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【Googleのロゴ】エッフェル塔建立126周年

2015-03-31 00:37:43 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

 

 

エッフェル塔建立126周年!

もちろん知ってるけど、毎度のWikipediaで調べてみた!

 

エッフェル塔(La tour Eiffel)は、フランスの首都パリの象徴的な名所となっているである。

パリ7区シャン・ド・マルス公園の北西に位置する。


フランス革命100周年を記念して、1889年にパリで行われた第4回万国博覧会のために建造されるべくコンペティションが開かれた。

ここで、ギュスターヴ・エッフェルほか2者の案が採用になった。

設計者がステファン・ソーヴェストルモーリス・ケクランとされたり、

エッフェルは工事を請け負ったにすぎないとされたりするが、

当時ソーヴェストルとケクランは、2者ともエッフェル社の社員で、エッフェルとともにコンペに参加していた。

最終的にはエッフェルが著作権者となり、この塔の名前の由来になった。


とのことで、詳しくはWikipediaで!


検索画面のロゴはこんな感じ


Joyeux anniversaire !

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【art】特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」鑑賞

2015-03-29 01:35:24 | art

特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」鑑賞

見てきた素晴らしかった (@ 東京国立博物館 表慶館 in 台東区, 東京都)

仏像を見るのは好きだけど、全然詳しくない。ザックリと釈迦入滅後、約500年後にガンダーラで仏像が作られて、シルクロードを通って、日本に伝わったのは知っていたし、そもそものガンダーラ仏がギリシャ彫刻の影響を受けていたことや、その後インドに入ってヒンドゥー教の神々と結びつき、日本に伝わる前、そして伝わった後、変化を遂げて行ったのも知っていたけど、今回の展示でその流れが本当によく分かった!

今回の展覧会に際して、BSジャパンにて仏像大使のお2人、MJことみうらじゅん氏と、SIこといとうせいこう氏が、上海で開催されていた同展を鑑賞した特別番組が放送されていたので、その番組からの知識も交えつつ感想を書いて行こうかと思う。


【再放送】インドの仏 2500年の謎 ~仏教美術の源流に迫る~:2015年4月5日 14:00~ 4月24日 17:58~ @BSジャパン

インドの仏 2500年の謎 ~仏教美術の源流に迫る~|BSジャパン


 · 3月27日

【インドの仏展】思ってたより展示数が多く、かなり保存状態がいい!紀元前2世紀に彫られた仏像が見られるなんてスゴイ!男尊、女尊ハッキリ分かれているし、中には豊満な女性の姿をした菩薩像も!仏教の流れにそって、仏像の形が変わって行くのが良く分かった!面白かった

アジア最古の総合博物館コルカタ・インド博物館所蔵の仏像など91点を8つのカテゴリーに分けて展示。tweetしてるけど思っていたより展示数が多くてビックリ。とりあえず、カテゴリー順に気になった展示をいくつか紹介しようと思うけれど、一応メモは取ったものの図録購入していない上に、"仏坐像"というタイトルが4点並んでいたりするので、出品目録見ただけじゃ記憶が蘇らない・・・  ということで、番組を参考にさせて頂いたのだけど、記憶違いしている部分もあるかも? 

 

【仏像誕生以前】

最初のカテゴリーではなんと紀元前2世紀頃のレリーフ! 本生(本生(ほんしょう)とは|コトバンク)という、仏の前世の重要な部分の各場面を彫り出し、レリーフにすることで伝えていたのかな? 中には顔などが欠けてしまっている物もあったけれど、かなり保存状態が良く、細かい装飾も素晴らしい!

 

 

後ほど追記!

【インドの仏展_2】仏典?説話を絵と文字で表したものが面白かったし、素晴らしかった!特に男尊と女尊を描いたシリーズ!踊っているかのようなポーズの躍動感がスゴイ!当時のインドのでは紙がなかったため、ヤシに描かれているとのこと

 

【インドの仏展_3】うっかりして仏像大使のお2人が登場するイヤフォンガイド借りるの忘れた表慶館初めて入ったけど素敵ジョサイア・コンドルの弟子だった方の設計らしい! 中も素敵だった!アールデコっぽい照明とか!

 

【インドの仏展_4】仏像大使のお2人が頑張って開発したグッズは、欲しいものばかりだったけど予算の関係で、仏像ライトのみ購入カレーは入荷待ち!カレーつきチケットにしておいてよかった

 

【本日のお買物】仏光ライトチケットと引き換えのカレー

 

 

仏光ライトは照らすとこうなります

 

桜咲いてる明日楽しみ明日は上野じゃないけど (@ 上野恩賜公園 in 台東区, 東京都)

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【cinema】『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学の秘密』

2015-03-28 01:46:44 | cinema

'15.03.14 『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』鑑賞@みゆき座

 

これは見たかった! 試写会応募しまくったけどハズレ そもそも回数もあんまりなかったような? 公開翌日TOHOシネマズの日に見に行ってきたー

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「1951年数学教師のアラン・チューリング宅に泥棒が入る。現場に駆け付けたノック刑事は、チューリング博士の非協力的な態度に辟易しつつも興味を持ち、調査を行ったところ、彼の記録は最高機密となっていた。何故、田舎の数学教師の経歴が国家最高機密なのか? ノック刑事はチューリング博士から、ある秘密を聞き出す・・・」というのは、あらすじというより導入部。毎回"ネタバレありです! 結末にも触れています!"と断り書きしているので、今回も書いているけれど、実在の人物の映画なのだから、アラン・チューリングに詳しい人ならネタバレもなにもって感じかも(笑) 副題にある秘密にしても普通にWikipediaに書かれていることだし・・・ まぁ、それは別にいいか(o´ェ`o)ゞ これは本当に切ない映画だった! 偉大な功績を隠された悲劇の数学者の物語であり、1人の人間の悲恋物語でもある。ある意味純愛。それが分かった瞬間から涙が止まらなくなってしまい、有楽町から東京駅まで歩いて帰る途中でも泣きそうになってしまった

 

『ヘッドハンター』のノルウェー人監督モルテン・ティルドゥム作品。チューリングを敬愛しているという脚本のグレアム・ムーアは、今作でアカデミー賞脚色賞を受賞。自殺未遂した過去を語り、今悩んでいる若者たちに向けて、いつか花開く時が来るから諦めるなとスピーチしたのは素晴らしかった。このムーアによる脚本は、ハリウッドの大物たちから高評価を受けているものの、映像化されていない作品"ブラックリスト"の第1位だったらしい。2009年にプロデューサーのノラ・グロスマンとイド・オストロフスキーが、英国のブラウン首相が政府を代表してアラン・チューリングに謝罪したニュースを見て興味を持ち、アンドルー・ホッジス著の伝記を読んだことから、プロジェクトが動き出したとのこと。2014年トロント映画祭 観客賞受賞。第72回ゴールデン・グローブ賞、第87回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など主要部門にノミネートされた。

 

アラン・チューリングについては、Googleのロゴをコレクションした際(記事はコチラ)に初めて知った。もう本当に理数系苦手なので、Wikipediaを見ても何を言っているのかサッパリな部分が多いのだけど、やっぱりチューリング博士について知っておかないとってことで、再度読み直したので記載しておく。コンピューターの父とも呼ばれているアラン・チューリングは、幼少の頃から天才ぶりを発揮。16歳でアルベルト・アインシュタインの書いた論文の内容を理解し、明記されていなかったニュートン力学についてのアインシュタインの疑問を外挿したと言われているのだそう。映画のタイトルとしてのイミテーション・ゲームには、ダブルどころか複数の意味が含まれていると思うけれど、その1つが有名なチューリング・テスト。これは人工知能についてのテスト。サッパリ分からないのだけど、コンピューターと人工知能というのは全く別だそうで、人工知能というのは学習していくのだそう。なので、人工知能も育てる必要があるらしい。どうやって(。´・ω・)? チューリング・テストというのは2人(?)に会話をさせて、どちらが人工知能かを見抜くテストらしい。ント・・σ( ・´_`・ )。oO(悩) 第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの開発した暗号装置エニグマの解読に取り組み成功。これにより、戦争終結を2年早め、1,400万人の命を救ったと言われている。この暗号解読のため独自に開発していたコンピューターを活用し、暗号解読マシンを作成する。しかし、これらの功績は、任務の特殊性と、彼の秘密が複雑に絡み合い50年間極秘扱いとなってしまう。1954年自殺(享年41歳)。2009年頃から彼の名誉回復に対する署名活動が起こり、賞レースを争った『博士と彼女のセオリー』の主人公スティーヴン・ホーキング博士(Wikipedia)も署名したそうで、図らずも興味深い結果に。2001年6月23日にマンチェスター大学に隣接するサックビル・パークのベンチに座る銅像が設置された。この銅像はリンゴを手にしていて、リンゴは"禁じられた愛"の象徴。また、レリーフには"Founder of Computer Science"の文言を、エニグマで暗号化した文字列が書かれているのだそう。それは粋なことをしましたね。

 

このアラン・チューリングの豆知識には、意図的に書いていない部分がある。その部分を知ってしまうと、この豆知識を読んだだけでも切ない この意図的に書いていない部分については、感想の中に入れ込んでいき、補足して行こうと思っている。ただ、1つだけ言っておきたいのは、この映画は「天才数学者がナチス・ドイツの暗号を解き、世界を救う話」ではないということ。もちろん、それは事実なのだから、そういう話でもあるのだけど、それは今作が描きたかったことの一部でしかない。調べれば分かることではあるものの"秘密"について知らない方が楽しめるので、そこを隠した宣伝方法はいいと思うし、原題も『THE IMITAION GAME』であり、前述したとおりチューリング・テストなど複数の意味を絡めていると思われるので、そのまま訳したタイトルも素晴らしいと思う。ただ、ゲームという文字が入っているため、スパイ映画やサスペンスタッチの作品を想像すると全然違うので注意! 暗号解読のシークエンスは映画的な盛り上げもあって楽しめるのだけど、そこがクライマックスではないし、そこがメインでもない。これは様々な"差別"を描いた作品であり、恋愛映画。もちろん、それを理解した上で、面白くないと感じる人もいると思うので、それは人それぞれで好みの問題。

 

あと、この映画のベネディクト・カンバーバッチの役は、ある意味彼が世界的な人気を得るきっかけとなった「SHERLOCK」の主人公シャーロック・ホームズとキャラが被る部分があるのだけど、あの役ほどスタイリッシュではない。なので、かっこいいベネディクト・カンバーバッチ目当てだと、ちょっと違うと思うかも? まぁ、ファンになり方は人それぞれなので、彼さえ見れればそれでOKというファンも、もちろんファンだと思うけれど、素晴らしい演技を披露しているので、俳優ベネディクト・カンバーバッチが好きな方なら大満足だと思う。自分は本当に感動したし、この演技でアカデミー賞主演男優賞取れなかったのなら、エディ・レッドメインの演技はどれだけスゴイのと、『博士と彼女のセオリー』がますます見たくなった! 映画ファンとしてはこういう相互作用はウレシイ

 

と、相変わらず前置きが長過ぎてごめん(;´・ω・`)ゞ そろそろ本題へ! 今作は3つの時代が入り混じって描かれている。1951年にアラン・チューリングがある容疑で取り調べを受けることになり、担当刑事に過去のことを語る形で展開する。多分、チューリングが語っているのは、第二次世界中の暗号解読の部分だけで、それに連動して思い出している形で、彼の人生に重大な影響を与えた少年時代を観客に見せている感じ。その3点が交互に出てくる感じなのだけど、映画と同じ順番に書くと逆に分かりずらくなる気がするので、意図的にまとめて書いたり、後回しにするかも? 

 

冒頭は1951年。アラン・チューリング宅に泥棒が入ったため、ロバート・ノック刑事が捜査のためにやって来る。しかし、被害者であるはずのチューリングは非協力的どころか、何も盗まれていないので問題ないと追い帰そうとする始末。不審に思ったノック刑事はアラン・チューリングの記録を取り寄せる。すると記録は国家最高機密となっていた。何故、田舎の数学教師の記録が最高機密なのか? ある容疑で逮捕されたチューリングは、尋問することになったノック刑事に衝撃的な過去を話始める。ここではあえてぼかしているけど、逮捕された容疑こそアラン・チューリングの"秘密"。まぁ、Wikipediaにも書いてあることなので、調べれば分かることではあるのだけど、映画ではラストに分かる事実と結びつくと非情に切ないので、後ほど書くとします!

 

第二次世界大戦中ナチス・ドイツはエニグマ(Wikipedia)という暗号機を開発し、毎日軍事作戦を打電していた。もう本当に理数系が苦手なので、Wikipediaを読んでもサッパリ分からないのだけど、このエニグマはローター式という方式だそうで、機械内部にローターが内蔵されている。1文字暗号化する毎にローターが一目盛り回転し、回転が変更されるため、次に同じ文字を打ち込んでも別の文字に変換されてしまう。その組み合わせは159×10の8乗だったかな? とにかく途方もない確率。内容が難し過ぎて、ほとんど理解できていないのだけど、当然ながら暗号を受け取る側が読めなければ意味がないわけで、パターンのようなものがあるらしく、そのパターンが分かれば解読できるわけなのだけど、暗号が解読されるのを避けるため、パターンは毎日24時を超えると破棄され、翌日は別のパターンに変更されてしまう。暗号文による打電は朝6時から始まるそうで、暗号解読者は6時~24時の間に、159×10の8乗ある組み合わせの中からパターンを発見しなければならない。まぁ不可能だよね・・・ それでも、やらなくてはならないってことで、英国内の著名な数学者やチェスの世界チャンピオンなどが招集され、暗号解読チームが組織された。ここにMI6のスチュアート・ミンギスがアラン・チューリングを連れて来る。この組織を統括するデニストン中佐は、不遜な態度のチューリングを気に入らない様子だったが、ミンギスに押し切られる形で受け入れる。

 

この解読チームはUltraというらしいけれど、これについては言及があったかな? アラン・チューリングについての知識はWikipediaのみで、しかも全ての記述を読み込んだわけでもないので、どこまで忠実に描かれているのかは不明。もちろん映画的な演出や、分かりやすくするための変更などはあると思う。例えば、エニグマについての説明も、チューリングがチームに参加する際に、彼に説明するという形で、それぞれのセリフで語られる。分かる人には十分な説明なのかもしれないけれど、文系OLちゃんには何のことやらサッパリ。でも、前述したとおり暗号解読だけを見せたいわけではないので、難攻不落の装置であるということが伝わればいいという感じ。この辺りの潔い感じは良かった。チームに加わったチューリングは、これはマシンによる解析が必要であると考え、その件をデニストン中佐に進言するも却下。すると直接ウィンストン・チャーチル首相(Wikipedia)に手紙を書き、自らをチームリーダーにすることと、マシン開発のための資金援助をとりつけてしまう。早速、リーダーとして不要と思った2名をクビにしてしまい、さらにマシン開発に没頭し暗号解読は他のメンバーに任せきりの形になり、チームから浮き上がってしまう。この辺り天才にありがちな変人ぶりとも言えるのだけど、少年時代のあるシーンが差し込まれることで、アスペルガー症候群(Wikipedia)であることを示唆しているのだと思う。少なくとも自分はそう感じた。Wikipediaにも"アスペルガー症候群を暗示する特徴の多くを示しているとの指摘がある"との記載があるので・・・

 

生い立ちや家族については一切描かれない。両親がチューリングの人格形成に影響を与えたことは間違いないと思うけれど、あくまで彼の秘密と、悲劇について描きたいということなのでしょう。それについて大きな影響を及ぼしたと思われる寄宿生時代に的を絞ったのは分かりやすく、潔かったと思う。特に描写があったか分からないけど、ある重要人物から推察すると1920年代後半から1930年にかけてと思われる。少年アランが最初に登場するのは寄宿舎の食堂。大勢の生徒が食事をしている。そんな中アランは、お皿に盛られたミックスベジタブルを色分けしている。背後からミックスベジタブルをぶちまける同級生。奇声を上げるアラン。彼が激しく反応したのは、嫌がらせされたからというよりも、お皿の中の均衡が崩れてしまったからのように見える。このシーンを見た時、映画としてはアラン・チューリングはアスペルガー症候群であることを前提に描いていくのだなと思った。知的障害のない自閉症と言われるアスペルガー症候群は、その定義が難しいそうなのだけど、Wikipediaによると、特定の分野に驚異的な集中力と知識を持ち、空気を読む行為が苦手、細かい部分にこだわる、考えが偏っている、感情表現が困難というのが主な特徴らしい。それを踏まえて見ていくと、ベネディクト・カンバーバッチの演技はまさにこの特徴を表現していたと思う。それも"自然"に。

 

少年アランが酷い虐めにあうシーンが描かれているけれど、実際のアラン・チューリングも虐めにあっていたのかは不明。映画ではアランは数人の生徒(おそらく食堂の少年たちと同じ)が、人気のない教室(?)の床板をはがし、その中にアランを閉じ込め、さらに机を上に置いて出て行ってしまう。これは酷い! それを助け出してくれたのがクリストファー。物静かで知的なクリストファーが、何故アランと一緒にいたいと思ったのかは分からないけれど、学年で一番頭がいいのは自分かクリストファーだと後にアランが言うシーンがあるので、彼も天才ゆえの孤独みたいなものを感じていたのかも? 少なくとも一緒にいる姿からは、アランに対する同情は感じないし、むしろ共感のようなものを感じた。ガサツな同級生とは違い、知的な会話が出来たからかもしれない。2人は授業中などに暗号で手紙のやり取りをする。この辺りも後に暗号解読に携わることに説得力を持たせている。このクリストファーこそが、この映画での最重要人物。そして、もう1人。このクリストファー・モルコムは実在の人物。実際に親友だったそうで、アランは彼に恋をした。ここがポイント\_( ゜ロ゜)ここ重要!

 

さて、第二次世界大戦中に戻ります! 暗号解読には計算能力ではなくて、クロスワードパズルの知識が必要!と力説し、新聞に広告を出す。掲載されたクロスワードパズルを10分以内に解けた人には素敵なお仕事をご用意という内容。イギリス中の人々がクロスワードパズルを解いている姿がコミカル。応募してきた人たちを集めて、さらにクロスワードパズルの試験を行う。そこに現れたのがジョーン・クラーク。このジョーンが、もう1人の重要人物。それはアランにとって影響を与えるだけじゃなくて、映画が描きたかった差別の1つ"女性差別"について体現する人物でもあるから。登場時から差別に遭う。この試験官は、彼女が女性というだけで、クロスワードパズルが10分で解けるはずなどないと決めつける。秘書の試験会場はここじゃないと言うだけならともかく、女性が来る場所じゃないと追い帰そうとする。まぁ、この係官が試験の意味と、その後の雇用先を知ってたので、こういう反応だったのかもしれないけれど? なにしろチューリングに認められ、試験を受けた彼女が、クロスワードパズルを6分で解くテストに、ただ一人合格した人物なのに、結局公の形ではチームに加われないのだから・・・

 

このジョーン・クラークも実在の人物。毎度のWikipediaによると、チームで働くことになったきっかけは違うようだけれど、アラン・チューリングと親友であったことと、婚約していたことは本当らしい。どうやらシフトを調整してまで彼女と働けるようにしていたそうなので、映画で描かれていたように彼女の能力を高く評価していたことと、友人としての彼女を頼りにしていたことは間違いないのでしょう。クロスワードパズルの試験を受けて、チューリングに見出されたことや、女性に職業は必要ないと言う両親を説得に行くエピソードは、この辺りのことを分かりやすく説明するためと、前述した女性差別を強調するためなのかなと思う。ジョーン・クラーク本人も男性よりも賃金が少なく、性別のために昇進が阻害されていると感じていたそうだけれど、実際は一時期チームのリーダーでもあったヒュー・アレクサンダーが"チームで最も重要な人物の1人"と称しているし、後に副主任にもなっている。その上、1947年に大英帝国勲章も授与されているので、映画に描かれているほど差別されていたわけではなかったのかもしれない。映画では、なんとか両親の説得に成功するものの、公にはチームに加わることは出来ず、暗号を傍受して書き取りをする女性たちと共に働いている。そして、夜になるとチューリングが彼女のアパートに忍んで行き、暗号解読について彼女の意見を聞くという極秘作業でしか、彼女の能力を生かせない・・・ 

 

まぁ、この辺りは女性差別だけでなく、彼女を優れた暗号解読者としてより、チューリングの良き理解者で親友として描きたいということなのかもしれない。ジョーンが加わるまでは、チームのメンバーともほぼ別行動だったけど、ランチ時に彼女が他のメンバーに声をかけたことで、チューリングも一緒にランチをすることになったりする。声をかけなくていいと言うチューリングに、一緒に仕事をする上で嫌われるのは損だとカラリと言う。もちろん、彼女もそういった計算のみで行動しているわけではないとは思うけれど、人間関係とはこうやって築くのだということを教えてくれる。彼女の賢さと明るさに救われているのは、チューリングやメンバーだけじゃない。見ている側も救われる。でも、ジョーンの忠告を受けてリンゴを配り、ぎこちなくギャグを言うシーンは、笑える場面になっているけれど、リンゴがあることを暗示していて、知っている人は切ないシーンかもしれない。この辺りもカンバーバッチの繊細な演技が光る。おかしさの中に切なさを込めるというか・・・

 

ある日、ジョーンがチューリングの家を訪ねて来て、もう仕事を続けられないと言う。20代後半になった女性が、家を離れて仕事をしているのは世間体が悪いからと、両親が仕事を辞めて、戻って来るように言ってきたのだった。この当時は世界的にもまだ女性は結婚して家事をするものという考え方だったのだろうし、特に階級社会のイギリスでは、中流以上の家庭の娘さんが仕事をしているというのは外聞が悪かったのかも? 実際のジョーンの両親もそうだったのかは謎だけれど、両親を納得させて仕事をつづけさせるために一計を案じ、チューリングはジョーンにプロポーズする。それが、以前記事(コチラ)にしたあのシーン。どうやら実際にチューリングがプロポーズして、2人は婚約していたそうだけれど、あることがきっかけて婚約を解消している。このシーンも少しコミカルに描かれているけれど、チューリングがアスペルガー症候群だと思って見ると、切ないシーンとなっている。でも、針金の指輪はちょっとロマンチック

 

2人の婚約を祝うため仲間とパブへ。そこでチューリングは同僚のジョン・ケアンクロスに、結婚してもジョーンに性的に興味を持てないから、彼女を失望させてしまうのが心配だと相談する。その時、ケアンクロスがどうアドバイスしたのか忘れてしまったのだけど、彼がチューリングが同性愛者であることに気づいていたという発言に驚いた。チューリングがどの程度この秘密について隠していた、もしくはバレることを警戒していたのかは分からないけど、映画を見ていた限りでは女性であり異性愛者である自分には、少なくとも分からなかった。調べてみると、MI6のスチュアート・ミンギスは雇用直後から、チューリングが長年の積極的な同性愛者であることに気づいていたそうなので、ご本人は特別隠していたわけでもないのかな? 前述したとおりGoogleのロゴをの記事を書いた時にWikipediaで見て知っていたので、逆に鈍感になっていたのかもしれないけれど・・・ 当時、イギリスでは同性愛は罪であり、発覚すれば逮捕されていた。ちょっと時代は違うけど、オスカー・ワイルド(Wikipedia)も収監されたりしたし・・・ というこうとで、チューリングの"秘密"は同性愛者であること。そして、これがもう一つの差別。

 

さて、このお祝いシーン、実はとっても重要なシーンでもある。ジョーンの同僚の女性と、ヒュー・アレクサンダーの恋の駆け引きがあり、ここはコミカルな場面。彼女はまんまとヒューを落としたつもりでいるし、ヒューは彼女の術中にハマった振りをしているつもりでいる。でもまぁ、要するにこの女性がカギになるということ! 彼女は毎日エニグマで打電される暗号文を書き起こししているわけだけど、その中に恋人と思われる女性の名前を頭に打っている通信兵がいる。それを聞いて空気を読めない発言をしそうになっては、ジョーンとヒューから足を蹴られてばかりいたチューリングが立ち上がる! 「ドイツは恋のために戦争に負けるぞ!」と彼が叫ぶと、ジョーンを含むメンバーたちは一斉に走り出す。そして、あのマシンの前へ! 書き忘れていたけれど、デニストン中佐によるチューリング追い出しなどの妨害にあいつつも、メンバーが彼を庇ったりして危機を乗り越え、マシン自体は完成していた。マシンは作動しているのだけど結果が出てこない。それは膨大な量を検索しているから、でもマシンが検索する量を減らしてあげれば、速度が格段にアップするはずだということらしい? そして、その女性の名前を打ち込むと、マシンが分析を開始! ある文字列を導き出す。そして、それを元にエニグマで暗号文を打ち込むと、軍事作戦の詳細が!

 

何度も言うけど理数系が本当に苦手なので、ちょっとした小部屋くらいの大きさのあるマシンについている直径10センチくらいの棒(?)がグルグルグルグル回ると、何故暗号のキーとなる文字が解析できるのか全く分からない でも、このシーンは興奮した! 実際もこんなに劇的にキーワードを発見したのかは不明だけど、映画的な盛り上げとしては良かったと思う。誰かが何気なく言った一言が、世界を救う大きなカギとなったりするシーンは、今まで何度も見てきたけれど、これはこの映画の重要なキーワードにもつながるので、これでいいと思うし、このエピソードは、脚本家が言いたいことを表しているのかなと思う。それは早い段階である人物からチューリングに対して言われ、チューリングがある人物に対して言い、そしてその人物がチューリングに言うことで、感動的な場面になっている。そうそう!このマシンが有名なbombe。そして、映画の中でチューリングは"クリストファー"と名づけている。

 

しかし、暗号解読をしたことにより、チューリングたちの任務は、より困難なものになる。暗号を解読したことがナチス・ドイツ軍に伝わると、新たな暗号を作られてしまう。なので、軍事作戦を把握していることを悟らせないようにしつつ、連合軍を勝利に導く必要がある。この辺りがよく理解できていないのだけど、要するに確率統計的なことで、複数ある作戦の中から、勝率の高そうなものを選び出し、そこに兵力を集めるってことかな? それは確かに戦略としては正しいのでしょう。戦闘ゲームの中なら誰でもそうすると思う。でもこれは実戦なので、選ばれなかった人々は見殺しということなわけで・・・ 実際は彼らだけで極秘にする決定が出来たわけはないだろうし、映画では上層部が判断したくだりが描かれていないだけで、何の指令もないのに彼らが選別したわけではないことは、さすがに詳しい説明がなくても分かる。でも、彼らが最初に解いた指令は、チームメンバーの兄が乗っている戦艦を攻撃するというもので、同僚に暗号解読が出来たことを上層部に伝えて、兄を救ってくれと懇願されるけれど、それは出来ないとチューリングが却下するシーンを入れることで、彼らの任務の厳しさを伝えている。これ彼のお兄さんは実際に犠牲になってしまったのかな? それとも映画的エピソードなのかな? 連合軍に有利なようにコントロールしたとしても、犠牲者は出てしまう。でも、初めから見捨てる選択をするのは辛過ぎる。戦闘シーンは一切入らないけれど、戦争の悲惨さや非情さが伝わる。冒頭のチューリングの尋問シーンでも、イギリス国民は飢えていたと言っていた。だからこそ、何としても勝たなきゃならないということなのでしょうけれど・・・ 

 

そんな中、チューリングはジョン・ケアンクロスがソ連のスパイであることに気づいてしまう。ケアンクロスとしてはソ連側に情報を流すことで、戦争を終わらせようとしている的な発言をしていたけれど、実際はどうだったんだろう? どうやら実際のジョン・ケアンクロスはケンブリッジ・ファイヴ(Wikipedia)と呼ばれるスパイ組織に加わっていたようで、この組織に所属していた人は第二次世界大戦後ソ連に亡命したそうだけれど、英語版Wikipediaによるとケアンクロス自身は亡命していない様子? 映画ではチューリングを敵対視するデニストン中佐が、彼をスパイだとして追い出そうとするシーンがあるけれど、どうやらコチラ(アラン・チューリングの影響は、今も留まるところを知らない|NAVERまとめ)によると、ゲイも隠さない純粋な人であったため、"スパイ容疑を押し付けられた"と記載があるので、そういう事はあったのでしょうけれど、ケアンクロスがスパイであることを発見したのかは不明。ちょっと横道に反れてしまったけれど、映画では逆にケアンクロスから同性愛者であることをばらすと脅されてしまうので、その辺りのことが本当なのか知りたかったので・・・ どうやら、これは映画的な盛り上げなのかな? その後の流れ的にも、チューリングが同性愛者であることを重荷に思う必要があるので・・・

 

実際のチューリングも自分が同性愛者であることを、婚約者であるジョーン・クラークに告白しており、その時彼女は平然としていたそうだけれど、チューリング自身が彼女に申し訳ないと考えて婚約を破棄したらしい。映画ではもう少しドラマチックに演出している。このシーンは切なかった 自分は同性愛者だから結婚できない。自分たちの関係はもう終わりだと言うチューリングに対し、怒りと失望をぶつけるジョーン。同性愛者であることは知っていた。あなたとならば、一緒に素晴らしい仕事が出来ると思った。だから、女性として愛されるかどうかは問題じゃなかった。でも、チューリングには彼女と一緒に歩むことは出来なかったのでしょう。もしかすると、映画でも見る人によっては、ハッキリと彼の振舞が同性愛者であると分かるのかもしれないけれど、少なくとも自分には分からなかったし、彼が同性愛者であることを隠していないという描写はなかったように思う。ケアンクロスに告白するシーンがあったということは、チューリングが彼にはバレていないと思っていたということなのだと思うし・・・ まぁ、映画では彼が同性愛者であるということが"秘密"となっているのだから当然か(o´ェ`o)ゞ また話が反れたけど、要するに何が言いたいかと言えば、当時イギリスでは同性愛は罪であったため、自分がいつ逮捕されてしまうか分からない。そんな秘密の人生に彼女を巻き込みたくなかったのだろうということ。そして、チューリングはまた1人になってしまう

 

1951年取調室(?)で対峙するチューリングとノック刑事。チューリングはあるゲームをノック刑事にもちかける。今話しているのは機械か人間か? これ、見てる時は全然理解できなかったのだけど、これこそがチューリング・テストであり、イミテーション・ゲームだったんだね! まぁ、イミテーション・ゲームはチューリングの人生全体とかけてのダブル・ミーニングだと思うけれど・・・ 脚本のグレアム・ムーアがこのシーンのカンバーバッチの演技を絶賛している。

 

寄宿生時代、ホリデーシーズンを過ごすためクリストファーは家族の待つ家に帰る。何故アランが寄宿舎に残ったのかの説明はなかったのだけど、これは映画的な盛り上げかも? 正確な言葉は忘れたけれど、春になったら再会しよう的なメッセージを残して去ったクリストファーを、アランはずっと待ち続けた。生徒たちが戻って来る日、彼はクリストファーへの手紙を胸に彼の姿を探す。最後の生徒が通り過ぎても、クリストファーは現れない・・・ このシーンと、次に語るシーンの間には、暗号解読時代のシーンなどが挿入されている。なので、次に語るシーンまで、アランはクリストファーに裏切られたと思っていたのだと思う。学長(?)に呼び出されたアランは、クリストファーは特別友達というわけでもないと言ってしまう。友達ではない自分のことを置き去りにしたのだから!という心の叫びが聞こえるよう。君が一番仲がいいと聞いたのだけど? 確かに僕と彼が一番頭がいいので・・・ というやり取りがかなり続く。そして、学長から衝撃的な事実が告げられる。クリストファーは結核で亡くなったのだった。彼は自分が結核であることを知っており、長くは生きられないことも知っていた。君は知らなかったのか? この時のアランの気持ちはどうだったのだろう? 怒り? 悲しみ? 愛憎渦巻く感じだったのかな・・・ 少年には辛過ぎる でも、アランにとってクリストファーが絶対的な存在になったことは間違いない。

 

クリストファー・モルコムは実在の人物で、親友の彼にチューリングが恋をしたことも事実。クリストファーが感染牛のミルクを幼いころから飲んでいたため、牛結核を患って18歳で亡くなってしまったことも事実。このことからチューリングは無神論者になったそう。そして、コチラ(第13回:Who killed Turing?誰がチューリングを殺したのか?|こんどうしげるの生命科学の明日はどっちだ!?)によると、クリストファーの存在が、良くも悪くも大きな影響を与えているのだそう。となると、やっぱりラストは切なすぎる 

 

1952年チューリングは同性愛で有罪判決を受ける。実際のジョーン・クラークも晩年までチューリングと親友であり続けたそうだけれど、映画では久しぶりにチューリングを訪ねた形になっている。ニュースで彼の有罪判決を知って駆け付けたのだった。知っていたら証言台に立ったと言う彼女に、見ている側も救われる。実際のチューリングは両親に愛されていたようだけれど、映画の中では彼を愛している人があまりにも少ないので 彼は収監される代わりにホルモン注射を受けていると話す。具合が悪そう。女性ホルモンを注射すると同性愛が治ると考えられていたのかな? そんなことじゃ治らないよね? 治るものでもないだろうし、本来は治すものでもない。そのことにジョーンが驚くと、収監されたら仕事が出来ないし、マシンと一緒に居られれば自分は1人じゃないと言う・・・ もう、涙が止まらなかった。何故クリストファーと名付けたのか分かったつもりでいたけど、全然分かってなかった クリストファーと一緒に居たかったのね・・・ なんという純愛。゜(/□\*)゜。わ~ん

 

今は結婚して仕事もしているというジョーンに、普通の幸せを手に入れたねと言う。すると、ジョーンが言う。あなたが普通の人じゃなかったから、偉大なことが成し遂げられた。"誰にも思いつかない人物が、誰にも思いつかないことをやってのけたりするのよ"と言う。これはかつてチューリングが彼女を仕事に誘うときに言った言葉であり、そしてそれはクリストファーが少年アランにかけた言葉だった。実際そんなやり取りがあったのかは不明だけど、こういうのが映画の醍醐味というか、脚本の面白さだと思う。1つの言葉でチューリングが"愛し"彼を"愛した"人が繋がる。アカデミー賞の授賞スピーチからすると、グレアム・ムーアが見ている人に伝えたかったのはこの言葉なのでしょう。そして彼女が言った"あなたが普通じゃなかったから、世界はこんなに美しい"という言葉に見ている側も大きく頷く。天才であり、おそらくアスペルガー症候群であり、同性愛者である彼が、"普通"でないことを成し遂げたからこそ、現在の平和があるとまでは言わないけれど、多くの人を救った側面はあったわけで、しかも今自分がこうしてblogに文章を書いているのも、彼のおかげであったりするわけなので・・・

 

この2年後、アラン・チューリングが自ら命を絶ったことが字幕で流れる。補足しておくと、青酸中毒によるものだったそうで、ベッドにはかじりかけのリンゴがあったとのこと。このリンゴの青酸化合物の分析はされなかったそうだけれど、『白雪姫』のワンシーンを真似たのではないかと言われているのだそう。アップルのロゴのかじりかけのリンゴは、ここから来ているのではないかとも言われているらしいけれど、真偽は不明。実際のチューリングが何故自ら命を絶ったのかは分からないけれど、この映画の流れではやっぱり、絶望したのかなと思う。偉大な功績も、一人の男性としての人生も、全て母国から否定された。たった1人の最愛の人からも、彼のもとから去る運命にあることを教えてはもらえなかった・・・ 本当に切ない。そして、彼を抱きしめてあげたくなる。映画は彼の功績を称える字幕が流れて終わる。死後に認められても意味はないかもしれないけれど、やっぱりこれは伝えていくべき。

 

キャストはみんな良かったと思う。英国紳士って佇まいの俳優ばかりで目の保養 ミンギス役のマーク・ストロングは敵か味方か分からない感じでミステリアス。まぁ、敵ではないと思うけど(笑) 必要ならば擁護もするけど、必要なければ即切る的な感じというか・・・ 髪がますますだけど、こんなカッコイイハゲはなかなかいない ケアンクロス役のアレン・リーチは「ダウントン・アビー」の末娘シビルの旦那さん役でおなじみだけど、最近見た『グランド・ピアノ 狙われた黒鍵』にも出てた。呆気なく殺されちゃったけど 今回は一瞬チューリングの良き理解者なのかと思わせて、実はスパイだったという役を好演していたと思う。まぁ、ヒューじゃなければ、彼だろうなとは思っていたし、史実を知ってれば名乗った時点で分かることではあるけど。デニストン中佐のチャールズ・ダンスが素敵。おじい様好きとしてはうれしい! マーク・ストロングもだけど、スタイルがいいから英国スーツが良く似合う! チューリングを敵視する役なので、悪役みたいな位置づけになってしまうけれど、責任者である自分を飛び越えて、チャーチルに直談判されてしまっては、メンツは丸つぶれなわけで、階級社会のイギリスでは許されないことなのかも。その辺りを感じさせつつも、器の小さなヤツと思わせなかったのは見事。

 

ジョーン・クラークのキーラ・ナイトレイは、この演技でアカデミー助演女優賞にノミネート。惜しくも受賞は逃したものの、素晴らしい演技だったと思う。ジョーンの聡明な明るさに救われたのは、チューリングだけじゃない。今作ではジョーンを通して女性差別も描いているけれど、あくまで助演に徹していたのも良かった。キーラ・ナイトレイとベネディクト・カンバーバッチは実際にも友人で、今回キーラがこの役を受けた理由の1つはバッチさんとの共演だったそうなので、その辺り上手く作用したかも。チューリングが婚約破棄を申し出るシーンも良かったし、何といってもラストのあのセリフが素晴らしかった

 

そして何といってもベネディクト・カンバーバッチが素晴らしい! 正直、バッチさん目当てで見に行っているので、目がくらんでいる部分はあるかもしれないけれど、基本好きでもつまらないものはつまらないと思うタイプ。その独特の容貌ゆえか、近寄りがたくて、繊細で、そして天才な役をやらせると本当にハマる! 一躍脚光を浴びた「SHERLOCK」のシャーロック・ホームズ、「フランケンシュタイン」(感想はコチラ)の怪物とフランケンシュタイン博士、『8月の家族たち』(感想はコチラ)ではダメ男だったけれど繊細過ぎる役だったし・・・ アスペルガー症候群の特徴を大げさでなく演じていて、それがチューリングの個性となっている。空気を読めないから変人扱いされてしまうけれど、そのことはあまり気にしていなかったように思う。でも、ジョーンが現れて、いろいろ教えてくれて、仲間が出来たあの頃、チューリングも楽しかったのかも。実際のチューリングがどう感じていたのかは分からないけれど、少なくともこの映画ではそう見えた。だからこそ、描かれていなかった5年間を"クリストファー"と2人きりで過ごしたのかと思ったら号泣していた 素晴らしい演技だった

 

イギリスは飢えていたと言っていたわりにパブで飲んだりしているし、女性たちもオシャレでお化粧バッチリだったりするけれど、まぁ彼女たちは働いているわけだからね。派手過ぎず華やかな女性たちの衣装も良かったし、チューリングのスーツの少しくたびれた感じも良かったし、ミンギスやデニストン中佐の高級スーツ姿が素敵 時々出てくるミンギスやデニストン中佐の部屋の豪華な感じも良かったし、ジョーンの部屋やチューリングの部屋の感じも良かった。そしてbombeのデザインが好き!

 

いろいろ知識があるともっと違った見方も出来ると思う。基本史実どおりに描いているとは思うけれど、もちろん脚色はあると思う。天才数学者アラン・チューリングの伝記的作品というよりも、1人の男性としての純愛映画として見るとより切ないかも 演技派英国俳優好きな方オススメ! キーラ・ナイトレイ好きな方是非! ベネディクト・カンバーバッチ好きな方必見

 

『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』Official site

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【Googleのロゴ】古河太四郎生誕170周年

2015-03-27 00:11:06 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!


 

 

古河太四郎生誕170周年!

すみません どなたでしょう?

毎度のWikipediaによりますと・・・

 

古河 太四郎(ふるかわ たしろう)は、京都盲唖院(後の京都府立盲学校京都府立聾学校)を創設し、

近代日本における視覚障害教育・聴覚障害教育の黎明期をリードした教育者。

また、鷹峯・紅葉谷庭園の前身である灌漑池をつくった人物。


とのことで、あとは略歴しか記述がない・・・


このロゴは手話なのかな?

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

 

お誕生日おめでとうございます

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【Googleのロゴ】世界初の機械式テレビジョン実演放送成功90周年

2015-03-25 00:25:47 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

世界初の機械式テレビジョン実演放送成功90周年

なるほど・・・(笑)


毎度のWikipediaによりますと・・・

機械式テレビジョン(Mechanical Television)は、

機械式或いは電気機械式による撮影及び画像を表示するテレビジョンシステムである。

 

近年は「機械式」と称するが、開発されていた当時はこちらの方が主流で、

今日、標準的に用いられている「電子式」よりも開発が進んでいて、

実際に実験的に放送が行われた地域もある。

 

機械式と称してはいるが、画像の伝送にはエレクトロニクス電波が用いられていた。

機械式テレビジョンの機構は19世紀の発明にまで遡る。20世紀の発明家が電子装置を加えた。

 

とのこと・・・ うーん分かったような、分からないような?

しかも、このロゴの男性は誰?

ロゴをクリックすると検索結果に川原田政太郎さんという方のWikipediaが出てくるのだけど?

 

川原田 政太郎(かわはらだ まさたろう)は日本の工学者早稲田大学名誉教授

日本におけるテレビジョン研究において、高柳健次郎と並ぶ第一人者。

富山県魚津市生まれ。


1930年に機械式の早稲田式テレビジョンの開発に成功した。


とあるので、この方かな?


検索画面のロゴはこんな感じ

 

記念日おめでとう!

 

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【動画】Mao Asada Sochi 2014 Free Programm (fancam)

2015-03-24 00:22:10 | 【動画】MaoAsada

【動画】Mao Asada Sochi 2014 Free Programm (fancam)



 

2014年2月20日に行われた、ソチ・オリンピック フィギュアスケート女子シングルFS。前日のSPでの失敗から一転、素晴らしい演技を見せ、世界中を感動させた浅田真央選手。その観客席からの動画がUPされた!UPしたのは日本人の方のようだけれど、撮影したのはVladimir Sageevというロシア人の方なのかな?

 

こうやって見ると、ものすごいリンクカバー率! 最後のステップなんて、本当に超絶! これだけリンクの端から端まで、複雑なステップを踏んで、さらに最後は超絶ポジションでのスパイラル! このスパイラルがどれだけすごいのかって説明だけで1時間は軽く話せる!←ウソ(笑)


ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))


Mao Asada Sochi 2014 Free Programm (fancam)

ホント素晴らしい動画をUPして下さって、ありがとうございます! これ保存版だわ

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【Googleのロゴ】エミー・ネーター生誕133周年

2015-03-23 00:14:13 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

 


エミー・ネーター生誕133周年!

すみません どなたでしょう?

毎度のWikipediaによりますと・・・


アマーリエ・エミー・ネーター(Amalie Emmy Noether)は、

20世紀初めに活躍したドイツ出身の女性数学者

レオン・レーダーマンによれば「歴史上最も偉大な数学者の一人」であり、

アルバート・アインシュタインによれば「(物理学に)最も価値ある貢献をした数学者」である。

 

 

環論において重要な概念であるネーター環を提唱した。

対称性があるところには それに対応する保存則が存在するというネーターの定理は、

物理学の分野の基本定理である。

 

とのことで、相変わらず文系脳には理解不能

 

20世紀初めに女性が学者として活躍ってスゴイ! と思ったら、

やっぱりいろいろあったようで・・・

 

1915年、ダフイット・ヒルベルトはネーターを大学教授にすべく活動したが、

当時は女性差別の時代であり困難を極めた。

難色を示す教授陣にヒルベルトは業を煮やし、

「これは大学の問題であって銭湯の問題ではない」と激怒した。

 

とあるので、やっぱり大変だったのね ヤレヤレ┐(´-д-`)┌

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 


Alles Gute zum Geburtstag! 

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【Googleのロゴ】春分の日

2015-03-21 01:20:49 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

春分の日

毎度のWikipediaによりますと・・・

春分の日(しゅんぶんのひ)は、日本国民の祝日の一つであり、

春分日(天文観測により春分が起こるとされる日)が選定される。

通例、3月20日から3月21日ごろのいずれか1日。


しばしば、「昼と夜の長さが同じになる。」といわれるが、実際は昼の方が長い。

詳細は春分を参照のこと。

また、本項において、国民の祝日となる日を「春分の日」、

天文学上の春分が生じる日を「春分日」と区別する。

 

とのことで、その他詳しくはWikipediaで!

このGIFロゴ素敵

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

よい春分の日を~

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【cinema】『ラブストーリーズ エリナーの愛情』

2015-03-19 03:10:04 | cinema

2015.03.06 『ラブストーリーズ エリナーの愛情』@ヒューマントラストシネマ有楽町


ということでHERの方も見てきた! 時間的には同じ日に2本続けて見ることも出来たんだけど、ちょっと時間を空けた方がいいかな?と思ったのと、体力的な問題で二週に分けることにした(笑) 



ネタバレありです! 結末にも触れています!


「泣き顔で自転車を漕いでいたエリナーは、発作的に橋から身を投げてしまう。幸いにも腕の骨折だけで済み、迎えに来てくれた妹と共にそのまま実家へ。夫であるコナーからは何度も連絡が入るけれど、今は彼と暮らしたアパートに戻る気にはなれない。大学教授である父親の勧めで、聴講生として大学に通い始めるが・・・」という感じで、『ラブストーリーズ コナーの涙』(感想はコチラ)では謎だった部分が、全てとは言わないけれど一応ほぼ解ける感じ。


2人が絡む部分は基本重複して出てくるけれど、映画の対象となっている期間が若干違うのと、あるシーンに繋がる回想シーンがそれぞれ違っていたりするので、HIMにあってHERになかったり、HERにあってHIMにないシーンもある。例えば、なぜエリナーがコナーをドライブに誘ったかについて、回想シーンが入ることで分かりやすく説明されていたりする。ただ、HIMもHERも原題が『THE DISAPPEARANCE OF ELEANOR RIGBY』であり、きっかけはどうあれ妻が夫を残して出て行ってしまってからの話なので、必然的にどちらもエリナーの行動中心に話が進む。HIMの感想にも書いたけれど、どちらも単体で映画として成立しているけれど、やっぱり両方見た方がいい。でも、どうしても片方しか見れないなら、個人的には今作のHERだと思う。HERの方が分かりやすかった。実は見る順番にもこだわった。まぁ、そんなに偉そうなものでもないのだけど、既に見た人の多くがHIM→HERの順が良かったと言っていたのでこの順番にしたのだけど、個人的にもこの順番で良かったと思う。エリナーの唐突に見えた行動の意味が良く分かった。


冒頭から違っていてビックリ。HIMは楽しいシーンから始まったのに、いきなり衝撃的。泣き顔で自転車を走らせるエリナー・リグビー(ジェシカ・チャステイン)の姿から始まる。彼女は自転車を飛び下り、そのまま橋から身を投げてしまう。偶然通りかかり慌てていた男性が通報したと思われるけど、次のシーンではボートで救出されている。病院では「ラドローさん」と呼ばれていたし、髪も長かったので、これは結婚後で失踪前の出来事。そういえばHIMでエリナーが骨折したと連絡を受けて、病院に駆け付けたのに「私たち距離を置きましょう」と言われて呆然としてた!そして、エリナーは帰ってこなくなり、実家に行っても居ないと言われ、コナー・(ジェームズ・マカヴォイ)は大混乱したんだった!すっかり忘れてた(o´ェ`o)ゞ まぁ、コナーと違って見ている側は、エリナーの心配をする必要はないから、実家にいようがアパート借りて1人で暮らしていようが、あまり関係なかったので気にしてなかった(笑) HERを見た結論としては、エリナーはずっと実家にいた。まぁ、計画的に進めない限り、新しいアパートなんて簡単に見つからないし、New Yorkじゃ家賃も大変だろうし。やけに現実的な話だけど、近郊に実家があるならとりあえず帰るよね。


リグビー家はNew York郊外の閑静な住宅街にある。大邸宅ではないけれど、日本人の感覚からしたら大きな家。日当たりのいいリビングが素敵 クローゼットもそのままになっているというエリナーの部屋は、びっくりするほど広くはないけれど、絵画やアンティーク調の生地のベッドカバーやクッションカバーなど趣味がいい。そういえばコナーと暮らしていたアパートも、この部屋とは違う感じだったけど素敵だった。


父親のジュリアン・リグビー(ウィリアム・ハート)は大学教授で母親のメアリー・リグビー(イザベル・ユペール)はフランス人で専業主婦。THE BEATLESのLIVEが中止となった会場で、隣にいたのが出会い。父親がリグビーという姓だったから、THE BEATLESの曲「Eleanor Rigby」から長女にエリナーと名づけた。そういえばHERではコナーはエリナーをずっとリグビーって呼んでたけど、HIMでは何て呼んでたっけ? エリナーは自分の名前気に入ってないのかな? 母親は娘たちを愛しているけど、どこか奔放なところがあり、躾などにも厳しくなかったようで、そのことを周囲に注意されたりしたらしく、母親としては失格だと思っている。母親として失格か合格かなんて、何をもって判断するのか分からないけど、とりあえず子どもたちを飢えさせることもなく、虐待することもなく育てたのだから、例え毎日ワイン片手に料理をしているからといって、母親失格ということでもないと思う。子育てに楽しみを見いだせなかったのだとしたら、本人にとっては不幸だけど、それだって向いてないってだけなんじゃ? そういう意味では、この母親は向いてなかったのかもしれないけれど、少なくとも2人の娘がそれぞれ結婚に失敗し、家に戻っているからといって、それは母親のせいでも、父親のせいでもない。犯罪を犯したり、あれこれ口出ししたりして、ぶち壊したのなら話は別だけど(笑) ただし、2人の放任主義的な考え方が、もしかしたら何かを決定する時に、影響を与えたかもしれないけれど、でも良いにつけ悪いにつけ、誰からも影響を受けていない人なんていないし・・・


と何故か長々母親擁護しているけれど、要するに両親が特別変わった人達だったわけではないけれど、エリナーの直情的なのに、理屈っぽい感じは、多少なりとも両親の影響があったのかなと思ったから。そして、これは自分も同じなので自信満々なのだけど、長子で長女だからなんじゃないかと思う。長子って生まれてから弟もしくは妹が生まれるまで、両親や周りの注意を一身に浴びていたから、特別気を引く必要がなかったため、甘え下手で自己主張が下手。かといって甘えたくないわけでも、自己主張したくないわけでもなくて、実はむしろしたい方。でも、下手なので変にひねくれた態度をとってしまう。長男もそうなのかもしれないけれど、長女は特に母親から"お姉ちゃんなんだから"と言われて、いろいろ頼られることが多い。特に、家事のことについて。以前、会社のかなり年上の先輩から聞いた話で興味深かったのが、兄妹が留守番していて、雨が降って来たのに洗濯物を取り込んでくれなかった。先輩は妹である娘さんを叱ってしまい、娘さんからお兄ちゃんも怒らないのは不公平だと言われたのだそう。確かにそれは不公平。でも、先輩は不公平なのは分かっているけど、女の子だからこそ気付いて欲しかったとおっしゃっていた。未だに家事は女性がするものって考えは古い(*`д´) という意見もあるとは思うけれど、先輩の気持ちは今なら分かる。女性だからこそ、そういう細かいところに気付いて欲しかったのだし、やっぱり結婚後の家事を想定していたのもあったと思う。ちょっと話が反れた上に、アメリカ人も同じとは限らないけど、エリナーの妹に対する接し方を見てると、なんとなく思い当たる節があったので・・・


妹のケイティ・リグビー(ジェス・ワイクスラー)は10歳くらいの息子を連れて家に戻っている。この甥っ子ちゃんは特別必要なかった気もするけれど、彼の存在がエリナーの癒しになっている部分もあったのは事実。そして、自分の息子からは失われた未来を見ている部分もあるかも? 妹が息子を連れて実家に戻っていることについては説明があったっけ? 後に新しい出会いを求めて頑張っている姿が描かれるので、離婚したのか、死別したのか、そもそも未婚の母なのか・・・ エリナーが30代前半だとすると、妹も同じくらいか、もしかすると20代後半?となると、息子ちゃんの年齢からすると未婚の母かも?って、そこはどうでもいいか(o´ェ`o)ゞ 要するにこの妹の存在がエリナーをとっても助けているってことが言いたいわけです


もちろんこの妹にも悩みなどいろいろあると思うけど、少なくとも画面の中では明るく素直な印象。姉のことが大好きで心配もしているし、ミステリアスなところがあるエリナーに憧れてもいる様子。その素直さが見ている側をも救う感じ。自分は弟との2人姉弟なので、姉妹の感じが分かっているわけではないのだけど、おそらくいろいろ複雑な部分もあるのだろうとは思う。でも、見せられていた部分に限って言えば、姉妹っていいなと思った。妹に対して無神経な質問をした友人に対して、思わず腹を立てて席を立ってしまう直情的なエリナー。自分も嫌な気持ちがしただろうに、さりげなくエリナーを諌める妹のケイティ。そのことで落ち着いて、なんとか体裁を保つエリナーの姿を見ていると、2人の感じが良いバランスだなと思ったし、ケイティに新しい出会いがあり、デートのために興奮気味に仕度する彼女に、大人っぽいワンピースを選んであげるシーンも興味深い。美人だけどちょっと野暮ったいケイティと、洗練された独特の雰囲気を持っているけど、どこか謎めいていて近寄りがたいエリナー。彼女の複雑な感じが際立つ。


さて、もう一人重要な人物が。父親の勧めにより聴講生として大学に通うことになったエリナーは、父親の知人であるフリードマン教授(ヴィオラ・デイヴィス)を訪ねる。確かに人を待つ間ずっと立っているのは辛いけれど、教授の部屋のドアの脇で壁に寄りかかって廊下に直に座るのは、10代ならまだしも大人の女性のすることではない。奔放なところも彼女の魅力なのでしょうが、これではフリードマン教授が不快感を見せるのも分かる。"エリナーとしては"自己紹介もしていたし、よろしくお願いします的なスタンスなのでしょうけれど、少なくとも日本の普通のOLちゃんの感覚からすると、これからお世話になる目上の人に対する挨拶として、こんな感じでいいのだろうかと心配になる部分も。フリードマン教授としては仕事だし、知人の娘だからイヤミを言いつつも受け入れるけど、この教授も結構辛辣。遊び感覚で来られても迷惑だとハッキリ言う。アメリカ大変そう・・・ もちろん全ての人がこんな感じではないと思うけれど(o´ェ`o)ゞ


でも、エリナーが学校に通い始め、少しずつ話をするようになると、お互いの距離感も変わって来る。それは主にエリナーが武装解除して行ったからだと思う。上手く言えないけど、多分エリナーは人見知りなのだと思う。前述したように廊下に座っちゃう感じが、非常識というよりはむしろ、ちょっと自意識過剰な感じがした。"こんなところに平気で座っちゃう奔放な私"アピールするウザイ人ではないのだけど、周りの目を気にして自然に振る舞えない感じっていうか・・・ 人に対しても素直に接することが出来なくて、頑なな態度を取ってしまうというか、何か武装しちゃっているように感じた。自分もちょっとそういうところがあるから何となく分かる。


エリナーの武装が解けたのはコナーが教室に現れてからの一連の騒動があったから。HIMではコナーが救急車で行ってしまうので、その後エリナーがどうしたのか分からなかったけど、実はあの後フリードマン教授が現れる。あの男性は誰かと尋ねる教授に、自分の夫ですと答える。フリードマン教授は飲みに行くかと誘ってくれるけどエリナーは1人でいたいと断る。でも、次のシーンではメイクも落とさず、靴も履いたままベッドで寝ているところを、甥っ子に起こされているので、飲みには行ったってことだよね。教授と行ったのか、1人で飲んでいたのかは不明だけど・・・ 誘いを断った後のことは描かれていないのだから、その間の脳内補完は人それぞれだと思うけれど、少なくとも"夫"という秘密を見られたことで、よりフリードマン教授に心を開いたのかなとは思った。その後、教授とランチしながら彼女の息子ちゃんの話を聞くシーンがある。子どもはいるの?と聞かれて、いると答えるエリナー。見ている側はその子がもういないことは知っているので、胸が痛くなるシーン。彼女はサラリと答えて、それ以外の話はしない。本当に辛いことは簡単に人に話せなかったりする。もちろん、人に受け止めてもらって救われることはあるけど、それが簡単にできないから苦しいのだし。このシーンは印象的。でも、息子のことをサラリと話せたことは、エリナーの中に何かしらの変化をもたらしたかも? 


エリナー側は仲のいい友人は出てこない。彼女の周りにいるのは家族。教授との会話によると、学生時代に妊娠して結婚したとのこと。もともと親しい友人がいないのか、事情が事情だけに友人と会うのを避けているのかは、明確にされていないので分からない。どちらもあるかなとも思った。人嫌いってこともないけれど、社交的なタイプでもなさそう。なので家族以外で現在のエリナーに影響を与えた人物としてはフリードマン教授のみ。2人の感じが友人のようでもあり、母娘のようでもありとっても良かった。


フリードマン教授の家族の話、夜リビングでダンスを踊る両親、そして妹の新しい恋など、様々な刺激を受けてエリナーはコナーとのことを考える。彼と初めて海へドライブした時のことを思い出す。なるほど、そういう経緯があってあの日コナーの店を訪ねたのか。唐突に感じたドライブの誘いも、その時のことを思い出していたからなのね。個人的にはこの時点でエリナーはコナーとの仲はもうダメだと思っているのだと思う。結局、息子を亡くしてからエリナーが家を出るまでの間、どのように2人が過ごしていて、その間どう感じていたのかはHERでも描かれない。なので何故エリナーがダメだと思ったのかは謎のまま。少なくともこの時点では、彼女が関係を修復するための努力をする気持ちにはなっていなかったように思う。そして、髪型やメイク、そして服装を攻撃的に変えたのは、自己防衛だったようにも思う。前述したように武装。ただ、フリードマン教授に対して武装解除できたし、家族の下で少しずつ癒されたので、コナーのことを考える余裕が出来てきたのかなとも思う。それくらいエリナーは思い詰めていたのかなと思った。


あの時、ドライブに行こうと思って会いに行ったのか、急に思いついたのかは分からないけど、頭の中にはドライブを想定していたのかなとは思う。それは楽しかったドライブを思い出したから。でも、残念ながら今回は楽しいドライブというわけにはいかなかった。途中まではとっても楽しかったのに 前述したとおり2人のシーンは少しずつセリフとか、言い方とか、アングルなどが変わっている。自分は一週間空いてしまったので、あれ?と思う程度だったのだけど(o´ェ`o)ゞ でも、エリナーの方が積極的だったのは同じだったと思う。ただ、HIMほど激しくはなったかな? ここでエリナーが繋がりを求めたのは、やっぱり寂しかったのかな。もちろん根底ではコナーを愛しているからなのだけれど、今は彼を以前のように愛していないと思っている。でも、やっぱり情があるからね 自分には経験ないけど、元カレと再会したらそうなっちゃったっていうのは、何となく理解出来る気がする。いろいろ"知ってた"人だから、やっぱり普通の知人じゃない。復縁したいとかそういうことではなくて、その瞬間繋がりたいと思うのかもしれない。その辺りのことが作用して、なんかそうなっちゃうっていうか・・・ って、ちょっと恥ずかしいけど だから、エッチすること自体に意味があるのじゃなくて、相手との繋がりみたいなものを求めたというか、だから当然誰でもいいわけでもないし、もちろんコナーだからこうなったわけで・・・


なので、コナーの告白は全くの的外れ。エリナーがどうでもいいと言ったのは、今盛り上がったのは愛情を確かめようとしたわけではないからなんじゃないかな。女性にだってもちろん性欲はあるけど、Sexに繋がりのようなものを求めるのは、女性の方が強いのかな? もちろん、男性もそういう部分はあると思うけれど・・・ その繋がりのようなものっていうのが、とっても言葉にするのが難しいのだけど、要するに上にツラツラ書いていたようなこと。結果エッチしていたら、エリナーは満たされたのか、より虚しくなったのか分からないけど、満たされたのならコナーをまだ愛しているってことだったのでしょうかね。まぁ、描かれていないことを想像しても仕方ないけど(o´ェ`o)ゞ コナーの告白後、エリナーがプリプリしていたのは、コナーが浮気したからではないことはHIMの時点でも分かっていたし、みんな分かることだと思う。もちろんコナーもそれだけが原因ではないことは分かっていたと思うけれど、明確な理由がそれしか思い浮かばなかったのでしょう。その辺りのことを男性と話し合いたい気はするのだけど、この話題は旦那さんとか恋人じゃないとなかなかしずらいので無理だね


MJことみうらじゅん氏を尊敬している理由はたくさんあるけど、その1つに「自分なんて探しても見つからない」という格言? MJ曰く"なりたい自分"探しなのであって、なりたい自分の姿を探しても意味がないという主旨。エリナーのこの頃の行動が自分探しなのかどうかは分からないけど、とにかく今の状況をなんとなしたくて、でもどうしたらいいのか分からないって感じに思えた。人によっては自分を分かってって自己主張している面倒な人に感じるようで、確かに友達だったら面倒だけど、映画のキャラとして見ている分には嫌ではない。自分にも思い当るふしがあったりして、ある意味嫌だったりするけど 結局、父親の勧めでパリに行くことにしたらしい。これは留学だったんだっけ? パリに行ったからといって劇的に何かが変わるわけでもないと思うけれど、環境を変えるという意味ではいいのかもしれない。帰ってこれる実家があって、親が大学に通えるように便宜を図ってくれたり、パリ留学の手配もしてくれちゃうなんて、とっても恵まれた環境。そんな環境で何甘えてるの?と思わなくもないけど、恵まれているのはエリナーのせいではない。この父親の温かい目線は良かったけど、これじゃファザコンになるわ~┐(´-д-`)┌  この父親の感じを求められたらコナーも辛いでしょう まぁ、彼もマザコンなのだとは思うのだけど


パリ行の話が進む中、コナーが部屋を引っ越す日がくる。電話をかけたのがエリナーなのは分かっていたけど、このシーンは良かった。行くべきかどうか悩んだのだと思う。でも、どうしても抑えきれなかったのでしょう。そして、あの部屋。疲れて眠っているコナーに毛布かける。見慣れたはずの3人で暮らした部屋が、今では雑然としていて全く別の場所のようになってしまった。目を覚ましたコナーに言うセリフは同じだったと思う。あの子の笑顔が頭から離れないけど、あの子の顔が思い出せない。あの子を忘れちゃった HERではずっとエリナーを見てきたわけだけど、エリナーが息子への思いを話したのは初めてだったかも。妹(だったかな?)にコナーと距離を置いた理由を語ったシーンがあって、彼が息子の物をぞんざいに扱って、もう過去の出来事のように言ったから。正確なセリフを忘れてしまったのだけど、確かにそれは母親としては許せないかもしれないと思った。もちろんコナーには悪気はなかっただろうし、そういう意図で言ったのではないと思うけれど、何気ない一言が人を絶望させることもある。女性は面倒だと言われそうだけど(o´ェ`o)ゞ 彼がもう悲しんでいないと思ってしまったのかも。一緒に立ち直って欲しかったと言っていたようにも思うので。でも、この時コナーが涙を流して、君によく似た美しい子だった。世界一美しい子だった。と言った時、彼も苦しんでいることが分かったのでしょう。そして、苦しみ方悲しみ方、その癒し方が"同じ"ではないことも分かったのかも。そして、2人はまた結ばれる。コナーが愛してると言った後、HIMではエリナーも愛してると応えていたけど、HERでは「分かってる」と答えている。どちらが正しい記憶? まぁ、ここはエリナーでしょう。自分もここでは愛してるって返さない方がしっくりくる。上手く言えないけど・・・ 


そうそう! もう一つ男性と話したいと思ったことがあった。これはHIMを見ていた時にも感じていたのだけど、コナーは終始エリナー自身はもちろん、彼女と共に過ごしていた日常も取り戻したいと思っているように感じていた。もちろん、彼が息子の死を悲しんでいたことは間違いないと思うけれど、それよりもエリナーもしくは2人の日常に執着していたように思う。でも、エリナーの中ではずっと息子のことの方が比重が大きかったように思う。息子の死を乗り越えられないでいることが大きくて、コナーと一緒には乗り越えられないと思ってしまったから、絶望して自殺未遂をしたり、彼から逃げてばかりいるように見えた。特にHIMを見てた時には、大学に現れた彼を明らかに迷惑な存在と思っていたっぽかったので。それは、新しい人生を歩きたいと思っているように見えていたけど、HERを見ると迷惑だと思ったことは同じでも、彼女の中ではまだ何も整理がついていないから、今はコナーと向き合う時間がなかったってことに見えた。それはやっぱり、生む性である女性(母親)と、生ませる性である男性(父親)との違いなのかな? ここが一番知りたいところ。


さて、エリナーはパリに旅立つ。甥っ子に2年くらい会えないと言っていたように思うので、そのくらいは行っていたのかな? その間のことは全く描かれないのでパリで何をしていたのかも不明。でも、戻ってきたエリナーは洗練された大人の女性になっていた。そう、あの店から出てきたコナーを後を追って公園まで歩くシーン。決して速足でもなく、ゆっくりと距離を取って歩く。余裕のある振る舞い。トレンチコート、ヒール、サングラスに夜会巻。パリに行っただけで洗練された女性になれちゃうわけではないと思うけれど、この辺り『麗しのサブリナ』に代表されるオードリー・ヘプバーンの映画を思い出す。エリナーの姿は『ティファニーで朝食を』のオードリーみたいだったし。きっと、パリで充実した時間を過ごし、自分なりに傷を癒してきたのだなと感じる。もちろん傷が完全に消えることはないと思うけれど・・・ 前を歩くコナーを見守るように歩く。愛おしい人を見るような目線でカメラが動く。HIMではエリナーが声を掛ける前で終わっていたように思うけれど、HERではエリナーが「Hey!」と声を掛けて終わる。2人の関係は若い頃の公園での無邪気なものではなくなったけれど、これから新しい関係が築かれるのでしょう。希望の持てる素敵なラスト


キャストはみんな良かった! 名優揃いだからHERの方が見応えあったかな。フリードマン教授はHIMでは見切れ程度の出演で、クレジットされててどこに出てたとビックリしたけど、ヴィオラ・デイヴィスはさすがの演技。最初は辛辣な態度だなと思うけれど、懐に入ってしまえば良い人って感じが良かった。いつも片手にワイングラスの母イザベル・ユペールは、HIMではいかにも義母って感じで威圧感があったのに、HERではダメ親ぶりを嘆く場面もあって、いくつになっても"大人"になることは難しいと感じさせる。妻には向いているかもしれないけれど、母親には向いていない人もいる。でも娘たちを愛していないわけじゃない。それがちゃんと伝わった。妹のジェス・ワイクスラーの明るさが、見ている側の気持ちも救う。姉に憧れつつも心配している感じは、姉妹っていいなと思わせた。父親のウィリアム・ハートが完璧過ぎる父親を好演。大学教授で、スマートで素敵。妻を愛していて、娘たちも愛している。もちろん父親にだって欠点はあるのでしょうが、これはエリナーが見ている父親だからね。父親の存在がコナーを見る目を厳しくしているわけだから、その辺り完璧な演技 HIMのジェームズ・マカヴォイはダメ男臭が強かった。HERでもそういう部分がなくはないけど、確実にこちらの方がカッコ良かった。それは多分エリナーが美化しているからなのでしょう。同じことがHIMのエリナーにも言えるので。なので、もしかしたらHIMのコナーを好きな女性の方が、男性のことを理解していると言えるのかな? 男性はいつまでも少年の部分があって、その部分を愛おしいと思えているというか・・・ 本人側を描いているのだからHIM側のコナーが本来の姿なのでしょうけれど、エリナーが見ているコナーはもう少し繊細な感じ。そして、もう少し落ち着いている。だからエリナーは息子に対して冷たいと思ってしまったのかも。でも、違う。そのエリナーに見えてるコナーの演じ分けが素晴らしかったと思う。


それはエリナーのジェシカ・チャステインにも言えること。HIMではやたらとミステリアスだった。HERでもそういう部分はあるけれど、自分を守るために武装しているように見えた。本当のエリナーは複雑ではあるけれど、そんなに大人でもミステリアスでもない。もっと弱い。見せているほど奔放でもないし、強くもない。そして嫌な人でもない。HIMの時、バーテンダーの女性がエリナーに対して気まずそうにしていたのは、もちろんコナーとエッチしちゃった後ろめたさがあったと思うけど、エリナーの近寄りがたさみたいのもあったのかも。それは彼女が武装しているから。HIMではコナー目線のつかみどころのないミステリアスな女性として演じ、HERではそれは実は武装であることを自然に演じていたと思う。やり過ぎてもダメだし、やらな過ぎてもダメ。さじ加減が絶妙。さすがジェシカ・チャステイン 面倒ではあるけれど、嫌な人にはなっていない。そして、彼女の欠点を自分の中にも見てしまう。それはジェシカ・チャステインのおかげ。


New Yorkの街並みが素敵。特別美化していないのもイイ。コナーとエリナーにとっては日常の風景なので。自分も一緒にそこにいるかのような自然な感じ。East Village中心に撮影したそうで、エキストラはほぼ実際のNew Yorkerなのだそう。なるほど、だから自然なのね。2人のアパートの部屋も好きだったけど、エリナーの実家が素敵。特にサンルームみたいに大きな窓に囲まれた部屋は居心地良さそう。あの部屋で本読んだり、昼寝したりしたい エリナーの部屋も好き。アンティークっぽいクッションカバーとか、壁に掛けられた絵とか素敵。冒頭のロングヘアに素朴な服装のエリナーも好きだけど、武装したエリナーも好きだった。あの髪型カッコイイ! 細い眉毛に目の周り真っ黒は真似できないけど、ジェシカ・チャステインの個性的な顔立ちに合ってる。服装も大胆になって行くのも分かりやすくていい。


感想書くの時間かかったので、上映もう終わっちゃう これはやっぱり男女で見て、感想話し合うのが楽しいと思う。もちろん女性同士、男性同士で見ても楽しいと思うけど。どちらか1本しか見れないなら、個人的にはHERをオススメする。でも、やっぱり両方見て欲しい! HIMにも書いたけど、ジェームズ・マカヴォイ&ジェシカ・チャステイン好きな方是非!


『ラブストーリーズ コナーの涙/エリナーの愛情』Official site

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【art news】「インドの仏」開幕

2015-03-18 20:57:55 | art

【art news】「インドの仏」開幕

「インドの仏」展、いよいよ明日3月17日からです!

 

(*゜ロ゜)ハッ!! お2人!仏像ループタイ!!

 

art newsというかMJ情報でもあるのだけど、尊敬するMJことみうらじゅん氏と、SIこといとうせいこう氏が仏像大使を務める「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」展が3月17日開幕! お2人もテープカットに参加された様子。MJ&SIが使っているのは、MJがプレゼントしたMyテープカットハサミ

 

下記、リンクではお2人がプロデュースしたグッズが紹介されている。先日の「おもしろ仏教講座」(感想はコチラ)でも披露していた、LEDライト仏光(680円)は買おうかな カレー付チケットを買ったので、こちらは食べるの楽しみ♬ いつ行こうかな

 

コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流|日経イベンツガイド

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