飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

偏在する乱歩・O→鳥羽みなとまち文学館・岩田準一と乱歩・夢二館②

2006-11-01 | 江戸川乱歩

引き続き三重県・鳥羽市にある「鳥羽みなとまち文学館・岩田準一と乱歩・夢二館」です。このスペースは、1・岩田準一の生家を使った氏を中心とする展示の部分、2.「乱歩館」となっているまさに江戸川乱歩に関する展示スペース、3.乱歩の土蔵を再現したような「幻影城」の3つの展示コーナーに分かれています。「乱歩館」に入ります。



まず目に付くのは、乱歩夫妻の再現人形。



そして、乱歩が愛用していたメガネなどが展示。乱歩の肖像写真で見るものと同じ形だぁなんて思う。先の名張市図書館の乱歩コーナーと同じく、やはりその人物の愛用品が並んでいるとリアルで身近に感じます。



横には有名な?乱歩が自身をスクラップした「貼雑年譜」が展示されています。



その向かい側には岩田準一が乱歩の小説に書いた挿絵原画が何点か展示されている。乱歩的世界の雰囲気を捕まえた秀逸した絵である。しかし、館の入り口辺りに岩田氏の絵が展示されていましたがそれは竹久夢二風(師事していたようです)、乱歩為の挿絵はそれとは全く違うタッチで同じ作家とは思えないとの印象。



奥にはミニシアター(といっても数人が座れる程度)があり、乱歩が鳥羽時代に撮影した海女の貴重な映像を流しています。数分の短い映像ですが、その最後には海の映像と共に海女の顔がカットバックで挿入される部分があります。それを観ていたボクの後ろに座っていたおばさんが、サブリミナル映像だと話しているのが聞こえ、変な意味で関心してしまいました。



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