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【music】「ジョン・オーウェン=ジョーンズ ザ・ミュージカル・コンサート」

2014-09-29 00:00:00 | music
ジョン・オーウェン=ジョーンズ「ザ・ミュージカル・コンサート」
大手町へー!今日はJOJソロコンサート楽しみ Posted at 02:10 PM

瞬殺だったチケット! お友達のおこぼれに与って行けることになったのでした! ウレシイ!! とにかく、ミュージカル・ファンの方々の間で、その歌声と歌唱力が絶賛されている、JOJさんことジョン・オーウェン=ジョーンズの生歌を日本で聴けるなんて! ということで期待値MAXで行ってきたー

見ます (@ よみうり大手町ホール in 千代田区, 東京都 w/ @j_kindan) https://t.co/IzabjoL9ol http://t.co/pbDmutyYCv Posted at 02:52 PM



会場のよみうり大手町ホールは収容人数約500人という比較的小さなホールではあるものの、チケットは瞬殺だった! JOJさんが9分で売り切れたとtweetしてたけど、自分的には5分以内に「予定枚数終了」となった気が・・・ まだ新しいのかキレイで、木を基調とした大人な雰囲気のホール。椅子の背は引き出すとテーブルになる仕様で、講義などにも使われるのかな? 音響は良かったと思う。あまり詳しくないけど・・・(o´ェ`o)ゞ 15列目だったけれど、かなり段差があるのでチビッコの自分でもバッチリ見れた

舞台上にはピアノ1台とマイク1本。バックに"JOJ LIVE"と書かれただけでセットもなし。"JOJ LIVE"って確かにそうだけど、このど直球は大胆だなと思うものの、このシンプルさは好き。ご本人も気に入っていた様子。

個人的にJOJさんは好きではありますが、生で見るのは初めてで、ファンというのもおこがましい知識量と熱量。ミュージカル好きではあるけれど、こちらも知識不足。WEST ENDやBroadwayでの観劇経験はあるけれど、観光の域を出ていないし、資金面の問題で国内でもあまり見れていない なので、どちらについても詳しい情報はないし、既に間違いも発覚(赤字で訂正!)している始末(笑) なので、あくまで備忘メモ的な感覚で書いております(('ェ'o)┓ペコ

前半終了!スゴイ!スゴイ!!スゴイ!!JOJさんスゴイ Posted at 03:48 PM

大興奮の幕間! 生JOJさんの破壊力はすごかった!!

感想が上手くまとまらないので、とりあえずセトリをあげておきますね http://t.co/mdyYg9h1Jx Posted at 06:56 PM


2014.09.28 SET LIST

【JOJソロコン①】コンニチワ、トーキョー!いぎりすカラキタ、じょん・おーうぇん・じょーんずデス!にまずビックリw 2曲目にMotN!これはホントにクリスティーヌの気持ちがよく分かったw 全身の力が抜けて宙に浮いてるみたいな気持ちになった。ホントに歌で操られてる感じ・・・ Posted at 10:04 PM

ピアノのジョン・クォークさんが登場すると、想像よりやや高い声で「コンニチワ、トーキョー!いぎりすカラキタ、じょん・おーうぇん・じょーんずデス!」とビックリ自己紹介! からの、ご本人登場! イヤ、ビックリした(笑) おもしろtweetとか見かけていたけれど、まさかこんなにご陽気に登場するとは思っていなかった(〃艸〃) 「自分の日本語はヒドイから・・・」と、MCは通訳もなしですべて英語! でも、きっと分かりやすい言葉でゆっくり話してくれたんだと思う。英語得意ではない自分でも何となく理解できた。もちろん日本語に訳せと言われたら全然ムリなんだけど、英語のままで何となくこうかな?と理解できるというか・・・ でも、ニンテンドーを天丼と聞き間違えていたみたいだけど(笑) 息子ちゃんの話が出て、彼もSUSHIとNINTENDOが好きなのでって流れだったので、てっきり天丼だと思っちゃった(o´ェ`o)ゞ

そんなわけなので、tweetや追記にJOJさんが言っていたこととして書いていることは、自分がこう理解したということなので、間違っている可能性大です! 出来る限り間違っている可能性のある言葉は載せないつもりですが、JOJさんのお言葉を正確に知りたい方は、JOJさんやミュージカル作品の情報に詳しく、英語も堪能な方のblogがたくさんあるかと思いますので、そちらでご覧いただくとして、当blogはライトなファンで、知識も豊富でなく、英語も半分以下の理解力であっても、とっても感動しました!ということを書けたらなと思っております┏○ペコ 前置き長くてすみません

どうやらJOJさんJet lagの影響か、序盤はあまり調子が良くなかったと、JOJさんの舞台やコンサートを何度もご覧になった方々がtweetされていたけれど、自分は生JOJさん初めてだったので全く気づかなかった。皆様もあくまでJOJさん比でって感じだったので、調子が悪くてもスゴイレベルだったのは間違いないと思う! MotN(Music of the Night「オペラ座の怪人」より)が2曲目でビックリしたけど、これはもうホントにすごかった! SoarとBeがどんな感じかとワクワクしながら聴き始めたけど、イヤ初めてこの曲の意味が理解できた気がする! 歌でChristineを操っているのがよく分かる。優しく囁いたり、強く導いたり、美しい声でウットリさせたり、新しい世界の広がりを見せたり・・・ これは感受性が豊で自身も芸術家である16歳のChristineは、それこそ催眠術にかかったようになってしまうわ・・・ もう体中の感覚が抜けて、宙に浮いているような気持ちに・・・ これはスゴイ! JOJ Phantomが見たい! 見たい!!

【JOJソロコン②】作品はアレだけど曲はいいよね的発言からのTIHYSはすごかった!高低緩急強弱自在!この曲ホントに美しい曲だなと改めて思った。ソフィアさんとのLNotWでは若々しい声になってビックリ! WGWも良かった! ブイドイが聴きたかったな・・・ Posted at 10:10 PM

TIHYSというのは、今年日本でも上演された「オペラ座の怪人」の10年後を描いた「Love Never Dies」で、Phantomが冒頭でChristineを思って歌う曲。この作品ストーリーはとってもメロドラマで、ちょっとチープな感じなのだけど、あの「オペラ座の怪人」の続編だと考えず、パラレルワールド的な作品だとして見ると、曲は美しいし、妖しい美しさがあって好きな作品。自身が見たのはWE版から演出が変更されたオーストラリア版のDVD(感想はコチラ)と、ホリプロによる日本公演版。日本公演版は基本オーストラリア版なので、要するにオリジナル版はYouTubeの映像とアルバム音源しか情報がない。なので、オリジナル・キャストのRaminのPhantomがどんな感じだったのかは不明。でも、このJOJさんバージョンも素晴らしかった! 音楽の専門的知識などないのでよく分からないのだけど、この曲かなり難曲なんじゃないかと思う・・・ 高低差とかテンポの緩急とか・・・ 特にTill I Hear You Sing~の"I"が大変そう! でもそこが出ないと全部がダメになっちゃうくらい重要! まぁ、ダメにはならないけど、残念感が漂ってしまうよねぇ(笑) ということで、tweetにもある通り、高低緩急強弱自在で"I"もバッチリ! 声量もスゴイ! 4StarsでRaminに歌って欲しかったのに、一部しか歌ってくれなくて悲しかった でも、JOJさんの完璧TIHYS聴けて大満足

今回、WE「オズの魔法使い」でドロシーを演じたソフィー・エバンズが登場! ソフィーさんの歌声はYouTubeでも聴いていなかったので、POTOデュエットあるよね!と期待していたのだけど、ソフィーさんソプラノではないのかな? これはPOTOはないなと思っていたら、LNotW(Last Night of the World「ミス・サイゴン」より)だった! えー?! まさかのクリス! WE初演から25周年を機に新演出版上演中の「ミス・サイゴン」は、今年日本でも上演され現在地方公演中! 自身も8月に見てきた(感想はコチラ 書きかけ) だってほら、クリスって多分まだ20代・・・ しかし、これが!クリスだった! ちょっとお腹ポッコリ熊さん体型のJOJさんだけど、クリストファー・スコットに見える! ( ゚д゚) ・・・ (つд⊂)ゴシゴシ (;゚Д゚) …!? 見えるよ!←失礼(笑) イヤ、ホントに見えるんです!

ソフィーさん退場からのWGW(Why God Why?「ミス・サイゴン」より)も良かった~♡ これはクリスがキムと出会って初めての夜を迎え、彼女が寝ている間に、泥沼のベトナム戦争の中での自分の現状や苦悩を歌う曲。人間というのはきっと、どこにいてもいくつになっても何かに悩んだり苦しんだり、その中に希望を見出したりするものなんだと思うけれど、まだ若いクリスのこの苦悩が伝わって来る・・・ スゴイな・・・

【JOJソロコン③】ミュージカル以外だと戦地からの手紙と言っていた(と思う・・・)TELL MY FATHER(←すみません「The Civil War」というミュージカルの曲だそうです!(/ω\))とYOU ARE SO BEAUTIFULが好きだった! 歌い上げなくても感情が伝わって来る Posted at 10:15 PM

「The Civil War」については日本語のWikipediaが見つからないので、詳細が分からないのだけど、日本で上演されたことはあるのかな? どうやらThe Civil Warというのは、"アメリカが南北で戦った出来事"(歴史的に重要な出来事だと思いますが、yaplogでは"不適切な内容"としてblogが表示されなのでぼかします!←個人的には大変不本意です!)のことらしく、フランク・ワイルドホーン作曲のミュージカル作品らしい。不勉強ですみません。TELL MY FATHERおそらくその際に息子から父に宛てて歌われた曲だと思われるのだけど、これが歌詞など全く分からないのにジーンと心にしみてきた。

YOU ARE SO BEAUTIFULは言わずと知れたJoe Cockerの名曲。ミュージカルナンバーのように歌い上げることのない静かなトーンの曲だけど、感情が伝わってきて、ウットリとした気持ちになった。

【JOJソロコン④】ベストミュージカルは何だと思う?「レ・ミゼラブル」だよ的な発言(をしてたと思う・・・)からの、ECAETは泣けた。・゚・(ノД`)・゚・。 まさかのマリウス!w そしてBHH! BHH!!BHH!!! JOJヴァルが激しく見たい! Posted at 10:20 PM

Best Musical~って言ってたと思うの・・・ 多分(笑) 何か質問したっぽく、号泣議員みたいに耳に手を当ててたような・・・←自信はなし。とにかくBHH(Bring Him Home「レ・ミゼラブル」より)は絶対歌うよねと思っていたけど、まさかのマリウス! ECAET(Empty Chairs at Empty Tables「レ・ミゼラブル」より)は、革命を起こそうと立ち上がり、あっけなく制圧され命を散らした学生仲間たちを思い、1人残された辛さ悲しさを歌う曲。映画のエディ・レッドメインが良かった(感想はコチラ) その、切なさ悲しさが感じられて泣けた・・・ 何度も言うけど、ポッコリお腹だけどマリウス・ポンメルシーに見えるよ! ( ゚д゚) ・・・ (つд⊂)ゴシゴシ (;゚Д゚) …!? 見える!←またまた失礼(笑)

BHHは絶対に歌うだろうと思っていたけど、やっぱり本編最後はBHH!なんだろう・・・ ホントに歌い損じなんてないんだなという感じ。プロだから当たり前のことなんだけど、そが恐ろしく高いレベルであって、例え調子が悪かったとしても、それがスゴイレベルであるということ。歌い出しのGod on high~からすごかった! イヤ、テンポが早い熱唱型の曲も難しいとは思うんだけど、このゆったりとしたテンポで静かな始まりで、いきなりのハイキー。裏返りは絶対に許されないハイキー(笑) やっぱりスゴイ! 音楽の知識なんてないので、テクニック的なことも含めて全く分からないのだけど・・・ 自分の勝手な解釈だけど、この曲はヴァルジャンが個を捨てて神に祈った曲なのかなと思っている。もちろん常に神には祈っていたのだろうけれど、そういうことではなく・・・ もっと高い魂レベルの祈りというか・・・ 単純に愛するコゼットのために彼女の愛するマリウスを救いたいと思ったわけじゃなく、最初はそういう思いででバリケードに来たけど、国を思い若い命を散らそうとしている学生たちの姿を見て、心から自分の命に代えても救いたいと思ったのじゃないだろうか。とっても清らかな心で。その思いが伝わった。これはホントに泣けた

【JOJソロコン⑤】そしてラストのTHUNDERBALLはマイクスタンドをつかんでの熱唱! ノリノリ♪ 楽しそうでよかった(・∀・)ウン!! 感想は以上になります・・・ ありがとうございました┏○ペコ Posted at 10:23 PM

再びソフィアさん登場でFor Good(「ウィキッド」より)をデュエットして、一度退場。するも、直ぐに登場してカラオケでのThunderballをノリノリで熱唱! とっても楽しそうだった!

とにかくJOJさんはスゴイ、JOJさんの本当のすごさは生じゃなきゃ伝わらないと聞いていたけれど、ホントにそうだった! 25周年を機に新演出版となったTOUR版「レ・ミゼラブル」のCDを持っているのだけど、これジャヴェールが現BWジャヴェールのアール・カーペンターさんという最強コンビで、聴くたび感動して涙しているのだけど、とにかく生BHHはすごかった! とにかく声の大小高低緩急が自在で、それがホントに絶妙。JOJさんも下のtweetにあるように、とっても気持ちよく歌ってもらえたみたいで良かった!! もうMMSが楽しみ

JOJ's tweet
RT @johnowenjones: Amazing. What a wonderful experience my first show in Japan was. The audience were incredible. Couldn't be more happy! And now.....SUSHI!! Posted at 10:36 PM

ワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪ 喜んでくれているようで良かった! >RT Posted at 10:37 PM

http://twitter.com/maru_a_gogo


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【Googleのロゴ】Google創立16周年

2014-09-27 01:04:38 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



Google創立16周年!

一応、毎度のWikipediaで調べてみた!


Google(グーグル)は、検索エンジン、クラウド・コンピューティング、
ソフトウェア、オンライン広告といったインターネット関連のサービスと、
製品を提供するアメリカ合衆国の多国籍企業である。


収益の多くをアドワーズ(AdWords)と呼ばれる
オンライン広告から得ている。
同社が提供しているインターネット上の検索エンジンの
Googleに関する詳細はGoogle検索を参照。
同社の登録商標(日本第4478963号ほか)。


とのこと・・・ まぁ詳しくはWikipediaで!(笑)

検索画面のロゴはこんな感じ




Happy Birthday


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【art】「オルセー美術館展」鑑賞@国立新美術館

2014-09-27 00:00:00 | art
「オルセー美術館展」鑑賞
見ます (@ 国立新美術館 (The National Art Center, Tokyo) in 港区, 東京都) https://t.co/yKQPd9JMYh http://t.co/2Y2ig4TmTc Posted at 05:37 PM



見たいと思ってチケット買っておいたのに、全然行けていなくて気づけば後1ヶ月切ってた・・・ 土日は混みそうだから、20時まで開館している金曜日しようと思っていたので、この日定時上がりして行ってきた

ザックリした感想はtweetどおり。もともと印象派作品好きなので、好みの作品ばかりだったけど、その中でも特に好きだった作品はすべてtweetしておいた。一応、作品に関しても一言添えてあるので、作品の画像を入れるだけにしようかな・・・ 絵画や美術品鑑賞大好きだから、きちんと記事書きたいんだけど、書くからには作品の背景とか調べて載せたくなっちゃうんで、時間がかかっちゃうんだよねぇ・・・ ということで、気が向いたら追記するということで、今回は簡略版で行きます!( ・Θ・)ゞピヨッ

「オルセー美術館展」良かった!見応えあったけど、空いてたのでゆったり見れた!マネの「笛を吹く少年」の今にも動き出しそうな感じや、モネの大作「草上の昼食」はもちろん良かったけど、同じくモネの「かささぎ」の雪景色の暖かさが素晴らしい!シスレー「雪、マリー=ル=ロワの農家の庭」も好き! Posted at 07:34 PM


エドゥアール・マネ「笛を吹く少年」


クロード・モネ「草上の昼食」


クロード・モネ「かささぎ」


アルフレッド・シスレー「雪、マリー=ル=ロワの農家の庭」

ドガの「バレエの舞台稽古」は油彩とは思えない薄さ!ゾラが酷評したと言うカバネル「ヴィーナスの誕生」の官能美!ルノワール「イギリス種のナシの木」のボカシも美しい!ミレーの「晩鐘」は信仰がなくても敬虔な気持ちになる!ラトゥール「花瓶のキク」の立体感!! Posted at 07:42 PM


エドガー・ドガ「バレエの舞台稽古」


アレクサンドル・カバネル「ヴィーナスの誕生」


オーギュスト・ルノワール「イギリス種のナシの木」


ジャン=フランソワ・ミレーの「晩鐘」


アンリ・ファンタン=ラトゥール「花瓶のキク」


そして、モネ「死の床のカミーユ」芸術家とは死の床の妻さえ題材にするのか… その業、そして芸術家魂の凄まじさに涙が止まらない Posted at 07:44 PM


クロード・モネ「死の床のカミーユ」

そうそう! この作品のすごかった! 今にも動き出しそう!好きか嫌いかは別として、やっぱりスゴイものはスゴイ!


ギュスターヴ・カイユボット「床に鉋をかける人々」

テーマごとに壁の色が変えてあって、絵が引き立って見やすい色、しかもどれも美しい色で好きだった。点数は結構あったと思うけれど、余裕のある展示だったので、1か所説明文を読むために立ち止まってしまうと渋滞してしまう箇所があったけれど、それ以外はじっくり自分のペースで見ることができた。17:30頃到着したので、ちょうど空いてる時間帯だったのかも? 一通り見終わってから再度見たい作品だけ見ようと、最初の「笛を吹く少年」まで戻ったら、結構混んできてた。それでも、わりと余裕をもって見れる感じだったので、金曜日オススメかも?

昨日の「オルセー美術館展」で買ったもの筒状のは京ごころんこのココットかわいくて欲しかったな (゚ェ゚*) ♪ http://t.co/btk1GTEoyQ Posted at 04:11 PM


ポストカード(各150円) 京ごころん(650円)


カワイイけど予算外

オルセー美術館展:2014年7月9日~10月20日@国立新美術館
オルセー美術館展 印象派の誕生 -描くことの自由-



http://twitter.com/maru_a_gogo


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【動画】ノーム・ルイス & シエラ・ボーゲス「オペラ座の怪人:The Mirror」

2014-09-26 00:22:31 | 【動画】musical

【動画】ノーム・ルイス & シエラ・ボーゲス「オペラ座の怪人:The Mirror」


「norm lewis sierra boggess the mirror」の画像検索結果


Norm & Sierra初日の"The Mirror" このシーンも好き! まだ怪人を音楽の天使だと思っているクリスティーヌを、鏡の中から誘導するシーン。ファントム登場シーンでもある。メグとのデュエット ⇨ ラウルとのデュエット ⇨ ファントムとのデュエット の流れがとても好き😍 
基本好きなシーンしかないけど(笑)


ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))


Norm Lewis - The Mirror





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【動画】ノーム・ルイス「The Point of no Return」

2014-09-26 00:15:25 | 【動画】musical

【動画】ノーム・ルイス「The Point of no Return」



止まらなくなってきた(笑) Norm & Sierra初日の"The Point of no Return" 「オペラ座の怪人」の中で一番好きなシーン!! しかし、動画主さんはNormさんファンらしく、Normさん固定でSierra歌ってるのに映ってないシーンも💦


ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))


Norm Lewis - The Point of no Return


このノームさんの表情おもしろい(。・w・。) ププッ


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【Googleのロゴ】秋分の日

2014-09-23 17:18:38 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



秋分の日! 一年早いなぁ・・・

毎度のWikipediaによりますと・・・

秋分の日(しゅうぶんのひ)は、日本の国民の祝日の一つである。
日付は天文学上の秋分日。
しばしば、「昼と夜の長さが同じになる。」といわれるが、
実際は昼の方が若干長い。

秋分の日は、1948年に公布・施行された国民の祝日に関する法律
(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)によって制定された。
「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨としている。

秋分の日は毎年9月23日ごろ。
祝日法の上では「秋分日」としており、
地球が秋分点を通過する日(日本時間)としている。

国立天文台が作成する『暦象年表』に基づき閣議で決定され、
前年2月第1平日付の官報で発表される。
つまり、天文学での秋分日は2年後以降も計算によって求められるが、
2年後以降の秋分の日は確定していない。
ただしこれまでに、天文計算によって求められた秋分日の日付以外、
秋分の日とされたことはない。

とのこと・・・ なるほど!

このロゴ動画になっていて・・・


画面左から不思議な形の人が現れて・・・


次々木を紅葉させていく




お尻を使うときも(笑)


ジャ---ンプ!


着地して紅葉


完了


枯れちゃった・・・


頭にちょこんと(´ー`)フッ

検索画面のロゴはこんな感じ



よい秋分の日を!


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【nephews】お墓参り&かつ太郎

2014-09-22 00:00:00 | nephews
お墓参り&かつ太郎
お墓詣りの後ランチ中アンパンマンは2号が写真写りを考えて置いてくれましたw (@ かつ太郎 市川店 in 市川市, 千葉県) https://t.co/gzlimx2C3b http://t.co/6N3WYvM4Xq

お彼岸のお墓参りに行ってきた! 朝のうちに行ったのでそこまで混んでなかったけど道混んでた・・・ 天気が心配だったけど秋晴れで良かった! 草もあんまり生えてなかったけど、弟曰く大量に除草剤まいたのに生えてるって雑草はスゴイね!


ロースかつ定食(中)(1,490円)

先日本を売りにBOOK OFFに連れて行って貰ったので、私の驕りでランチ。甥っ子リクエストでかつ太郎へ。自分の驕りだってことで、弟も義妹も遠慮しちゃってたのが申し訳なかったな(o´ェ`o)ゞ 自分が一番豪華ランチになっちゃったかも? Swarm投稿しようと写真撮ってたら、甥っ子2号が自分のわんぱくセットからアンパンマンのチョコムース置いてくれた(笑)

かつ太郎 市川店:市川市大野町4-2177-2
tel:047-339-3639

かつ太郎 市川店 -本八幡/とんかつ|食べログ

こっそりDS中 http://t.co/U4kNkl6wcW



大人たちがおしゃべりしている間、甥っ子たちはDS! ホントに好きだよねぇ(笑) あんまりやると怒られるから隠れてやってるのが笑える(。・w・。) ププッ

甥っ子1号のお土産?学校行事でお泊まり会に行ってきたらしい http://t.co/AAmwO7FMSa Posted at 09:08 PM



正しくは臨海学校に行ってきたらしい。イマドキ小学生の臨海学校はホテル泊で、朝食も夕食もバイキング、夜退屈するからトランプやUNO持参OK、お小遣いも3,000円までOKで、マザー牧場などではスフトクリームを食べてもいいらしい(´゚Д゚`)ンマッ!! まぁ、トランプやUNOは勝手に持参してたし、先生に見つからないようにソフトクリーム食べたりしてたけどね(o´ェ`o)ゞ

甥っ子1号は買ってきたお土産を全部開封してしまったため、ウチへのお土産は詰め合わせになったとのこと(笑) ゴムに入ってる羊羹を買ってるところがηακετα_〆(´ω-` )



http://twitter.com/maru_a_gogo


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【cinema】『レッド・ファミリー』(オンライン試写)

2014-09-21 01:23:06 | cinema
'14.09.12 『レッド・ファミリー』(オンライン試写)

coco独占青山シアターによるオンライ試写に当選 いつもありがとうございます! 昨年のTIFFで上映されているけれど、試写会としては早い方かも? 青山シアター自体のオンライン試写より早かった。時間内であれば家で好きな時に鑑賞できるのでウレシイ。ということで、PCの小さな画面で鑑賞~

ネタバレありです! 結末にも触れています!

「ソウル郊外に住む1組の家族。お互いをいたわり合う姿は理想的。いつもケンカが絶えない隣家の息子チャンスは、そんな一家をうらやましく思っていた。しかし、一家には秘密があった・・・」という話。これは、なかなか面白かった。感動という感じではなかったけれど、やっぱり泣いてしまった。どこまで本当で、どこから創作なのか不明だけど、その辺り韓国映画らしいクドさで描いているので、いい意味でリアルさがなく、あくまで作りモノとして楽しむことができた。

2013年第26回東京国際映画祭観客賞受賞作品。鬼才キム・ギドクが製作、脚本、編集を担当した作品。監督は本作が長編デビューとなる若手監督イ・ジュヒョン。キム・ギドク監督に憧れて、キム・ギドク製作、脚本作品『プンサンケ』の監督チョン・ジェホンの助けで会うことが出来たそうで、その際意気投合し今作を監督することになったとのこと! 願いは叶うのねぇ・・・ まぁ、監督ご本人も実力があったからこそ、チョン監督も紹介してくれたのだろうし、結果キム監督も映画を任せたのでしょうけれど。そうそう! 劇中で妻役と夫役が映画館で見た映画が『プンサンケ』だったのだそう。知っている人は( ̄ー ̄)ニヤリかも?

キム・ギドク監督が南北問題を扱うのは2本目。自身にも韓国人にも大きな課題だと考えているそう。韓国と北朝鮮の家族を描いているけれど、どちらが正しいかではなく、本当の家族とは何だろうという質問を投げかけたいとのこと。自身の監督作は変わった題材が多いが、『レッド・ファミリー』は温かく感動的な作品に仕上がっており、利益が出たら北朝鮮の子供たちを助けたいと考えているのだそう。なるほど・・・

公式サイトや、サーチナの監督インタビュー(サーチナ|北朝鮮スパイが突きつける家族愛とは!?『レッド・ファミリー』イ・ジュヒョン監督にインタビュー)によりますと、イ・ジュヒョン監督は本作を玉ねぎに例えて、個人の白い本音はいくつかの理念と観念によぅて幾重にも包まれていると語っている。主人公たちの抱えるパラドックスとジレンマを感じて欲しいと考えていて、家族の意味をもう一度心に刻みたいと思っているとのこと。そのためアクション部分は意図的に短くして、登場人物たちの葛藤やジレンマに重点を置いたとのこと。キム・ギドク監督からのアドバイスは「南北問題を扱う映画を撮るときには、他の題材の映画を撮るとき以上に心構えとしっかりした姿勢が必要だ」ということだったそうで、南北モチーフの長所を生かすために、体制の中の人間に焦点を当てたとのこと。

TIFFでの上映後の観客の反応は、真っ赤に目を泣きはらしスタンディング・オベーションだったそう。うーん・・・ まぁ映画祭で見たらそうなるかもしれないなぁ・・・ 家のPCで見ていたので、少し客観的な感じで見ていた部分もあるとは思うのだけど、ラストでは泣いたけれど真っ赤に目をはらしてってほどではなかったかなぁ・・・ 韓国映画は好きな作品も多いけれど、特有のドタバタや、強引でクドイ演技や演出がちょっと苦手。その強引でクドイ演出でグイグイ引き込まれる場合もあるのだけど、乗り切れなかった場合は辛いことに・・・ あくまで好みの問題なのだけど、ただその強引でクドイ演出にハマる人が、目を真っ赤に泣きはらしてスタオベする気持ちは分かる! あ、強引でクドイ演出と書いているけど、別に否定しているわけではないです! あくまで個人的な印象であり、個人的には苦手というだけ。ただ前述したとおり、今回はその強引でクドイ演出と演技が、南北問題について詳しくない日本人としては、作りモノとして割り切って見ることが出来て良かったと思う。

冒頭、観光地の屋外レストランのようなところで2組の家族が食事するシーンから始まる。子供たちが年長者よりも先に食べ始めてしまうことを注意すると、しぶしぶ箸を止める子供たち。その様子を遠目で見つつ、もう1組の家族の母親が義父に対して、もう焼けているから先に食べてくださいと促す。先に食べてしまおうとする娘を先の家族と同様に叱りつつ、自ら取り義父にお口あーん状態で食べさせる母親。注意された娘も「食べさせてあげようと思ったのよ」と言い訳しつつ、同じくお口あーんをする。それを、理想的だとホメるもう1組の母親。なのだけど・・・ えー?!韓国では年長者にお口あーんするのが嫁や、孫の理想的な姿なの?! 特に病気とか体に障害があるというわけでもないのに? その後、家に戻った時、隣家の家族の前で嫁が義父が持つ段ボール箱を、お義父さん持ちますと言って持っていて、それをよく出来た嫁だと隣家の家族が見守るシーンがある。え?!女性が持つの?!義父がお年寄だからというのならば、ここは夫じゃないの?! イヤ、他国の習慣を貶すつもりはないのだけど、"理想の家族"とか"理想の嫁"の概念の違いにちょっとビックリしたので・・・ これは韓国では一般的な考え方なのかな? それとも、ちょっと誇張している?

家に入ると嫁がいきなり義父の膝を蹴る。国境付近の写真撮影を上手くできなかった夫も平手打ち。2人は彼女を班長と呼び、失敗を詫びる。4人は偽装家族であり、北朝鮮の工作員なのだった。そのことは知って見ているので、特別ビックリすることはないのだけど、実際現在でもこんな偽装家族の工作員が入り込んでいるのかな? それは特別、北朝鮮と韓国に限ったことではなく・・・ 4人は嫁役を班長として、それぞれ北朝鮮に家族を残し、人質に取られるような形で任務遂行を強制されているということらしい。後の会話で祖父役の男性は30年以上この任務に就いていると語っているけど、その間家族に会えないというのは辛い任務だ・・・ 班長のチェックが入るものの、家族に手紙を書く機会があるようだけど、それだけしか本当の家族と繋がる機会がなく、現在は敵対する関係とはいえ、そもそもは同一民族の国で30年以上暮らしていても、祖国とか家族という感覚が残っているものなのだろうか? というのが当然の疑問としてあるわけで、その辺りの葛藤も含めて描きたいということなんだと思うけれど、どちらかというと本当の家族は絶対的な存在としてあり、工作員は家族を裏切れないというのが大前提であったように思う。それは、もちろんそうなのだけど、個人的に知りたかった部分とはちょっとズレがあったように思う。あくまで個人的な感想。大筋はこれで伝わって来る内容ではあった。ただ、韓国映画は繊細な内容を扱う際にも、感情表現が豊か過ぎるので、大味な感じになってしまう印象。これもあくまで個人的な感想。

偽装家族はツツジ班というらしく、北朝鮮側の指令を受けて、脱北者や転向者などを暗殺することが任務らしい。彼らに任務を与えたり、彼らを監視する組織もある。ツツジ班は祖父役以外は工作員になって日が浅いらしく、特に夫役は人を殺したことがないらしい。初めての任務で失敗してしまう彼を叱りつけるものの、赤ん坊を殺すことが出来ない班長。実際の工作員が暗殺の任務をこなしているのかは不明だけど、工作員として他国へ送り込まれる人たちは、こういう言い方が合っているかは別としてエリート中のエリートなのだと思うので、映画に描かれているように、あからさまに狼狽してしまったり、ターゲットに逃げられそうになってドタバタしてしまうなどということはないと思うのだけど、この辺りのことは工作員としての能力というよりも、工作員たちにも人間らしい一面があり、そういう人たちだからこそジレンマを抱え、ラストに向かうのだということなのでしょう。北朝鮮側から見れば"悪"であっても、悪人ではない人を暗殺するシーンは、ドタバタ調で描いているので、そんなに深刻にならずに見ることが出来る。韓国映画のバイオレンス過ぎる感じが苦手な身としては、クスッという視点で見ることが出来て良かった。

彼らに影響を与える隣家の家族は、偽装家族と祖父と祖母、娘と息子の構成が入れ替わった4人家族。夫を亡くした祖母は祖父役に好意を持ち、娘役と息子がお互い惹かれ合うというのは想定内なので、この構成はOKなのだけど、隣家の妻のキャラが個人的にちょっと・・・ 料理が全くできないため、いつも夫に文句を言われ、ケンカばかりしている設定なのはまだしも、サラ金から借金までしているのは同情できない。息子もいじめを受けている。問題のある家族であっても、本音をぶつけ合えるのは素晴らしいと、ツツジ班のメンバーが憧れを抱いてしまうという設定なのでしょうけれど、ちょっとドタバタ過ぎる・・・ 妻役の女優さんは韓国映画にありがちな、顔じゅうで文句を言うみたいな感じ←伝わるかな? 偽装家族も任務に就いて感情を爆発させるシーンがあるけど、普段は本当の気持ちを抑えているので、この家族と対比としているのはよく分かるし、そのバランスでギリギリ、この隣家のドタバタを見ることが出来たという感じ・・・ 韓国映画に限らず、ドタバタとクドイ演技や演出が苦手なので、あくまで個人的な感想。

両家の間には越えようと思えば越えられる低い垣根がある。これは南北分断の象徴なのでしょう。垣根の上を鳥が軽々と飛び越えて行くシーンは、俳優の自然な演技が撮れて監督のお気に入りのシーンなのだそう。隣家の家族はツツジ班に興味を持ち、次第に彼らのテリトリーに入って来るようになる。息子の誕生日会に招待され、泥酔してしまう班長。その日は彼女の誕生日でもあったのだった。酔った勢いで班長は夫を亡くし女手一つで育てた娘を北朝鮮に残して来たと語り始める。他のメンバーも自身の身の上話を始める。4人の間に絆のようなものが生まれる。

祖父の誕生日を祝うためと称し、押しかけて来た隣家に対して、初めは迷惑がっていたけれど、次第に興が乗って楽しくなってしまう。テレビで北朝鮮関連のニュースが流れ、キム・ジョンウン総書記が映る。テレビを消してしまう班長。隣家の家族たちは何気なくキム・ジョンウンの容姿をからかい始める。ついつい総書記を庇うようにホメてしまうツツジ班。隣家の反論に対して熱が入ってしまう。もしかして赤ですか?と素朴に聞かれ、ハッとする班長たち。でも、娘役は若さゆえか両国はこうあるべきというような理想論を語り出してしまう。韓国人である隣家からは感心されるものの、北朝鮮側にとっては危険思想。家に仕掛けられた盗聴器で会話を聞いていた工作員たちは、ツツジ班を危険とみなしマークする。娘役とチャンスが語っていることが理想なのは分かるのだけどねぇ・・・ 悲しいけれど、そうは行かないのが現実。

そんな中、夫役の妻が脱北に失敗し逮捕されたという連絡が入る。妻の行動に不安を感じていた夫役を気遣い、彼には黙っているようにと、居合わせた祖父役に口止めする班長。工作員の家族であることは関係なく、脱北者は厳重に処罰される。班長は大きな手柄を立てて、恩赦を得ようと考える。そして、転向者の暗殺を独断で行ってしまう。しかし、実は殺害したのは転向を偽装した大物二重スパイだった。うーん。いくら夫役の家族を救いたいからといって、独断での暗殺は無謀だし、いくらなんでもそれはしないだろうというツッコミはしちゃダメなのでしょうね(o´ェ`o)ゞ 一度は表彰まで受けたツツジ班は、すっかり反分子となってしまった。

この大失態に対し班長を呼び出した野うさぎは、上層部との繋ぎをするような役割なのかな? この役の役者さんが公式サイトに載っていないのだけど、この演技はすごかった! 鬼気迫るとはこのこと。野うさぎは町工場を1人できりもりする独身中年男として暮らしてる。いつも食事を持ってくれる女性がいるのだけど、何かと世話を焼いてもらっているうちにそういう仲に・・・ ツツジ班の失態で姿を消そうとしていたところ、この女性から妊娠を告げられ、どこまでも着いて行くと迫られる。この女性の演技もすごかった。野うさぎの正体を知っている。置いて行くなら殺せと迫る。殺そうとするけど出来ずにカメラに向かって泣き笑いの野うさぎの演技はすごかった! 狂気を感じさせる。工作員として優秀だということは、私情は一切捨てて任務に忠実であることが大前提。ツツジ班の失態は班長が情に流されてしまったことが原因。それを叱責した自分は当然情などコントロール出来ると思っていた。でも、出来なかった・・・ これはスゴイ!

処分を待つツツジ班。ある日、隣家の妻のもとにサラ金の取り立てがやって来る。妻に暴力を振るう取り立て屋に見かねて一家で加勢。つい訓練された必殺技を使ってしまう。殺してはいない。でも、当然監視されているわけで、この行動も問題行動。単純に韓国人家族と交流してしまったというだけでは済まなくなった。結果、ツツジ班にはチャンス一家暗殺命令が下る。キャンプに誘い、そこで一家を殺害する計画を立てる。何も知らずに楽しむ隣家。ここでの隣家のはしゃぎっぷりもクドかったりするのだけど、その後に続くであろう悲劇を盛り上げるための演出なのでギリギリOK。班長は自分の責任だから全て自分でやると言い、1人待機する。祖父役と夫役はある行動に出る。末期ガンである祖父役、妻が脱北者として逮捕された夫役には失うものがない。彼らは見張り役の工作員を殺す。4人は逃げるけれど、結果全員捕えられてしまう。まぁ、彼らが祖国を捨てる、もしくは反旗を翻すであろうことは想定していたので、ビックリすることはなかったけれど、こんな結末になるとは思っていなかった・・・

船に乗せられ、掌に楔を打ち抜かれて鎖で繋がれたツツジ班。急に班長が隣家の嫁を演じ始める。それに呼応して、それぞれ祖母、夫、チャンス役を演じ始めるメンバーたち。このシーンもクドイ演出ではあるのだけど、彼らの運命や、隣家の家族を演じることでツツジ班としての偽装家族を演じ続けること、そして演じることで自分の考えを発言できる自由を味わっていることに涙が止まらなかった さすがキム・ギドクの脚本だなという感じ。やがて末期ガンの祖父が力尽き、母が娘に別れを告げて舌を噛み切り、同じく父が娘を気遣いながら頭を打ちつけて命を絶つ。野うさぎが娘を殺害しようと迫るところで暗転。シーンが変わり、いじめっ子たちに反撃したチャンスの前に娘ミンジが現れて映画は終わる。ミンジがこの後どう生きて行くのかは分からない。でも、祖父の誕生日のミンジとチャンスの熱弁を考えれば、これは若い世代に希望を託すというメッセージなのかなと思う。そう考えると、これはハッピーエンドなのかもしれない・・・

キャストは全員初めて見る役者さんたちだった。祖父役ソン・ビョンホは韓国を代表するバイプレーヤーとのことだけど、全く知らなかった。すみません 感情的になってクドイ演技の役者さんが多いなか、抑えた演技が良かった。その静かな怒りが工作員として過ごした30数年を感じさせた。監督が即決したという娘役パク・ソヨンは若さゆえの理想が悲しく、淡い恋も切なく感じさせて良かった。夫役チョン・ウは最近人気急上昇だそうだけれど、いわゆるイケメンではない感じが良かったと思う。ホメてます(笑) ちょっと頼りなく足を引っ張ってしまう役どころを、イライラせずに見せていたのが良かった。班長役キム・ユミは祖父役や夫役を殴るシーンの撮影時には、泣きながら演じていたそうで、その自身の葛藤が班長の葛藤に反映してたのかなと思う。まだ、若い女性が班長という重責に耐えながら、葛藤する姿が切なかった。

ほぼツツジ班の家と、隣家が舞台。最初はケンカばかりしていた隣家を、自由=勝手だというような目線で見ていたツツジ班が、次第に例えケンカであっても自分の感情をそのままぶつけられることは、自然なことであると変化する感じが分かりやすかった。隣家のケンカ声は筒抜けなのに、ツツジ班の班長の叱責は隣家に聞こえないのか?とか思ったりもしたけれど(笑) とにかく、全ての人間は生まれた瞬間から必ずしも自分で選べるわけではない共同体(家族、社会、国家など)に属する。そこから生まれるパラドックスを描きたかったという監督のメッセージは伝わった!

南北問題を描いた作品は見たいけれど、暴力的過ぎたり重すぎるのは苦手という方おススメ!

『レッド・ファミリー』Official site


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【cinema / DVD】『ビザンチウム』

2014-09-21 00:00:00 | cinema / DVD
『ビザンチウム』鑑賞
録画しといた『ビザンチウム』見た!結構好き!現代が舞台だけどお耽美??シアーシャ・ローナンは相変わらず上手いけど、ジェマ・アータートンの体を張った演技がスゴイ!『アンチヴァイラル』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズの病弱演技が素晴らしい!滝やり過ぎw Posted at 07:40 PM



ザックリした感想はtweetどおり。追記したいけど・・・ どうかな?(o´ェ`o)ゞ


http://twitter.com/maru_a_gogo


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【cinema】『ジャージー・ボーイズ』(試写会)

2014-09-19 03:17:54 | cinema
'14.09.11 『ジャージー・ボーイズ』(試写会)@一ツ橋ホール

ハリウッド・ニュースで当選! ありがとうございます!! これはスゴイ見たかったので、バレエのお稽古休んで行ってきたー 『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(感想はコチラ)より先に見たけど、公開日の関係で後回しになった(;´・ω・`)ゞごめんなさい

ネタバレありです!結末にも触れています!

「ニュージャージー州の貧しい地区に育ったフランキー、トミー、ニックは、音楽でそこから抜け出そうと考えていた。既にヒット曲を持つボブが加わわり本格的に売り込みを開始。プロデューサーとの出会いもあって、次々ヒット曲が生まれるが・・・」という話で、これは1960年代に世界的ヒットを飛ばしたザ・フォー・シーズンズの栄光と挫折を描いた作品。トニー賞作品賞に輝くミュージカル作品を、クリント・イーストウッドがどう描くのか、期待大だったのだけど・・・ うーん(笑) 面白かったのだけど、全体的に見ると普通かなぁ・・・

2005年にBroadwayで開幕した「ジャージー・ボーイズ」の映画化。毎度のWikipediaで調べてみたところ、1960年代ビートルズ以前に世界を席巻したPOPグループ、ザ・フォー・シーズンズの曲を使い、彼らの結成、成功、解散をドキュメンタリースタイルで描いたジュークボックス・ミュージカル。2006年にはトニー賞で作品賞を含む4部門を受賞。その後開幕したロンドン公演も大絶賛され、2009年ローレンス・オリヴィエ賞でミュージカル作品賞を受賞したとのこと。バンド名にちなみストーリーを4つの季節に分け四季ごとに場面が展開、バンドメンバーがそれぞれの視点によりバンドの経歴や音楽を語り継ぐ形になっているらしい。今作では、明確な場面分けはしていないし、それぞれのパートが決まっているわけではないけど、要所要所でメンバーたちが、こちらに語り掛けてくる形になっている。

元々の舞台を見ていないので、あくまで今作のみを見た感想なのだけど、これはミュージカル映画とは言えないような・・・ バンドの話なので当然演奏シーンが出てくるけれど、いわゆる彼らの歌がそのまま話を引っ張るという形ではない。別に歌って踊ってだけがミュージカルというわけではないけど、いわゆるミュージカルっぽい場面が出てきたのはラストのみで、後は芝居の中に音楽が入って来るというような・・・ 同じようなスタイルの作品でも 『ドリーム・ガールズ』(感想はコチラ)はミュージカル映画だと思うのだけど、今作はそうは思わないのは何故だろう? メインヴォーカルのフランキー・ヴァリや、作曲を担当していたボブ・ゴーディオが製作総指揮に名を連ねているのに・・・ゥ──σ(・´ω・`;)──ン クリント・イーストウッドの演出が硬いのかな?

と、いきなりダメ出ししているようですが、決してダメな作品ではないです! ミュージカル作品だと思って見たのに、自分はあまりミュージカルっぽくないと思っただけ。もちろん、これをミュージカル作品だと思う方もいると思う。そもそもの舞台を知らないので、舞台版も歌がストーリーを引っ張っていく演出ではないなのかもしれないし・・・ あと、トニー賞作品賞受賞、クリント・イーストウッドがミュージカル作品を映画化ということで、期待値上がり過ぎちゃったかなという気もする。クリント・イーストウッド監督作品は好きな作品もあるけど、特別ファンなわけではないのだけど(o´ェ`o)ゞ

正直、ストーリーは特別目新しいものではない。実在のバンドを題材とした実話なのに、こんな言い方はなんだけれど、やっぱりこういう栄光と挫折を描いた作品は、大体同じ軌道を辿るということなんだと思う。方向性の違いこそなかったけれど、メンバーの考え方の違いとか、メンバー内の立ち位置とか、それぞれの不満が爆発してしまえば、続けて行くことは出来ない。売れることだけが目標だったわけではないだろうけれど、彼らの育った環境から抜け出すには成功することは原動力。成功を目指している頃は、彼ら自身も若かったわけで、その若さゆえの勢いも相まって、見ていて楽しい。ここはイーストウッド監督が、半分不良みたいな若者がどうやって成功したのか見て欲しいと語ったとおり、彼らの成功を祈りつつ、多少の無茶も微笑ましく見守ってしまう。

タイトルがバンド名のザ・フォー・シーズンズではなく、ジャージー・ボーイズなのも興味深い。由来は彼らが育ったニュージャージー州から。バンドの中心人物フランキー・ヴァリは、イタリア移民の子。街はジップ・デカルロというマフィアに支配されている。このデカルロは、フランキーが歌う"My Mother's Eyes"で涙してしまうような人物で、フランキーをかわいがっている。デカルロだけでなく、街中の人がフランキーやトミーたちを気遣っている感じ。その感じは好きだった。貧しいけれど、お互いを思いやり心が豊かだった時代。後にバンドの危機を招いてしまうトミーは、フランキーよりも少し年上で、いわゆるチンピラ兄貴分という感じ。フランキーを宝石強盗に引き込んでしまったりする部分もある反面、ゆすり詐欺にあってしまったフランキーに対して、俺が何とかしてやる!と豪語するも、しれっとデカルロの助けを借りている感じとか(笑) でも、そういうチャッカリさがあっても、少なくともフランキーを助けてくれたのは事実で、バンドに入れてくれたのも事実。刑務所に服役中もニックにフランキーの練習を頼んで行くなど、自身のバンドのためという側面はあるものの、かわいがっている部分もあったのだと思う。刑務所に戻って来たトミーや、彼と入れ違いに刑務所に入ったニックに対しても、顔見知りの刑務官が温かく迎える感じとか、当時のニュージャージーの田舎町がそういう雰囲気だったのかは不明だけど、古き良き時代だったのかなと思う。地域全体が見守る感じ。だから、トミーやニックも自然にフランキーの面倒を見たのだと思う。年長者や強い者が弱いものを助けるというような・・・

意外にメンバーが地元のチンピラだった時代に時間を割いていたけど、コメディタッチで描かれるので悲惨な感じも、悪童という感じもない。実際どうだったのかは不明だけど、愛すべき不良という感じに描かれている。ここでフランキーがトミーに助けられことや、バンドに入れてくれたことを恩に感じていたから、バンドは解散することになっても、彼を見捨てなかったことに繋がるので、この描写は必要だったとは思うけれど、ちょっと長いかなぁ・・・ まぁ、16歳だったフランキーがこの街で、男になって結婚するわけだし、ここで4人目のメンバーが加わりザ・フォー・シーズンズとなるわけだから、あんまり端折ると逆に説明的過ぎるという気もしなくもないけど、でも宝石泥棒失敗の場面とか必要なのかな? そんなに笑える感じでもなかったし・・・ ただ、見張りに立っていたフランキーが、警官に職務質問されて、好きな女の子に聞かせるために歌ってるんだと言い訳するシーンは、フランキー・ヴァリ本人が語った、売れない頃は街灯の下で歌ったってことのオマージュでもあったのかな? 街灯の下で歌ってる姿もチラリと入っていたような気もするけれど・・・

さて、トミーとニックも無事出所し、フランキーもフランキー・ヴァリと改名。バンドとして本腰を入れてやって行こうということになり、友人で後に俳優のジョー・ペシとなる人物(これはちょっとビックリ)から、4人目のメンバーとなる人物を紹介される。それがボブ・ゴーディオ。この時まだ未成年だったらしいけれど、既にRoyal Teensの"Short Shorts"というヒット曲を世に送り出していた。この曲「タモリ倶楽部」のオープニング曲! まさかのタモリ倶楽部でビックリ∑(*゚ェ゚*) このボブ・ゴーディオは特別お坊ちゃまというわけではないけれど、他の3人よりは裕福な家庭に育ち、きちんとした教育も受けてきた様子。既にヒット曲があるので業界のことにも詳しいらしく、トミーとギャラ交渉をして一歩も引かない感じがスゴイ(笑) 後に、彼がフランキーにある提案をして、その提案をトミーが立ち聞きしてしまったことが、トミーの暴走に拍車をかけてしまった一面がある。2人で手を組んで自分たちの楽曲に投資しようという提案が、実はどういう仕組みなのか全く分からなかったのだけど・・・(o´ェ`o)ゞ ただ、投資話もさることながら、やっぱり2人が急に仲良くなったこともトミーとしては寂しかったのかも。トミーとニックもバンドを愛していたし、バンドのことを考えていたとは思うけれど、バンドの方向性などについてボブとフランキーの意見が一致することが多く、トミーとは別の行動力があったのも事実。

バンド売込みの常として、デモテープを送り各レコード会社を回る。次々断られるけど、中には黒人グループじゃないとダメだと言われる場合もあってビックリした。この時代、男声POPバンドは黒人がメインだったのかな? ここで4人はプロデューサーのボブ・クルーと出会う。オネエキャラに描かれていたのだけど、ご本人もそうだったのかな? 字幕でリベラーチェが・・・っていうセリフがあったのだけど、リベラーチェは何の関係が? これはオネエキャラであることの説明なのかな? ボブ・クルーは4人の実力を認め契約を結んでくれたものの、バックコーラスばかりさせられている。誰のバックコーラスをしているのかの説明はなかった気がするのだけど、1人とってもバーバラ・ストライサンドに似ている女性歌手が出てきたのだけど、この時代? 調べてみた! 時代は合っているっぽいけど、バックコーラスをしたかどうかは不明。お遊び的な描写かな? この辺りもコメディタッチで描かれていてとっても楽しい

バックコーラスばかりではなく、自分たちもデビューしたいとクルーに訴えると、レコーディングにはお金がかかると言われてしまう。提示されたのは3,000ドル。3,000ドルって今のレート(107円)で計算すると321,000円。当時のアメリカの貨幣価値がよく分からないのだけど、4人には簡単に出せる額ではなかった・・・ そこで、トミーはマフィア系の高利貸から独断でお金を借りてしまう。これがバンド転落のきっかけとなるのだけど、この時は誰もがデビューできる喜びで、お金の出どころに関心を持たなかったのもうっかりミス。デビューするからには最高の音楽をってことで、ボブ・ゴーディオが曲を絞り出す感じもコミカルに描かれている。ここでも曲がかかっていたように思うけれどBGM的な感じで、しつこいようだけれどミュージカルっぽくはなかったような・・・ バスの中の恋人たちの様子を見て大ヒット曲"シェリー"を作ったのは本当なのかな? この辺りも楽しい! ザ・フォー・シーズンズについては、この映画で初めて知ったので、まさかこの曲が彼らの曲だとは知らなかった・・・

"恋のハリキリ・ボーイ"(何この邦題)など、次々にヒットを飛ばす。どうやら"恋のハリキリ・ボーイ"ではストンプというステップを踏んでいるらしく、これ一見簡単そうに見えるけれど、実際踏むと大変だとボブ・ゴーディオ役のエリック・バーガンが語っている。ボックスの変形みたいな感じなんだけど、これはなかなかカッコイイ。当時のこういうスタイルや曲は普段全然聴かないので、入り込みにくい部分もあるのだけど、品がいい感じはする。一躍スターとなった彼らは、ラジオ、テレビに引っ張りだこ。伝説の番組「エド・サリバン・ショー」にも出演。全米ツアーが組まれ、ニュージャージーの家に帰ることもなかなか出来ない。帰ったとしても直ぐまたツアーに出てしまう。3人の娘の父親となったフランキーも、アルコール依存症の妻との罵り合いとなる。女には2種類ある、直ぐヤレる女と、なかなかヤレない女だ、どちらにしても厄介だと、まだDTくんだったフランキーに、トミーとニックが言うシーンがあって女性としては複雑(笑) その理論でいくと、妻となった女性はヤレる女で、トミーは交際反対だったけど、フランキーは夢中になり結婚。フランキーの服装や髪型を垢抜けたものに変えたりしたのは妻だし、当初はトミーが懸念するようなところはなく良い奥さんだったように思う。3人の娘を1人で育て、留守がちの夫に代わって家を守って行くのは大変なことだと思うし、その辛さや寂しさを紛らわすためにアルコール依存症になってしまったのは悲劇。結局、言い争いをした2人は離婚することになってしまう。アルコール依存症の妻と離婚してそのまま放置というのは酷いという気もするけれど、実際ツアーだらけの日々では介護するのは無理だしねぇ・・・ この辺りは割とアッサリ描いているけど、描きたいのはフランキー・ヴァリの人生ではなく、ザ・フォー・シーズンズの顛末なので、サラリと触れる感じでいいのかも。フランキーは後に家族のことで悲しい出来事が待っている。

さて、ここからは辛いことが続く・・・ まぁ、バンドが解散することになるわけだから、誰もが納得して円満解散というパターンもあるとは思うけれど、やっぱりそうは行かない場合が多いのでしょう。バンドやグループが解散に至るまでの伝記映画的なものは、いろいろ作られているし、いろいろ見てきた。だから、そんなに目新しい話じゃないし・・・ ザ・フォー・シーズンズが解散へ向かうきっかけとなるのは、ある日取り立て屋が楽屋に訪ねて来たから。トミーの借金が15万ドルになっていたのだった。15万ドルって今のレートで約1,600万円か・・・ この時、ニックがトミーがトラブルを起こしたのはこの時だけじゃないと語り掛けてくる。トミーが何か問題を起こすと、その都度フランキーとボブがそれを諌め、何とか乗り越えてきたらしい、ニックは自分にも言いたいことがあっても、バンドのために飲み込んできたという思いがある。ツアーの移動ではトミーと同室になることの多いニックは、トミーがタオルを全部使ってしまうなど、自分勝手な行動にも耐えてきた。借金の話をしている時に、こんな話を聞かされても、そんな些細なことで?と思うかもしれないけれど、積もり積もって10年間ともなれば、立派な決別の理由になるかもしれない・・・

以前、フランキーの歌に感動したデカルロが、チップを渡そうとしてフランキーに断られたことがある。そのプライドにも感動したデカルロは、紙幣を半分に切ってフランキーに渡し、何か困ったことがあったら訪ねて来るように言ったことがあった。フランキーはデカルロに助けを求めるが、さすがのデカルロにもバンドを解散し、ローンを組むという妥協案しか引き出すことはできない。実はトミーによるバンドの口座からの50万ドルの使い込みも判明したのだった。現レートで約5,400万円・・・ トミーが全てを自分の楽しみのためだけに使ったわけではないだろうし、そもそもの借金はバンドがデビューするためのものだったのも事実。でも、すんなり受け入れられる額ではない。でも、この借金をフランキーはバンドが返すと言う。バンドのための借金だからというのが理由だけど、多分恩返しの気持ちもあったのでしょう。バンドに入れてくれたこと、そして過去に自分を助けてくれたこと・・・ ボブは反対するけれど結局フランキーに従うことにする。ニックは脱退を申し出る。自分は確かにバンド内では地味な存在だったが、少しでも自分を気にかけてくれたことがあったか?と怒りをぶちまけていたけれど、彼の家庭もボロボロになっていたのだった。彼は家庭が恋しくなったのだと後に告白している。

ボブは裏方に徹すことになり、実質フランキーのソロのような形に。2人はどんな仕事も受ける形でなんとか借金を返して行く。そんな中、フランキーの末娘フランシスが家出をする事件が起きる。New Yorkに彼氏と逃げたフランシスをマフィアのつてで探し出したフランキーは、歌手志望である彼女にアドバイスをしつつ諭していく。少しずつではあるけれど、歌手としての仕事を始めていた矢先、フランシスが薬物過剰摂取で亡くなってしまう。自分よりも才能があったと嘆くフランキーに、ボブは楽譜を手渡す。今は歌う気にならないと断られるけれど、楽譜を残してボブは去る。そして、その夜フランキーからボブに電話がかかって来る。曲のアレンジについてだった。やっぱり音楽が好きなんだよね この辺りについてはホントにもう辛い感じで・・・ フランシスが歌っている場面は出てこないし、音源を聴いたわけでもないので、本当にフランキーより才能があったのかは不明だけど、同じ道を志した娘が道半ばで亡くなってしまうのは辛いことだと思う。まして死に方が。・゚・(ノД`)・゚・。 よく栄光と挫折っていうけど、本当にアップダウンがあるねぇ・・・ まぁ、こんな高低差じゃなくても普通のOLちゃんにだってアップダウンはあるのだから、こんな華やかな世界に居れば、その光と影の差が大きくなるのは仕方がないかもしれないけれど・・・

さて、この時ボブが渡した曲が"君の瞳に恋してる" これザ・フォー・シーズンズの曲だったのか?! 正確にはフランキー・ヴァリとフォー・シーズンズだけど(o´ェ`o)ゞ 自分の中では女声で、もう少しPOPな感じの曲だった。しかもサビ前の間奏ターラターラタララッラッララ、ターラターラタララーの部分で、何故かチアリーダーたちが踊っているようなイメージが?! 何このイメージ?!空脳?! でも、そんな(どんな?)イメージがあったので、すっかり後ろ髪の長い横わけのような髪型でオジサンになったフランキーが、ブラスバンドを従えて歌う感じは新鮮だった! この曲が大絶賛され、フランキー・ヴァリは復活する。歌によって傷つくこともあったけれど、やっぱり歌によって救われる感じが感動的!

このシーンから続いて1990年にロックの殿堂入りした際のライヴ映像に切り替わる。歌いながら、それぞれが現在の自分や、解散時の気持ちなどをコミカルに語る。毎度のWikipediaによりますと、実際のザ・フォー・シーズンズは、フォー・シーズンズ以前にフランキー・ヴァリがレコードを出していたり、ボブとフランキー以外のメンバーがかなり入れ替わったりと、いろいろあったようだけれど、ザ・フォー・シーズンズの曲を使ったジュークボックス・ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』としては、このくらいのシンプルさでいいんだと思う。いいかげんクドイけど、やっぱりこの映画をミュージカル映画とは思えない部分があるけど、ラストシーンはニュージャージーの街灯の下、結成当時のザ・フォー・シーズンズのメンバーたちが歌い出すと、次々登場人物たちが現れ歌い踊る感じは好き

メンバー4人を演じた俳優たちは、今作が本格的な長編デビュー。トミー役ヴィンセント・ピアッツァ以外の3人は、舞台版で同役を演じている。存在感が薄いことを嘆くニック役マイケル・ロメンダは全米ツアー版で同役を、フィギュアスケートのトマシュ・ベルネル似のエリック・バーガンは全米ツアー版、LA公演、ラスヴェガス公演で同役を演じていたのだそう。ちなみに、フランキーの妻メアリー・デルガード役のレネー・マリーノもBroadway(BW)、全米ツアー版で同役を演じていたのだそう。そして主役のフランキー・ヴァリを演じたのは、BWオリジナル・キャストのジョン・ロイド・ヤング! 正直、何故このそんなにイケメンでもなく、背もあまり高くない俳優(←失礼!)が主役?と思っていたけど、歌い出してビックリ! イヤ、歌い出しは変な声と思ったのだけど、これがだんだんクセになるというか・・・ どうやら、2006年トニー賞、ドラマディスク賞、アウター・クリティックス・サークル賞、シアターワールド賞の主演男優賞4つ全て受賞した初のアメリカ人俳優になったそうで、納得すると同時に、舞台版の人気ぶりも分かるというもの。


トマシュ・ベルネル

全て同録したそうで、劇中の彼らの歌は生歌。なので歌える役者が必要だったのは分かるのだけど、映画俳優としては全く無名の役者を使ったことで、地味な印象になってしまった気はする・・・ しつこいようだけれど、ミュージカル映画というほど"歌"がストーリーを引っ張って行く映画ではなくて、あくまでバンドの演奏として出てくるだけなので、それよりは"映画"の芝居が出来て、ある程度歌える役者を起用した方が良かったような気も・・・ 舞台版のミュージカルをそのまま映画にしたのであれば、歌唱は重要な要素だし、全米ツアーもしたのだからアメリカでの彼らの知名度もあるのだと思うけれど、全世界的に見た時にはどうなのだろうか・・・ 余計なお世話だけど(o´ェ`o)ゞ

デカルロ役のクリストファー・ウォーケンが良かった! クリストファー・ウォーケンがミュージカル?!と思ったけど、別に歌わないし(笑) それに『ヘアスプレー』(感想はコチラ)にも出てたね(o´ェ`o)ゞ そうそう!初めて大きな役を貰った『ディア・ハンター』で"君の瞳に恋してる"が効果的に使われており、とっても感慨深かったとのこと。なるほど・・・ イーストウッド監督やクリストファー・ウォーケンにとっては、彼らと一緒に頑張ってた時代なのかな? そう考えると感慨深い。ちなみに、それぞれ30年以上のキャリアがあるけれど、クリント・イーストウッド監督とクリストファー・ウォーケンは初対面だったのだそう! そんなこともあるのねぇ( ゚д゚)ホゥ

細部にまでこだわったというセットや衣装が良かった! LAの様々な場所が、ニュージャージーやその他の場所として使われたらしい。例としてはピコ大通りのサパー・クラブ"ザ・ミント"が"ザ・ストランド"に、オーフェウム・シアターが「エド・サリバン・ショー」のスタジオに、パレス・シアターがベラスコ・シアター、ドロシー・チャンドラー・パビリオンがデトロイトのナイトクラブ"ルースターテイル"として撮影されたとのこと。LA行ったことないのでよく分からないのだけど・・・(o´ェ`o)ゞ "ルースターテイル"のシーンでは、当時のメニューやカクテルナプキンも再現しているのだそう! ニュージャージーのフランキー・ヴァリの実家付近も登場しているそうで、撮影中にヴァリの実家の玄関前の階段で、フランキー・ヴァリ本人とジョン・ロイド・ヤングが話す姿も見られたとのこと。なんかいいね

ミュージカル映画好きの人はどうなのかなぁ・・・ あの時代の音楽が好きな方は楽しめると思う! ザ・フォー・シーズンズ好きな方是非! 個人的に舞台版見た方の感想が知りたい・・・

そうそう!イーストウッド監督がカメオ出演しているのだそう! 白黒テレビに一瞬映る映像は、監督が30代で初めていい役をもらった映画とのこと! 全然気づいてなかった・・・(o´ェ`o)ゞ

『ジャージー・ボーイズ』Official site


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