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【Agatha】ちょっと暗い

2012-06-26 00:00:00 | Agatha
・・・【本日のアガサ】ちょっと暗い・・・
ちょっと暗いけど、今日のアガサ☆ http://t.co/BEvA4ikC Posted at 11:59 PM


【本日のアガサ】ちょっと暗い

http://twitter.com/maru_a_gogo


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【cinema】『アメイジング・スパイダーマン』(試写会)

2012-06-25 01:37:28 | cinema
'12.06.19 『アメイジング・スパイダーマン』試写会@TOHOシネマズ六本木ヒルズ

LINEで当選♪ LINEでアメイジング・スパイダーマンと友だちになって、会話をすると試写会応募のお知らせが来るというもの。頑張って会話したかいあって、見事当選! 台風の中行ってきたー

*ネタバレありです!

「幼い頃両親が失踪、伯父と伯母に育てられた高校生のピーター・パーカー。ある日、偶然見つけた鞄から、父親の秘密を知ってしまう。もっと父親のことを知りたいと思ったピーターは、父が勤めていたオズコープ社の研修生にまぎれて潜入。そこで飼育されているクモに刺されてしまい、スパイダー・パワーを手に入れるが・・・」という話。おもしろかった♪ 全体的にスピード感があって良かったと思う。おそらくシリーズ化されるのでしょうから、今作はピーターがいかにしてスパイダーマンになったのかということを描いているので、伯父さんを殺害した犯人探しのくだりが、やや長かったような気もするけれど、それを通してスパイダーマンになって行く過程を見せるのは良かったと思う。

いまさら説明の必要はないと思うけど、せっかくWikipediaで調べたので備忘のために書いておく。スパイダーマン(The Amazing Spider-Man)は、1963年3月に連載開始した、マーベル・コミックの作品。原作はスタン・リー。アメコミは版権が版元にあり、そのシリーズごとに作画者が変わったりするので、ストーリーやテイストもガラリと変わってしまったりするらしい。スパイダーマンもあまりに変わってしまったためか、見直しが行われたらしい(笑) MJ(メリー・ジェーン・ワトソン)と、ピーターの結婚は見直されたとのこと・・・ 今作のヒロイン、グウェンドリン(グウェン)・ステイシーは、ピーターの初恋の人だけど、原作ではグリーン・ゴブリンに殺されてしまうらしい。どうやらスタン・リーはピーターと結婚させる予定だったけれど、休暇中に代役を頼んだ脚本家が殺してしまったのだそう・・・ このシリーズではどうなるんだろう? ちなみに、グリーン・ゴブリンとなるノーマン・オズボーンの名前は度々出てくるけど、今作では登場しない。なんとグウェンはノーマンとの間に子供がいる設定のシリーズもあるらしくてビックリ!∑(゚ω゚ノ)ノ ノーマンの息子で、ピーターの親友ハリー・オズボーンも出ていない。その代わり今作では、後に親友となるフラッシュが出てくる。

と、つらつら書いているのは、やっぱりどうしても前シリーズと比べてしまうから。大筋は同じだけど、今作は別シリーズが始まったと考えた方が分りやすいかなと思ったので・・・ パラレル・ワールド的に。 まぁ、そんなにキチキチ考えなくても大丈夫なのだけど(笑) イヤ、サム・ライミ版の前シリーズが大好きなので・・・(o´ェ`o)ゞエヘヘ なにしろ『スパイダーマン2』は、劇場に5回見に行ったし、もちろんDVDも持ってる 前シリーズが大好きな理由はいろいろあるけど、やっぱり一言で言ってしまえばバカ映画であること。何度も書いているけど、バカ映画とは当blogの最大のほめ言葉! だって、ドック・オクのあのデザインや、顔をブサイクにして頑張って電車を止めるピーター、それを見せるためにNew Yorkの街なかで突然途切れる線路を作っちゃう感覚とか・・・(笑) Spidey(ピーター)は結局MJのためにしか戦ってないってことも含め、やっぱりバカでしょ(笑) でも、それが好き! だってピーターはまだ学生だから。親愛なる隣人だし(笑) ライミ版のあえてレトロっぽい衣裳とか、街並みも好きだった。アメコミの世界のNew Yorkって感じで・・・ と、長々ライミ版への愛を語ってしまったけれど、そんな完結したとも思えない大好きなシリーズの後の、この作品。正直、新ピーターがアンドリュー・ガーフィールドではかっこよ過ぎるのでは?とかいろいろ心配してた(笑)

で、今シリーズ。結論から言ってしまえば良かった! 前シリーズとは全く別の世界観をきちんと作っていて、気づくと前シリーズと比べてしまい、不満に思ってしまうというようなことはなかった。引き込まれて見ていたってことだと思う。正直に言うと前シリーズの方が好みではあるけれど、でも今作も好き。まず、ピーターはさえない男子高校生ではあるけれど、前作のようにいじめられっこではない。いじめっこフラッシュにからかわれてはいるけれど、イジメに合っているという感じではない。むしろ、他の生徒をいじめているフラッシュに立ち向かっていく勇気を持っている。まぁ、ボコボコにされちゃうけど(笑) でも、同じく正義感の強いグウェンが惹かれるには十分。せっかく、憧れのグウェンといい感じなのに、腰が引けちゃう感じは、アンドリュー・ガーフィールドの実年齢を考えるとちょっと違和感があるけど、ピーター・パーカーとしてはOK。今作では、ピーターの生い立ちと、いかにしてスパイダーマンになったかということを描いてるので、グウェンとの恋愛も重要な要素ではあるけれど、彼女がピーターに恋するのは割りと早め。それは良かったと思う。

前シリーズではほとんど触れられていなかったピーターの両親。今作は冒頭で彼らが幼いピーターを伯父夫婦に預け、何者かから逃げる様子が描かれている。ピーターとのかくれんぼの途中だったらしく、彼が父を探しにやってくる書斎は結構広い。どうやら、かなり裕福だったらしい。カーテンの後ろに靴とモップでおとりを作るなんて、発想力豊かであるとともに、真剣に子供と遊んでくれる父親でもあったことが分る。きっとピーターは父親が大好きだったのでしょう。その辺りのことが映像できちんと伝わってくる。そして、父を探すピーターの不安は、荒らされた書斎の様子で本物の不安へ・・・ この導入部は良かった。両親は伯父夫婦にピーターを預けて、逃げようとしている。母は泣き叫んでいるけれど、父親は先を促す。それは、自分達と一緒にいるとピーターにも危険が及ぶからなのでしょう。父親が追われているのは何故か? そして、彼が恐れていたのは何か? ということが、今作でのスパイダーマン誕生の秘密でもある。のだけど、ごめーん 完全な文系女子なので、科学的なことが全然分らない・・・ ここからしばらくは、科学とか数学とかが得意だと、より楽しめるのじゃないかと思う。

偶然、父親の鞄を見つけたピーター。隠しポケットから父のノートが出てくる。そこには科学式のようなものが書かれていた。理数系ほんとダメだから、科学式なのか数式なのかも不明。何とかの定理とか定義とか言ってたような気がする・・・ ピーターは優秀な学生なんだよね。ノートにはいろんな書類や新聞の切り抜きが挟まれていて、父親がオズコープ社のコナーズ博士と一緒に写っている記事を発見! 父親がオズコープ社にいたことが分る。原作の設定どおりらしいけれど、グウェンはオズコープ社の主任研修員として、学生達を案内する係をしている。彼女がここにいることは、後の伏線となっている。父親のことが知りたいと、研修生の一人になりすまし、オズコープ社へ入り込んだピーター。グウェンに見つかってしまい、帰るように言われるけれど、もちろん帰らない(笑) 研究室内を歩き回るピーター。ドアのロック解除を遠目で見ただけで覚えてしまうのはピーターの頭の良さだとしても、誰にも不審がられず歩き回れるのはセキュリティー的にどうなの? 受付の女性も勝手に研修生だと勘違いしちゃぅし・・・ 普通、顔写真とかと照合しない? とかいうツッコミはなしで! なにしろ、ピーターはここでスーパー・スパイダーに刺されないといけないからね! ということで、ピーターはココでクモに刺されます(笑)

クモに刺されたピーターが自分の力に目覚めるシーンは、何と地下鉄内。地下鉄で寝込んでしまったピーターは、目が覚めるといろんなものが手に吸い付いてしまうことに驚く。パニックになって吸い付く手で女性の服を破いてしまったりする。あ、正確には吸い付いているのではなくて、粘着しているんだね。この辺りはコミカルで笑えるシーンとなっている。異変の原因はクモだと気づいたピーターはパソコンで検索。まぁ、もちろんスパイダーマンになってしまった事例などないのだけど(笑) ここでも、キーボードが指についちゃう。この後、特に何の説明もなく、いつでも粘着しちゃうわけではなく、粘着させたい時には粘着できるようになってるけど、これは自分でコントロールできるってことでいいのかな? 前シリーズではMJとデートがしたくて車を買うため、賞金稼ぎにプロレスの試合に出る。原作でも賞金稼ぎしているらしいけれど、今作にはなし。ただ、マスクのデザインのヒントを得るシーンに、リンクが出てくるのは( ̄― ̄)ニヤリ 代わりにピーターは父親の残した数式解読にのめり込み、コナーズ博士の元に通いつめ、ベン伯父さんやメイ伯母さんとの約束を破ってしまう。今回の敵はコナーズ博士のリザードなので、この辺りは良かったと思う。前シリーズの手作りマスクでのプロレス・シーンも好きだったのだけど(笑)

賞金稼ぎのプロレス主催者にお給料をピンはねされたことに腹を立てたピーターが、強盗を見逃したためベン伯父さんが死んでしまうというエピソードは、伯父さんと口論となり、父親の言葉を直接本人から聞けなかった事実に傷ついたピーターが、コンビニのレジでいさかいを起こし、遭遇したレジ強盗を逃がした結果、伯父さんが撃たれてしまうことになっている。前シリーズでは割と早めに実行犯を見つけ、真犯人を『スパイダーマン3』で知ることになるけれど、今作はこの犯人探しの過程で、自分の能力を知り、それをコントロールするすべを覚え、コスチュームなどのアイテムが揃い、スパイダーマンになって行く。前シリーズでは手首に切り込みが出来て、そこから糸が出ていたけれど、今作ではウェブシューターを自ら作成している。これも確か父親のメモにあったんじゃなかったかな・・・ 原作では元々はウェブシューターを使っていたらしく、Spideyが糸を出す手の形は実はウェブシューターのスイッチを押していたんだと思う。ただ、原作シリーズの中には前シリーズ同様、直接手首から出る設定もあったらしい・・・ 原作読んだことないので、特別思い入れのない身としては、どちらでもいいのだけど、原作ファンの方ならうれしいかも?

今作の敵リザードとなるコナーズ博士は、実験中に右腕をひじの下から失ってしまった。尻尾や手足を切っても再生するトカゲの遺伝子を使って、自らの腕を再生したいと考えていた。もちろん、自分だけではなく、そうすることにより障害者をなくし、弱者のいない世界を作りたいという理想もある。仮に博士の実験が成功したとして、それを治療として人体にほどこすことが倫理的にどうかということもあるし、仮に肉体的に弱者は存在しなくなったとしても、それで"弱者"がいなくなったことになるのだろうか・・・ 個人的にはそうは思えない。博士がこの実験にとりつかれていた理由として、どうやら今作には名前のみしか登場しない、オズコープ社社長のノーマン・オズボーンが関係しているらしい。彼が今どういう状態なのかは謎だけれど、どうやら死が近いもよう。彼はコナーズ博士の再生プログラムを使い、自ら再生し永遠に生きたいと願っているらしい。父親の残した数式を解読したピーターにより、プログラムが完成したと聞き、オズボーンの命を受けたラタ博士に、退役軍人病院の患者を使った人体実験を命じられるコナーズ博士。まだ、その段階ではないし、倫理的に問題があるからと断ると、ラタ博士から解雇されプログラムも奪われてしまう。何とかラタ博士を止めようと自らにプログラムを打つコナーズ博士。右腕が再生するが・・・

とまぁ、予告でも登場しているし、ファンの方はコナーズ博士が登場するならリザードだと分っていると思うけれど、博士とピーターが作り出したプログラムには副作用があった。要するにトカゲ(リザード)の遺伝子が強く出てしまうってことなのかな? 博士は巨大なトカゲに変身してしまう。このデザインは原作でもこんな感じなのかな? あんまりトカゲっぽくないような・・・ まぁ、そんなにトカゲに詳しくはないけれど(笑) 博士がトカゲとなって暴走してしまったことを知ったピーターは、なんとか彼を止めようSpidey姿となり後を追う。悲しいのはリザードとなっても、ラタ博士を止めようとしていること。彼を探しているのだけど、結果罪のない人達を襲うことになってしまっている。この時、少年を助けるエピソードが挿入されていて、これは復讐のためにSpideyになっていたピーターが、真のヒーローになった瞬間でもあり、後の伏線でもある。感動エピソードだけど、ちょっと長かったかな・・・ いつの間にと思うのだけど、博士は下水道の中に研究室を作っていて、そこで追ってきたSpideyと戦うけれど、薬の効果には限りがあるらしく、元の姿に戻ってしまう。

彼の姿を撮影しようと仕掛けたカメラに書かれた名前から、Spideyがピーター・パーカーであることを知った博士は、彼が通う高校を襲う。明らかにピーターを狙ってくる博士。ピーターのまま戦うわけにはいかないとはいえ、着替えて来たのは笑えた(笑) 図書室でも死闘を繰り広げるけど、ここで登場するのが原作者のスタン・リー! スタン・リーは前シリーズでもカメオ出演をしてたので、気になっていたけどココだった(笑) ここ笑えるシーンになっているので、書かずにおく。博士を元に戻すには解毒剤が必要ってことで、オズコープ社に入ることができ、血清を作れるグウェンが向かうことになる。そもそものキャラがどういう感じなのかは不明だけど、毎回さらわれてはキャーキャー叫んでいるだけのMJとは違って、闘うヒロインとなっている。まぁ、MJは女優だったし、あれはあれで好き。MJがキルスティン・ダンストであることも含めて好き。いろいろ含めてます(笑) グウェンが闘うキャラであることから、今作のSpideyはよりヒーロー的になっている。まぁ、前シリーズもそうだったけど、毎回MJがさらわれるから、MJ救うためだけに闘ってるっぽかったので・・・ 何度も言うけど、それも好きなのだけど(笑) でも、そのキャラはアンドリュー・ガーフィールドには合わない気がするので、このシリーズはその設定でOK。

前シリーズではMJはより女性的というか、ピーターを包み込むような部分はあるけど、揺れやすくて隙がある。だからピーターが彼女との関係と、Spideyであることに悩むという"素"の部分を、3作を通して重点的に描いていた。今作は完全に恋人になるし、グウェンも科学に強く、父親が警部であることからくる正義感のようなものがあって、ピーターとグウェンの立場が対等というか、彼女がちゃんとわきまえていて、ある程度自分で対処できるので、ピーターはいわゆる正義の味方としてのスパイダーマンに徹することが出来ている気がする。どちらが好きかは好みの問題。繰り返しになるけど、前シリーズの感じも好き。でも、このピーターとグウェンの関係は、アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンには合っていると思う。この2人をキャスティングした理由は、この路線だからなのでしょうけれど・・・

博士はオズコープ社にある残りのプログラムを、New Yorkに散布しようと考えていた。オズコープ社には自分が行かせてしまったグウェンもいるってことで、オズコープ社へ急ぐSpidey。途中、脚を撃たれてしまう。必死に博士を追うSpidey。その時、工事現場のクレーン技師である、橋で命を救ったあの少年の父親が、仲間とクレーンを操作して近道を作ってくれる。このシーンは感動 働く普通の男達がヒーローになる瞬間がカッコイイ! でも、どうしてSpideyの目的地が分ったんだっけ? まぁ、いいか(笑) グウェンはMJのようにリザードにつかまってピーターの足を引っ張ったりしないので、心置きなくリザードと死闘を繰り広げる。負傷したSpideyには思わぬ味方が現れる。このエピソードもベタだけど感動 この戦闘シーンはスピード感がすごくて、スゴイ迫力。ここは劇場の大きな画面で見て良かった♪

突然現れた味方はグウェンの父親。実は、ピーターはグウェンの家に食事に招待されて、Spideyに対する警察の見解に激しく抗議し、口論となったことがあった。彼はリザードとの対決に際し、ピーターがSpideyであることを知っていたし、彼が市民を救うために闘っていることも分っている。でも、死に行く一人の父親としては、ピーターに娘とは会うなと言ってしまう。その気持ちはとっても分るけれど、このセリフは重い・・・ だって、この場合ピーターはYesと言うしかないから。そして、約束してしまった以上、守らないわけにはいかない・・・ 原作では、グリーン・ゴブリンに殺されてしまうステイシー警部は、ピーターにグウェンのことを託し亡くなるそうだけれど、この変更はおそらくピーターがスパイダーマンとして生きるのであれば、当然そこから生じるであろう犠牲や苦悩を描きたいのだと思う。この辺りはアンドリュー・ガーフィールドの繊細な演技が良かったけれど、グウェンは既にスパイダーマンであることも、父親の職業から愛する人を心配し続ける苦労も承知の上で、彼を選んでいるわけだから、ちょっと蛇足のような気がしないでもない。

こういう作品って演技を評価されにくい気はするけど、キャストは良かったと思う。ベン伯父さんはマイケル・シーン。伯父さんの死がスパイダーマンになるきっかけであり、一生の重荷となるわけだけど、それはピーターが伯父さんを愛していたからだし、伯父さんが自分を愛してくれたことが分っているから。その辺りがしっかり伝わってくるのは、さすがの存在感。メイ伯母さんはサリー・フィールド! 今作の伯母さんはピーターを守るためなら闘う。そういうシーンは無かったけれど、サリー・フィールドの演技からは、何があってもピーターを信じ、守るのだという思いが感じられる。もちろん前シリーズのメイ伯母さんもそうだったし、個人的には前作の品が良くて優しい伯母さんの方が好き。でも、今作はグウェンも闘うヒロインなので、女性キャラも現代的なのかも。今回の敵、リザード=コナーズ博士のリース・イーヴァンスは、やや地味な印象は否めないけど、高過ぎる理想を持った人物が、誤った道に陥ってしまう感じを、きちんと演じていたと思う。

グウェンのエマ・ストーンはちょっと高校生には見えない・・・ でも、カワイイから許す(笑) 前述したとおり、足手まといキャラではなく、自分の意見を持っていて、頭がよく、勇気もあるヒロインという設定に説得力を持たせている。前シリーズのちょっと暗く陰があり、男性にすがっていなければ生きられないMJというキャラとは、間逆のヒロインを登場させたかったのだと思うので、その辺り大きな瞳の金髪美女というアメコミっぽい容姿もピッタリ! そして、新スパイダーマンのアンドリュー・ガーフィールド。今作のピーター・パーカーはイケてないけど、ダメキャラではないので、カッコ良過ぎるのではという懸念は、イケてない設定の演技をしている時ですら、違和感を感じない繊細な演技だったと思う。原作でもスパイディーは割りとギャグっぽいことを言いながら敵と戦う設定らしく、強盗探しのシークエンスでは、相手をからかいながらウェブを出したりしていたけれど、この辺りのコミカル演技は、前作のトビー・マグワイアの方が上手かったかなぁ・・・ ただ、個人的な印象としては、スパイダーマン=ピーター・パーカーであることのギャップが少ない分、Spideyになっている時も、アンドリュー(ピーター)なんだなという感じはした。上手く言えないけど・・・(笑)

全体的にスピード感があって良かったけれど、人物像の描き込みは足りない印象。エンドロールを見るとシリーズ化する気満々のようなので、そもそもシリーズ第一作目という作り方なのかも。なので、登場人物紹介という部分が大きかったのかなとは思うけれど・・・

New Yorkの夜景がキレイ! 3Dの映像もイイ。特にスパイダーマン目線の映像が良かった! 自分がスパイダーマンになったような気分を味わえる。これは3Dで見て良かったと思う。3Dって見始めはおおっ!と思うけど、見ているうちに慣れちゃうんだよね・・・ なので、メガネかけてる割に3Dのありがたみを感じなかったりするけど、Spideyがビルの間をビュンビュン飛ぶ映像は3Dならでわだと思う。特に、ラストカット!

デート映画にオススメ♪ 原作ファンの方にも楽しめる作品になっていると思う。アンドリュー・ガーフィールド & エマ・ストーン ファンの方是非!

『アメイジング・スパイダーマン』Official site


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【art】「フェルメール光の王国展」鑑賞@フェルメール・センター銀座

2012-06-25 00:00:00 | art
おはよ!お早くないけどw今日はこれからフェルメール・センター銀座でフェルメール展見て、高島屋でシャガール展♪シャガール展はチケいただいた。ありがとうございます! #ohayo Posted at 01:40 PM

・・・「フェルメール光の王国展」・・・
真珠の首飾りの少女!彼女にも、早く会いたい!! http://t.co/uVgzSxqS Posted at 04:13 PM


「真珠の首飾りの少女」

ずっと気になっていた「フェルメール光の王国展」 フェルメールの全作品37点のリ・クリエイト作品一挙展示。re-createとは、最新のデジタルリマスター技術で、描かれた当時の色彩や、テクスチャーを再現したもの。しかも、所蔵美術館と同じ額装で展示されている! テレビなどでもおなじみの、分子生物学者の福岡伸一氏が総合監修をされている。

美術展としては狭い規模の展示スペース。ホントに37点が一挙に展示されている。しかも、色が鮮やか。もちろん本物ではないけれど、やっぱり感動するわ・・・ 例えば「牛乳を注ぐ女」も、よく見るとテーブルの形が変だったりするんだけど、ホントに写実的というか、今にも動き出しそうな感じがする。それは、臨場感というような緊張感とも違う・・・ やっぱりフェルメール好きだわ。日本人に愛されるの分る・・・

真珠の耳飾りの少女!本物に早く会いたい!!←これ送信できてなかった… http://t.co/WQUd3doX Posted at 04:01 PM


「真珠の耳飾の少女」

フラッシュ禁止だけど、写真撮影OKだったので、いろいろ撮って来た♪ これ、額も美術館と同じだそうなので、入れてみたけど上手く撮れてないね

本物の「真珠の首飾りの少女」と「真珠の耳飾の少女」には上野で会う予定! 楽しみ~ 本物見る前に見てみるものもいいかも!


「牛乳を注ぐ女」


「小路」


「絵画芸術」


「デルフト眺望」

他にも好きな作品たくさんあるけど、特に好きな作品が上記6点! 先日確認したところによると、フェルメール作品は14点見ているらしい。今回、2点見るから16点。後、21点か・・・ コンプリートできるかなぁ(´ェ`)ン-・・

フェルメールの絵の中に入ったような写真が撮れるよ♪天井がちょっと… 窓素敵だったから撮ってくればよかった(T▽T) http://t.co/TRi74SfD Posted at 04:10 PM



展示会場から1F下がると、フェルメールのアトリエが再現されている。表示の位置でカメラを構えると、フェルメールと同じ構図の写真が撮れると趣向。これは面白い!

★フェルメール光の王国展:~7月22日@フェルメール・センター銀座
フェルメール・センター銀座


http://twitter.com/maru_a_gogo


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【Googleのロゴ】アラン・チューリング生誕100周年

2012-06-23 00:37:34 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



アラン・チューリング生誕100周年!
すみません、どなたでしょう・・・

毎度のWikipediaによりますと、
イギリスの数学者、論理学者、暗号解読者、計算機科学者で、
チャーチ=チューリングのテーゼのチューリング版として
広く認識されているチューリングマシンで「アルゴリズム」と
「計算」の概念を定式化し、
計算機科学の発展に大きな影響を及ぼしたのだそう・・・
全く意味不明なので詳しくはWikipediaで!(笑)

で、このロゴは計算機ってことなのかな?
再生ボタンは動画用ではなくて、計算用みたい・・・


最初はこの画面で・・・


1と0の数字が出てきて、四角い枠が動く・・・


再生ボタンを押すと0ボタンと矢印が・・・


0ボタンはクリックすると1か0になる・・・


枠が動いて、数値が合っているか確認・・・


で、最終的にこうなった・・・

ント・・σ( ・´_`・ )。oO(悩) サッパリ分らない・・・
数学苦手なんだよ! ごめーん

Happy Birthday


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【Agatha】ベー!

2012-06-18 00:00:00 | Agatha
【本日のアガサ】ベー!
べー! http://t.co/tB7A5VrE Posted at 08:07 PM


【本日のアガサ】ベー!

ベロ出してたから激写 どうやら、これ舌をしまい忘れた状態らしい・・・ どゆこと?(笑)


http://twitter.com/maru_a_gogo



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【Googleのロゴ】父の日

2012-06-17 00:27:43 | Google's logo
毎度のGoogleロゴがこんなことに!


父の日! クリックすると父の日の検索画面へ

1909年ワシントン州スポーケンのスノラ・スマート・ドッドが、
男手1つで自分を育ててくれた父を讃えるため、
父親の誕生日である6月に教会で礼拝をしてもらったのがきっかけ。
詳しくはWikipediaで!(笑)

これアニメーションになっててすごくカワイイ! 一部ご紹介~


新聞を読むお父さん・・・


UFO?


UFOがお茶を?


息子ちゃん登場!


ハイタッチ


Happy Father's Day



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【cinema】『愛と誠』(試写会)

2012-06-15 00:01:42 | cinema
'12.06.08 『愛と誠』試写会@よみうりホール

まだ~むのお誘い♪ twitterなどでの評判も良かったし、楽しみに行ってきたー!

*ネタバレありです!

「幼い頃、自分を助けてくれた太賀誠と偶然再会した早乙女愛は、ケンカばかりしている彼に正しい道を歩ませようと、父親に頼んで名門青葉台学園に転校させる。アパートを用意したり生活費の面倒もみるなど、かいがいしく世話をするが、復讐を胸に秘めた誠には迷惑なだけだった・・・」という話。これはおもしろかった! 狙って作っていると思うのであざといけれど、そのあざとさを笑おうということで、ちょっといつもとは意味が違うけれど、これはやっぱりバカ映画だと思う。もしくは今読むと結果バカになってしまった原作や、旧シリーズの映画をパロっているのかも。上手く言えないけれど・・・ もちろん、ここで言う原作がバカというのは、毎回力説しているMJ定義の真剣に作った結果バカになってしまっている作品という意味で、ほめています! 今作も、もちろん真面目に作られたものだと思うけれど、当時のテイストそのままに撮ったら、浮いてしまうと思うし・・・ この感じは良かったと思う。

原作は梶原一騎とながやす巧によるマンガ。気になったので調べてみたところ、ストーリー的には本作とほぼ同じ。といってもあらすじなので、幼い愛を助けたことで、両親と人生が壊れた誠と書かれているけど、どうしてそうなったのか、どう壊れたのかは謎のまま(笑) ラストについても場所や設定は多少違っているけれど、結末としては今作と同じ。今作には登場しない人物が関わっているけど、ただでさえ2時間超なので、この人物を省いたのは良かったと思う。ずいぶん荒唐無稽な話だと思いながら見ていたけれど、あらすじを読んだだけでも原作はもっとすごかった(笑) だって、最終的には検事が出てくるとはいえ、高校生の誠が現職総理大臣も関わる汚職事件を、喧嘩殺法で解決するって言われても・・・(笑) 今作でも繰り返し登場する岩清水弘の「君のためなら死ねる!」や、早乙女愛の「白馬の騎士」発言は、もちろん原作にもあったらしい。

今作以前に映画は3作作られていて、ドラマ化もされている。詳細は不明だけど、映画は3本で完結するっぽい。初めから3部作構想だったのかは不明。一般公募されたヒロイン早乙女愛役は、3本とも早乙女愛が演じているけれど、太賀誠は3作とも別人が演じている。1974年公開の1作目の太賀誠は西城秀樹。なるほど( ̄― ̄)ニヤリ 1975年公開の2作目では影の大番長高原由紀役で多岐川裕美が! ドラマ版では早乙女愛を池上希実子が演じている。ちなみにドラマ版の太賀誠の夏夕介が一番劇画に近いと言われているのだそう。

と、何故原作や旧作映画についてつらつら書いているのかといえば、さすがにリアル世代ではないので、ミュージカル仕立てで、リメイクというよりはパロディっぽい今作を見て、いろいろツッコミたくなった部分を、普通にドラマや映画としてリアルタイムで見ていた人達はどう思っていたのだろうと思ったので・・・ まぁ、結局よく分らなかったのだけど(笑) でも、これ・・・ 誤解を恐れずに書くけど、バカだよね? あ、だから真面目に作った結果バカになっているっていうほめ言葉ではあるけれど、要するにバカになっているので・・・ 「君のためなら死ねる!」というセリフが話題になったらしいけど、それはどう話題になったの? (。・w・。) ププッっていうスタンスで? それとも素敵ねっていうスタンスで? イヤ、馬鹿にしてないです! つらつら何が言いたいかというと、1974年当時はカッコイイことだった価値観も、2012年ではそれは・・・(´Д` )というスタンスになるということ。だからこそ、このリメイクはパロディのような形で作られているのかなと思ったので・・・ 全く見当違いかもしれないけれど(笑)

「愛と誠」というタイトルと、子供の頃スキーで暴走した愛を助けた時、誠の額には稲妻のような傷が残ったということは知ってた。多分、懐かしのテレビドラマみたいな番組で見たんだと思う。会場で配られたチラシでこども店長こと加藤清史郎くんが子供時代を演じることを知ったので、どんな感じになるのかと楽しみにしていたらアニメだった(笑) まぁ、ここのエピソードは愛が誠を一途に愛する理由なので、重要ではあるのだけど、描きたいのは高校生となった2人の部分なので、この処理はアッサリしていて良かったかも。何度も書いているけど、もちろん真面目に作っていると思うけれど、全体的にリメイクというよりはパロディのような感じなので、ここを実写で撮ってしまうと違ってしまうかも。ここをアニメにしたことで、2人の宿命という部分すらパロディにしたというか・・・ もちろんいい意味で・・・

そして、場面が変わって新宿。いきなり新宿の目の前に立つ学ラン姿の誠! 彼に向かって臨戦態勢の不良たち。やれやれという感じで迎え撃つ誠。唐突に西城秀樹の「激しい恋」を歌い出す。そして、歌いながら踊るようにケンカ(笑) 歌のシーンではほとんどのキャストが踊る・・・ 正直微妙だけど、一応踊っている(笑) 振り付けはパパイヤ鈴木だそう。ここも踊っているようでもあり、ケンカしているようでもあり・・・ でも、例えばミュージカル映画の傑作『ウエスト・サイド・ストーリー』のように、完全にダンス化してしまっているのとも違う。太賀誠を演じるのは妻夫木聡。ぶっきー不良のイメージないけど・・・ とか思っていたけど、なるほどこういう感じならありかも。ぶっきー歌は特別上手いと思わなかったけど、ケンカシーンに「激しい恋」って笑える。♪激しい恋の風に巻き込まれたら最後さ♪って言われても・・・ とか思っていたら、これは1974年公開映画の誠役が西城秀樹だからなんだね! そして、これはやっぱり激しい恋の風に巻き込まれた話なんだと思う。ホントに!

このケンカ場面に偶然居合わせた早乙女愛。要するに彼女の激しい恋の風に巻き込まれるわけです! 多分、セリフとか原作のままなんだと思うけど、この早乙女愛がスゴイ! 「ケンカはお止めなさい!」とか言っちゃう(笑) 当時のお嬢様はこういう風に話していたのかな? 仮に当時、お嬢様と呼ばれる人達が「お止めなさい」とか「よろしくてよ」などと話していたのだとして、庶民の少女達がそれに憧れて原作を読んでいたのだとしても、2012年では浮世離れし過ぎ(笑) ということで、彼女は初めのうち不思議ちゃんとして描かれる。「私の屍を越えてお行きなさい!」と誠の前に立ちはだかっても、平手打ちされて行かれてしまう。すると彼女は誠の足にすがりつく! もう、これはコメディ(笑) でも、彼女の一途過ぎる誠への思いは、どんどん度を越して行く。父親に頼んで自らが通う名門青葉台学園に転校させ、アパートの世話や生活費も出してもらう。正しい道を歩いてもらいたいからという理由も、誠自身に何度も言われているとおり、余計なお世話。まぁ、正しい道を歩んだ方がいいとは思うけれど(笑) 迷惑だと言われれば、まだ愛情が足りないのかと、あやしげな喫茶店でバイトを始める始末。そんな早乙女愛が歌うのは「あの素晴らしい愛をもう一度」もう一度って・・・(笑) でも、そんなどうかしている行動も、だんだんこれこそが一点の曇りも無い"純愛"なんだと思えてしまう。まぁ、純愛じゃなかったら、どうかしているだけだし(笑)

そんな愛を一途に想う浮世離れした人物がもう一人。「君のためなら死ねる!」の岩清水弘。学年トップの秀才。メガネをかけているから誠からはメガネと呼ばれる。愛は別に岩清水くんの想いを迷惑とは思っていないので、特に問題ないと思うけれど、彼の行動は立派なストーカー。でも、彼もコミカル要素として描かれているので、気持ち悪い男にはなっていない。よく考えると気持ち悪いけど(笑) そんな彼が歌い踊る「空に太陽があるかぎり」は必見! ものすごいことになってます! 彼のよいところは「君のためなら死ねる!」とまで思っているから、誠に彼女の想いに応えてやれと言ってしまえること。お前は愛とつき合いたくないのかと問われると、しどろもどろになってしまうけれど、結論としては早乙女愛の幸せが僕の幸せなのだそう。素敵とは描かないのが今作のおもしろさ。

当然のように青葉台学園になじめない(なじまない)誠は、勝手に不良の溜まり場である花園実業に転校してしまう。よく考えたら勉強する気など一切ないし、不良グループを形成しようとも思っていない、当然友達もいない誠は、どうして転校してまで学校に通うんだろう? 義務教育でもないのに・・・ しかも、意外にちゃんと登校するし・・・ というツッコミはしちゃダメなのでしょう(笑) だって、誠に一目ボレするガムコや、見た目が老けていく病を患っている蔵王権太、そして影の番長高原由紀に登場してもらわないといけないからね! ガムコはいつもガムを噛んでるからガムコ。これはオリジナル・キャラ? 安藤サクラが体を張って熱演! やっぱり上手いわ・・・ 蔵王権太は多分原作ではそんな病は患ってないと思うけど、これは伊原剛志を出したかったから? 高原由紀についてはネタバレしない方がいいのかもしれないけど、誠と絡んだ瞬間から彼女が影の番長なんだなと気づくと思う。で、ここからの展開はもう・・・ 青葉台学園の浮世離れとは正反対のケンカばかりの世界。天国と地獄。誠にとっては青葉台学園が地獄なのかもしれないけれど(笑) この対比は良かったけれど、バトルシーン多すぎでちょっと辛い 三池崇史監督といえば『クローズZERO』などバトルシーンが魅力なのだと思うけど、個人的にはそんなに見たいわけではないので・・・ 好きな方は楽しめると思う!

あんまり書いてしまうとつまらないと思うし、正直書きようがないというか・・・ イヤ、ダメというわけではなくて! 例えば、高原由紀の生い立ちの見せ方とか、面白いのでネタバレせずに見た方がいいと思う。舞台劇のように描かれるそれは、確かに辛い人生ではあるけど、だから?という誠と同じスタンスに、見ている側も自然となれようになっている。これは上手い。そうそう! 忘れてたけど、誠が転校してしまったので、早乙女愛も花園実業に転校してしまう。そして、彼女のためなら死ねる岩清水弘も同じく転校して来る。ビックリ! 親は反対しないのか? というツッコミはなし! 原作どおりなのだから(笑) で、彼らが見事に絡み、さらにもう一つのエピソードも絡んで、結末へ・・・

もう一つのエピソードとは、誠が東京に出てきた本当の理由。ある人物に復讐するため。誰か書かないと書きたいことが書けないので、ネタバレするけど母親。誠を捨てたこの母親はアルコール依存症になっている。小さな飲み屋を開いているけど、客の酒で酔っては暴力をふるい警察のお世話になっているらしい。誠たちに彼女のことを話してくれた、向かいの店の店主も大迷惑だという態度・・・ この母親役の余貴美子が素晴らしい! 「酒と泪と男と女」を歌う。この歌に乗って、ダンナに捨てられたと思われる彼女が、幼い誠の目の前で昼間から路上で酔いつぶれている姿を見せる。上手いなぁ・・・ 演技も見せ方も・・・ このシーンはイイ。ダメな人のシーンだけどイイ! 哀しい人生。

ガムコを初めとした影の番長の手下達、彼女を愛する蔵王権太との死闘についても、詳細は避けるけど、これまたスゴイ。高原由紀は忍者ですか?(笑) この死闘を制した誠は、母の後を追う。踏み切りシーンは泣けた・・・ 前半部分を見ていた時には、まさかこの映画で泣くことになるとは思いもしなかった(笑) 月をバックに母親に別れの言葉を言う誠が、この映画の中で一番カッコよかった! 全てを終えて愛の元に向かう誠。意外な人物が現れる。そして・・・ ラスト愛を抱きしめ誠は・・・というのは、原作と同じ。原作は海らしいけど、今作は狭い病室。このラストも良かった。

キャストは良かったと思う。主要キャストは全員歌うけど、歌の上手さは関係なくキャスティングしたらしい。武井咲ちゃんは天然キャラの愛にピッタリ。特別演技も歌も上手いと思わないけど一生懸命やっていた。その頑張りが今作限定の早乙女愛というキャラにリンクしてて、とっても良かったと思う。紹介し忘れていたけど、早乙女愛の両親役で一青窈と市村正親が出演。歌い踊っている。2人ともさすがの歌唱力。市村正親の踊りはキレがある。ガムコの安藤サクラ良かった! 大げさ演技の中、時々見せる素のガムコの表情がイイ。「また逢う日まで」を歌うけど、歌上手くてビックリ! 声もキレイ! 高原由紀の大野いとの抑揚の無い歌と演技は、わざとなのかなと思うけど、悲しい女で発動しちゃう影の番長としては良かったと思う。安藤サクラに『座敷女』演じて欲しいと思ったけど、大野いとの「夢は夜ひらく」を思い出してみると、彼女もいいかも・・・ 関係ないけど(笑) 蔵王権太の伊原剛志は、老けて見える病を患っている設定にしてまで彼にしたい理由は分る。上手く言えないけど、見れば分る。ちなみに「オオカミ少年ケン」を歌っている(笑) 岩清水弘の斎藤工もよかったと思う。大真面目に言うから笑えるってことを、きちんと理解して演じていた。母親役の余貴美子が素晴らしい! 短いシーンながら彼女の哀しさ、弱さ、それゆえの罪が、きちんと伝わってきた。この演技はさすが! 踏み切りシーンはベタになりがちなセリフを、自然に感動させてさすが! 誠役の妻夫木聡は、ケンカが強い設定なのに、最後まで強そうに見えなかったけど、よく考えると彼のみ現代の私達目線なのだと思うので、このキャスティングは絶妙なのだと思う。上手く言えないけど・・・ 見れば分る(笑)

誠登場シーンの新宿の赤、青葉台学園の緑など、こだわりの画も印象的。花園実業の荒廃ぶりも、汚いけどちょっとだけポップ。ちょっとだけだけど(笑) 看板とか1970年代っぽく作っていたけど、釣堀シーンで背景の市ヶ谷駅を通る総武線が・・・ 当時は全面黄色だったはず・・・ それとも狙い? とか、裏の裏まで見ようとしちゃうくらい、狙って作られたと思うパロディ調リメイク。楽しかった!

原作に思い入れのある方はどうなのかな・・・ 試写会場内けっこう年齢層高めだったけど、笑い声起きてたから大丈夫かな(笑) 武井咲ちゃん、ぶっきーファンの方是非!

『愛と誠』Official site


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【cinema】『ジェーン・エア』

2012-06-12 00:14:25 | cinema
'12.06.06 『ジェーン・エア』鑑賞@TOHOシネマズ・シャンテ

これは見たかった! 試写会応募したけどハズレ・・・ 急に思い立って、レディースデイに行って来たー♪

*長文です! 全てネタバレしてます! (o´ェ`o)ゞエヘヘ

「19世紀イギリス。両親を亡くしたジェーンは、引き取られた叔母と従兄弟に疎まれ、寄宿学校に入れられてしまう。成長したジェーンはソーンフィールド館で家庭教師の仕事を始める。主のロチェスター氏は気難しい性格だったが、ジェーンの魂と共鳴するものがあった・・・」という話。これは素晴らしかった! あまりにも有名な原作で、しかも4度目の映画化。正直、不安な部分もあったけれど、主人公達の深い心の動きを、きちんと伝えていた。そして、どこを取っても絵のように美しい作品だった。

原作は言わずと知れたシャーロット・ブロンテの同名小説。1847年に発表されるや大ベストセラーとなり、現代でも全世界で読まれている。ブロンテ3姉妹として有名だけど、本当は6人兄弟。2人の姉は若くして死去。弟が1人いたけど不遇のうちに亡くなったらしい・・・ 「嵐が丘」で有名なエミリー・ブロンテは妹。ジェーンのように孤児ではないけれど、シャーロット自身も、ベルギーに留学したり、私塾を開いて失敗したり、父親の反対で長年結婚できなかった相手と、やっと結ばれたのに妊娠中毒症で38歳で亡くなるなど、波乱の人生だったようだけれど、自身の教師や住み込み家庭教師の経験を生かし、この作品を書いたのでしょう。詳しいことはコチラWikipediaで(笑) 映画化されたのは今作で4本目。原作は読んだと思うのだけど、大筋しか覚えてなかった・・・ 本当に読んだのか微妙(笑) 映画は1943年のジョーン・フォンティーン&オーソン・ウェルズ版を見たけど、これもおぼろげな記憶・・・ ということで、つらつら何が言いたいかといえば、孤児のジェーンが家庭教師先の貴族と恋に落ちるが、彼には秘密があったってことしか覚えてなかった。ラストも映画を見て途中で思い出したくらい(笑) なので、これだけ有名な作品でありながら、原作にも映画も思い入れもなく、ほぼ初見の状態で素直な気持ちで見た。ということが、言いたかったということ(笑)

冒頭、嵐の中を1人さ迷うジェーンの姿から始まる。雨をしのぐ大きな木もない。ゴツゴツとした石が顔を出す、どこまでも続く荒野。天気が良くても女性1人で歩くのは怖いような場所・・・ 何かから逃れるように雨の中を走るジェーン。足をとられて転んでも、前に進むことを止めない。彼女を呼ぶ声・・・ 彼女が逃げているのはこの声の主。やがて一軒の家に辿り着く。牧師のセント・ジョンと、その妹達に助けられたジェーンは、少しずつ体力を取り戻す。姉妹に姉のように慕われるジェーン。彼女自身の態度が堅いのが気がかり・・・ 心を閉ざしているようには見えないけれど、どこか入り込ませないようなところがある。冷たいのとも違う・・・ 凛としているといえばそうだけど、少し警戒しているような・・・ 姉妹が住込みの家庭教師の仕事に戻るということで、ジェーンもセント・ジョンの紹介で、農村の学校で住込み教師として働き始める。この間に少しずつ、ジェーンの生い立ちが回想シーンとして差し込まれる。

両親を亡くしたジェーンは裕福な叔母の元に引き取られた。ジェーンは亡父の姪であり血のつながりもなく、息子を溺愛する俗物の叔母には、聡明で自分の意思をしっかり持ったジェーンを理解できない。理解できないからかわいくない。かわいくないのは全てジェーンンのせいであると思っている。それは違うだろうと思うけれど、確かに無邪気に懐く子の方がかわいいし、何故自分がと思うだろうし、気持ちは分らないではない。そして、こんな人は多い。その人の立場になってみないと、本当のことは分らないし・・・ 結局、この従兄弟と叔母のおかげで、ジェーンは寄宿学校に預けられてしまう。このローウッド学院は、シャーロット・ブロンテが実際に通ったカウアン・ブリッジ校がモデルになっているとのこと。ここでのことは詳しくは描かれないけれど、友達が鞭打たれるのを助けようと、わざと石版を落としたジェーンは、1日中立たされ、全員彼女を無視するように言われてしまう。最悪・・・ でも、悲しいけどこんな教師もいる。ジェーンが救おうとした親友ヘレン・バーンズは病に倒れ、幼い命を落としてしまう。不幸な彼女が、幸せそうにやっと帰れると言った所は、父親の待つ家ではなく、神のもとだった・・・ このシーンは泣けた。゚(PД`q。)゚。 このヘレン・バーンズはカウアン・ブリッジ校でチフスになり亡くなった、シャーロットの姉がモデル。後に同校はその酷さが社会問題となったのだそう。当然!

ジェーンの生い立ちについて語られるのは、このわずかな回想シーンのみ。原作では、おそらくもう少し詳しく書かれていると思われるけど、覚えてない・・・ ホントに読んだのかな?(笑) ローウッド学院で教師として働いていたようだけれど、その場面も描かれない。子供時代のシーンから場面が移ると、学院を出て家庭教師としてソーンフィールド館へ向かう場面になっている。描きたいのは、大人になったジェーンが、どのように自分の人生を切り拓いて行ったのかということなので、この辺りは良かったと思う。辛い場面をたくさん見せられなくても、少女ジェーンの聡明さ、潔癖さ、意思の強さは伝わってくる。そして、それが必ずしも当時の女性の美徳ではなかったことも何となく分る。

ソーンフィールド館は、貴族であるエドワード・フェアファックス・ロチェスター氏の館。いつも仕事で出かけていて、屋敷にいることはほとんどない。屋敷にはロチェスター氏がフランスから連れてきた幼い娘と、屋敷を取仕切る家政婦長のフェアファックス夫人を始めとした使用人たちが主の留守を守っている。ヒヤリングは出来るようだけれど、ほとんど英語が話せないこのフランス娘の家庭教師をすることになる。ロチェスター氏の遠縁に当たるフェアファックス夫人は使用人たちを厳しく管理しつつも、ジェーンには優しく接してくれる。フェアファックス夫人がいい人なのだと思うけれど、ジェーンは家庭教師であって、使用人ではないということもあるかもしれない。農村学校の教師の仕事を世話する時、セント・ジョンは教養ある女性のする仕事ではないと言っていたし、家庭教師はそれなりに尊敬される職業だったのかもしれない。イギリスは階級社会だし・・・ ジェーンはほぼこの娘(名前を失念)と、フェアファックス夫人と過ごすことになるけど、この3人の関係が祖母、母、娘みたいで微笑ましい。フェアファックス夫人はデイム・ジュディ・ディンチさすがの演技! 素晴らしい!

フェアファックス夫人とジェーンが庭で交わした言葉が印象的。自分はもっと世界を知りたいと言うジェーン。この時代の女性には世界は狭かったのでしょう。でも、実際の世界は広い。知識としてそれを知ってしまったジェーン。それを知らずに狭い世界で、自分の幸せを見つけて生きていた女たち。どっちが幸せなのか考え込んでしまった・・・ おそらくソーンフィールド館しか知らずに生きてきたフェアファックス夫人は達観したような表情。彼女の真の気持ちは分らないけれど、ならば郵便を出しに行って来てとジェーンをあしらう感じはさすがだなと思ってしまう。そして、ジェーンは運命の出会いをする。森の中で男性を落馬させてしまったのだった。この男性がロチェスター氏なのだけど、それは後で分ること。彼女の意志の強い凛とした態度に、憤慨しつつも興味を持った様子のロチェスター氏。まぁ、彼がロチェスター氏である以上、別に森の中の出会いがなくても運命なんだけど、やっぱりこういう少女マンガ的出会いはあったほうがロマンチック!

ロチェスター氏は気難しく、ジェーンにも不躾な態度を取るけれど、彼を敬いつつも自分の尊厳を失わないジェーンに惹かれて行く。自分はハンサムかと思うかと問うロチェスターに、いいえと答えた後、容姿は重要ではないと言うべきでしたと答えるジェーン。確かに、ロチェスター氏のようなタイプじゃなければ、怒鳴られてるかも。まぁ、質問する方もする方だけど(笑) そして、事件が起きる。物音を聞き目を覚ましたジェーンは、ロチェスター氏の寝室が燃えているのを発見! 彼の命を救うことになる。極秘裏に始末されたこのボヤ騒ぎは、実は後の伏線。このことで、ロチェスター氏がジェーンへの思いを募らせるのは、見ている側にはとっても伝わるけれど、ジェーンに語るセリフは詩的ではあるけど遠まわしな言い方。これは全編通して言えることで、登場人物たちの言葉は詩的ではあるけれど、そのものズバリを言うことは少ない。もちろん、大事な時にはストレートに愛してると言うけれど(笑) 字幕を見て詩的で遠まわしだと思ったけど、英語がどうなっているのか、どちらも原作にそっているのかは不明。見ている側も、言われたセリフの真意を考えつつ見れて、ちょっともどかしいけど、この辺りの感じも品が良くて美しい。

ジェーンには何も告げず、館を後にしたロチェスター氏は、何故かある令嬢とその一行を連れてくる。この辺りが何故なのかイマヒトツ分らないのだけど、あの秘密のためジェーンへの思いを沈めるためかもしれないけれど・・・ この令嬢達がまたお金持ちではあるけど、品格のある人達とは言いがたく・・・ イヤ、上流階級の方々だから品はいいけれど、それと品格があるのは別だからね。ロチェスター氏が強引に同席させたのが気に入らないのでしょうけれど、ジェーンが居るのを承知で「家庭教師というのは・・・」と当てこすりをするなんて、品のある行動とは思えない。まぁ、上流階級って意外にこうなのかも・・・ この辺りは貧しくても品格のあるジェーンと対比しているのだと思う。でも、ドレスがないからと言うと、呆れたように「どれでもいいわ」とフェアファックス夫人に言われることからも、ジェーンが彼らと同等として出席できる場ではないということなのでしょう。ロチェスター氏の真意は不明だけど、彼女を自分と同等の人間として扱ったということかも。この時、ソファに憮然とした表情で座るジェーンの、右後ろから映されるけれど、きれいに結い上げた襟足と、白く細い首のなまめかしさといったら! 地味なドレスの胸元の、レースの品のいい美しさも素晴らしい。本当の美とは本質であるということなのでしょう。

同じ時、密かにロチェスター氏を訪ねた男性が、何者かに刺され大怪我をする事件が起きる。この事件の始末をジェーンに頼むロチェスター氏。2人の絆は深まり、思いを抑えきれなくなったロチェスター氏はジェーンにプロポーズする。自分の魂がジェーンの魂を求めているという主旨のプロポーズは感動した その後、もう一人の人物からも魂が共鳴したと言われるので、単純に作者の好みかもしれないけれど(笑) いずれにしても、シャーロット・ブロンテが女性に自由が無かった時代、男性から魂が共鳴したと言われることに、一人の人間として認められた=自由であると感じていたのかもしれないと思った。もちろん分りやすくWill you marry me?と結婚を申し込んだロチェスター氏に、Yesと答えたジェーンに対し、おめでとうと言いつつも少し嫉妬の表情を見せるフェアファックス夫人。上手いなぁ・・・ もちろん、ジュディ・ディンチが上手いのは言うまでもないんだけど、それを見せるってことが上手い!もちろん、フェアファックス夫人の嫉妬は恋愛感情ではない。自分には得られなかった人生を歩むジェーンに対しての嫉妬。もちろん、玉の輿に乗った嫉妬もあると思う(笑)

結婚式当日。ジェーンの身に着けたウエディング・ドレスが美しい! 丈はむしろ短め。全身真っ白なレースで覆われていて、同じく白のボンネットの上から被せたレースで顔を覆う。カワイイ! コレ着てみたい お祝いの準備が進む中、何故か慌ててジェーンを誰もいない教会へ連れて行くロチェスター氏。急いで式を挙げようとする。そこへ結婚に異議を唱える者が現れる。大怪我をした男性はロチェスター氏が望まない結婚をした妻の弟だった。父親がお金のために無理やり結婚させた妻は、浮気を繰り返した挙句に発狂。幽閉しているが度々抜け出してしまう。ロチェスター氏の寝室のボヤ騒ぎも、弟を刺したのも実はこの妻。この妻がいるために、ロチェスター氏はジェーンへの想いを抑えようとしたけど、抑え切れなくなったのだと思うし、ロチェスター氏の不幸な結婚に関しては、確かにかわいそうだけれど、プロポーズをしてはダメでしょう・・・ 感情をほとんど表さないジェーンが、大粒の涙を流しながらウエディング・ドレスを脱ぐ姿が悲しい そして、ジェーンは悲しい決断をする。人の人生観や倫理観は様々だから、人生の選択において何が正しくて、何が間違っているかというのは、難しい問題ではあるけれど、この場合のジェーンの選択は高潔だと思った。自分の尊厳を守りたいからと、ソーンフィールド館を出る決意をする。この時の、神様お力をと言うミア・ワシコウスカは素晴らしかった!

そして、冒頭の場面へと続く。ジェーンには実はもう一人叔父がいて、その叔父がジェーンに財産を残してくれた。これは実は、ローウッド学院にいる頃に叔母の元に手紙が来ていたのだけど、ジェーンを憎んでいた叔母は、彼女は亡くなったと返事していたというエピソードが、ソーンフィールド館で働いていた頃に挿入される。この叔母の行動も嫉妬・・・人間の業は深い。死に行く叔母がジェーンに告白したのは、自己満足であり、ジェーンに赦されて天国に召されたいという浅はかな考え。俗物は俗物。残念だけど仕方が無い。彼女を赦すことが、自分を救うことになる。後にジェーンが書いた手紙が届いたのか、叔父は遺言でジェーンに財産を残してくれた。2万ポンドの遺産を、自分とセント・ジョンと2人の姉妹で5,000ポンドずつ分けようと申し出るジェーン。原作ではこのセント・ジョン達リーバス兄弟は、実はジェーンの従兄弟であるという設定らしいけれど、映画ではそうはしていない。あくまで、命を助けてくれた彼らと、家族になりたいからという純粋な気持ちからということになっている。映画化に際して、まるごと割愛されることが多いリーバス家について、詳しく描くと話が長くなるので、この辺りは省いたのでしょうけれど、やっぱりちょっと唐突かな・・・ まぁでも、セント・ジョン達に対するジェーンの気持ちを明確にしたかったのかも。

セント・ジョンがジェーンに惹かれるのは時間の問題。周りにいる女性は妹達しかいない状況で、若い女性と1つ屋根の下に暮らすのだから・・・ セント・ジョンは牧師としてインドに赴任することになる。その妻としてジェーンを同行したいと申し出る。牧師の妻としてジェーンならばピッタリだと思う。セント・ジョンもいい人。彼も自分と魂が共鳴したと言う。妻としてではなくインドに同行しようと思っていたジェーンは、このセリフで確信してしまう。自分の魂が求めている人は誰か・・・ ジェーンの耳に自分を呼ぶロチェスター氏の声が聞こえてくる。

ソーンフィールド館に戻ったジェーンは、変わり果てた屋敷の姿に驚く。フェアファックス夫人によると、見張りが寝込んだ隙に抜け出した妻が、屋敷に火をつけて回ったとのこと。彼女はロチェスター氏の制止も聞かず、屋根から飛び降り亡くなってしまった。使用人たちを救出したロチェスター氏は・・・ そして、ジェーンは盲目となったロチェスター氏と再会する。と、気づけば全部書いちゃった(笑) 共鳴しあう魂に感動! そして、自分の尊厳を守り、愛する人の尊厳も守り、そして真の自由を手に入れたジェーン! 素晴らしい

キャストは良かった! セント・ジョン役でジェイミー・ベルが出ていてビックリ! 『リトル・ダンサー』のビリーが結婚を申し込む年齢になりましたか・・・ セント・ジョンもいい人ではあるけれど、ジェーンにふられた瞬間豹変したのはビックリ(´゚Д゚`)ンマッ!! 最後がちょっと残念な役だったけど、ジェーンに惹かれていく若者を好演していたと思う。彼のおかげで助かったわけだからね♪ フェアファックス夫人のデイム・ジュディ・ディンチは相変わらず素晴らしい! 自然にその役として存在しつつ、画面の端にいても存在感がある。でも主役を食ってしまうことはない。そのさじ加減が絶妙! コミカルな演出のある作品ではなかったけれど、彼女の軽やかな演技はコミカルな部分も感じさせて、重々しく暗いソーンフィールド館を救っている。そして、結婚報告を受けた時の演技が素晴らしい! ジェーンを好意的に思っていることは間違いない。でも、ちょっと嫉妬する。その感じが絶妙! 素晴らしい

ロチェスター氏のマイケル・ファスベンダーは名前は知っていたけど、演技を見たのは初めて。気難しく横柄だけど、実は純粋で感情表現が下手なロチェスター氏を好演していた。ビックリしたのは彼まだ35歳なんだね! 老けてる・・・ ロチェスター氏は美男ではないという設定なので、まぁいいけど(笑) ジェーン役のミア・ワシコウスカが良かった! ほとんど化粧っ気もなく、終始硬い表情。でも、ジェーンの心の動きが伝わって来る。いつも堅く結んだ口もとが意志の強さを表しているけど、ロチェスターを見つめる真っ直ぐな瞳が、だんだん潤んでくる・・・ 細すぎる体型もジェーンの過酷な人生には合っている。首筋の美しさが素晴らしい! 全体的に抑えた演技だったけれど、ロチェスターとの別れを決意するシーンは素晴らしかった!

アカデミー賞にノミネートされた、マイケル・オコナーの衣裳が素晴らしい! 舞台となっているのは1830~1840年代らしく、この頃になると写真が多く残っていて、それらを参考に衣裳をデザインしたとのこと。まだミシンがなかったこの時代に合わせて、全て手縫いなのだそう! ジェーンの衣裳は紺もしくは茶の濃淡を基調としたとのことで、それが色の白いミアに良く似合っていた。そして、ジェーンの立場や性格もよく表していたと思う。地味な濃紺のドレスの胸元から覗くレースとか、レースの襟の美しさといったら! 素晴らしかった!

小説の舞台となったダービーシャー州でロケした画が美しい! こういう時代物の作品って美しい反面、当時にこだわって地面がぐちゃぐちゃしていたり、爪の中が汚かったり、汚い画も入ってきたりするのだけど、そういうのはほとんど無かった。清潔とはいいきれないローウッド学院ですら、嫌悪感を抱くほど汚くはなかった。それは、本当に再現したことにはならないかもしれないけれど、汚い画が見たいわけじゃないのでOK! ソーンフィールド館のロケはハドン・ホールで行われたそうで、11世紀に建てられたこの館は、現在所有者がなく一般公開されているのだそう! 『エリザベス』のロケにも使われたとのこと。2人が初めて出会う森は、チャッツワース・ハウスの広場で行われた。17世紀に建てられたデヴォンシャー公爵夫妻の邸宅で、広場は1973年に増設されたものらしい。この館は『プライドと偏見』でダーシー邸として使われたのだそう。と、つらつら公式サイトを見れば分ることを書いているのは、現在稼動している邸がそのままロケ地になってしまうイギリスはスゴイってことと、屋敷の内装、外見、調度品、食器類、ドレス、イギリスの自然、それらを映し出した画全てが美しかったということが言いたいわけです! ホントにどこを取っても絵のように美しかった!

長々、書いてしまったけれど、オススメだということが言いたいわけです(笑) 原作好きの方も満足できると思う! コスチュームプレイ好きな方、イギリスの田舎が好きな方オススメ! ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー好きな方是非!

『ジェーン・エア』Official site


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【cinema】『私が、生きる肌』

2012-06-10 03:10:55 | cinema
'12.05.27 『私が、生きる肌』鑑賞@シネマライズ

これは見たかった! 試写会応募しまくったけど、ハズレ・・・ お友達のmigちゃんとtomocoさんから、急なお誘い! 行くー!!ってことで、見てきたー☆

*核心部分はできるだけ避けますが、基本ネタバレありです!

「郊外の豪邸の一室、ヨガを行う女性。全身タイツ姿・・・ インターフォン越しの階下の女性との会話も不思議な内容・・・ 主と思われる男性の前で、躊躇無く自らのノドをかき切る。この女性は一体誰なのか・・・」という話。これはおもしろかった! 当然ながら、この女性が誰かってことが鍵で、これをどう受け止めるかによって、作品の解釈も違ってくるんじゃないかと思う。個人的には、復讐であり、究極の愛であり・・・ 結果バカ映画だと思う(笑) もちろん最上級にほめてます! 当blogで何度か登場しているバカ映画とは、尊敬するMJ(みうらじゅん氏)言うところの、真剣に作った結果バカになっている作品のこと。これを勝手にインド映画のような映画だと解釈して使用。つまり、個人的に考えるバカ映画とは、作り手達がどこまで意図しているかは別として、笑えるシーンはあっても、ふざけて作った部分は見当たらないのに、見終わった後バカだなぁと思ってしまう映画だと思っている。女性の正体を考えれば、バカだなぁで済むことではないけれど、バカだなぁと思ってしまったからねぇ(笑) 

こんなこと考えつくなんて、さすがアルモドバル監督だなとか思っていたら、これは原作があった。ティエリー・ジョンケによる原作は未読なので、どこまで忠実に映画化しているのか不明だけど、やっぱりアルモドバル節なんだと思う。アルモドバル作品は好き。『アタメ』『オール・アバウト・マイマザー』『トーク・トウ・ハー』『バッド・エデュケーション』『ボルベール 帰郷』『抱擁のかけら』を見たけど、この中では『アタメ』が一番近いと思う。両方とも主演アントニオ・バンデラスだし(笑) この中だったら、『オール・アバウト・マイ・マザー』と『ボルベール 帰郷』が好きだけど、『アタメ』も大好き。あの映画は愛すべき変態映画だったけど、今作はさらに突き抜けてしまったって感じかなぁ・・・

一言で言ってしまえば変態映画なんだけど、それだけでは済まされないのがアルモドバル作品の魅力。人の性癖について、どこまでを個性とするか、どこから異常であるとするのかってところが問題なのであり、そこが興味深いところだから映画にしているんだと思うので・・・・ 『オール・アバウト・マイ・マザー』では、元ダンナがオネエになってたってことくらいで、オネエさん達が普通にテレビに出ている今、彼を異常としてしまうのはやや大げさな気がしてしまうけど、『バッド・エデュケーション』でゲイの神父が生徒に性的虐待をしていたのは、異常だし犯罪! 『アタメ』にしたって、女性を監禁しちゃってるし、『ボルベール 帰郷』は父親による性的虐待と殺人。と、自分が見てきた作品のほとんど全て、性的倒錯による犯罪を描いている。普通に考えて見ていて気持ちがいいはずがないのに、何故かいつも美しい愛の物語に見えてしまう。そして、女性達はいつも酷い目にあっているにもかかわらず、どんどん美しく見えてくるから不思議。で、結局やっぱり女性は強いという結論で終わるのがいつものパターン。登場人物も、場所も、それぞれのシチュエーションが違うとはいえ、テーマと結論は同じなのに、マンネリ感は全くない。やっぱりアルモドバル監督は見せ方が上手い! まぁ、単純に好きだからかもしれないけれど・・・ でも、女性を恋愛対象として見れないのに、女性をこんなに哀しく美しく、そして強く撮れるのは何故なんだろう? 変に恋愛意識がわかないから、女優を追い詰めることができるのかな? そして、追い詰められた女優は、虐げられたがゆえの美しさと強さをかもし出すと・・・ うーん・・・ 深い(笑)

まず、冒頭から全身タイツ姿で美女がヨガ。しかも、インターフォン越しに会話する階下の女性との会話も不思議・・・ 異様な姿であることから、彼女は何らかの怪我、もしくは病気なのかとも思われるけれど、それにしては部屋は病室のようではない。あまり家具も置かれていないけれど、部屋は広くスタイリッシュ。どうやら、彼女は監禁されているらしい。それは何故か? そして、なぜ全身タイツ姿なのか? 冒頭から謎だらけだけど、淡々と話は進んでいく。淡々としているけど、引き込まれる。この女性は何とか逃げようとしている様子。でも、逃げられない・・・ この女性が魅力的。主人の前で、自らノドを切ってみせる女性。彼女は誰なのか? ベラと呼ばれるこの女性が誰なのかが、この映画の鍵であり、おもしろさであり、残酷さでもある。

1人の男が尋ねて来る。こちらも全身タイツでトラの扮装をした、強面の男性。この男性は、階下にいた女性マリリアの息子らしい。トラの扮装については、この日お祭りか何かをやっていて(ハロウィン?)街中が仮装していたし、警察に追われる身としては仮装でもしなければ外を歩けないという説明だったけど、それにしてもやり過ぎ(笑) そのままCATSの舞台に立てそうなくらい、衣装もメイクも完璧! で、このやり過ぎであることは、そのまま彼のどうかしている性格や行動にも言えること。トラ衣装であるのは彼が危険な人物であることを表しているし、マリリアの制止も聞かず彼女の部屋へ入ってしまう。彼女に異常な執着をするトラ男。逃げ出した彼女を押し倒し、廊下で上に乗り腰を動かす始末・・・ どうかしてる(笑) 彼が実は誰であって、この家の主とどんな関係があるのかについては、後に語られることになるけれど、ここで重要なのは、監禁されている女性が何故あの姿になったのかということが分かること。トラ男は"自分"と関係があったらしい・・・ そしてどうやら、この家の主の妻のようだ・・・ 自分は"妻"にされたのだということ。

この映画の主人公ロベルは医者。彼は人工皮膚の研究をしている。完璧な人工皮膚を作り上げた。彼はそれをある目的に使用しようとしている。彼が人工皮膚の研究に没頭したのは、妻を亡くしたから。彼の妻はトラ男と浮気していた。トラ男は実はロベルの父親違いの弟セカ。セカは気性が荒く乱暴で、一緒に暮らしていたがやがて家を出て、マフィアと関わるようになった。不意に家に戻ったセカは、ロベルの妻と関係を持つ。駆け落ちしようとした2人は自動車事故を起こし、車は炎上。セカはロベルの妻を見捨てて逃げた。妻は命は助かったものの、全身に火傷を負ってしまい、その姿を苦にして自殺してしまう。ロベルは妻を救いたかった。火傷などしない完璧な皮膚があれば・・・ というのが、ロベルが暴走した原因となる出来事。普通に考えて、どうしてこの妻をそこまで愛し続けることが出来るのかと思うけれど、それにはもう一つ理由がある。妻の自殺を目撃してしまった娘が精神のバランスを崩してしまったのだった。

そして6年前・・・ ロベルは娘を連れてある結婚パーティーに出席した。娘はそこでビセンテという青年に出会ってしまう。ドラッグでハイになったビセンテは、無意識に誘うようなしぐさをする娘と強引に関係を持ってしまう。ビセンテにしてみれば、パーティー会場で何度も目が合って、外に誘えばついて来て、暑いと言いながら靴や上着を脱がれれば、合意の上どころか誘われていると思っても仕方のない状況。確か、娘の方もドラッグを使ったと言っていたように思うけれど、彼女が精神病院から出たばかりだったこと、再び入院した病院で担当医師がロベルに言った「あなたがついていながら・・・」というセリフから考えると、精神バランスを崩した娘には、無意識に誘ってしまう傾向があるのかも・・・ というのは考え過ぎかな? ただ、女性が無意識にした行為であっても、男性の気を惹いてしまうことがあるということを、言いたいのではないかなと思った。見ている側は娘をかわいそうに思うのと同時に、このことで人生を大きく狂わされるビセンテの運命に愕然とし、同情することが出来る。

まぁ、ここまで書いてしまえば、勘のいい方ならベラの正体が誰なのか分るかと・・・ 当たり前だけど医学的知識など全くないので、映画で描かれていたとおりの方法で、全く別人の外見になることが可能なのかは不明。映画の中では当然ながら、別人が演じているわけだけど、本当の妻は火傷を負った姿でしか見たことがないので、すんなり今見ている人物が妻として作り上げられたのだということが入ってくる。事前にセカがベラの姿に興奮しているのを見ているわけだから、彼女が"妻"であることは裏づけられているわけだし・・・ この辺りの見せ方は見事!

妻の姿にしたのはおそらく、彼の復讐をやり遂げるため。そして、自分にとって"理想的な妻"を作り出したかったのかも。今度こそ完全に正気を失い、目の前で自殺してしまった娘のため、彼は復讐をしなければならない。復讐の完成は"彼女"を抱くこと。そのためには、愛する者の姿をしていなければならない。そして、愛する者=妻を作り出すのであれば、理想的な姿でなければならない。完璧な肌をもち、絶対に他の男と自ら進んで関係を持たない女。『ムカデ人間』もそうだけど、実際こんなことが行われていいとは思わないし、自分がこんな目にあったら耐えられないけど、でも映画で見ている分には最高に面白い。悪趣味と言われればそうだけれど、このどうかしている話を、ここまで魅力的に見せるのはさすが!

上記の理由でロベルは妻に似せたのだと思うのだけど、そうしてしまったがためにベラを"女"として見てしまう。まぁ、そうしないとダメだったから、それは当然なんだけど(笑) でも、女として見てしまったがために、女性の武器を使って騙されてしまう。そして、逃げ出したベラが向かったのは、母親の元。助けて欲しいと言う、変わり果てた我が子をどうするのかは描かれない。でも、この母親は間違いなく我が子を救うと思う。法律的に助けることが出来なかったとしても、決して見捨てたりしないと思う。結局、母親はスゴイというオチであり、女性は強いというテーマに繋がる。ベラが逃げることが出来たのは"女性"だからだし・・・

キャストが良かった。ベラ役のエレナ・アナヤの肌が美しい! タイトルどおりベラが生きることが出来たのは肌のおかげなので、この肌が美しくないと成り立たない。人工皮膚だということが納得できちゃうような、薄い質感の肌。ベラが謎の存在であった前半部分と、驚愕の正体が分った後とでは、見る側の見方が変わってくるわけで、その辺り納得の演技だったと思う。特に意を決して大芝居をする辺りは見事。マリリアのマリサ・バルデスも良かった。『オール・アバウト・マイ・マザー』の大女優ウマの人。この役の演技良かったな。今作では、母の弱さと強さを見事に表現していた。よく考えると、2人の怪人を生んだのはマリリアなのだった。見ている側にとっては、どうかしているとしか思えない息子達を、それでも愛しているのが伝わってくる。彼女が見せる愛が母親の理想とは思わないけれど、母親というのはこういうものだということを体現していると思うので、その辺りは見事! そして、何と言ってもロベルのアントニオ・バンデラス! 確かにロベルの身に起きたことは悲劇。でも、だからといって彼がしたことは正当化できない。でも、彼がどうかしている行動を起こしてくれないと、映画にならないからね(笑) バンデラスは『アタメ』でも愛する女性を監禁しちゃう役だったけど、何故か彼がかわいらしく思えたりした。ロベルをかわいらしいとは思わなかったけど、こんなどうかしているロベルを、ちょっぴり応援している自分がいたり・・・ その辺りはバンデラスのおかげだと思う。どう考えても理解できる人物ではないのに、何故か納得してしまう。鬼気迫るという感じでもない。最後は情けない感じになってしまっているし(笑) でも、この役はアントニオ・バンデラスしか考えられない!

相変わらずインテリアや映像が美しくてセンスがいい。ジャン=ポール・ゴルチエの衣裳も素敵。この映画にゴルチエっていうのも納得。上手く言えないけど・・・ 全身タイツ姿の女性が黒いソファでヨガをする姿が、こんなにスタイリッシュでミステリアスに見えるのもスゴイ! どう考えてもどうかしてる画だからね(笑)

要するに、相変わらず女性はスゴイっていう話だったけど、それを描くためにそう来ましたか!って、感じ。自身はゲイであるアルモドバル監督。女性になりたいと思っているわけでなないように思うけれど、女性を恋愛や性の対象として見れない分、より畏敬の念を持つのかもしれない。特に母親という存在に対して。どれだけ痛めつけられても、その運命を受け入れて生きていく強さは、称賛すべきものであり、畏れを抱くものなのかもしれない。だって、どんどん女性の痛めつけがエスカレートしている気がするから(笑) これだけ痛めつけても、それでも女性は立ち上がるのか? これでもか? これでもか?(笑) なんか、そんな気がした・・・ でも、それは全然嫌じゃない。やっぱり好き。そして、素晴らしいバカ映画! ← 絶賛してます!

うーん・・・ 個人的にはすごくオススメなのだけど、普段あまり映画を見ないタイプの人は面白くないかもなぁ・・・ アルモドバル ファン限定とも思わないけど、苦手な人はダメかも。ファンの方は是非!

『私が、生きる肌』Official site



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【voyage】吉野 & 奈良旅行♪ Part.2

2012-06-04 00:00:00 | voyage
写真&記事は後ほど追加!

吉野・奈良旅行:2012年6月2-3日(2日目)

太鼓判 → 金峯山寺 → 太鼓判

朝の勤行に行ってきたー☆ http://t.co/zQlsHELe Posted at 07:48 AM


朝の蔵王堂_1


朝の蔵王堂_2


なんだろ?

"夜間拝感"の参加者は朝の勤行にも参加できる。朝の勤行のことは知らなかった。宿の方から朝も行かれます?と聞かれて、もちろん即答! 行きますぅ!!

朝はまた雰囲気が違う・・・ "夜間拝感"とは違い、式次第のようなものはなかった。間違ってるかもしれないけど、般若心経も唱えたような? 後ろのおばあちゃんがフライング気味で、お坊さんより先に唱えていたのが般若心経だったような・・・

昼・夜・朝と3人の蔵王権現様を拝見したけれど、それぞれ印象が違う! 最初に見たインパクトはすごかったけれど、やっぱり薄暗い中に浮かび上がった夜のお姿が素晴らしかった!

吉野山旅館連合に加盟している旅館に、夜間拝観希望の旨伝えて予約を入れるだけ。金峯山寺への予約は宿の方がして下さるし、送迎もしてくれる。吉野はお山なので坂道がキツイところもあったけれど、そんな苦労をしてでも絶対見るべき!! 本当に素晴らしい!

朝ごはん♪ http://t.co/P5Ud6PY8 Posted at 07:52 AM


朝ごはん


朝のコーヒー

ということで、朝の勤行を終えて再び宿へ。朝ごはんを食べる。太鼓判さんは本館と新館があって、泊まったのは本館。お風呂とトイレが共同だったけど、予算重視だったので・・・ お料理もおいしかったし、宿の方もいい方々だった。春には部屋の窓から満開の桜が見えるのだそう! これ絶対キレイだと思う!

太鼓判 → 吉水神社 参拝 → 吉野駅

吉水神社に参拝!義経の鎧 http://t.co/5MJUO4jG Posted at 09:42 AM


吉水神社の見どころ


吉水神社_門


吉水神社_本社&書院


義経・静御前潜居の間


後醍醐天皇玉座


琵琶_蝉丸所有


毘沙門天像_楠正成所有


義経の鎧!


豊臣秀頼寄進のお釜


豊臣秀吉花見の本陣


吉水神社_これ何だろ?

10:34 吉野発 近鉄特急(大阪阿部野橋行) → 11:20 橿原神宮前発 近鉄特急(京都行) → 11:42 大和西大寺着 → 近鉄奈良 着

さくらライナー(右)で、奈良に向かいまーす♪今日は、これから円成寺で運慶の大日如来様に会いに行くよー! .+゚ゎくゎく.+゚(o(。・д・。)o).+゚ぅきぅき.+゚ http://t.co/rhzT1EOh Posted at 10:47 AM


さくらライナー & 近鉄電車


さくらライナー_ボディ


さくらライナー_マーク

さくらライナーは、座席が桜柄で、床などに桜材を使用!カワイイ☆ (人´∀`)?ラぶv http://t.co/nFvjkPNz Posted at 10:58 AM


さくらライナー_内装_1


さくらライナー_内装_2

上の2枚はデラックスカーの内装。乗ったのはレギュラーカーなので内装はちょっと違ったのだけど、シートが桜柄なのと、床に桜材が使われているのは同じ♪


さくらライナー_レギュラーカー_床材

昨日、乗り換え時にキムカツサンドねぎ塩味忘れた橿原神宮前で乗り換えて、大和西大寺へGOー☆(゜▽゜*)♪ Posted at 11:23 AM


橿原神宮前駅構内

こだわってるけど、キムカツサンドねぎ塩食べたかったんだよね・・・

西ノ京停車中!大好きな唐招提寺のあるとこだー(^∇^) Posted at 11:39 AM

まぁ、こんなtweet残しておかなくても別にいいんだけど、唐招提寺が大好きであるというアピール(o´ェ`o)ゞ

近鉄奈良駅発 奈良交通(バス) → 忍辱山 → 円成寺 → 近鉄奈良駅

昨日買っておいた柿の葉寿司をたべながら、円成寺に向かいます! o(^-'o)♪☆(o^-^)o~♪ http://t.co/G7fe4gqh Posted at 12:49 PM


ひょうたろう 柿の葉ずし_1


ひょうたろう 柿の葉ずし_2


奈良交通_整理券

前日、吉野で買っておいたぴょんこさんオススメひょうたろうの柿の葉ずし! Σ(・ω・ノ)ノえっ!前日のお鮨?!って思うけど、柿の葉ずしはそもそも保存食なので、翌日に食べた方がおいしいと言われている。急な坂の途中にあった小さなお店。この柿の葉ずしホントおいしかった!! あっという間に食べちゃった(笑)

ひょうたろう:
吉野郡吉野町吉野山429
tel:07463-2-3070

ひょうたろう|食べログ

憧れてた運慶の大日如来様にお会いしてきた!若々しく、そのまま天に向かって飛んで行きそうだった!運慶20歳の頃の作品!素晴らしい!! http://t.co/ih9UXBpj Posted at 01:54 PM

















ひがしむき商店街北のANNE-MARIE CAFEで、お茶♪スコーンおいしい☆ http://t.co/CseaUyGw Posted at 03:22 PM







奈良町のあしゅーらで、乾杯してきた! http://t.co/xkuL452v Posted at 06:03 PM







あしゅーらの玄米カレー!おいしかった☆ http://t.co/jjNgEfYW Posted at 06:04 PM



猿沢池からの興福寺!ベタだけどw http://t.co/a1NQm4WE Posted at 06:05 PM



で、ぴょんこさんとお別れして、18時近鉄奈良駅発特急で京都へ向う←今ここ! Posted at 06:07 PM

京都到着!19時06分発の新幹線で帰ります! http://t.co/fo9jRHoi Posted at 06:43 PM



寝てた!あと10分くらいで東京着☆でも、旅行は家に着くまでー(^∇^) Posted at 09:12 PM

【自分土産①】朱鳥の手ぬぐい☆ 猿沢池柄ー♪ http://t.co/DabFst7h Posted at 10:53 PM



【自分土産②】sisiのバッグ&ポーチ☆ http://t.co/pejamWF1 Posted at 10:55 PM



【自分土産③】ここはなの黒ゴマパンつぶれた… http://t.co/j7M6andW Posted at 10:58 PM



【自分土産④】金峯山寺でいただいたお札とトートバッグ & 縁結びのお守りw



トートバッグは実は靴入れとして配られたもの。入口で靴を脱いでここに入れてお堂内を拝観する。お持ち帰りOK♪ カワイイ

http://twitter.com/maru_a_gogo


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