久しぶりに、最近見たオークション出品の東南アジア古陶磁について記事にする。相も変わらずコピーのオンパレードであるが、これはと思う2点である。
先ずは、ミャンマーの褐釉牛頭人身戦士像塼である。背面の写真が掲載されていないのでコピーか本歌か、もう一つ判断できないが、本歌のように見えなくもないが、どうであろうか。最低落札価格が6万円台であったので、手をだすにはやや抵抗がある品物だ。背面の写真も掲載しいものだものだ。本歌であれば13世紀ころの塼と思われる。
2点目はサンカンペーン陶磁・褐釉印花双魚盤である。ありふれているが本歌で、この手は大量に焼成されたようである。近年数多く出品されているので、2万円以下が妥当か。
それにしても、コピーのオンパレードである。<写し>とでも記載されていれば良いが、14世紀とか15世紀とか記されている。悪く云えばサギそのもだが、押しつけでも何でもないので、結局落札者が泣き寝入りするしかない。くれぐれも慎重に。
<了>
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