飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

宵待草のやるせなさ#10・・・日曜美術館「独逸、夢のかなたへ~知られざる竹久夢二~」

2007-03-13 | 美術&工芸とその周辺
ここのところ竹久夢二について少しばかり追っかけています。以前サルバドール・ダリについてそうしたように、テレビで夢二について取り上げた番組を録画していないかを調べてみました。ありました。NHK教育の「日曜美術館」。司会は石澤典夫アナウンサー、そしてモデルのはな、ゲストは三輪明宏です。

録画した日付を記録していなかったのでいつごろの放送なのか不明ですが、数年前であることは間違いありません。まだ三輪さんは、あのド派手な金色の髪ではなかったので。

この番組を観ていると三輪さんはかなり竹久夢二を評価しているのがわかります。番組は夢二の作品自体を見つめているので、彼について語られがちな女性遍歴は一切話題に上がりません。三輪さんはその夢二について、生活空間の中の何にでも美を見出した人、生活全般を彩った人であると指摘します。そして夢二式美人についても、一般的に女性像のあやうさがピックアップされがちであるが、よく見ると描かれた女性の手足は大きく、それは庶民の手足、労働する者の手足であると三輪さんは細部を見逃しません。それは一見、華麗な美の世界の住人であるかのような三輪さんの根底に実は流れている「ヨイトマケの歌」の精神にに通底するものなのではないでしょうか。

また、夢二の絵を観て今なお我々が惹かれてしまうのは、たとえば「ピカチュウ」を見てカワイイと思うのと同じ共通言語で描かれているからだと分析します(わかったようなわからないような指摘なのですが)

最晩年の夢二があこがれの西洋に渡った時、滞在したドイツではヒトラーが登場し、帰国しても日本でも軍部が台頭し統制が厳しくなってきた時代へと突入していました。そして夢二は病床に臥し死の旅路へと至るのです。ファンとしてはもっともっと夢二に活躍をして欲しかったが、ある意味いいタイミングで亡くなったとも
三輪さんは述べました。なるほど、軍国主義となれば夢二のような絵は軟弱なものとして弾圧・抑圧を受け自由に描くことができなかったかも知れません。夢二の残された膨大な作品を見ると描き続けることが夢二の天命であったはずです。それが叶わぬと想像したら・・・そこに三輪さんの愛情ある視点を感じとったのでした。


~番組での三輪明宏の語録~
“ロマンチシズムやリリシズム、これは空気や水と同じように人間に一番必要なものなんですね。ごはんと同じくらいに。それを全部現代は断ち切りましたでしょ。ですから皆まがまがしい気持ちになっておかしくなったんですね、人間が。もう一度夢二が唱えていたリリシズムやロマンチシズム、それを取り戻せば自身も落ち着ついてくると思うんですね。”

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