世界の街角

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マレーシア人は日本大好き

2015-05-05 08:12:33 | クアラルンプール
 クアラルンプールの日本語フリー週刊誌「週刊ジェイスポ」5月1日号の記事によると、”日本のマーケティング・リサーチ企業のクロス・マーケティングは4月15日、東南アジアにおける日本ブランドアセスメント調査の結果を発表した。
 それによるとマレーシア人の89.0%が、最も好きな国として日本と回答した。2位は韓国、3位は米国。調査は2月13日から3月9日にかけて、日本、マレーシア、ベトナム、フィリピン、タイ、インドネシアの6か国で実施された。”・・・とある。
 タイ人が日本大好きであることは、従前から云われており、ベトナム人も日本大好き、韓国大嫌いであるが、マレーシア人の9割が大好きであるとは・・・恐れ入った。

 確かに当地に滞在していると、2~3週間に一度は”日本特集記事”が掲載されている。先日は「安らぎ」とのテーマで盆栽、つくばい、香などが紹介されていた。
 昨日(2015年5月4日)のNEW STRAITS TIMES紙のビジネス欄TOPは”Joint rail bid(提携して鉄道入札)”とある。
 MMC(マレーシアゼネコン最大手)と日本のパートナー(住商、JR東日本)との国際連合は、マレーシアで初めてであるKLとS'pore間の高速鉄道に入札とある。

 この鉄道計画は、両都市間330kmを時速300kmの運転速度で1時間30分で結び、2020年完成予定の計画である。当然中国も名乗りを上げている。日本勢は有力企業であるMMCと国際連合を組み名乗りを上げた。安倍首相もマレーシア政府要人と会う都度売り込みに余念がない。
 中国はAIIBを使うだろう。日本はアジア開発銀行に支援し、有利な条件を呈示し、是非成約して欲しいものだ。

 折しも昨日S'poreでリー・シェンロン首相とマレーシアのナジブ首相がHSR(ハイスピードレール:S'pore-KL間)プロジェクトの詳細計画を固め、当件の結びつきを強めることで合意したとある。
 いよいよ発注先を決める局面に来た。日本は官民あげて取り組むべきだ。マレーシア国民の9割が日本大好きであれば、これを上手に利用するにこしたことはない。日本政府が支援して、新幹線PR VideoなりTV番組をマレーシア民放に提供するなり、クルーを招待して番組制作を助け、スポンサーとなって、これでもかと放映して、新幹線待望論を醸成して欲しいものである。絶対に中国に取られるな!!






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