世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

ランプーン名所旧跡巡り(4):ワット・チャーマティーウィ

2018-09-01 06:08:55 | ランプーン

通称ワット・ククットと呼び、ランプーン市街の西に位置し、その起源はハリプンチャイ王国時代の8-9世紀まで遡ると云われている。尚、チャーマティーウィとは、仏塔を建立したとされる、ハリプンチャイ王国の女王の名前で、仏塔の台座には彼女の遺骨が納められていると云われる。
この仏塔は八角形の基壇の上に、五層の四角錐の塔が載っている。高さは21mで基底は約15m強である。各層には各面毎に3箇所の仏龕を穿ち、合計60体の仏像が安置された。この仏塔はスワンチャンコート(Suwan chang kot)と呼ばれ、創建当時は金色で覆われていたとのことであるが、長年の風雨により漆喰も剥落し、煉瓦が剥きだしになっている。また、塔の頂上には『クー』と呼ばれる飾りがあったとのことだが、今は失われてしまっている。

礼拝堂の脇に建つ八角形の小仏塔をラッタナー・チェディーと呼ぶ。直径4.4m、高さ11.5mで八角形各面の龕には、仏立像が安置されている。ハリプンチャイ国王、パヤー・サンパシットが12世紀に建立したものと伝えられている。

このチェディーは日本で云えば国宝。保存処理がなされているとは思うが、どうであろうか?

<了>

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿