中にも立派な活動をしている人がいるので、一概にどうとは言えないが」と前置きししつつも、
「二束のわらじを履くなどもってのほか、ましてや、党の”広告塔”の役目で出るのではなにおかいわんである」と釘をさすのも忘れない。
では、メディアも疑問視する、このタレント候補ラッシュの現象は那辺に原因があるのか、
指摘するのはおむね次の2点。
①01年に非拘束名簿式(ひこうそくめいぼしき)に改正した影響が大とし、
その欠点である、「個人名で書かれた票はその所属政党の得票に反映されるため、個人への票が他者への票の横流しになるという点がある。大量得票を獲得できるタレントやたくさんの組織票がある候補者がいる政党では、その者の得票によって他の得票数の少ない候補者を助けることが可能となる(wikipedia)」というもの。
②又、一方、選挙に金がかかる例をあげ、
比例区では比較的、組織票を取れる元官僚でさえ1億円の費用がいるのに対し、タレント・スポーツ選手ではその知名度から2~3千万円で済むと、その効用を説く。
ま、確かに、柔ちゃんなど、国民的人気度からして、選挙運動を一切やらなくても数十万の票は間違いなく、全国行脚にさらに金をかければその数倍、ゲットできるかも・・。
でも、①の理由はいささか疑問。なんとなれば、
01年、改正の参院選でも、タレント候補者は舛添要一、大仁多厚、橋本聖子(以上自民党)、大橋巨泉、幸田シャーミン(民主)、田嶋陽子(社民)、青島幸男(二院クラブ)
04年が竹中平蔵、萩原健司、神取忍(自民党)、喜納昌吉(民主)、
そして、07年が(高校サッカー監督の小嶺忠敏、女子アナの丸川珠代、弁護士の丸山和也(自民党)、元プロ野球の長崎慶一、さくらパパの横峰良郎(民主)等など。
これらと比べても今回の候補者乱立がいかに異常か容易に見て取れる。
では、どうしてこんなことになったのだろうか?
これは内閣や政党支持率の世論の動向と大いに関係するのである。
即ち、日を追うごとに、益々、逆風の民主党にとって、小沢親分の唯一の頼みとしていた、「内閣支持率がいかように下がるとも政党支持率では民主党が断トツの第一位」がなんとも心細くなってきた。
直近の「報道ステーション」では自民28.7%、民主24.4%(http://www.tv-asahi.co.jp/hst/poll/201005/index.html)、
「新報道2001」でも自民14.2%、民主12.2%(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100426-00000030-san-pol)と軒並み逆転を許しているのである。
だからこそ、小沢親分もじっとしていられず、わらをもつかむ思いで、無党派層の取り込みに大量のタレント候補の動員を画策せずにいられないのだ。
勿論、他党もこれに手をこまねいているわけに行かず、一人でも知名度の高い候補者の発掘に奔走、まさに、タレント候補争奪戦と化してしまったのである。
ともあれ、ここまで、エスカレートしてしまった以上、むしろ、タレント候補はこの先、多ければ多いほどいいのかも。
というのは、個人名で投票する有権者の率は毎回、一定しているようだから、その広告塔効果は希釈され、舛添氏や竹中平蔵氏のように、一人でお化け得票する可能性がなくなるのでないだろうか。
あるいは逆に、この乱立で無党派層がむしろ反感、小沢氏の狙いが外れる可能性も考えられる。
だから、このことを早くから予想できたのか(?)、「みんなの党」は誰一人、タレント候補を擁しないという(注:マスコミによっては元報道キャスターの真山 勇一氏をタレント扱いするが彼は前職が調布市議なので該当しない)。
そして、誇らしげに、「みんなの党はアジェンダ(政策課題)で志を同じくするものしか候補者に擁立しません」と宣言する。
いわば、世の中に類似品があふれたとき、差別性の明確なものほど、ヒットするというマーケティング手法にかなった戦略で、ヒョットすれば、おお化けの可能性ありかも・・。
ともあれ、小沢親分が国民を愚弄すればするほど、彼の「選挙の神さま」のレッテルがはがれるのは間違いない。そして、選挙に敗れる処から、政治の閉塞感が打ち破られ、新しい展開が始まるのかも。
つまり、それを期待した世論が今回の政党支持率の変化につながったのでないだろうか。そして、リーダーの選択を誤る事がいかに恐ろしいことか、民主党の議員もようやくわかってきたのでないだろうか・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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