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【動画】宇野昌磨選手 トゥーランドット THE ICE 2017

2017-07-30 15:28:12 | 【動画】ShomaUno

⛸【動画】宇野昌磨選手  トゥーランドット THE ICE 2017⛸

 

 

2017年7月29日に公演開始したTHE ICEでの宇野昌磨選手の演技。これオリンピックシーズンのフリープログラム。勝負のプログラムは2シーズン前にも使用した「トゥーランドット」 シニアデビュー時に滑った「トゥーランドット」は衝撃的だった。シーズン中にどんどんレベルアップしながら表現力も磨きがかかって行った。その同じ曲を選んだということで、どんな感じになるのか期待してた。

 

これ素晴らしい! ジャンプは3A、3Lo、3A、4F、4T、4T、3Aを跳んだけど、2回目の3Aと4Tで着氷がやや乱れたくらいで他は完璧。4Fは後半で跳んでいたので、これは実戦でも後半に入れるのかな? 3Aを3つ跳んでるけどこれだとリピートになっちゃうし、コンビネーションが入っていないので、きっと最後の3Aは3A-1Lo-3Fにするんだろうな。同じく後半に跳んだ4T2つはどちらか1つが4T-2Tになると思われる。冒頭はどうするんだろう? 2つ目に3Loを跳んでるけど、これは4Loでしょうかね? 

 

なにより体全体を使った表現力がより増していて、表情も自身に満ちている。以前、NHKの番組に出演した際に、今フィギュアスケートをしていてとっても幸せだと語っていたけど、そういう思いがとっても伝わって来る。なによりどんどん上手くなっていくのを見ているのが楽しくて、見ている側も幸せ

 

クリムキンイーグルからのラストという流れは2シーズン前のプログラムと同じだけど、曲が混声合唱になっていてとっても盛り上がる。最後のポーズで照明が落ちてしまって見れなかったのが残念なのだけど、これはオリンピックシーズンにふさわしいプログラムだと思う! 完成形が楽しみ 

 

というこで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

Shoma Uno. The Ice 2017

カッコイイ

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【動画】 浅田真央メドレーTHE ICE 2017

2017-07-30 14:58:38 | 【動画】MaoAsada

【動画】 浅田真央メドレーTHE ICE 2017

 

 

2017年7月29日から公演開始したTHE ICE 2017。今回は浅田真央ちゃんの引退後初公演ということで、今まで真央ちゃんが滑った曲を10組のスケーターたちが滑るという企画コーナーがあった。これ素晴らしかった! それぞれの曲で真央ちゃんの演技が蘇るとともに、演じるスケーターたちの滑りも堪能できるという、両者リスペクトの素敵企画。

 

順番に

浅田舞&中国チーム:「虹のかなたに」

アデリーナ・ソトニコワ:「シェヘラザード」

織田信成:「スマイル」

宇野昌磨:「ラヴェンダーの咲く庭で」

鈴木明子:「ラヴェンダーの咲く庭で」

ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ:「シング・シング・シング」

ジェフリー・バトル:「鐘」

小塚崇彦:「鐘」

クィン・パン&ジャン・トン:「愛の夢」

髙橋大輔:「ピアノコンチェルト第2番」

 

ジェフ、髙橋大輔、昌磨、鈴木明子、そしてパントン組は自身も滑ったことがある曲だそう。それぞれ独自の振り付けで滑ったけれど、こづは「鐘」のラストのステップを完コピ! トリノワールドで優勝した時にポーズキメた後、腕を前でクロスするガッツポーズまで再現してて笑える(。・w・。) ププッ とはいえ、これはカッコよくて感動した

 

大ちゃんが滑り終わった後、真央ちゃん登場で「リチュアルダンス」。現役最後の演技というものをファンに見せられなかったことを後悔しているとのことだったけど、この最後のフリープログラムのステップを見て、本当に苦しんでボロボロになった2シーズンだったけれど、このプログラムが見れて本当に良かったと思って泣いてしまった 

 

ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

Mao ASADA - 浅田真央 - "Special" - The Ice 2017

感動

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【動画】浅田真央 愛は翼に乗って THE ICE 2017

2017-07-30 14:28:10 | 【動画】MaoAsada

【動画】浅田真央 愛は翼に乗って THE ICE 2017

 

 

引退後ソロ初滑り第2弾は、ベット・ミドラーの「愛は翼に乗って」。今までのプログラムの印象的なポーズを盛り込んだそうで、「リチュアルダンス」の手の動きや、「チェロ・スイート」のピケターン、「ジュピター」の祈りのポーズなどが入っていた。こちらにもタラソワ先生オマージュなのか「白鳥の湖」の足の動きも入っていた。

 

途中、上の画像のポーズの後で、スクリーンに今までの恩師の姿が。残念ながらこの映像途中からしか映っていないのだけど、ラファエル・アルトゥニアンコーチの姿があったのが感動的。師弟関係解消に少し後悔が残ったと後にラファエルご本人が語っていたので。そういうことにしこりを残さないのが真央ちゃんの素晴らしいところ! 心から感謝しているのだと思う。タチアナ・タラソワ先生とザンナ・フォレコーチの3ショット、佐藤信夫コーチと佐藤久美子コーチ、ローリー・ニコルの映像も。きっと山田満智子コーチの姿もあったことでしょう。会場には佐藤信夫コーチの姿があって感動

 

2Aが1Aになってたかな? これ以外ジャンプはなかったと思う。滑りとスピンだけでこれだけ見せちゃう。本当に本当に美しい。心の美しさがにじみ出ている。見ている側が素人だからこそ、そういう部分が胸に迫って来るのだと思う。心が美しくない人の演技には全く心惹かれない。本当に透明感のある素晴らしい演技。もちろん技術もスゴイ。そういうのをサラリとやってしまう浅田真央。やっぱりスゴイ! 本当にフィギュアスケート界の宝✨

 

ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

Mao Asada. The Ice 2017

見ているだけで幸せ

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【動画】浅田真央 エレジー THE ICE 2017

2017-07-30 14:08:55 | 【動画】MaoAsada

【動画】浅田真央 エレジー THE ICE 2017

 

 

今年4月に現役引退発表した浅田真央ちゃん。引退後初の演技は毎年恒例の座長公演THE ICE。この公演中京テレビが主催だからなのか、名古屋と大阪公演しか行われない 長野、仙台、福岡などでも公演が行われた年もあったけれど、関東近県で公演してくれないのが悲しい😢 東京公演したら絶対お客さん入ると思うんだけど、何故ないんだろう?

 

いきなり愚痴ってしまったけれど、そんな真央ちゃんの引退後初滑り。オープニングの群舞など滑ってはいたものの、ガッツリ1人で滑ったのはこのラフマニノフの「エレジー ~スイートメランコリー~」が初。ラフマニノフといえば、バンクーバーオリンピックの「鐘」、そして伝説のソチオリンピック「ピアノ協奏曲第2番」など、勝負どころで滑って来た作曲家。どちらも振付はタチアナ・タラソワ先生だったけれど、今回はローリー・ニコル。

 

ローリーの振付方法は、まずは本人を自由に動かせて、そこから振り付けていくというシステムだったように思う。今回の振り付けの中にも以前見たことのある振りも多く見受けられた。ビックリしたのは「ピアノ協奏曲第2番」の両手両足を広げて後ろに飛ぶ振付が入っていたこと。これよくローリー許可したね。だってタラソワ先生の振付でしょ? リスペクトなのかしら? 


これね!

 

THE ICEは公演初日の7月29日、フジテレビで放送された。これ公演が終わらない時間帯での放送ということで、エンディングとか入るのか?と心配されていたのだけど、案の定恒例のジェフリー・バトルとのコラボが入ってなかった。・゚・(ノД`)・゚・。 これジェフがピンカートンで2人で「蝶々夫人」を演じたそうなので、是非是非見たいのだけど見れる機会があるのかしら? 完全版は日テレプラスじゃなきゃ放送ないからな~💦

 

ちょっと話が反れちゃったけど、その番組内で振付を行う真央ちゃんとローリーの姿があった。曲選びをしている時、この部屋でこうして過ごすのはこれが最後なのねとローリーが言って、2人で涙ぐんでいた お母様を早く亡くした真央ちゃんにとって、ローリーは母親のような存在だったのかもしれない。2人の絆の表れがタラソワ先生の振り付けを使ったなのかなとも思った。真央ちゃんのやりたいようにやらせてくれるというか。タラソワ先生的にどうなのかは不明だけど

 

前置きが長いけれど、「エレジー ~スイートメランコリー~」良かった! 「鐘」や「ピアノ協奏曲第2番」のような重厚さがない分、ローリーの振り付けが合う気がする。重厚で力強い真央ちゃんも大好きだけど、真央ちゃんのふわふわスケートも大好き。膝の手術をしたらしいという情報もあるし、緊張してしまったとご本人が語っていたけれど、ジャンプは2Aが1Aに抜け、得意の3Loで転倒とミスが続いてしまったけれど、滑りの美しさと表現力はさすが! 本当に本当に大人の女性になったね~ 子供っぽくて表現力がないとディスられてた時から、子供っぽくて稚拙な表現などと思ったことは一度もないけど、本当に大人の色気と芯の強さを纏った素晴らしい演技だった

 

ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

Mao Asada. The Ice 2017

最後の表情が素敵

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【event】「蘇るモーリス・ベジャール」記者会見&秘蔵映像上映会

2017-07-30 02:29:00 | event

【event】「蘇るモーリス・ベジャール」記者会見&秘蔵映像上映会

 

 

WOWOWで当選! モーリス・べジャール(Wikipedia)のドキュメンタリー映画かなと思って応募したのだけど、秋の来日公演の打ち合わせのため来日中のモーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督ジル・ロマン氏(Wikipedia)と、同ダンサーの那須野圭右氏の記者会見と、秘蔵映像上映会だった (以下、敬称略)

 

モーリス・ベジャール・バレエ団の公演は1度見に行ったことがある。ずいぶん昔のことなので他の演目は忘れてしまったけれど、ジョルジュ・ドンの「ボレロ」目当てで見に行った。バレエを習っているけど全然詳しくないし、公演もほとんど見たことない。さらにコンテンポラリーよりもクラシックの方が好きだったりする。なのでバレエ団のこともベジャール本人のことも全然詳しくない。でも「ボレロ」が本当に大好きで、ただそれだけで応募して当選してしまって申し訳ない 

 

 





会場の日経ホールはカンファレンスなどにも使われるのか、前の座席の背中に引き出し式のテーブルがある。テーブル引き出してメモ取りながら見れたのでよかった。一応、備忘メモとしてTweetしておいたので、それに追記する形で記事を書いておこうと思う。とはいえ、結構頑張ってTweetしたので、そんなに付け足すことはないかも?

 

 

まずは、日本舞台芸術振興会専務理事の髙橋典夫氏の挨拶から。今年11月22日でベジャールが亡くなって10年になるのだそう。さらに20世紀バレエ団時代を含めて初来日から50年ということで、秋の来日公演が決定。これに合わせてWOWOWではベジャール特集を放送予定。さらに2014年東京バレエ団と合同公演した「第九交響曲」の舞台裏(だったかな?)を劇場公開する企画もあるとのこと! これ見たい! 高橋さんのモーリス・ベジャールとの出会いがなければ、この仕事をしていなかったかもしれないという言葉が印象的。人の出会いって不思議。そして素敵✨

 

 

実はジル・ロマンにはもう一つ質問があって、これからのバレエ団についてというもの。その回答について補足しておくと、今後はベジャール作品と新作の2つの軸で行っていくということだった。ジルとしてはそちらの答えの方がメインだったので、ベジャールについてはアッサリめだった。

 

那須野圭右の発言について補足しておくと、モーリス・ベジャールから直接指導を受けたことがないため、おじいちゃんという感覚ということだった。まぁ、そういうものかもしれない

 

 

補足としては、「魔笛」も「アニマ・ブルース」もテーマは同じであるとのこと。オードリー・ヘプバーンの影響と書いたけど、これはダンサーのカトリーナ・シャルキナがオードリーに似ていることからイメージしたとのことで、ここのパートについてはクラシックのテクニックが使われているとのことだった。

 

 

那須野圭右と大貫真幹が大変仲が良く、ご本人によれば寝る時以外はほぼいっしょにいる状態なのだそう。そんな2人からインスピレーションを受けたジルが、もともと好きだった吉田兄弟の音楽を使って振り付けた。ボルヘスの「侵入者」にも影響を受けたとのことなのだけど、これはホルヘ・ルイス・ボルヘス(Wikipedia)のことかな? ちょっと「侵入者」というのが見つからなかったのだけど?(o゚ェ゚o) とにかく、友情関係を描きたいと考えたとのこと。

 

また、1960~70年代の日本の恋愛の曲を使いたいと考えて、那須野圭右に探すように依頼したとのこと。それについて那須野圭右によると、自分が生まれる前の曲なので戸惑った。YouTubeで探してジルに聴かせるとダメ出しばかりで、半分ヤケになって美空ひばりが歌う"La Vie en Rose"を聴かせたところ気に入ってもらえたとのこと。←こんな内容のことをもう少しおもしろく話していた(笑) 

 

 

「ピアフ」についての補足としては、声を使った作品だということくらいかな?

 

「ボレロ」については、男性はジュリアン・ファヴロー、女性はエリザベット・ロスが踊るということで、「兄弟」「ピアフ」「ボレロ」には一連の流れというか関連性があると言っていたけど、具体的にどういう流れなのかは言っていなかったように思う。それか聞き逃した 

 

 

第1部「テム・エ・ヴァリアシオン」は"t'M et variation"と書くのだけど、バランシン(Wikipedia)への言葉遊びってことで、これはちょっと勉強不足でよく分からなかったのだけど、Wikipediaによると『テーマとヴァリエーション』のことかな? 下の質疑応答ので質問されているベジャールが毎日手紙をくれたというのは、この作品の紹介時に語られたエピソード。この手紙に対してダンサーの踊りで返事をしたいと考えたとのこと。


第2部「ベジャール・セレブレーション」の原題は"Bejart fete Maurice"。祝祭をテーマとしていて、作品をパノラマにして見せたいと考えたとのこと。


那須野圭右は東京バレエ団に振付指導を行っているそうで、動きの一つ一つに意味があるので、ビデオを見て踊るだけではいけないと考えている。フランス語と日本語にはやはりニュアンスなどに違いがあって、その辺りのことは20年の経験を生かして伝えているとのこと。なるほどね。

 

 

 

 

 

 

ここについてはあまりメモが取れてなくて、ほぼTweetしたとおりなので補足はなしとします

 

 

 



 

 

 

モーリス・ベジャールご本人について詳しくないので、これらの遺品についても全くどういう所縁の物なのか分からないのだけど、やっぱり胸に迫るものがあった 

 

 

1967年に20世紀バレエ団として初来日してから前回公演の2014年まで一気に見せる。30分くらいあったかな? 最初の頃は動画はなくて写真だったけれど貴重な映像。個人的にはコンテンポラリーよりクラシックの方が好きなのだけど、今回こうして映像を見てみると、コンテンポラリーを踊るということは、クラシックの技術があってこそなのだなと感じた。まずは基礎があって、そこから崩す。崩すというと語弊があるな 革新的なことをするということは、まずは基礎があってこそということかな。

 

ジル・ロマンもそうだけれど、ジョルジュ・ドンの映像はとても貴重だと思う。ジョルジュ・ドンの「ボレロ」の映像が見たかったな~ これ実際見に行っているので! この映像がこの記者会見のためだけに作られたものなのか、どこかで公開したり、WOWOWの特集で放送されたりすることがあるのか不明なのだけど、これはとっても貴重な映像だと思う。

 

そして、秋の公演のプロモーションビデオが素晴らしかった。ダンサーの動きをとても美しく、カッコよく撮っていた。「ボレロ」と「魔笛」が見たくなった!

 

この後、マスコミによるフォトセッションがあり、その後で希望者は並んで舞台前からジル・ロマンと那須野圭右のお二人を撮影。帰ってしまった人もいたけれど、かなりの人数が残っていた。撮り終わったら流れてくれという誘導があったけれど、10~15分くらいはポーズ撮り続けていたと思う。終わった瞬間よろこびの声を上げていたけど、気持ちは分かる お疲れさまでした!

 

ということで、なかなか貴重な体験をさせていただきました

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【cinema】『怪物はささやく』

2017-07-26 00:13:00 | cinema

2017.06.24 『怪物はささやく』鑑賞@TOHOシネマズみゆき座

 

見たいと思って試写会応募したけどハズレ DVDでもいいかなと思っていたのだけど、お昼から用事済ませた後、ちょうど時間が合ったので日比谷へ移動して見てきた~

  


ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「13歳のコナーは末期ガンの母と2人暮らし。学校では同級生にいじめられていた。辛い日々。さらに毎晩12:07になると怪物が現れて・・・」という話。これはなかなか良かった。ダークファンタジー好きとしては期待大だったのだけど、期待を裏切らない。全体的に暗く救いがあまりないのは見ていて辛いけれど、とにかく画が好き。

 

ファン・アントニオ・バヨナ監督作品。監督の作品は『永遠の子供たち』を見ていて、とても好きだったので今作も見てみたいと思った。公式サイトによりますと、同名の原作は47歳で亡くなったシヴォーン・ダウドの遺稿を、脚本も手掛けたパトリック・ネスが完成させたそうで、英国史上初カーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞をW受賞したとのこと。この原作を『パンズ・ラビリンス』(感想はコチラ)を手掛けたプロデューサーのベレン・アティエンサが気に入り、バヨナ監督を起用したというのが映画化の経緯。

 

コナー役のキャスティングは難航し、アティエンサは1,000人の候補に会ったのだそう。まぁ、多少盛っているとは思うけれど。最終的には『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』を取り終えたばかりのルイス・マクドゥーガルに決定したとのこと。コナーの母親役にはフェリシティー・ジョーンズが決定し、祖母役を演じるのは初めてだというシガニー・ウィバーがコナーの祖母を演じている。怪物役はリーアム・ニーソンで40年の俳優人生で初となるモーションキャプチャーもこなした。コナーとのシーンは当初は別々に撮影する予定だったけれど、一緒に演じたのだそう。リーアムの動きをもとに、アニマトロにクスで撮影された怪物は、『パンズ・ラビリス』でアカデミー賞を受賞したモンセ・リーベとデヴィッド・マルティが担当。第31回ゴヤ賞では監督賞など、今年度最多の9部門で受賞。

 

見てから一ヶ月経ってしまったし、その後劇場鑑賞も含めて、かなりの数の映画を見ていることもあり、細かい部分を失念 怪物がコナーにする3つの話ですら記憶が曖昧に 適当なことは書けないので、いつものようにシーンごとに詳細に書いていくことはできないかもしれない。まぁ、別にどうでもいいとは思うけれど、一応断り書きとして書いておく。最近ホントに記憶力が衰えてしまって悲しい

 

冒頭から不穏な雰囲気。大地が割れ教会が倒れてゆく。大地の裂け目に女性が落ちそうになっている。少年は必至で彼女の手をつかんでいるが今にも離れてしまいそうになる。そこで目が覚める。時計を見ると夜中の12:07。この少年が主人公のコナー(ルイス・マクドゥーガル)で、見ている側も今後何度かこの悪夢を見ることになる。そして怪物が現れるのもこの時間。これ何故この時間だったんだっけ? これについてネタばらし的なことはあったっけ? ちょっと忘れてしまった。

 

コナーは母親(フェリシティー・ジョーンズ)と教会の近くの家で2人暮らし。イギリスによくある古い家は、日本人の感覚では2人で住むには広い。離婚した父親(トビー・ケベル)はアメリカに新しい家族と住んでいる。前夜、怪物に襲われる夢を見たコナーは母親のベッドにもぐり込み、優しく部屋に戻るように言われたけれど、そのまま寝たらしい。母親はどうやら具合が悪いらしく、コナーは朝食の用意をしたり洗濯機を回すなど、出来ることは自分でしている様子。母親は起き上がれないのか見送られることなく学校に向かうコナー。

 

学校ではどうやら孤立しているようで、2つ3つ前に座っている少年はコナーのことが気になる様子。コナーが彼を見ているのがイライラすると仲間数人といじめているらしい。うーん。確かにコナーが彼のことを見つめているともとれるけれど、見ている側としては彼の方がコナーを気にしているように思ったのだけど、作り手としてはどういう意図だったのだろう? この少年は後にコナーを殴る際、他の少年たちに手出しをしないよう指示する。自分とコナーとの間には暗黙の了解があって、コナーは自分に殴られたがっているというのだった。コナーにはゲイ的な部分があるのか、それとも後に明かされる理由により、自分を罰したいと思っていたのか? 自分にはよく分からなかった。

 

コナーの母親はどうやら末期ガンらしい。今までいろいろな治療をしてきたけれど効果がなく、容体が悪化して入院し、新たな治療を試みるもこちらも効果が出ない。そして、もう治療方法はない。母親が入院したことで、コナーは祖母(シガニー・ウィバー)の家で暮らすことになる。空想好きなコナーは厳格な祖母が苦手であり、祖母の家には居場所がないと感じている。事実、入れてもらえない部屋があったり、自分の部屋がなかったりする。両親の離婚、学校でのいじめ、母親の病気とただでさえ辛い日々を送るコナーにとって、ぬくもりを感じない祖母との日々は確かに苦痛かもしれない。とはいえ、この祖母もコナーを愛していないわけではないし、冷たい人というわけでもなくて、おそらく現在は娘であるコナーの母親のことでいっぱいいっぱいなのでしょう。それは責められない。

 

コナーを訪ねて父親がアメリカからやって来る。2人は遊園地へ行き楽しく遊ぶけれど、父親はコナーを引きとるつもりはない。遊びに来いとは言うけれど、一緒に暮らそうとは言わない。コナーがそれを本当に望んでいたかは別として、父親に捨てられた気がすると思う。そのことで父親を責めるけれど、父親の言い訳は家が狭い。それはちょっと逃げてるなと思った。おそらくは現在の奥さんが望まない、もしくはコナーを引き取るとういうこと自体言い出せないのどちらかなのだと思うけれど、いずれにしてもハッキリ言ってしまえばコナーは傷つく。でも、家が狭いなどという中途半端な言い訳は余計傷つくと思う。そして自分で本当の理由を考えて、気持ちを落ち着かせなければならなくなるので。まぁ、なんでもハッキリ言えばいいというものではないし、ハッキリ言わない含みの中から相手の思いをおもんぱかるのは日本人の美徳だったりするので、そこを否定したくはないのだけど、少なくともこの父親の説明には見ている側としても苛立ちを感じた。そりゃないだろう(*`д´)

 

結局、コナーは祖母の家で暮らすしかない。母親と一緒に暮らしていた家は、家自体も家具なども古い感じで、便利そうではなったけれど、とてもかわいらしい家だった。ソファで2人並んで映画(だったっけ?)を見るシーンがほほえましい。コナーの部屋も結構広くて、ちょっと古い感じ。アンティークっぽいのともちょっと違う。空想好きな少年の部屋という感じで、全体的に茶色いトーン。コナーの部屋の窓からは大きな木が見える。この部屋ならば怪物が現れても不思議はないなと思うけれど、怪物は祖母の家にも12:07になると現れる。

 

怪物は3つの物語をするから、4つ目はコナー自身が話せと言う。物語など知らないというけれど、真実の物語を話せという。3つの物語は3夜に分けて話される。1話目は「黒の王妃と若き王子」、2話目は「薬師の秘薬」、そして3話目が「透明人間の男」なのだけど、1話目と2話目はかろうじて覚えているんだけど、3つ目が全く思い出せない どうしたこと? まぁ、3つの話自体は特別なくてもストーリー上あまり関係ないのだけど、絵本のようなアニメとリーアム・ニーソンの語りで見せられるそれは、ちょっと皮肉がきいていて、それがおとぎ話っぽくておもしろかった。そのわり覚えてないけど でも、薬師の仕事を奪った神父の信仰が試される「薬師の秘薬」は好きだった

 

いつから怪物がコナーのもとに現れていたのか不明なのだけど、コナーと怪物の関係は次第に距離が縮まっていく。でも、それは友情とは違う。コナーが怪物の言われるままに感情を爆発させ2人で暴れていると、現実の世界では祖母の客間を壊滅的に破壊していたりする。コナーとしては客間を破壊している意識はないわけなのだけど、祖母としてみればショック もちろん大切な物が壊されたこともそうだけれど、やはり孫の仕打ちに傷ついてしまう。呆然とした様子で部屋を出ると、開かずの間に閉じこもってしまう。漏れてくる祖母の嗚咽にコナーも心を痛める。祖母がこもった部屋については後に明かされるけれど、その部屋の意味を知るとこの時の祖母の気持ちが分かって切ない

 

この怪物主導による破壊行動の意味があまり理解できなかったのだけど、これはやっぱり気持ちを抑えがちなコナーの思いを爆発させようという意図なのかな? どうやら怪物は12:07であれば昼間でも現れるようで、ある日の昼休みランチ中のコナーをいじめる例の少年に対して、現れた怪物が煽ってコナーが彼に襲い掛かるシーンがある。もちろん怪物はコナー以外には見えていないから、単純にコナーが少年に暴力をふるっているように見える。コナーは教師に呼び出されたようで、少年の家族は訴えると言っている的なことを言われる。これ『ムーンライト』(感想はコチラ)の時にも思ったのだけど、確かに暴力はよくないけれど、その前に相手がさんざんいじめてたことにつては全くおとがめなしなの? 納得がいかない!(*`д´)

 

ただ、いじめ少年のセリフなどから、コナーはゲイなのかなと思わせる感じがあった。少年はそれを承知していてコナーをいじめている。コナーもそれを承知で抵抗しないというような。あくまで勝手な想像だけど、そう考えると辻褄が合う部分もあるように思う。でも、この後この少年のことは一切触れずに終わってしまうので、ちょっと中途半端な気がした。コナーの抱えている問題はいじめがなくても十分重いので、この少年との関わりも含めて丸ごといらない気もするけれど、コナーが立ち向かえる勇気が持てたという描写なのかな? そして、それでも暴力での解決はいけないということなのかしら? ちょっと意図がつかみ切れず。まぁ原作にもあることなのでしょうけれど・・・

 

母親の病状はひどく悪い。たまに起き上がって祖母に体を拭いてもらったりしているけれど、かなり辛そう。そしてこの背中! ガリガリ。このフェリシティー・ジョーンズの役作りはスゴイ! 病人なのだから当然スッピンで、目の下にはクマができている。そしてガリガリに痩せている。本当に病人のよう。この一瞬のシーンだけで、母親がもうダメなのだということが見ている側に伝わる。この背中は衝撃的だった。まさに女優魂。一方のシガニー・ウィバーも後半はほぼスッピンだったんじゃないかな? 祖母役は初めてだそうだけれど、女優さんが祖母役を演じるというのは思うところあるのかなと思ったりする。自分の年齢を自覚することになるから。とはいえ、祖母はコナーの母親の母なわけで、娘を失おうとしているのだから、お化粧バッチリなのは変。その辺り徹しているのはさすが。

 

母親がいよいよ危ないという状況の中で、コナーは怪物から4つ目の話をしろと迫られる。4つ目の話はコナー自身の真実を話さなければならない。でも何を話せばいいのか? 毎晩夢に現れたあの教会。地面が崩れ始める。また悪夢を見ているのか? そうではなさそう。母親が地面の裂け目に落ちそうになっている。コナーは必死で腕をつかんで引き上げようとする。でも重くて上がらない。そしてコナーが叫ぶ。正確なセリフは忘れてしまったけれど、手を放したかったということで、要するに母親のことを諦めたかったという意味。もちろん母親に死んで欲しいわけじゃない。でも、張り詰めた気持ちは限界に達していたということ。母親の手を放して楽になりたかった。これは辛い。そして誰も責められない。そう考えたら泣いてた

 

母親は結局亡くなってしまう。コナーの姿がないことに気付いた祖母は彼を探しに行く。夢で巨人が現れる木の根元で眠っていたコナーを抱き上げる祖母。

 

場面変わって祖母の家。コナーの部屋を用意したので案内すると言う。そこはあの開かずの間で、母親が子供の頃使っていた部屋だった。それが分かった瞬間涙腺決壊! まぁ既に泣いてたけど 死にゆく娘を思う祖母の気持ちを考えると切ない まだ娘が生きているうちにコナーに使わせられなかった気持ちも分かるし、コナーが暴れた日にこの部屋に籠って泣いていた姿がよみがえって辛い このシーンだけでコナーと祖母の絆と新たな関係が始まったことが伝わって来る。コナーの部屋には母が子供の頃使っていた物がたくさん残されていて、その中に絵日記があった。そこには怪物のことや3つの話が描かれていた。というシーンで映画は終わり。怪物の存在については実在するのか、コナーの空想なのかどちらでも取れると思う。母親も見ていたってことで存在するという解釈でもOKだし、コナーの空想であり、それは例えば幼い頃母親が話してくれていて、それに影響されたとも考えられる。個人的には後者かなと思っているけど、ダークファンタジーなので前者でも素敵な解釈だと思う。

 

キャストはフェリシティー・ジョーンズとシガニー・ウィバーについては既に書いてしまったけど、女優魂を感じた。スッピンを晒すということが体当たりの演技とも思わないし、末期ガン患者の役なのに太っているのはあり得ないと思うけど、やっぱりあの背中は衝撃だった。いろんなタイプの女優や俳優がいると思うので、オードリー・ヘプバーンのように何をやってもオードリーで、寝る時もお化粧バッチリでイメージを崩さないのもある意味女優魂だと思うけれど、個人的には役柄によってガラリと変わってしまうタイプが好きなので、今回の2人の演技や役作りは素晴らしいと思った。シガニー・ウィバーは厳しくて頑固ではあるけれど、普通のおばあちゃんに見えた。それが女優ってことだと思う。年齢的にはとっくにおばあちゃんなのに、いつまでも小さな子供の母親役とか変。それで大女優って言われても個人的にはそうは思えないし、そういう女優さんには人気があっても興味はない。あくまで個人的な好みの問題。

 

と、自分の女優論を熱く語ってしまった 怪物役のリーアム・ニーソンの深みのある声が良かった。怪物は悪でも善でもない。その辺りのさじ加減も見事。コナーのルイス・マクドゥーガルくんも良かった。怪物を空想してしまいそうな男の子。繊細で思慮深い。同級生の少年に複雑な気持ちを持っていることも感じさせて見事。とてもよかった。色白でひょろっとした容姿もダークファンタジーに合ってる。ホメてます!

 

予備知識はほぼなく見たので、怪物の造形は意外な気がした。もっと違う感じを想像していたので。あんなに大きいとも思ってなかったし、まさか木とは思わなかった。嫌いではない。コナーと母が暮らす古い家がかわいかった。特にコナーの部屋はちょっとアニメっぽいというか、おとぎ話的な感じ。いろんな物が置かれていたりするけど、散らかっている感じやゴチャゴチャ感はない。小学生の少年の部屋にしては広い気がするけど一人っ子だからね。ポップなのとは違うのだけど楽しい部屋。祖母の家のコナーの部屋(旧母の部屋)も似たテイストなので、これは母の趣味ってことかな? 住みたいかというとちょっと違うのだけど、かわいくて好きだった。祖母の堅苦しくて古い家も嫌いじゃない。全体的にダークな画も好きだった。

 

見てから感想書き終わるのに一ヶ月かかってしまったので、上映終了しちゃったね 両親の離婚、いじめ、母親の病死など重い内容なので、おススメしにくい感じはあるのだけど、ダークファンタジー好きな人は絶対好きだと思う。フェリシティー・ジョーンズ好きな方是非!

 

『怪物はささやく』Official site

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【Googleのロゴ】マーシャル・マクルーハン 生誕106周年

2017-07-21 23:49:19 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!


 

マーシャル・マクルーハン 生誕106周年


すみません どなたでしょう?

毎度のWikipeidaによりますと・・・

 

ハーバート・マーシャル・マクルーハン
(Herbert Marshall McLuhan, 1911年7月21日 - 1980年12月31日)はカナダ出身の英文学者、
文明批評家。メディアに関する理論で知られる。


もともとニュー・クリティシズム等を論じる英文学教授であったが、
メディアに関する理論の方が彼を著名にした。
現在、メディア研究と呼ばれる分野において重要位置を占める存在のうちの一人とされる。


とのことで、あとは概略ということで年表と、業績が箇条書きで書かれているのみ。
一応、業績から勝手に重要そうだと認定した文言をコピペしておく



「メディアはメッセージである」という主張。
普通、メディアとは「媒体」を表すが、その時私たちはメディアによる情報伝達の内容に注目する。
しかし、彼はメディアそれ自体がある種のメッセージ(情報、命令のような)を既に含んでいると主張した。



他にも、「ホット」と「クール」なメディアという分類や、
「メディアはメッセージである」というテレビメディア論、
グローバルヴィレッジ(地球村)のような分析・視点など、実に様々な理論を展開している。



ってちょっと功績が分かりにくいな・・・
あ! そうそう


生前に、大衆雑誌や映画(例えばウディ・アレン監督の『アニー・ホール』)にも出演したため、
「ポップカルチャーの大司祭」というような形容で言い表された。
しかし、学者の間では賛否両論に分かれ、陶酔的に耳を傾ける者もいる一方で、
実証的な検討なしの思いつきでしかないというような批判もされた。



『アニー・ホール』に出演してたのね😲


1980年 オンタリオ州トロントで死去(69歳)。

とのことでした



このロゴかわいい
検索画面のロゴはこんな感じ



Happy Birthday

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【play】「レ・ミゼラブル」日本初演30周年記念公演 鑑賞@帝国劇場

2017-07-18 00:22:29 | play

🌹【play】「レ・ミゼラブル」日本初演30周年記念公演 鑑賞@帝国劇場🌹

 

 

 

ここ数年、「ミス・サイゴン」(感想はコチラ)と交互に上演している「レ・ミゼラブル」(前回感想はコチラ)。 自分の中では大好きなミュージカルツートップ。もう一つは「オペラ座の怪人」。どちらもホントに好きなので、順位はつけられない! そんなレミの30周年記念公演ということで、とっても楽しみにしていた。スペシャルカーテンコールが行われた、スペシャルウィークのチケット取りたかったのだけど玉砕。ぴあなどではチケットあったみたいだけど、既にこの日のチケット取ってたので諦め イヤ、資金難なので何度も繰り返しは行けないので ということで、行ってきた!

 

 

 

ロングラン公演の楽しみといえばキャストの組み合わせ。資金難ゆえ1回しか見れないからこそキャストにこだわりたい! 今回見たかったキャストはコチラだった。東宝のサイトでは、プリンシパルキャストの出演日を検索できるシステムが導入されていて、このキャストで探したけど1日もなかった そこから選択肢を絞って行ったのだけど、なかなか思うようにいかず。譲れないポイントで選ぶしかないということで、マリウス:海宝直人、アンジョルラス:上原理生、コゼット:清水彩花の日で探したけど、こちらもほぼなかった で、結局これだけは譲れないということで、マリウス:海宝直人、アンジョルラス:上原理生でチケット探して取れたのがこの日。

 

 

原作はいわずとしれたヴィクトル・ユゴーの文芸大作。翻訳版は文庫本で5冊になる長編。これを、作詞アラン・ブーブリルと作曲クロード=ミシェル・ショーンベルクのコンビがミュージカル化、1980年パリで初演。これ確か何かを記念しての特別公演だったように思う。フランス革命200年だったかな? この作品をプロデューサーのキャメロン・マッキントッシュが演出家のトレバー・ナンらと共に英語版に作り直したものが、現在世界各国で上演されているミュージカル「レ・ミゼラブル」となった。2010年のロンドン初演25周年を機にローレンス・コナーによる新演出版が作られ、現在日本を始め世界で上演されているのはこちらのバージョン。オリジナル演出版はロンドンで現在もロングラン公演されている。というのが、Wikikediaをベースに自分の記憶や知識を加味した簡単な説明。


内容については2012年の映画版(感想はコチラ)に詳しく書いたので割愛。この作品に初めて出会ったのは実はロンドンだった。もうかれこれ30年近く前。まだ学生で初めての海外がパリとロンドン。憧れだったパリは本当に素敵で、その余韻が残る中、最後の夜ロンドンで見た。小学生の頃「ああ、無情」を読んだけれどジャン・バルジャンがパンを盗んだことしか覚えていず、英語もほとんど分からず、ミュージカルも数作しか見たことない状態。なのに大感激して号泣してしまった。翌日の飛行機の中ではずっと「民衆の歌」が頭の中でリピートしてた。

 

と、熱く語ってしまった(o´ェ`o)ゞ まぁそれくらい思い入れがあるということで、その期待を裏切らない素晴らしい公演だったということ。一応感想Tweetしておいたのだけど、今回少な目だったかな? まぁ、いつものようにTweetに追記する形で感想を書こうと思う。

 

 

新演出版を見るのは3回目(1回目の感想はコチラ)。初見時から旧演出に比べてとても熱い演出になっていると思っていたけど、年々熱くなっている。とはいえ、具体的にどこがって説明するのは難しいのだけど 自分が気づいた変化は、前回鑑賞時レンブラントの「放蕩息子の帰還」のようだと感じた司教様がバルジャンを赦すシーン。前回は3列目の右寄りの席で、このシーン自体は舞台の左(下手)側で演じられていて、バルジャンの背中を見ていた。今回は14列目の左寄りの席で、舞台の右(上手)側で演じられており、バルジャンの表情がよく見えた。司教様が歌っている間バルジャンはずっと嗚咽していた。これは泣いた。・゚・(ノД`)・゚・。 人はいつ誰に出会うかってことが重要だと思っていて、バルジャンにとってこのタイミングで司教様に巡り会えたことが、人生を大きく変えたわけで、自分の価値観や人生観が一変した瞬間に冷静でいられるはずがない。この嗚咽が演出の変更なのか、吉原光夫の演技によるものなのか不明なのだけど、これはとっても良かったと思う。

 

旧演出を最後に見てから10年以上時間が経っているので、よく覚えていないこともあるのだけど、新演出版ではとにかくシーンが流れるように変わって行き途切れる所がなく、無駄なシーンがなく退屈する場面がない。特に個人的にここを見に行っていると言っても過言ではない学生たちのシーンが熱い! カフェでの盛り上がりから一幕ラストの"One Day More"まで一気に見てしまう。途中マリウスとコゼットのシーンもあるけど気持ちが切れてしまうことがない。個々の演技については後に触れるけど、とにかく熱かった! ホントに気持ちが最高に盛り上がって1幕終了。

 

レミは2幕から登場してくるキャストはなく、1幕で全員が出そろう。自分の中にこう演じて欲しいとか、こう歌って欲しいというのがあって、その通りに演じてくれるととってもうれしいけど、自分の思いもしないアプローチでそれがとってもハマる時もある。今回は後者のパターンはなく、どちらかというと前者パターンだった。ちょっとイメージと違うかなというキャストもいたけれど、全員演技も歌も上手くて、しばしば(´ェ`)ン-・・となることの多かった子役たちも頑張ってた! 特にリトル・コゼットの鈴木陽菜ちゃんは声もキレイで歌も上手く、子役独特の発声法もなくてとっても良かった。

 

 

上にも書いたけど最初に泣いたのは司教様に赦されたバルジャン号泣シーン。次がファンティーヌの死。エポニーヌの死、ガブローシュの死、そして学生たちの死でもチラリと涙。マリウスの歌でもちょっぴり泣いた。でもやっぱり一番泣いたのはバルジャンの死からラスト。コゼットのために自ら身を隠したバルジャンは、死を意識する。司教様に赦されて生まれ変わったバルジャンは、ほんの少しの判断ミスでファンティーヌの人生を狂わせてしまい、正しい人になったためにまた追われる身となる。バルジャンの晩年10年間はコゼットを守り育てるために捧げられてきた。コゼットの存在はファンティーヌへの償いであり、バルジャンの生きる理由だったのだと思う。そして伴侶を得たコゼットをマリウスに託した今、自らの使命は終わったのだと考える。その終わりの時に司教様から頂いた銀の燭台に火をともす。これは泣くでしょう。・゚・(ノД`)・゚・。

 

前回鑑賞時は清水彩花コゼットに釘付けだったけど、今回はバルジャンに引き付けられた。学生のシーン目当てだし、海宝マリウス中心にチケット取ったけれど、やっぱりこれはジャン・バルジャンの物語なんだなと改めて思う。バルジャンの人生の終わり、そして神に召されて苦しみから解き放たれる瞬間が崇高で美しい。そして全員そろっての大合唱。これは本当に感動して涙が止まらない。゚(PД`q。)゚。

 

 

自分が見たかったのは上にリンク貼ったとおり、バルジャン:ヤン・ジュンモ、ジャベール:吉原光夫、エポニーヌ:昆夏美、マリウス:海宝直人、コゼット:清水彩花、アンジョルラス:上原理生だったけど、残念ながらこの組み合わせの日はなし😢 でも、この日のキャストも良かった。光夫バルは以前見ているけれど、今回の方が良かったと思う。より熱く、よりお父さんバルだった。そして、最終的には聖者になっていたと思う。次回はジャベールを見てみたい。でも川口竜也ジャベールがとても良かったので全然OK。

 

アンジョルラスの上原理生は相変わらず歌が上手くて声量がスゴイ。でも、ちょっと調子が悪かった印象。本来はもっとスゴイ気がする。とはいえカリスマ性が感じられたし、これを聴きに行っている「群れとなりてーーーーーーー!」が自分の歌って欲しいとおりに歌ってくれて大満足 声量豊かに響き渡った。

 

一番のお目当てだった海宝マリウス。前回とっても評判が良くて気になっていた海宝直人。「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 2017」(感想はコチラ) で初めて見て、とっても期待してた。結論からいうと期待を裏切らなかった! 歌の上手さと声量については既に知っていたわけだけど、演技も良かった。背が高くてスタイルが良く、容姿がよくて品があるのでマリウスにピッタリ。恋に落ちたキラキラ感というよりもフワフワ感という感じだけど、それがキャラに合っていると思う。映画の感想などにも書いたけれど、マリウスは革命のさなか恋に落ちて、自分に恋するエポニーヌにキューピッド役をさせてしまう空気の読めない青年だけど、海宝マリウスはそうはなっていず、イライラするどころか、しかたないなぁ感もない。多分それだけ自然で品がいいってことだと思う。このマリウスは好き

 


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これは上の方に書いたとおり。以前の記事にも書いたけれど、主人公であるバルジャンは追われる身であることから、どうしても受け身にあならざるを得ず、物語の大きなうねりは学生たちが起こす革命ということになる。ここがどれだけ熱く、カッコよく、そして切ないかがとても重要。この場面は本当に見るたびに熱くなって行っている。特に「アー・ベー・セー・カフェ」から「民衆の歌」、そして「ワン・デイ・モア」までは何度でもリピしたい!

 

幸せなことよりも辛いエピソードが多く、たくさんの人が死に、主人公の死で終わる作品なのに、大きな感動に包まれて最後には勇気や希望のが貰える。やっぱり自分の中ではこの作品は特別。これからもずっと見続けたい。来年はまた「ミス・サイゴン」なのかな? 再来年までおあずけなの辛い これはホントに奇跡のミュージカルだと思う! また見る!!

 

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【Googleのロゴ】石岡瑛子 生誕79周年

2017-07-12 00:50:08 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



石岡瑛子 生誕79周年

もちろん知ってるけど、一応毎度のWikipediaから引用


石岡 瑛子(いしおか えいこ、1938年7月12日 - 2012年1月21日)は、

東京都出身のアートディレクターデザイナー

妹は同じくアートディレクター、イラストレイター石岡怜子

米国映画芸術科学アカデミー協会(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)会員。


とのことで・・・


東京芸術大学美術学部卒業後、資生堂入社。

グラフィックデザイナーアートディレクターとして活動した。


1970年、石岡瑛子デザイン室として独立し、

パルコ角川書店などの広告で1970年代の日本で活躍。


1980年代からは活動拠点をニューヨークに移し、メディアに限定されない分野で国際的に活動した。

映画や演劇においては、セットデザインと衣装デザインの両方を手がけるが、

衣装担当のみの作品も少なくない。


主な受賞歴に、アカデミー衣裳デザイン賞

マイルス・デイヴィスのアルバム『TUTU』のジャケットのデザインでグラミー賞

ニューヨーク映画批評家協会賞カンヌ国際映画祭芸術貢献賞など多数。

2002年には、紫綬褒章を受章。


ジョージ・ルーカスフランシス・フォード・コッポラらとは交流が深い。


2008年北京オリンピックの開会式では衣装デザインを担当した。

2012年1月21日、膵臓がんのために死去。

73歳没。


と、全文をコピペ


映画好きとしては、やっぱり映画の衣装デザインについて語りたいところだけど、

『ドラキュラ』しか見ていなかった


自分の中の石岡さんのイメージとしては、

以前見た「プロフェッショナル ~仕事の流儀~」(感想はコチラ)での、

1mmも妥協しない姿に感動した

そして、意外にも仕事に行きたくないと思う日があるということ。

これだけパワフルな人でもそういう日があるのかと驚いた😲

そういう姿も見せてしまう素敵な方だった。


このロゴは石岡さんの作品が紹介されているのかな?

自分は分からなかったけど、何の作品か分かる方は分かるかも?




検索画面のロゴはこんな感じ


お誕生日おめでとうございます!

 

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【Googleのロゴ】七夕 2017

2017-07-07 01:03:35 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!




七夕 2017

もちろん知っているけど、毎度のWikipediaより引用!


七夕(たなばた、しちせき)は、

中国日本韓国ベトナムなどにおける節供節日の一つ。

五節句の一つにも数えられる。


旧暦では7月7日のことで、

日本ではお盆(旧暦7月15日前後)との関連がある年中行事であったが、

明治改暦以降、

お盆が新暦月遅れ8月15日前後を主に行われるようになったため関連性が薄れた。

日本の七夕祭りは、新暦7月7日や月遅れの8月7日

あるいはそれらの前後の時期に開催されている。


とのことで、各国の歴史や風習や時期などの記載があるけれど、

日本のみ抜粋

 

日本の「たなばた」は、元来、中国での行事であった七夕が奈良時代に伝わり、

元からあった日本の棚機津女(たなばたつめ)の伝説と合わさって生まれた。


「たなばた」の語源は『古事記』で

アメノワカヒコが死にアヂスキタカヒコネが来た折に詠まれた歌にある「淤登多那婆多」(弟棚機)又は

日本書紀葦原中国平定の1書第1にある「乙登多奈婆多」また、

お盆の精霊棚とその幡から棚幡という。

また、『萬葉集』卷10春雜歌2080(「織女之 今夜相奈婆 如常 明日乎阻而 年者将長」)

たなばたの今夜あひなばつねのごと明日をへだてて年は長けむ など七夕に纏わる歌が存在する。

 

とのことで、風習としては・・・

 

ほとんどの神事は、「夜明けの晩」(7月7日午前1時頃)に行うことが常であり、

祭は7月6日の夜から7月7日の早朝の間に行われる。

午前1時頃には天頂付近に主要な星が上り、天の川、牽牛星、織女星の三つが最も見頃になる時間帯でもある。

全国的には、短冊に願い事を書き葉竹に飾ることが一般的に行われている。

短冊などを笹に飾る風習は、

夏越大祓に設置される茅の輪の両脇の笹竹に因んで江戸時代から始まったもので、

日本以外では見られない。

 

時期としては・・・

 

日本では、旧暦天保暦和暦)の7月7日(行事によっては7月6日の夜)に行われ、

お盆(旧暦7月15日)に入る前の前盆行事として行う意味合いが強かった。

明治6年(1873年)の改暦後は、従来通り旧暦7月7日に行う地域、

グレゴリオ暦新暦)の7月7日に行う地域、

月遅れの8月7日に行う地域に分かれ、特に新暦開催ではお盆との関連が薄れた。

 

お祭りとしては・・・

 

1687年貞享4年)刊行の藤田理兵衛の『江戸鹿子』(えどかのこ)には、

「七夕祭、江戸中子供、短冊七夕ニ奉ル」とある。

その他、喜多川守貞の『守貞謾稿』にも、「七月七日、今夜を七夕という、

今世、大坂ニテハ、…太鼓など打ちて終日遊ぶこと也。

江戸ニテハ、…青竹ニ短冊色紙ヲ付ケ、高ク屋上ニ建ルコト。」とあり、

江戸時代中期には既に江戸で七夕祭りが始まっており、

江戸時代末期には大坂でも盛んになっている様子が窺える。

 

現代の「七夕祭り」は、神事との関わりも薄れ、もっぱら、

観光客や地元商店街等への集客を目当てとしたものとなっている。

 

とのことで、この後全国の七夕祭りが紹介されている。

七夕祭りと言えば仙台だけど、こんなにたくさんあるとは知らなくてビックリ😲

 

後は、織姫と彦星の説話を引用して終わりにしようかな

 

こと座の1等星ベガは、中国・日本の七夕伝説では織姫星(織女星)として知られている。

織姫は天帝の娘で、機織の上手な働き者の娘であった。

夏彦星(彦星、牽牛星)は、わし座アルタイルである。

夏彦もまた働き者であり、天帝は二人の結婚を認めた。

めでたく夫婦となったが夫婦生活が楽しく、織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなった。

このため天帝は怒り、二人を天の川を隔てて引き離したが、

年に1度、7月7日だけ天帝は会うことをゆるし、

天の川にどこからかやってきたカササギが橋を架けてくれ会うことができた。

しかし7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増し、

織姫は渡ることができず夏彦も彼女に会うことができない。

星の逢引であることから、七夕には星あい(星合い、星合)という別名がある。

また、この日に降る雨は催涙雨とも呼ばれる。催涙雨は織姫と夏彦が流す涙といわれている。


なるほど~

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

 

天の川見れますように(人'д`o)


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