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【tv】ぶらぶら美術博物館「松方コレクション展」

2019-07-31 01:08:33 | tv

【tv】ぶらぶら美術博物館「松方コレクション展」

 

 

開催中の美術展や博物展を紹介する番組。今回は国立西洋美術館で開催中の「松方コレクション展」を取り上げていた。これは近々見に行く予定なので、メモ取りながら鑑賞。備忘メモとして残しておく😌


【プロローグ】


内閣総理大臣を2回務めた松方正義(Wikipedia)の三男で、川崎造船所(現川崎重工業)社長の松方幸次郎(Wikipedia)が、ヨーロッパで収集した美術品のコレクション。1910年から1920年までに1万点以上の美術品を集めたと言われているのだそう。その行方は大きく4つに分けられるのだそう。

 

①日本(1000点) ⇨ 国内外に散逸

②パリで保管(400点) ⇨ フランス政府が返還拒否(20点)、国立西洋美術館に収蔵(375点)

③ロンドンで保管(900点) ⇨ 1939年の火災で焼失

④後ほど!

 

で、この②の375点が国立西洋美術館の始まり。これは、フランス政府が日本に返還する条件として、作品をきちんと展示保管できる美術館を造ることが条件だったため。この際、フランス政府から設計を指名されたのがル・コルビュジエ(Wikipedia)だったのだそう。なるほどそういういきさつでル・コルビュジエが関わることになったのね😲


クロード・モネ「睡蓮」

 

今回の目玉はモネの「睡蓮」2点。最初の展示は常設展でもおなじみの「睡蓮」で、2016年にルーブル美術館で発見されたもう1枚の「睡蓮」は最終展示となっているのだそう。松方幸次郎はモネの自宅兼アトリエのあるジヴェルニーで直接購入した。自宅に保管している作品というのはモネの気に入っている作品で、本来は手放さないもの。全部で15点ほど直接購入したのだそう。この時期、モネはオランジュリー美術館に展示されている「睡蓮」の連作に取り掛かっている時期で、2016年に発見された「睡蓮」は、これらの作品と高さが一致している。

 

フランク・ブラングィン「松方幸次郎の肖像」

 

フランク・ブラングィンは日本ではまりなじみがないけれど、当時は人気画家だったのだそう。夏目漱石(Wikipedia)の「それから」(Wikipedia)にも登場するらしい😲 1916年に外交官の兄松方正作を通じて知り合ったそうで、ブラングィンが元船乗りであったこともあり意気投合。美術品購入のアドバイザーになったのだそう。騙されたりしなかったのか?との問いには、その辺りのことは警戒していたらしく、生きている画家から直接買えば本物が買えるとこだわっていたらしい。

 

松方は何故美術品の収集を始めたのか? 日本の西洋画を学ぶ学生たちに見せたいという思いがあったのだそう。

 

フランク・ブラングィン「共楽美術館構想俯瞰図、東京」


松方は東京に美術館を建てる構想を持っており、ブラングィンにそのイメージ図を描かせた。それが「共楽美術館構想俯瞰図、東京」 これ素敵✨ 中庭があって回廊になってて、これは実現したら素敵な美術館になったのにな😣 この構想がとん挫してしまったのは、1923年に関東大震災(Wikipedia)があり、その後金融大恐慌(Wikipedia)が起きた。これにより、川崎造船と兄の十五銀行が破綻してしまったため。絵も手放したりしたそうなので、美術館どころではないね😅

 

【第1章:ロンドン 1916-18】

 

当時、ロンドンの美術館では絵を1枚ずつ飾るのではなく、上下左右に並べて展示してあったのだそう。今回はその展示方法を再現している。

 

ダンテ・ガブリエル・ロセッティ「愛の杯」

 

ダンテ・ガブリエル・ロセッティ(Wikipedia)を特別好きだったわけではないようだけれど、西洋美術を語る上でラファエル前派(Wikipedia)は外せないと考えたのではないかとのこと。

 

 レオン・オーギュスタン・レルミット「牧草を刈る人々」


レオン・オーギュスタン・レルミット(Wikipedia)は印象派(Wikipedia)以後の画家だけれど、この作品はバルビゾン派(Wikipedia)タッチで描かれている。でも、バルビゾン派の暗さはなく、印象派の光が感じられるとのこと。バルビゾン派は農作業などを描いた作品が多く、その題材ゆえか日本人に好まれているのだそう。今作は1900年のパリ万博(Wikipedia)に出展。どのタイミングでついたのか、持ち運びのため半分に折った跡があるのだそう😲 その辺りを含めて修復。今回、修復後初展示だそう。実は額にも入っていなかったので、額を新調し劣化加工を施したのだそう。その辺りも見どころなのねφ(・ェ・o)メモメモ


ジョヴァンニ・セガンティーニ「羊の毛刈り」


ジョヴァンニ・セガンティーニ(Wikipedia)はアルプスの画家と呼ばれているそうで、どんどん高地に行ってしまったのだそう。この作品を描いたころはまだ高い所に行っていないらしい😅 バルビゾン派っぽいタッチで描かれている。イタリアのミレーとも呼ばれていたそう。今作はブラングィンの推薦で購入したとのこと。


【第4章:ベネディットとロダン】


アメリ・ボーリー゠ソーレル「レオンス・ベネディットの肖像」


アメリ・ボーリー゠ソーレルという画家よりも、ここでの話題はレオンス・ベネディット。この方、松方と出会った頃はリュクサンブール美術館の館長で、前年に亡くなったばかりのロダン美術館の準備をしていたのだそう。国の助成金がなく困っているところに松方現る! ということで、松方は1902年に「地獄門」のブロンズを発注。オーギュスト・ロダン(Wikipedia)が亡くなっているのに誰に発注したの? ロダン工房みたいなものがあったのかな?🤔


オーギュスト・ロダン「地獄の門」のマケット


マケットって何だ?🤔 これ右下に銘文が彫ってあって、松方幸次郎の名前が入っているのだそう。松方は50点以上の作品を発注したのだそう。


ベネディットはパリでのアドバイザーになったらしく、彼を通じてロダン美術館がコレクションの保管場所になった。のだけど! この400点が数奇な運命をたどることになったのだそう😣

 

【第章:パリ 1921-22】

 

どうやら松方幸次郎はスパイ活動も行っていたようで、ナチス・ドイツ(Wikipedia)が造ったUボート(Wikipedia)の設計図を入手する任務をおびていたらしい。松方が選ばれた理由は①一般人であること、②船の知識があること、③ヨーロッパを熟知していること。成功したのか? 入手成功したとの新聞記事があるので、成功したと思われる。このことから考えると、パリの画廊を空にしたと言われる潤沢な資金は、海軍から得ていたのではないか?とのことだった。

 

ピエール=オーギュスト・ルノワール「帽子の女」

 

ピエール=オーギュスト・ルノワール(Wikipedia)の作品が何かしら紹介されていいたらしいのだけど、ルノワールとしかメモ取れていない😣 展覧会の公式サイトによると「帽子の女」の展示場所は違うようなので、おそらく違う作品だと思うのだけど、この作品好きだから載せておく😌

 

ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ「貧しき漁師」

 

ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ(Wikipedia)はパンテオンの壁画を担当するなど、当時名声を得ていた画家。今作はわりとシンプルな構成で描かれており、マットな質感をあえて出すことで宗教画のような印象になっているとのこと。

 

ジャン=フランソワ・ミレー「春(ダフニスとクロエ」

 

ジャン=フランソワ・ミレー(Wikipedia)が描いたのは、エーゲ海の島で育った山羊飼いと羊飼いのダフニスとクロエが、海賊など困難を乗り越えて恋を実らせる話。バレエ演目にもなっているそうだけれど知らなかった😅 さらに、三島由紀夫(Wikipedia)の「潮騒」(Wikipedia)もこの物語から題材を得ているのだそう。

 

エミール=オーギュスト・カロリュス=デュラン「母と子」

 

エミール=オーギュスト・カロリュス=デュランとやたらと長い名前のこの方、全く知らなかったの💦 これは何故か額と並んで展示さて手織り、出演者の興味を誘った様子。これはオリジナルの額に入らなくなってしまったため、このような展示になっているとのこと。たしか一回り小さくなってしまい入らなくなったという説明だったと思うけれど、何故そうなったのかは覚えていない😣

 

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ「アルルの寝室」

 

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(Wikipedia)の作品もコレクションしてたんだね😲 しかしこれ、フランス政府が返還拒否した20枚のうちの一つ。現在はオルセー美術館所蔵ということになっている。ゴッホはこの寝室を3枚描いており、他2枚はアメリカのシカゴ美術館とオランダのゴッホ美術館にあるのだそう。今作は3枚目で病院内で自作をコピーとして描かれたもの。枕が2つ並んでいるのはゴーギャンを待っていたから?とか、ゴーギャンを待って新婚の妻のようになっちゃっていたなどと出演者たちが盛り上がっていた🤣


ポール・ゴーギャン「扇のある静物」

 

ポール・ゴーギャン(Wikipedia)のこの作品もフランス政府が返還拒否した作品だったと思う。右上のものは何かという質問に、自作の焼き物ではないかとのことだった。タヒチを描いたいわゆるゴーギャンの作品はあまり好きではないのだけど、これはちょっと好きだな。

 

【第6章:ハンセン・コレクションの獲得】

 

松方は、コペンハーゲンの実業家ウィルヘルム・ハンセンから34点の絵画を購入したのだそう。この章ではその作品を紹介している。

 

エドガー・ドガ「マネとマネ夫人」

 

エドガー・ドガ(Wikipedia)とエドゥアール・マネ(Wikipedia)は、どちらもブルジョア出身ということで仲が良かったのだそう。どうやらマネはドガの描いた夫人の顔が気に入らなかったようで、右端を切ってしまったのだそう。マネは夫人をとても愛していたからなのか、妻に関することにはとても変な行動をとったのだそう。実は妻はマネの父親が連れて来たピアノ教師で、この父親との間に子供を産んでいるらしい。あら複雑😅 なので、普段は紳士的なのに妻が絡むとトンチンカンな行動をとってしまうのだとか。この作品ではポーズを取らせない自然な姿を描いており、とてもドガらしい作品とのことだった。マネって小太りな人だったんだね😅

 

【第8章:第二次世界大戦と松方コレクション】

 

第二次世界大戦(Wikipedia)中も作品はパリのロダン美術館礼拝堂に保管されていた。日本政府が贅沢品に100%の関税をかけ、さらに輸送費もかかるため日本に輸送できずにいた。元海軍の技師であった日置釭三郎が作品の管理を担い、アボンダンの民家へ疎開させた。フランスの持ち物であるとするよりも、三国同盟があったので日本の持ち物だと言った方が守れたかもしれないと山田五郎氏が言っていたけど、これは日置が日本の物だと言わなかったということ? 言ったということ? ちょっとよくわからなかった🤔 アドルフ・ヒトラー(Wikipedia)は印象派(Wikipedia)が嫌いだったけれど、ヨーゼフ・ゲッベルス(Wikipedia)とヘルマン・ゲーリング(Wikipedia)は印象派が好きだった。日置は背に活に困窮して餓死寸前になってしまう。松方から許可を得て作品を売却した。

 

エドゥアール・マネ「嵐の海」

 

矢作氏がマネとしては売ってしまっていい作品だと言っていて笑った🤣 たしかにマネっぽくない作品だけど、実はマネはよく海を描いていたのだそう。

 

画商のアンドレ・シェーラーが絵の疎開も助けたとメモが残っているけど、これは何故ここでそういう話になったのかな? 多分、話がずっと続いている中でマネの作品が紹介された形だったのだと思う。さらに興味深い事件について山田五郎氏が紹介していた。

 

ナチスはユダヤ人らから絵画を押収していたけれど、ゲッベルスやゲーリングはその中の作品を自分で持っていたらしい。画商グルリットの息子が2013年にスイスで絵画を売り大金を手にし、脱税で調査を受ける。この際、1000点を超える絵画を所有していることが判明したそうで、これをグルリット事件と呼ぶのだそう。この辺りのことを描いたのが映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』(公式サイト)なのかな? 第二次世界大戦と絵画というのはここ10年関心が高まっているそうで、『黄金のアデーレ 名画の帰還』(感想はコチラ)以降増えている。西洋美術界では戦争はまだ終わっていない。なるほど、そういう経緯があるのね。感慨深いものがあるね。

 

アンリ・マティス「長椅子に座る女」

 

アンリ・マティス(Wikipedia)のこの作品も売却されてしまったらしい。矢作はこれも売っていいと言って高橋マリコから反対されていた😅 マチスの作品はあまり好きではないけど、自分もこれは好きかな。

 

ピーエル=オーギュスト・ルノワール「アルジェリア風のパリの女」

 

この作品もフランス政府から返還拒否されたけれど、頑張って返してもらったのだとか。GJ これは返してもらわないとね! とっても素敵だもの。元ネタはウジェーヌ・ドラクロワ(Wikipedia)の「アルジェの女」だと思われるけれど、ドラクロワが実際にアルジェリアに行ったのに反して、ルノワールはパリの室内で恋人をモデルに描いたのだとか。大事な作品とメモ取ってるけど、ルノワールにとってなのか、松方コレクションにとってなのか、美術界にとってなのか? 忘れてしまった😅

 

ウジェーヌ・ドラクロワ「アルジェの女」

 

【エピローグ】

 

クロード・モネ「睡蓮、柳の反映」

 

クロード・モネ(Wikipedia)から直接購入。日置と共に疎開するも保管状況をしくじってしまう。おそらく上下を逆に置いて保管し、水浸しになったのではないか。なので上半分が破損している。2016年ルーブル美術館で発見されるも、汚れており木枠もなく何だか分からないかったのだそう。サインがあったことと、松方コレクションであることが確認され日本に連絡があったという経緯。

 

現在の修復はないものは足さないという方針。なので上部には何もない状態で、埃やカビを除去するのみ。オランジュリー美術館の「木々の反映」と同じモチーフであり、200×125というサイズからも、ここに収められた作品に加える構想だったのかも? 建築文化財メデァティークでガラスの乾板が見つかり、失われた部分に描かれていたモチーフは分かったけれど、色が分からない。これをAIを使ってデジタル復元した。この辺りのことは以前NHKスペシャルで放送され記事にしておいたのでリンク(コチラ)を貼っておく。美術館としては現在のこの復元を出発点として、今後も展開していく考えとのこと。それは楽しみ!

 

さて、最初に書いた4つのルート。その4つ目というのは日本に輸送した8000点の浮世絵。これは帝室博物館(現 国立東京博物館)に収められたそうで、東京国立博物館では6月4日から9月23日まで4期に分けて、選りすぐりの作品を展示しているとのこと。詳しくは国立西洋美術館・東京国立博物館 連携企画 松方コレクションの浮世絵版画 -松方コレクション を参照。9月14日に仏像大使ことみうらじゅん氏といとうせいこう氏のトークショーに行く予定なので、この時見てこよう😌

 

ということで、これらを参考に近々見に行ってくる! 楽しみ😍

 

ぶらぶら美術博物館:毎週火曜日 21:00~22:00 @BS日テレ

BS日テレ - 「ぶらぶら美術・博物館」番組サイト

 

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【art】「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」鑑賞@国立新美術館

2019-07-30 01:08:38 | art

【art】「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」鑑賞@国立新美術館

 

 

今年はクリムト作品が見られる企画展が多く、特に大きなのが先日行った「クリムト展 ウィーンと日本1900」(感想はコチラ)とこの「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」 ぶらぶら美術博物館を見て(記事はコチラ)予習もバッチリしてたので、張り切って見に行ってきた!

 

 

 

 

定時上がりして美術館に到着したのが17:30頃。荷物預けたりして見始めたのは19:40頃かな? この日は21時まで開館しているということだったけど、入場待ち時間もなかったので19:30頃には見終わるかなと思っていた。ところが作品リストを見てビックリ😲 ものすごい展示数! 会場内は思っていたより混んでいたけど、それでも作品前に渋滞が出来るほどではなかったし、そんなに1つ1つ立ち止まって見たという感じでもなかったのに、見終わったら20:30過ぎてた💦 いや、ホントに見応えありすぎ!

 

4つの大きな章と、さらに細かくカテゴライズして展示されているけれど、とにかく点数が多いのでそれぞれのカテゴリーから選出すると大変な量になってしまうし、主催者側の想定した見どころはぶらぶら美術博物館の記事で紹介済みだと思う。なので、とりあえず直感的に印象に残った作品をTweetしておいたので、それに補足する形で感想記事とする😌

 


フランツ・ヴュルト「ティーポット」

 

ビーダーマイアー(Wikipedia)というのは小説の主人公ゴットハープ・ビーダーマイアーが由来で、小市民という意味があるのだそう。1814年のウィーン会議(Wikipedia)から1848年の革命(Wikipedia)までを言う。このウィーン会議は"会議は踊る、されど進まず"で有名で、なんと合意まで9ヶ月もかかったのだそう。9ヶ月ってもう会議じゃないじゃん😅 

 

で、この時代には家はくつろぎの空間という考え方が広まり、テーブルを囲む家具が数多くデザインされた。多機能性がありモダンなデザインが多く生まれたのだそう。自分が気に入ったのはシンプルだけど斬新なデザインのポット。この持ち手がかわいい。ヨーゼフ・ケルンの「スタンド式湯沸かし器」はデザインも素敵だったし、持ち運べる湯沸かし器というのも画期的で好きだった。画像が見つけられず残念😢

 

 

ビーダーマイアー時代の家具

 

家具類もとても素敵で、特に画像の黄色い座面の椅子と、右端の椅子が素敵✨ 背もたれのデザインもいいし、座面の色が斬新。特に黄色のがお気に入り。そして中央のタンハウザー家具工房「机」の脚! 脚の形も素敵だけど、その下の部分が円をつなげたようになっていて、とってもいい! 

 


今回のメインはやはりクリムトということになるのでしょうけれど、クリムトを中心としてマリア・テレジア(Wikipedia)の時代から20世紀初頭までの作品を時代に沿って展示してある。なので、クリムトの時代にウィーン美術界が花開くまでの過程がとっても良く分かる。いきなり天才クリムトが出現したわけではないということ。


オットー・ヴァーグナー「美術アカデミー記念ホール模型」


オットー・ヴァーグナー(Wikipedia)は1890年に都市計画顧問に就任。ウィーン市内に数多くの建築物を残した。代表的なのはマジョリカハウスなど。どうやら現在のウィーン美術アカデミー(Wikipedia)の建物とは違うので、この設計は実現しなかったということなのかな? これ実現してたらすごかったに😣 この屋根の上の輪になった装飾が素敵すぎる✨ 

 


グスタフ・クリムト「パラス・アテナ」

 

これTweetでわざわざハッシュタグにしたのにハラスアネナってしちゃってる😣💦  1898年11月ヨーゼフ・マリア・オルブリッヒ(Wikipedia)による分離派会館(Wikipedia)が第2回分離派展により開館。グスタフ・クリムト(Wikipedia)はこれを記念して今作を描いたのだそう。パラス・アテナは芸術と学術の庇護者。「クリムト展 ウィーンと日本1900」で見たヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)を右手に持っている。これはもしかしたら以前見たことがあったかもしれない。でもやっぱりいい。思ったより小さめな印象。胸の顔はゴルゴンだそうだけれど、これは舌を出してるの? このマグニートー的な被り物もいいね✨

 

これね👷

 

グスタフ・クリムト「エミーリエ・フレーゲの肖像」


今回のお目当て。エミーリエ・フレーゲはクリムトの生涯のパートナーだったと言われている女性。クリムトの弟エルンストとエミーリエの姉ヘレーネが結婚したため親戚となり、親族が集まるアッター湖畔で一緒に過ごしていたのだそう。エミーリエはとても自立した女性で、姉と2人で婦人服の店を開店。コルセットで締め付けられた女性を解放する服を販売したのだそう。クリムトもエミーリエのために改良服のデザインをしたらしい。エミーリエの服を再現した展示もあったし、今回のために文化服装学院が復元したドレスも休憩室に展示されている。

 

自然主義から装飾的、抽象的な表現への過渡期の作品ということで、たしかにこの前に展示されていた初期の作品から、「接吻」などの過渡期という気はする。このエミーリエの髪型もいいし、キリリと意志の強い表情もいい。胸元の辺りは日本の着物の柄っぽいし、ドレス時代はイスラム的な感じがしなくもない。このポーズもドレスもとってもいいけど、エミーリエは気に入らなかったのだとか😢

 

上の方にチラリと書いたけれど、クリムトとエミーリエについては、以前テレビで取り上げられていて(記事はコチラ)興味深く見た。その他詳しくはぶらぶら美術博物館を見た時の記事(コチラ)にも書いている。どうやらエミーリエはクリムトの死後、関連資料を破棄してしまったそう。それだけクリムトとの関係が深かったとも言えるけれど、後世に伝える資料としてはちょっと残念だったかも😢 


グスタフ・クリムト「6月(ユノ)」


今回、とっても気に入ったのがこの「6月(ユノ)」 これは初期の作品で、寓話集などの図案を描いていてたらしい。この作品にも(『アレゴリー:新連作』のための原画No.53)と括弧書きがされている。これ、中央に描かれた女性の横顔がまず美しい。少し憂いを帯びているようにも見えるし、少しすましているようにも見える。そして両脇に描かれた女性たちが、どことなくアルフォンス・ミュシャ(Wikipedia)の影響を受けているようにも感じられる。これはとっても気に入ってポストカード買ってきた😀

 


エゴン・シーレ(Wikipedia)はクリムトより30歳年下。未成年誘拐罪や性描写への批判などがあったけれど、ウィーン工房(Wikipedia)とクリムトが推薦したのだそう。推薦したって何に推薦したのだろ? 自分で書いたメモが不十分で字も汚くて読めない💦


エゴン・シーレ「ひまわり」


今作は以前見たことがある。かなり縦長な作品だけど、この作品を表現するにはこの形なんだろうなと思う。ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(Wikipedia)の影響を感じる作品もあったので、今作もおそらく題材選びからゴッホを意識していたりするのかなと勝手に思ったりもする。これはとても好き。


エゴン・シーレ「美術評論家アルトゥール・レスラーの肖像」


アルトゥール・レスラーはシーレのパトロンだったそうで、シーレは妻のイーダ・レスラーも描いている。この作品も以前見た記憶がある。なんだかとってもジャズ的なものを感じてとても好きなのだけど、肩の感じもおかしいし膝もゴツゴツしちゃってかなりデフォルメされている。これがシーレのタッチなのだろうけれど、この後素描作品を見て驚くことに。


エゴン・シーレ「マリア・シュタイナーの肖像」


マリア・シュタイナーというのは実業家フーゴ・シュタイナーの娘だそう。上の方にチラリと書いたけど、未成年誘拐罪というのは、シーレは幼児性愛者だったそうで、実は妹のゲルティとも近親相姦の間柄だったのではないかと言われているのだそう。彼女をモデルに絵を描いていたけれど、成長したゲルティに拒否されると、少女に声をかけアトリエで卑猥なポーズを取らせて絵を描いていたらしい😱 このことが問題となり誘拐罪で逮捕されたのだそう😲 いろいろ問題行動の多い人だったことは漠然と知っていたけど、まさかそんなこととは😲 


前置きが長くなってしまったけれど、そういう性癖がある人物に自分の娘を描かせるってちょっと危険じゃないかしら? でも、とってもかわいく描いている。そしてちゃんとデッサンができているからこそデフォルメでできるんだなと思った。


エゴン・シーレ「自画像」

 

感想Tweetには登場しないのだけど、残しておきたいメモがあったので紹介しておく。この作品で描かれている額の皺、彫の深い目、そして長い指はシーレの特徴なのだそう。他の画家が描いたシーレの肖像画があったけれど、指が長く描かれていたので、やっぱりそういう人だったのでしょう。どことなく神経質そうなイメージと合っている気がする。

 



 

 

 

 

「エミーリエ・フレーゲの肖像」のドレスを文化服装学院が再現。これは休憩室に展示されている。展示スペースには特に注意書きなどはなかったように思うけれど、公式サイトで調べたところ撮影OKだった。このドレスは素敵✨ 後ろは描かれていないわけだから、想像で作ったということなのかな? それともドレスの資料が残っているのかしら? そもそも実在のドレスなのかな🤔

 





もう1着のドレスはかなり斬新なデザインだけど、これも好き。このモジャモジャ頭みたいのはヅラ的なものなのかしら? これはどの作品に登場するんだろう?







「エミーリエ・フレーゲの肖像」は撮影OK。最近は作品を撮影できる展覧会が増えてきてうれしい。とはいえ、撮ることに夢中になって鑑賞がおろそかになったり、撮影している人に遠慮して近づいて鑑賞できないという弊害もあったりするのだけど😅 でも、拡大して撮影すると細かい部分まで確認できるからやっぱりウレシイ。 

 

 

 

 

 

上2枚は乃木坂駅に貼られていたポスター2種類。誰もいなかったので撮影してみた😌

 

 

グッズは種類が豊富だったけれど、買おうと心に決めていたエミーリエマイメロがまさかの欠品中😭 しかたがないのでポストカードでガマン。


とにかく見応えあり過ぎの展覧会。オススメなのはやっぱり夜間かな。17:40頃に入ったけれど、待ち時間なく入れたし、会場内もそこまえ混雑してなかった。とはいえ、やっぱり後からどんどん混んでくる感じではあったし、点数が本当に多いので2時間ではちょっと足りないと思う。やはり余裕をもって2時間半から3時間はみておいた方がいいかも。

 

あと作品保護のため会場内はとっても寒い! 肩掛けを貸し出ししているけれど、この時期薄着になっているので、特に女性の方は上着など持って行った方がいいかも? 生足サンダルだったりすると冷えると思います!

 

クリムト目当てで行ったけれど、その他の作品もとっても良くて、本当に楽しい展覧会だった! 残り日数が少なくなってきたこともあり、結構混雑しているようだけれど、迷っている人は是非見に行って欲しい。この点数の作品が来ることはめったにないんじゃないかな🤔 美術展の記事には毎回書いてるけど、見れる機会があるなら本物を見るべき! 本物は絶対にオーラが違うから! パワーをもらえるよ😉

 

 

🎨ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道:2019年4月24日~8月5日 @国立新美術館

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 -美術展ナビ-

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【Googleのロゴ】杉原千畝を称えて

2019-07-29 00:45:40 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



杉原千畝を称えて


もちろん存じ上げているけれど、毎度のWikipediaから引用!


杉原 千畝(すぎはら ちうね、1900年明治33年〉1月1日 - 1986年昭和61年〉7月31日)は、

日本の元国家公務員外交官)。

早稲田大学高等師範部英語(教育学部英語英文学科)科本科中退。


第二次世界大戦中、リトアニアカウナス領事館に赴任していた杉原は、

ナチス・ドイツの迫害によりポーランドなど欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情。

1940年7月から8月にかけて、

外務省からの訓令に反して大量のビザ(通過査証)を発給し、

避難民を救ったことで知られる。

その避難民の多くがユダヤ人系であった。

「東洋のシンドラー」などとも呼ばれる。

 カウナス領事館閉鎖後も順調に昇進し、1944年日本政府から勲章を授与される。

 

うーん💦 さすがにものすごい情報量で、正直抜粋するために読む時間が😅

ということで、後はWikipediaをご参照ください🙇

 

ところで、どうして今日ロゴになっただろ?🤔

どうやら1940年7月29日からビザを発行し始めたかららしい?

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

 

命のビザをありがとうございました🙏

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【動画】浅田真央 「愛は翼に乗って」デニス・テン ショー2019

2019-07-22 23:56:46 | 【動画】MaoAsada

【動画】浅田真央 「愛は翼に乗って」デニス・テン ショー2019

 

 

 

2019年7月20日、カザフスタンの首都アルマトイで開催された、デニス・テン選手の一周忌アイスショー。開催に際して真っ先にアナウンスされたのが浅田真央ちゃん。デニス・テン選手とは振付師ローリー・ニコルのもとで一緒に過ごすことが多かったようで、姉弟のように仲が良かったらしい。

 

真央ちゃんはデニス・テン選手のプログラムを再現した「雨に唄えば」(記事はコチラ)と、この「愛は翼に乗って」の2曲を披露。この「愛は翼に乗って」は引退後初のアイスショーTHE ICEで披露。ファンも含め今まで支えてくれた人たちへの感謝を表したプログラム。今回は一部を変更して世界中を感動させたソチFSの「ピアノ協奏曲第2番」のステップが入っている。おそらく、ソチの時にメッセージを寄せてくれたテンくんへの感謝の思いからだと思われる。

 

これは本当に素晴らしい滑り。真央ちゃんのテンくんへの思いが痛いほど伝わって来る。本当に素晴らしいので見て欲しい!

 

Mao Asada, Denis Ten Show 2019

 

真央ちゃんが今回のショーの写真をテンくんへの思いを添えてインスタにアップしてくれているので、2枚ほどご紹介。真央ちゃんのインスタも貼っておく。上手く埋め込めるかな?

 

(浅田真央インスタグラムより)

 

(浅田真央インスタグラムより)

 

 
 
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デニスを想い、、、 デニスと共に滑りました。 デニスは世界中の人の心の中で生き続けています。 デニスずっと忘れない。

浅田真央 Mao Asadaさん(@maoasada2509)がシェアした投稿 - <time style="font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2019-07-22T05:16:14+00:00">2019年 7月月21日午後10時16分PDT</time>

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【動画】浅田真央 「雨に唄えば」デニス・テン ショー2019

2019-07-22 23:50:29 | 【動画】MaoAsada

【動画】浅田真央 「雨に唄えば」デニス・テン ショー2019

 


 

2019年7月20日にカザフスタンの首都アルマトイで開催されたデニス・テン選手の一周忌アイスショー。デニス・テン選手と親交のあったスケーターたちが出演。真っ先にアナウンスされたのが浅田真央ちゃん。日本からは無良崇人さんも出演。また、アイスショーへの出演はなかったけれど、セレモニーには高橋大輔選手も出席した。

 

デニス・テン選手(追悼記事はコチラ)はソチ・オリンピック銅メダリストと、優れた選手だっただけでなく、優しくて誠実で人懐っこい性格で多くのスケーターやファンから愛された。ソチSPでジャンプミスが続き16位となってしまった浅田真央ちゃんに寄り添うツイートをしてくれたことは、心痛めていたファンにとってもとてもありがたかった。

 

どうやら真央ちゃんは「愛は翼に乗って」と「雨に唄えば」の2曲を滑ったようで、この「雨に唄えば」はデニス・テン選手のプログラムを再現したものらしい。テンくんの動画を見れていないので、どのくらい再現しているのか分からないのだけど、サンクスツアーで全国をまわっている中、いつ練習したのだろうという素晴らしい滑りを披露している。

 

客席からと思われる動画が見つかったので貼っておく😌

 

Mao Asada, Denis Ten Show 2019

 

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【Googleのロゴ】2019年参議院議員通常選挙

2019-07-21 00:24:47 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



2019年参議院議員通常選挙


なんとWikipediaがあったので引用!


第25回参議院議員通常選挙(だい25かいさんぎいんぎいんつうじょうせんきょ)は、

2019年令和元年)7月28日の任期満了に伴い、

2019年7月4日に公示され7月21日に投開票の予定で実施される参議院議員通常選挙である。


とのことで、すごく目次が多くて心が折れかけた😣

意外に文字数は多くなかったけど、概要から抜粋するのみとする。


令和に改元して初めて行われる国政選挙となる。

第198回国会最終日の2019年(令和元年)6月26日に行われた臨時閣議

「7月4日公示・7月21日投開票」の日程で実施されることが正式決定した。

第196回国会最終盤の2018年(平成30年)7月18日公職選挙法改正案が成立したことから、

第23回参議院議員通常選挙定数の半分である改選数121に、

定数増加分3(埼玉県選挙区1・参議院比例区2)を加えた計124議席が争われる。


とのこと😌


自身は7月18日に期日前投票してきた。

自分の国のことだからね!


検索画面のロゴはこんな感じ


選挙に行きましょう!

 

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【tv】100分de名著 小松左京SP 「日本沈没」

2019-07-19 01:27:55 | tv

【tv】100分de名著 小松左京SP(第2回)

滅びとアイデンティティ

「日本沈没」

 

 

1回25分×4回で1つの作品を読み解く番組。7月は小松左京(Wikipedia)スペシャルということで、各回1冊ずつ取り上げる形。第2回は「日本沈没」(Wikipedia) 講師は評論家の宮崎哲弥氏。

 

実は今回スルーしようと思っていた。イヤ、この書き起こし記事ホントに時間がかかるので💦 録画して一時停止と再生を繰り返しながらメモ取って、それを記事にしてってなると25分の番組に4時間くらいかかっちゃう😣 2ヶ月続けて「平家物語」(第1回第2回第3回第4回)と「アルプスの少女ハイジ」(第1回第2回第3回第4回)を書いて疲れてしまって💦 そしてSFちょっと難しそうだったので。でも「日本沈没」は映画(1973年版)を見たこともあり興味があったので、この回のみ録画しておいた。おそらく、第1回から見ていくことで、小松左京の伝えたいことなどが読み解かれるのだと思うので、この回だけでは足りない部分があるかと思うけれど仕方ない。一応、言い訳です😌

 

高度成長期の日本に衝撃を与えた。日本を沈没させた男として話題に。「日本沈没」は上下巻で460万部のベストセラーとなった。

 

伊集院光氏:ドラマと旧映画版が好き。原作をきちんと読んでいないので楽しみ。


「日本沈没」は何故売れた?


1973年(昭和48年)がポイント。高度成長がずっと続いたが1973年に終焉。同時に急速な成長の中で古き良き日本が失われた。こう言うと、この時代にしか通用しないように聞こえるが、東日本大震災の後に非常に読まれている。大災害小説として読まれていおり、これからも読まれていくかもしれない。


【基本情報】

①1964年から9年かけて執筆された小松左京最大のヒット作

②SFのジャンルとしては、シミュレーションものディザスター(災害)小説でもある

③1973年の刊行と同時に映画化され年末に公開、翌年にはドラマも放送され社会現象を巻き起こした

④舞台設定は当時から見て近未来の日本(1980年頃)

 

そうか高度成長は1973年で終わったんだね😲 イヤ、今現在続いていないわけだからどこかで終わったのだとは思っていたけど、自然消滅的なことなのかと思っていた。明確な終わりがあるのね。前述したとおり1973年版映画は見たのだけど、ドラマ化されていたとは知らなかった。Wikipediaによると小松左京と東宝の間で「映画化した後TBSでドラマ化する」という契約になっていたらしい。田所博士はドラマ版も小林桂樹だけど、小野寺が藤岡弘⇨村野武則はまあいいとして、玲子がいしだあゆみ⇨由美かおるはずいぶん違うね😅

 

潜水艇操縦士小野寺俊夫は東京駅で壁の亀裂に目を奪われる。その頃、伊豆半島沖で小さな島が一夜で沈み、日本列島に深刻な異変が起きていることを直感した物理学者田所博士は海底調査に乗り出す。小野寺が操縦する海底調査艇は数千メートルの海の中へ真っ直ぐに落ちていく。

 

 朗読意訳:(今回の朗読は俳優の田中哲司氏と女優の中村優子さん セリフ部分も適当に略しております🙇)

水面7千メートルの暗黒の中で何かが起こりつつあるようだった。小野寺は人間の小ささを感じ体から冷気がこみ上げた。


8千メートルの深海まで潜ると3人は奇妙な亀裂を発見。さらに地すべりや乱泥流に遭遇。「世界最大の日本海溝の底では何かが起こりかけている」(『日本沈没(1973年)』のシーン 田所博士役小林桂樹のセリフ) 東京に戻った小野寺は上司から縁談をすすめられ、そのまま縁談相手玲子の別荘へと向かう。その直後に天城山が噴火し、さらに浅間山も三原山も相次いで噴火。日本列島は未曽有の大災害に見舞われる。政府の地震対策懇談会に呼ばれた田所博士は楽観的な学者や政治家に言い放つ。


 朗読意訳:「為政者としては、かなりな覚悟を決めておいていただいた方がいいかもしれん。とにかく、私個人の見解としては相当なことが起こりそうな予感がする。場合によっては日本がなくなってしまうことも」部屋の中に笑い声が聞こえた。


しかし同じ時期、列島の異常に気が付き始めている人物がいた。政界の黒幕渡老人(101歳)


この小説全体はタイトルで日本が沈没するんだなと分かっているが、どうやって日本を沈没させるかという仕組みとか、あるいは日本が沈没することがほぼ確実になった時に、官僚機構とか、国会とか、マスメディアがどういう風に対応していくかというところがおもしろい。


伊集院光氏:解説してもらうと目から鱗。タイトルに日本沈没と書いてあるわけだから、東京駅の亀裂に関してもこれは最終的にその話になるというゾクゾク感が読者にはある。


たしかに! 日本沈没と言っているから、読み手側には回避できる可能性があるかもという希望は残されているものの、沈没の危機になることは間違いないわけで、となると伊集院光氏のおっしゃるとおり、冒頭の東京駅の亀裂からここから始まるのか!とゾクゾクするかも!


【大ヒットの要因】1973年とは

①1950年代から続いた高度成長の最終年

②庶民の生活を揺るがしたオイルショックが起こり、田中角栄首相が「列島改造はスローダウン」を表明

③公害も大きな問題となっていた

④浅間山や海底火山などが相次いで噴火

⑤11月には「ノストラダムスの大予言」が発売 ⇨ 終末論が流行

日本全体が不安に包まれていた

 

見通しの立たない未来への漠とした不安があり、同時にかなり無理をして成長してきて、そのツケを支払わされるのではないかという反省がある。

 

伊集院光氏:とても興味深いのは最終的にベストセラーになった。超ベストセラーの超の部分には幸運はあると思うが、その手前にはこういう事になって行くという嗅覚というのか、徐々に世の中が不安になって行っているとか、こんな成長がずっと続くのかと思っているような時の段階で小松左京がその臭いを感じ取っていた気がする。

 

やはり前回も言ったように「戦後」に対する違和感があって、時代状況がガラリと変わるような仕組みを作ってみたら、ずっと歴史的に培われてきた日本社会というものの正体が明らかになるのではないかという思いがあったと思う。

 

伊集院光氏:それが出来上がる頃にみんなも不安になってきている。それが幸運。

 

なるほど! 1973年に明確に終わったと言い切れるのはオイルショックがあったからなのね! なるほどそれは終わりだわ😅 しかも火山も噴火しちゃってるし、追い打ちをかけるように「ノストラダムスの大予言」😅 前回を見ていないので小松左京が抱いた「戦後」への違和感というのは何なのだろう?🤔 

 

田所博士を中心に海底地震を調査する政府の極秘プロジェクトD計画が始まる。プロジェクトに参加する小野寺が京都で友人と再会していると、突然大文字焼の送り火を見ようと多くの人が集まっている中、京都大地震が起きる。一方、関西以外の人々は頻発する小さな揺れに慣れ変わらない日常を享受していた。九死に一生を得て東京に戻った小野寺はそんな巷の様子に・・・

 

 朗読意訳:東京の夜はあいかわらず光の洪水で、この東京が、日本列島が・・・ そんな事が信じられるだろうか! せめて今しっかり楽しんでくれ、みんな。明日はないかもしれない。

 

調査報告をもとに田所博士は自らの推論を語る。日本列島に向けて巨大なマントルが移動している。このままでは地球史上一度も怒らなかったことが起こる可能性がある。しかも2年以内に。

 

 朗読意訳:地震の大小に関わらず、最悪の場合、日本列島の大部分は海面下に沈む

 

そして第二次関東大震災が勃発。東京は壊滅状態に陥る。死者行方不明者250万人。


伊集院光氏:表現の中にも大文字焼の送り火みたいな日本を楽しむ庶民と、近づいてくる日本沈没みたいのと描写がやはり上手。

 

映画を見た時、このマントルの説明がとっても分かりやすかった覚えがあるけど、これって科学的?地学的?に合ってるのかな? 伊集院光氏がラジオで話していた『コア』みたいなビックリ科学考証ではないよねきっと😅 ところでD計画のDってなんだろう?🤔 

 

何故日本を沈めたのか?

 

"国を消すことで日本人とは何か、そもそも民族とは何か、国家とは何かということを考えることが出来る。そのためには日本列島そのものを沈めてみたらどうかー (「小松左京自伝 ー実存を求めて」より)

 

国破れて山河在りという漢詩の言葉があるが、山河がなくなってしまったら国はありうるのか?とひっくり返して問うてみるということが基本的にあるのかもしれない。前回でやった小松左京の戦争体験、一億玉砕とか本土決戦とかいうものに対する引っ掛かりがあったから、政府とか軍部とか国民も当時はみんな死んでいいと思っていた。

 

"政府も軍部も国民も、本当に日本国民がみんな死んでいいと思っていたのか。だったら一度やってみたらどうだ (「小松左京自伝」より)"

 

本当に死んでいいと思っていたのか、本当に日本という国がなくなってもいいと思っていたのか、それでも戦争を完遂するべきだと思っていたのか? だったら一度やってみよう。SFのイマジネーションを使えばそれが出来る。

 

伊集院光氏:前回、日本はこてんぱんまで行かないうちに降伏した。結果、何年かしたら日本的なものはどんどん失われて行くという話だった。そうすると、すごくここが腑に落ちる。逆に日本が自然災害でこてんぱんになってしまった時に、日本人は、日本人の心は残りますか?っていうことに響く。

 

その通り。帰る家が、住む家がなくなってしまった時に、家族は残るのかと同じで、日本人としてのアイデンティティというものを、例え世界中に・・・ 例えば国土の無い民というのは今でも多くいる。そういう状況に日本人を立たせてしまう。一種の思考実験だが、そういう状況に立たされた時に、民族性とか文化的アイデンティティというものが残るかという、一種の日本文明論、日本人論というのが「日本沈没」の背景にある。

 

戦前、戦中、戦後を体験した人はきっと、日本という国がその価値観をガラリと変えてしまう瞬間を見たということだよね。内的外的な要因で国は変わっていくものだと思うけれど、この時ほど転換したことはなかったかもしれない。そういう中で、きちんと状況を見て順応していく人もいれば、流されてしまう人もいただろうし、思考停止になった人もいるかもしれない。大多数の人が日々生きるのに精いっぱいで、それどころではなかったと思うけれど。もちろん変わることがダメなわけではないし、変わる前の日本や日本人が完璧だったわけではない。でも変わっていくことの中にある日本人のアイデンティティは何かってことを考えていたのかもしれない。あくまで個人的な感想だけど😌

 

日本列島が2年以内に沈没する可能性が高まると、政府は次なるD2計画を構想する。沈みゆく国から国民を海外に移住させるというもの。各国との移民交渉が極秘裏に進む。この交渉に協力した渡老人は3人の識者に日本の行く末を考えさせる。彼らの結論は①新しい国を作る ②外国に帰化する ③難民として分散する。さらに特殊な意見として「何もしない」という案を提示。この案に渡老人は・・・

 

 朗読意訳:やはりそういう考え方も出て来たか。生き延びたとしても子孫は苦労するだろう。日本人であり続けようとしても、日本人をやめようとしても、日本人から日本を無くしてただの人間にすることができたら問題は簡単だがそうはいかない。

 

日本沈没まであと10ヶ月と試算が出た頃、もはやD計画は国民の退避計画に移行しつつあり、小野寺はなすすべがなくなっていた。そんな時、玲子と再会する。

 

 朗読意訳:玲「あなたと初めて寝た時、海を見たような気がした」それから少女のような声で「結婚してくださる」と言った。小「愛しているのかどうか分からない。だけど君とは分かり合えると思う」玲「それで十分」

 

2人は日本を脱出しスイスで結婚することを決意。しかし、出発当日富士山が噴火。玲子との連絡が途絶える。絶望した小野寺はそまま日本に留まる。

 

伊集院光氏:いよいよです

 

【D2計画】(日本国民退避計画)

モンゴル 50万人、中国 200万人、東南アジア 500~600万人、オーストラリア 500万人、カナダ 100万人 など6,500万人を移住させる計画。

 

伊集院光氏:一旦、四択にするのがスゴイ。四択にすることで自分はどうしようかと思う。4つ目の「何もしない」は衝撃的。

 

怖い選択肢だと思うけれど、近年発見された未発表草稿にはもっと激烈な言葉が書かれていた。

 

"これからはじまる彼らの長い長い苦しみを考えれば、いっそ日本人はみんな、日本とともに沈んだ方が幸福だったかも知れん"と田所博士の言葉として草稿に書かれている。

 

本当に国外で住んでいて日本人は幸福なのだろうかという問いかけになっている。

 

伊集院光氏:その中には当然小松左京の思いも入っている? ある意味軍国少年として玉砕覚悟だった少年が、そうではなくなったことにつながる。俺たちは幸せなのかと迷った小松左京とつながる。

 

移民として受け入れられるのは6,500万人なんだね。この頃の正確な人口が分からないのだけど、約半分は死ぬということなのかな。もしくは度重なる大震災で既に亡くなっているか。4つの選択は日本国としての選択肢になっているから、個人で考えると①を選択することはありえないわけだけど、残り3つについてはそれぞれの年齢とか状況によるよね? まだ若くて子供がいたりすれば②の選択肢になるだろうし、たとえば80代の老人ならば4つ目の「何もしない」になるかもしれない。日本人として死にたいということよりも、他国で生きていけるだろうかという不安。その不安こそが草稿に書かれている田所博士の言葉ということなのでしょうかね。

 

混乱の中6,500万人が海外へ退避した。日本に残った渡老人の前に田所博士が姿を現す。

 

 朗読意訳:田「私は最初黙っていようと思った。もっとたくさんの人にこの島といっしょに死んでもらいたかった」渡「あんたこの日本列島に恋していたのじゃな」田「この島が死ぬとき、私がみとらなければ誰がみとってやるのです。この島が滅びるとき、この私がいてやらなければほかに誰が」渡「日本人というのはわしにはわかりにくいところがある。わしは純粋な日本人ではないから。わしの父は清国の僧侶じゃった」

 

こうして日本列島は水没する。瀕死の小野寺はどこかの大陸を列車で走っていた。

 

 朗読意訳:小「日本は見えるか?」女「いいえ」小「もう沈んだのかな? 煙も見えないか?」女「何も見えないわ」

 

窓の外にはシベリアの漆黒の夜が広がっていた。「第一部 完」

 

伊集院光氏:助かったことは助かったが、その先は不安なまま。

 

渡老人の言葉で"生きる業"というのがあり、そこがまだ日本人は消えてしまったわけじゃないから生き延びるだろう。そうやって人類は生き延びてきたとある。それに対して否定も肯定もしない。ただ何らかの形で生き延びていくだろうという予測だけが語られる。生きることそのものが業だが、その業によって人類というのは文明を作り上げて繁栄してきたとも言えるので、日本人もおそらくは大災厄の後でも生き延びて行くだろうということ。

 

伊集院光氏:何より僕がどういうことなのかと思ったのは、渡老人が純粋な日本人ではないと急に言う。これはどういうこと?

 

これが渡老人の最期の言葉。田所博士のようなストレートな、ほとんど恋情と言っていいいくらいの思い。自分の日本に対する愛というのはそういうストレートなものではなくて、もっと屈折したものだと言いたかった。これから先、海外の日本人はそういう屈折したアイデンティティの中で生きて行かなければいけないということを示唆しているのではないか。

 

伊集院光氏:あまりに日本を大切にする小説を書いていたから、純粋な日本人じゃないということの意味は日本人に生まれたかの問題じゃない、日本人であるかどうかとはということかと思ったが、今後みんなああなるということ。いろんな国において。 

 

それと渡老人のナショナルアイデンティティというのは重なり合っている話だと思う。

 

田所博士の思いは熱いね。日本人は戦前の軍国主義のイメージがあるから愛国心というと悪い印象を持ちがちだけど、自分が生まれた国が嫌いというのは本来悲しいことだよね? 海外に行くと日本の良さが分かるというけど、それも愛国心の一つだよね。田所博士が普段からそんなに日本という国なのか日本列島なのかに対して熱い思いを持っていたかは不明だけど、自分の生まれ育った国が無くなるというのは辛いし悲しいことだよね。渡老人のお父様は清国の僧侶だったんだよね? 渡老人がいつの段階で日本に来たのか不明だけど、清国は宣統帝溥儀の代で無くなっているんだよね。この時点では中華人民共和国になっている。そういう意味で土地こそ同じだけど、渡老人の"国"=アイデンティティは失われている。でも、その渡老人が政界の黒幕として日本を動かしていたんだよね? そして、最終的に日本人を救うために尽力し、そして日本で死んでいく。今、世界的に移民問題が起きているけれど、いろいろ考えさせれる部分ではある。

 

安部みちこアナウンサー:最後は「第一部 完」とあったが、その辺りもすごく気になったが?

 

注)2006年作家谷甲州との共著として第二部を出版

 

第二部を自分で書こうと思ったが、6,500万人脱出させてしまったのは多過ぎて物語としてまとまらず、書けないまま20年経った。小松家では第二部の件はご法度だったらしい。

 

そう! 「第一部 完」と出たので、え?続きがあったの? と思ったのだけど、上下巻の「日本沈没」としては完ということなのね😌 第二部が出版されていたことは全く知らなかった。

 

安部みちこアナウンサー:今改めて読む意味とは?

 

グローバル化で日本が沈まなくても日本人のアイデンティティが揺らいでいる部分がある。その時に原点に立ち戻って日本人とは何なのか、我々は誰なのかということを考え直す。そういう問題も喚起させる意味合いはあると思う。 


伊集院光氏:今回取り上げる4冊の中で今作が一番知ってるつもりで、知ってることもいっぱいあったが、そういう事かと気づきもものすごく多くて、改めて原作を読んでみようと思う。

 

物事には良い面と悪い面があるよね。グローバル化にも当然良い面と悪い面がある。国に縛られず交流することが出来るということは、それぞれのアイデンティティが曖昧になるという弊害もある。最終的には人種が入り混じって、同じような社会が点在することになるのか、それでもそれぞれ個性が出るのか? やってみなければ分からないけど、それはかなり勇気がいるね😅 

 

参考までにcocoに投稿した『日本沈没(1973年)』の感想を貼っておく

 

『日本沈没』原作未読なので、どこまで脚本の功績なのか不明だけど、マントルのことはよく分かった👍国土を失ったら日本人ではなくなるのか?っていうのも興味深かった。特撮は今見ると味わい深い。藤岡弘、大活躍だけど、ラストが意外にアッサリ。

 

ちょっとバカっぽい感想だった😅 原作読んでみようかな。

 

100分de名著:毎週月曜日 午後10:25~10:50 Eテレ

100分de名著


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【Googleのロゴ】月面着陸50周年

2019-07-19 00:33:09 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!


月面着陸50周年

 

アポロ11号が月に行ってから50年になるのね😲

 

アポロ11号について毎度のWikipediaから引用!

 

アポロ11号(アポロ11ごう、Apollo 11)は、

史上初めて人類着陸させることに成功したアポロ宇宙船

およびそのミッション英語版の名称である。


と、出だしはアッサリなのだけど、さすがの情報量💦

とりあえず概要から抜粋のみにしようと思う。


アポロ11号は2人の人間を世界で最初に着陸させた宇宙飛行であった。

ニール・アームストロング船長とバズ・オルドリン月着陸船操縦士の2名のアメリカ人が、

1969年7月20日20時17分(UTC=協定世界時)に

アポロ月着陸船「イーグル」号を月に着陸させた。

アームストロングは7月21日の2時56分15秒(UTC)に月面に降り立った最初の人物となり、

その19分後にオルドリンがアームストロングに続いた。

二人は約2時間15分をともに船外で過ごし、

47.5ポンド(21.5キログラム)の月物質を地球に持ち帰るために採取した。

2人が月面にいる間、

マイケル・コリンズ司令船操縦士はひとり月周回軌道上で司令船「コロンビア」号を飛行させた。

アームストロングとオルドリンは21時間半を月面で過ごしたあと、

月周回軌道上で再び「コロンビア」に合流した。



と、かなりアッサリだけどここまでで!

あとはWikipediaを見てくれ!

 

このロゴ動画になっている

 

▶をクリックすると・・・

YouTubeが再生される

これ搭乗員の1人だったマイケル・コリンズが当時について語っております!

とてもかみ砕いで説明してくれてると思うのだけどよく分からない😅

動画もカワイイのでスクショ取りたいと思ったけど面倒なのでYouTube貼っておく!

 

50th Anniversary of the Moon Landing

「主役はまさに地球だった」というのは名言だな!

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

アーム・ストロング船長を描いた映画『ファースト・マン』の感想はコチラ

 

Happy Anniversary🎊

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【cinema】『アラジン』

2019-07-17 00:51:47 | cinema

2019.06.14 『アラジン』鑑賞@TOHOシネマズ日本橋

 

青いウィル・スミスで話題になっていて気になっていたものの、正直見に行かなくてもいいかなと思っていた。主人公に華がないなと思って😅 でも、アニメ版好きだったし、評判も良かったので見てみることに。14日のTOHOシネマズデイに見に行ってきた~

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「貧しい青年アラジンは猿のアブーと市場で食べ物などを盗んで暮らす。ある日、侍女の振りをした王女ジャスミンと出会い恋に落ちる。彼女に会うため忍び込んだ王宮で国務大臣ジャファーに捕えられ、彼の野望を満たすべく魔法のランプを取りに洞窟へ連れていかれる。無事ランプを手にしたアラジンだったが洞窟に閉じ込められてしまう。そんな時、ランプの中から魔人ジーニーが現れて・・・」という感じかな。そもそもは「千夜一夜物語」の中の1つ「アラジンと魔法のランプ」だけど、それをもとに作られたアニメ版の映画化。基本、アニメ版に忠実に作られているけれど、追加されたエピソードや、キャラ含めて変更された部分がある。その部分がとても現代的になっていて良かったと思う。これはとっても楽しかった。

 

全然知らずに見たのだけどガイ・リッチー監督作品だったのね😲 監督作品は『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『シャーロック・ホームズ』(感想はコチラ)『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』(感想はコチラ)を見た。特別ファンではないけど、見た作品は好き。今作について毎度のWikipediaから引用。

 

アラジン』(原題:Aladdin)は、2019年アメリカ合衆国ファンタジー映画。『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』に基づき1992年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品『アラジン』の実写リメイク作品である。『アラジン』(原題:Aladdin)は、2019年アメリカ合衆国ファンタジー映画。『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』に基づき1992年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品『アラジン』の実写リメイク作品である。ディズニーのファンイベント「D23 Expo 2017」でキャストが発表された。2017年8月、イギリスで撮影を開始した。

 

と情報はこれだけ💦 あとはストーリー、登場キャラクター、キャストの紹介があるのみ。制作過程や興行成績、作品評価については全く分からない😅 とはいえ、公式サイトも動画紹介などが中心でイントロダクションなどもサラリとしたもの。映画サイトなどを見ると裏話的な情報もあるかもしれないけど、調べるのめんどうなのでここまで😌


実は「アラジンと魔法のランプ」は、「アラビアン・ナイト」の元となった「千夜一夜物語」に含まれていないらしい。「アラビアン・ナイト」はヨーロッパ人が千夜一夜というからには1000話あるだろうと考えて、アラビアっぽい話を集めたそうで、本来「千夜一夜物語」にない作品も含んでしまったという経緯があるらしい。もともとの「千夜一夜物語」の千にはたくさんのというくらいの意味しかないらしく、1000話あったということではないのだそう😅 今作とは直接関係ないけど、豆知識として記載しておく。

 

アニメ版を前日に見て臨んだわけなので、アニメ版との違いを見比べようと思ったのだけどそのうち忘れてしまった💦 どうやって終わったのか忘れてしまうくらいハラハラドキドキしてしまった。ということで、違いに気づいたところのみ記載。見てから1ヶ月以上経っているので、記憶が曖昧になっているので抜け落ちてる部分や、記憶違いもあるかも? 毎度どうでもいいと思うけれど一応断り書きとして記載しておく😌

 

まずは冒頭が違ってた! 物語の導入部「アラビアン・ナイト」が歌われて、見ている側をアラビアの世界に導くわけだけど、その部分が決定的に違ってた。アニメ版では小さいおじさんが歌っていたこの曲だけど、なんとウィル・スミスが歌う。船で旅しながら暮らしているらしい家族。美しい妻と2人の小さな男の子と女の子。この家族は後の伏線。この子たちにせがまれてウィル・スミスが物語を語るという形で始まる。歌われるのが「アラビアン・ナイト」で、この曲に乗って物語の舞台となるアグラバーの街へとカメラが入っていく形。まるで自分が街の中を歩いているかのような映像が楽しい。『美女と野獣』(感想はコチラ)同様、あえての作り物感がテーマパークに入り込んだようで楽しい。この作り物感はずっと続くので、実写化にあたりリアリティを求めている方は合わないと感じるかも?

 

貧しい青年アラジン(メナ・マスード)は相棒の猿アブー🐒とアグラバーの市場で食べ物を盗む。店の人に見つかってのチェイスもアニメ版と同様だけれど、実写版を生かしたアクロバティックな感じとなっている。逃げ切って盗んだ食べ物を食べようとしたら、横にお腹を空かせた幼い兄妹がいてあげてしまうのもアニメと一緒だけど、食べ物がパンから乾燥した果物?になっていたかも。あれ逆か?🤔

 

さらに市場を歩いていると、若い女性が店主と揉めている。女性はパンが買えない子供に勝手に与えてしまい、当然ながらお代を請求されるも、お金を持っていないと言うのだった。そりゃダメだね😅 店主はならば女性がつけている腕輪をよこせと言うけれど、女性はこれを拒否。たしか、見ている側にはこの女性が宮殿から出ることを父王(ナヴィド・ネガーバン)から禁じられてるシーンが挿入されており、この女性がジャスミン王女(ナオミ・スコット)であることは分かっているので、この女性の非常識行動が王女の世間知らずゆえであることが分かっている。なので、この店主が強欲のように見えるけれど、店主の側からすれば迷惑行為だよね😅

 

とはいえ、これがアラジンとジャスミンの出会いなので仕方がない。アラジンはジャスミンの腕輪を店主に差し出す。ジャスミンは怒るけれど、実はアラジンは店主に渡す振りをしただけで、ジャスミンに腕輪を返す。ところが、このトリックはバレてしまい店主たちが追いかけて来る。どう考えてもアラジンたちが悪いのだけど、それでもアラジンたちを応援してしまう。 ここのチェイスも実写を意識した作りになっている。ジャスミンがアラジンを意識する言葉「ほくを信じて(Trust me)」は、なんと棒にしがみついてビルからビルへ渡る時に発せられる。

 

2人は追っ手を振り切ってアラジンの家に。状況が状況とはいえ、初対面の男性の家に行くなんてダメだぞ!というツッコミはなしで😅 アラジンは廃墟となった塔のようなところで、それなりに楽しそうに暮らしている。紐をグイッと引くと何かが出て来たり、アグラバーの街が一望できたり、王宮が見えたり。この景色も作り物っぽくて良かった。たしかジャスミンはここで腕輪が母親の形見だと言ってたよね? 見ている側は亡くなった王妃の物なのねと思うけれど、ジャスミンは自分は王女の侍女だと名乗る。まぁ王女だと言っても信じられないしね。

 

2人は心通わせ始めるけど、ジャスミンが腕輪が無くなっていることに気づき、アラジンの仕業ではないかと疑う。アラジンは否定するけれど、ジャスミンは信じず怒って帰ってしまう。イヤイヤ帰らないで返してもらわないとというツッコミもなしで! というのも、実はアブーが盗んでいたことが分かり、アラジンは後にこれを返しに行くことでジャスミンと再会するから。これは実写版オリジナル展開。

 

アラジンが王宮に向かうと、突然音楽が鳴り響きどこかの国の王子一行がやって来る。たしか、子供が飛び出したか何かで従者が酷い態度を取ったので、アラジンがそれを批難すると、この王子から侮辱される場面があったような?🤔 さて、この王子はジャスミン王女に結婚を申し込みに来たのだった。今回、実写化にあたりキャラ変更があったのがジャスミン。アニメ版でも進歩的な考えを持っている設定になっていたとは思うけれど、より現代的な女性像になっている。でも、現在の国の制度では女性は王にはなれないため、世継ぎのいない王としてはジャスミンに婿を取らせようと必死。ジャスミンのお眼鏡にかなう求婚者が現れなかったということもあるとは思うけれど、彼女の中でこのことに反発する気持ちが強いことは間違いない。なので、この王子に対しても最初から冷たい態度。まぁ、この王子はダメだけど😅

 

その夜、王宮に忍び込んだアラジンがジャスミンの部屋に現れる。前述したとおり腕輪を返しに来たのだった。ジャスミンはとっさに侍女のダリア(ナシム・ペドラド) を王女だと言うと、ダリアは状況を察して合わせてくれる。ジャスミンはもちろんアラジンが忍び込んで来たことには驚いていたけれど、きちんと腕輪を返してくれたことに誠意を感じたし、大胆で冒険心があり頭の回転の速いアラジンに好意を持った様子。よく考えると王宮のセキュリティが甘いけれどそこはOK。アラジンはジャスミンの髪飾りを取り明日も返しに来ると約束する。

 

しかし、アラジンは国務大臣ジャファー(マーワン・ケンザリ)に捕えられてしまう。ジャファーは魔法の杖を使って王を操っている悪い人物。このジャファーの野望は国王になることなのだけど、そのために洞窟の中にあるという魔法のランプを手に入れたいと思っている。ところが、この魔法のランプを手に入れるには"ダイヤの原石"でなければ入ることが出来ず、いままで囚人などを使って洞窟に入らせるも失敗に終わって来ていた。実はこの"ダイヤの原石"がアラジンというわけ。ジャファーはアラジンに実はジャスミンは王女で、王女と結婚するには王子でなければならない。そのために力になるので洞窟から魔法のランプを取って来るようもちかけ、アラジンはこれを受ける。あれ? アニメ版ってどうしてアラジンが洞窟に入ることになったんだっけ? 王宮に忍び込む描写ってなかったよね? あれ💦

 

とにかくアラジンが洞窟に入る。この洞窟に向かまでのラクダで砂漠を行く感じとか、洞窟の入り口とかは実写ならでわ。そして洞窟の中が作り物っぽいのもアトラクションっぽい感じでおもしろい。途中で岩に挟まっていた魔法の絨毯を救出して仲良くなるくだりもそのままで楽しい。魔法の絨毯はCGだと思うけれど、こちらも適度に作り物感があり。魔法のランプがあるのは鍾乳洞の柱の上。これがまたスゴイ高さ。えーっとアラジンが上ったんだっけ? 魔法の絨毯で行ったんだっけ? 忘れた💦 とにかく魔法のランプを手に入れる。しかし、他の財宝に手を触れてはいけないと言われたのに、アブーが宝石を手にしてしまう😣

 

その瞬間洞窟内が崩れ始める。魔法の絨毯に乗って出口に向かう。出口ではジャファーが待っており、とにかく魔法のランプをよこせと言う。ランプを渡すと助けてくれずに行ってしまう。アラジンは洞窟内に閉じ込められてしまったけれど、ランプはアブーがジャファーから奪っていたので手元にある。埃を払おうとランプをこすると、中から現れたのが青いウィル・スミス! そのビジュアルが公開された時に、全世界で話題になった青いウィル・スミス。まさにその通りなのだけど、これが見ているうちにだんだんジーニーに見えて来るから不思議。「フレンド・ライク・ミー」が楽しい✨

 

さて、アラジンはジーニーに洞窟から出してほしいと願い無事に脱出に成功する。何故か、砂漠にテントを張ってリゾート感覚で2人くつろいでいたけど、これは何だったんだろう😅 でも、ここで願い事が浮かばないと言うアラジンの心が美しいという描写が入ったり、ジーニーと語り合うことで2人の間に友情が生まれる感じが分かりやすくなった。3つ目の願い事はジーニーを自由にすることにするという約束もここでなされる。アニメ版でもあったけど、この洞窟から出して欲しいという願い事が1つ目の願い事にならないという描写があったのだけど、どういうカラクリでそうなったのか忘れてしまった💦

 

とにかく、最初の願いは自分を王子にして欲しいというもの。砂漠に王子が現れたりとおふざけが入ったり、アラジンの衣装がなかなかキマらなかったりとコミカル描写が続く。ちょっと長い気もするけどまぁOK。

 

そして「アリ王子のお通り」! これはすごかった! ウィル・スミスはラッパーとしても活動しているそうだけれど、軽快な歌い方も良かったし、女装したりと大活躍。アラブ系の男女の着飾った姿や踊りも良かったし、アリー王子となったアラジンのメナ・マスードの眉毛を下げての作り笑いがアニメそっくり🤣 最初に書いたように見る前は華がないと思っていたけど、この作り笑いを見た瞬間にメナ・マスードが選ばれた理由が分かった気がした。これはアニメそっくり。そして! ホントに一瞬しか映らないのだけど、ウィル・スミスの青いターバンが巨大に! これは笑ったー🤣🤣 って、今も笑える! これ、何で巨大にしようと思ったのだろう? 直後に破裂して紙吹雪が舞ったりするので、その部分で笑わせる狙いだと思うのだけど、個人的にこの巨大ターバンで爆笑!


これね🤣

 

アバブワからの求婚者としてジャスミンに謁見するアラジン。またバカ王子かとうんざり気味のジャスミンの前で必死で取り繕うとするも、ジャムの話ばかりしてしまうアラジンことアリー王子。度々ジーニーが助け舟を出すもことごとく失敗してしまう😣  えーと、ジャスミンがアリー王子の部屋を訪ねてアバブワという国は聞いたことがないがどこにあるのかと問い詰めに来たのは、パーティーの前だったよね? ここもジーニーの機転で地図にアバブワが出現して難を逃れる。ここでジーニーは侍女のダリアを見初める。ダリアもまんざらではない様子。そうそう忘れていたけれど、アリー王子の従者として傍についているジーニーは人間の姿をしているので青くない。ダリアは実写版オリジナルキャラなので、当然ながらジーニーとの関係も映画オリジナル。

 

このダリアの存在は、おそらくジーニーが人間になりたいという願うことにより説得力を持たせてのことだと思うけれど、その部分も含めて賛否分かれるところかなと思う。個人的には嫌ではなかったけれど、なくてもいいかなと思った。ランプの中に閉じ込められる孤独とか、不本意な願い事を実行させられることへの憤りとか、それゆえのアラジンとの友情に特化した方が良かったようにも思う。ダリア役のナシム・ペドラドが美女だったのでOKだけども😌

 

その夜、王宮ではパーティーが開かれる。ジーニーがアラジンに王女をダンスに誘うように促すも、アラジンはダンスなど踊れない。そこでジーニーが遠隔操作してアラジンが不思議なダンスを踊る。ここは笑うところなんだと思うけれどちょっと長かった😅 ただ、このアラジンの姿に王女も思わず笑ってしまう感じだったので、心がほぐれたという描写を入れたいということなのかな? あと、ジーニーとダリアもいい感じになっていた。

 

この夜に魔法の絨毯に乗って「ホール・ニュー・ワールド」歌ってくれないとと思っていたら、もちろんちゃんとある。これはジーニーに促されたんだっけ? とにかく、魔法の絨毯でジャスミンの部屋のベランダへ行き、ジャスミンがこれは市場で会ったアラジンだと確信する「僕を信じて(Trust me)」は、手を差し伸べながらでアニメと同じでうれしい😀 「ホール・ニュー・ワールド」はやっぱりドキドキした💓 スピード感のある映像もワクワクしたし、歌唱もよかった。特にナオミ・スコットは歌が上手い! 

 

王宮に着くとジャスミンはアリー王子がアラジンであることを指摘する。アラジンは同一人物であることは認めるものの、自分の正体はアリー王子であって身分を隠して庶民の暮らしを見ていたのだと言ってしまい、ジャスミンはこれを信じる。これもアニメ版と同じ設定だったと思うけれど、ジャスミンのキャラクターを現代的に変えたのだとしたら、ここはあえてアラジンに本当のことを言わせて、それでも彼を愛するという設定にしても良かったような気も🤔 まぁ、とにかくジャスミンはアリー王子に恋をし2人はキスする😘

 

えーと、ちょっと詳細は忘れてしまったのだけど、ジャファーがアリー王子がアラジンであることを見抜き、アラジンをとらえて彼を縛りつけて海に突き落としてしまったんだよね? アブーが魔法の絨毯に乗って後を追い、魔法のランプを海に落とす。アラジンはなんとかランプをこすろうとするけれど届かない💦 なんとか手を触れることが出来たけれど気を失ってしまう。ランプから現れたジーニーは必死にアラジンを起こそうとするけれど起きない💦 アラジンが願ってくれないと助けることが出来ない。これどうやってアラジンが願ったことにしたんだっけ? アニメ版だと無理やりうなずかせてた気がするけど忘れてしまった😅 とにかく、アラジンが願ったことにして助けるわけです。これ、どうしてジーニーはランプに戻っちゃってたの? アラジンを王子にするという願いを叶えたので一度戻るってこと? ランプから出っぱなしの時もあるし、ランプに戻る時もあるし、その基準が分からない🤔

 

本当のことを話そうと思い王宮に向かったアラジンは、ジャファーが杖を使って王の心を操っているところに遭遇! アラジンはジャファーの杖を折り彼の悪事を暴く。ジャファーは捕えられてしまう。王はアリー王子を信頼しジャスミンと結婚させることにするけれど、アリー王子ではないアラジンは嘘をつきとおす自信がない。だから最初に言えばいいのにねぇ😣

 

嘘をつきとおして結婚すればいいというジーニーともケンカとなってしまう。えーと、結局アラジンはジャスミンに自分は貧しい青年のアラジンであることを告白するのだけど、それはここだっけ? 全部解決してからだっけ? 忘れた💦💦 とにかく、アラジンは王宮を後にして家に帰る。その間に魔法のランプを盗まれてしまう。魔法のランプを盗まれないと話終わらないからしょうがないけど、あれだけ盗みの腕がすごいアラジンが逆にやられてしまうとわ😫

 

ジャファーは魔法のランプをこすりジーニーを呼び出す。アラジンに呼び出されたと思ったジーニーはビックリ。ジャファーは自分を国王にするように願う。ジーニーは不本意ではあるものの主人の願いには従わなければならない。ジャファーは国王になる。しかし、衛兵たちはジャファーに従わない。他の衛兵たちが従っても1人だけジャスミンの言葉でジャファーに反旗を翻す人がいたけど、これはWikipediaによるとハキーム(ヌーマン・アジャル)かな? この人素敵だったけど殺されちゃったっけ?

 

思う通りにいかないジャファーは2番目の願いとして世界一の魔法使いにするように命じる。この時点で王宮黒魔術的?な感じになってしまう。そして、アグラバーの街も暗闇になってしまう。この映像はすごかった😲

 

この異変にアラジンとアブーは王宮に駆けつけるも、ジャファーから南極的な所に飛ばされてしまう。薄着なのに😣 主人がジャファーになってしまったため、逆らえないジーニーだけど、密かに魔法の絨毯をアラジンのもとに行かせる。これはどこかでロケしたのかな? かなりリアルだった。クレパス的な所に落ちちゃったりしたよね? 助かるのは分かっているけどドキドキ💦

 

一方、世界一の魔法使いになったジャファーはジャスミンに妻になるように迫る。もちろん断るジャスミンだけど、父王と侍女のダリアを殺すと言われ承諾する。この時にジャスミンが歌う「スピーチレス~心の声」がスゴイ! 自立しようとする女性が抱えている問題を歌い上げている。これは共感する女性は多いのではないでしょうか。女性だからというだけで権利を奪われていることは、現代でもまだまだある。ナオミ・スコットの歌唱がスゴイ あれ? 歌ったのここだよね? ちょっと記憶が曖昧に😅

 

そんな中、アラジンは魔法の絨毯で王宮に戻り忍び寄る。これに気づいたジャスミンが魔法のランプを奪いアラジンに渡すも、ジャファーは魔法でアラジンからランプを奪い返してしまう。アラジンは機転をきかせて世界一の魔法使いでも、ジーニーにはかなわないと言う。そこでジャファーは最後の願いを使ってジーニーに自分を宇宙一の魔法使いにするように言う。ジーニーはの願いを叶える。すると、ジャファーはランプの中に吸い込まれてしまう。このからくりがいつも納得いかないのだけど、ジーニーのような存在になるということは、ジーニーと同じ条件になるということなのかな? ジーニーになりたいと言ったなら同じ条件になるのは分かるのだけど、宇宙一の魔法使いになるだけなら同じ条件が適用されるわけではないような?🤔 というツッコミはしてはダメなんでしょうね😅

 

実は前日復習のためアニメ版を見て臨んだくせに、夢中になって結末はどうなるんだろう🤩と純粋に見てしまっていた。なので、ジーニーがランプを砂漠の方向に向かって投げ飛ばした瞬間爆笑してしまった🤣 そうだった!そうだった!!

 

ジーニーはアラジンに最後の願いを使ってジャスミンと結婚するように言うけれど、アラジンはジーニーを自由にする。これは知ってたけど泣けた😭 ジーニーは人間になる。人間の姿になっている時があったので、特別変化があったようにも思えなかったけれど、一応ちゃんと人間になる。そして、ダリアと結婚して船で世界一周することにする。これが冒頭につながるということ。

 

アラジンは自分が王子ではないことを告白して王宮を出ていく。王はジャスミンの思いも知っていたし、自身もアラジンを気に入っていたので、法律を変えてジャスミンを国王にし、結婚相手を自由に選べるようにする。門の外に出たアラジンをジャスミンが呼び止める。王の命令だから止まりなさいと言っていたと思う。そして、アラジンにキスをする。そして2人は結婚する。映画はここで終わり。

 

一番の変更点はジャスミンが国王になりアラジンが婿になること。アニメ版では明言はしていなかったけど、法律を書き換えたのは相手を自由に選べるという部分だけだったから、アラジンが国王になるということだよね? でも、いくら王女と結婚したからといって、政治的なことを全く知らない平民のアラジンが国王になるというのも変なわけで、この変更はむしろ自然に思うけれど、国王は男性でなければという考え方の人には不満はあるかも? ただ、ジャスミンが自立する女性になったことで、アラジンの影が薄くなってしまった部分はあったかなとは思う。ジーニー含めた3人主演というスタンスなのかもしれないけれど、タイトルが『アラジン』なのに一番存在感ないのはどうなのか😅 

 

キャストはウィル・スミス以外知らなかった💦 主要3人以外で目立ったのはジャファーのマーワン・ケンザリとダリアのナシム・ペドラドくらいかな? ナシム・ペドラドは映画オリジナルキャラということで、下手をすると浮いてしまうけれど、出しゃばり過ぎず存在感を出していたと思う。ダリアも自らの道を切り拓いたわけだから、ジャスミンとは別の意味での自己確立した女性像というこなのでしょう。そういう意味でもよかったと思う。ジャファーのマーワン・ケンザリはアニメ版の不気味さはないももの、権力に固執する人物としてどこか憎めないものを感じた。それが狙いなのかは分からないけど、特別コミカル演技をしていたとは思わないけれど、どこかコミカルな感じがするのも良かったと思う。


何度もしつこけど見る前は華がないと思っていたアラジンとジャスミン。ジャスミンは今回キャラ変更がされているので、ナオミ・スコットの肉感的な感じはアニメ版とは違うジャスミン像に合っていたと思う。とにかく歌が上手い。「スピーチレス」は素晴らしかった 一方のメナ・マスードは逆にアニメっぽさが良かったと思う。特にアリー王子のシーンの作り笑いがホントにアニメ版そのもので良かった。特別演技が上手いとも思わなかったけど、初の大役を無難にこなしたと思う。ホメてます🤭

 

さて、青いウィル・スミス。登場時こそやっぱり青いウィル・スミスだなと思ったけれど、見ていくうちのジーニーにしか見えなくなるのさすが。全然人間の姿で登場しているのだけど、それでもジーニーが化けている人間に見える。宇宙一の魔法使いだけど、ちゃっかりしていて人情的なジーニーがウィル・スミスのキャラに合ってる。歌もミュージカル的歌唱ではないけれど良かったと思う。「フレンド・ライク・ミー」も良かったし、やっぱり「アリー王子のお通り」の歌や踊り、女装などの小ネタまで大活躍! これはウィル・スミスで大正解

 

ここ数年ディズニーは自社のアニメ作品をどんどん実写化している。自分が見たのは『シンデレラ』(感想まとめ記事はコチラ)『美女と野獣』そして今作。『シンデレラ』は結構変更してあったので、いわゆる実写化とはちょっと違う気も🤔 『美女と野獣』はアニメ版も実写版もすごく好き。特に実写版は公開年のmaru's BEST MOVIE(記事はコチラ)の1位だった🏆 今作もとても良かったと思う。現時点でも1位ではないけどベスト10に入る可能性は高い。

 

前述したとおりアグラバーの街並みなどに作り物感があってディズニーランドのアトラクションっぽい。なので、冒頭から入り込みやすかった。ジャスミンの衣装もセクシーだけど品があってかわいかった😍 

 

現在も大ヒット上映中なので、今更オススメされなくてもみんな見てると思うけれど、まだ見てない人は是非劇場鑑賞をオススメする。こういう作品は大画面で見ないとね! メナ・マスード、ナオミ・スコット好きな方是非! ウィル・スミス好きな方必見です!

 

『アラジン』公式サイト

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【cinema / DVD】2019年6月鑑賞まとめ

2019-07-07 00:27:48 | cinema / DVD

🎬【cinema / DVD】2019年6月鑑賞まとめ🎬

 

鑑賞レビューを書く時間がないDVDやTVで鑑賞した映画の記録を残しておきたいってことで、レビュー投稿している映画サイトcocoの投稿をもとに残しておく企画。

 

ということで感想をドゥゾ♪(っ'ω')っ))



#102.『オリンダのリストランテ』@DVD(2019年6月2日鑑賞)

coco投稿

『オリンダのリストランテ』料理映画だと思っていたら違っていてビックリ😲

異国からきた青年を助けたことがきっかけで、自分のルーツと向き合い居場所を見つけることになる。

その感じを不思議なリズム感で描くの好き。

リタコルテセが良かった。



#103.『ノートルダムの鐘』@WOWOW(2019年6月6日鑑賞)

coco投稿

『ノートルダムの鐘』100分de名著によるとユゴーの原作はかなり辛いけど、

ディズニーだとハッピーエンドになるのね😅

かなりキャラが好転した人物もいてモヤるけど、核の部分は伝わるので🆗

曲も良いしキャストも歌上手かった。



#104.『ジャンヌ・ダルク』@WOWOW(2019年6月7日鑑賞)

coco投稿

『ジャンヌ・ダルク』ザックリした知識しかなかったので、彼

女が辿った運命について知ることが出来たのは良かった。

キリスト教の教えとか信仰心を理解しきれないとキビシイかも。

ジャンヌの気持ちは本当には理解できず😢

全体的にこじんまり感。



#105.『ザ・スクエア 思いやりの聖域』@WOWOW(2019年6月8日鑑賞)

coco投稿

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』描きたいことは結構重いテーマで、

その不条理さを淡々と時にコミカルに見せるのは嫌いではない。

ただ狙ったネタ的なものが自分と合わず辛い時もあった。

そして全体的に長い😅

おもしろくなくはなかったという感じ。



#106.『突然炎のごとく』@WOWOW(2019年6月9日鑑賞)

coco投稿

『突然炎のごとく』冒頭の感じは好きだったし、カトリーヌに出会った直後は楽しかった。

髭付けてかけっことか有名なシーンも好きだった。

でも中盤から全然ついて行けず💦

ジャンヌモローは魅力的だけどカトリーヌが理解不能過ぎた😅



#107.『聖杯たちの騎士』@WOWOW(2019年6月10日鑑賞)

coco投稿

『聖杯たちの騎士』明確なストーリーはないけどテレンスマリックだからね😅

嫌いじゃない。ケイトブランシェットのシーンが好きだった。

そして何よりエマニュエルルベツキの映像が美しい✨

それだけでも見る価値あり!



#108.『町田くんの世界』@TOHOシネマズ錦糸町オリナス(2019年6月12日鑑賞)

感想はコチラ

coco投稿

『町田くんの世界』笑えてホッコリ。

ファンタジックで風刺もあり。

町田君が"好き"の意味を悟る自転車シーンで泣いてたらまさかの展開🎈

でもいろんな伏線が繋がるラストはぎこちないアレ含めて好き🥰主演2人が初々しい。

前田敦子良かった!



#109.『アラジン』@DVD(2019年6月13日鑑賞)

coco投稿

『アラジン』実写版見るので復習。

やっぱり好き。好きな曲いっぱい。

A Whole New Worldのシーンで最後に手をつないでる後ろ姿がかわいい😍

レアサロンガの歌が聴けるのもうれしい!

ロビンウィリアムズはやっぱりスゴイ✨



#110.『アラジン』@TOHOシネマズ日本橋(2019年6月14日鑑賞)

coco投稿

『アラジン(2019)』面白かった。

追加になったシーンや、現代的になったジャスミンも良かった。

実写版ディズニーの作り物感のあるセットがテーマパークっぽくて楽しい✨

そしてミュージカルシーンが楽しい!

アリー王子のシーンはワクワク😍


見る前は華がないと思ったメナマスードがアニメそっくりでビックリ😳

ナオミスコットは歌が上手い!

そして青いウィルスミスが良かった!最後はジーニー🧞‍♂️にしか見えなくなったよ😊

3つ目の願いはウルウル😭


一番ビックリしたのは監督がガイリッチーだったことだけど、全体的に良かった。

とはいえ、ウィルスミスの巨大なターバン姿に爆笑🤣

あれ見れただけでも劇場で見た価値あった! #アラジン


 

#111.『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』@WOWOW(2019年6月16日鑑賞)

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『タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜』実話と知りビックリ。

主人公のキャラは創作だろうけど、巻き込まれて正義感に目覚める構図は良かった。

良くも悪くもマスコミの力を感じて怖い。

トーマスクレッチマン出ててビックリ!

ソンガンホが良かった。

 

 

 

#112.『vision』@WOWOW(2019年6月18日鑑賞)

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『Vision』河瀬監督は食わず嫌いで初めて見た『2つ目の窓』も合わなかった。

今作も予想どおり合わない😅

でも古事記モチーフを指摘する方がおり納得。

そもそも吉野の自然目当てなので、神秘的に美しく撮られていたのはとても良かった。 

 

 

 

#113.『エヴァ』@WOWOW(2019年6月20日鑑賞)

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『エヴァ(2018)』面白くなかった😅102分が長く感じた。

ユペールはさすがの演技だけど、いくら作品のためとはいえ主人公がのめり込むには無理がある😅

ラストまでの感じも雑。

いろいろ中途半端。

ギャスパーウリエルは美しかった😍 

 

 

#114.『X-MEN:ダーク・フェニックス』@TOHOシネマズ錦糸町オリナス

(2019年6月21日鑑賞)

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 『X-MEN:ダーク・フェニックス』あれだけ駄々こねてたのにアッサリ納得とか、

整合性はどうなるのかとかツッコミどころ満載だけど楽しめた😊

最終章と言いつつ大団円感がないのは寂しい気もするけど、アクションシーンは見応えあり!


豪華キャストはそれぞれ見せ場があったし、

主役のソフィーターナーも良かったけど、

ジェシカチャステインのこの世のものでない感がスゴイ😱

映画の総評としてはジーンスゲー! #ダークフェニックス

 

 

 

#115.『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』@WOWOW(2019年24日鑑賞)

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『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』伝説の試合をクライマックスに、

2人の生い立ちや試合への向かい方を描く。

タイトルのわりにはボルグメイン。

世界の頂点に立つのは想像以上に孤独。

その辺り主演2人が好演。

スカルスガルドも良かった! 

 

 

#116.『ハッピー・デス・デイ』@TOHOシネマズ日比谷(2019年6月29日鑑賞)

感想はコチラ

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 『ハッピー・デス・デイ』犯人は思った通り。

ツッコミどころもあるけど楽しめた!

タイムループで主人公が成長。

青春、恋愛、家族愛、LGBTまで盛り込みつつ、主人公のアクションなど見どころ満載。

怖くないのでホラー苦手でもOK

2U気になる!

 

 

 

#117.『フジコ・ヘミングの時間』@WOWOW(2019年6月30日鑑賞)

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 『フジコ・ヘミングの時間』80歳を過ぎてマネージャーもなしで精力的に活動する姿にパワーをもらえる。

演奏には自分自身が出るとの言葉に自信を感じる。

壮絶な人生もさらりと語り自然体。

街で寄付するシーンも印象的。

生演奏を是非聴きたい!

 

 

ということで、今月は16本を鑑賞でうち4本劇場鑑賞。これはなかなかいいんじゃないでしょうか? しかし、試写会は1本も当たらず💦 イヤーもう半年終わっちゃったよ! 怖すぎる😱 来月は何本見れるかな?

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