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【cinema / DVD】『クロワッサンで朝食を』

2014-08-28 00:00:00 | cinema / DVD
『クロワッサンで朝食を』鑑賞
『クロワッサンで朝食を』鑑賞。ジャンヌ・モローがスゴイ!あれだけ貫いて生きるのは、そりゃ辛かろうと・・・ フリーダと関わるのは厄介だけど、一度深く関わると離れがたいのも分かる気がする。毎日シャネルスーツを着てるのも素敵!アンヌの人も良かった。大人のパリが素敵☆ Posted at 11:18 PM

公開時気になっていたけど、見逃してた・・・ 何度も言うけどシネスイッチ苦手なんだよね・・・ ということで、WOWOWで放送していたので録画。ちょっと温めちゃったけど、見てみた!



ネタバレありです!

「長年介護してきた認知症の母親を亡くしたアンヌ。酒癖の悪い夫とは13年前に離婚し、既に子供たちも独立。そんな中、パリでエストニア出身の老婦人の家政婦を募集しているので、働かないかという話が舞い込んでくる。しかし、フリーダは気難しくて・・・」という話。これは、良かった! 感動って感じでもないし、特別大きな事件が起きるわけでもなく、老婦人フリーダとアンヌの関係も、一山越えたところで終わる。でも、とっても大人な感じで、いかにもヨーロッパ映画だなという気がした。

監督はエストニア出身のイルマル・ラーグ。どうやら、パリ第8、3大学で学んだ経験があり、帰国後も新聞社やテレビ局のパリ特派員として働いていたそうなので、パリは第二の故郷と呼べる場所なのかもしれない。なので、この作品にもいわゆる観光名所というようなところは、エッフェル塔くらいしか出てこない。でも、その普通のパリがなんだかとっても良かった。

冒頭は雪の舞うエストニアの街並みから。バスから中年女性が降りてくる。酔っ払いが声をかけてくるけど無視して歩く。足を滑らせた酔っ払いが転倒。仕方なく抱き起そうとしていると、パトカーが近づいてきて手を貸すと言うけれど、それを断り男性に肩を貸し歩き始める。実はこれは別れた元旦那。玄関先でキスを迫られ慌てて家に入ろうとするも、認知症の母親に締め出されそうになる。なんともトホホな滑り出し・・・ 鼾をかいて眠る母親を静かに見つめる。朝、冷たくなった母親を見つめる目・・・ 後のセリフで「母親が亡くなった時、ホッとした」と語っているけど、そういう部分はあると思う。もちろん悲しいことには違いないけれど、意識のハッキリしている病人を毎日見舞うことだって大変なこと。ましてや認知症の母親を1人で介護しているとなれば、その苦労はいかばかりか・・・ ホッとしてしまうのアンヌを責めることは誰にもできないと思う。

とはいえ、子供たちも独立しているし、離婚して今は独身。1人家にいても特にすることもない。どうやら、以前は介護施設で働ていたけど、母親の介護のために退職したらしい。50代になって1人自由になったものの・・・ という感じがエストニアの冬の街の風景と相まって、じんわりと孤独感が伝わって来る。でも、押しつけがましくはない。そんな時に紹介されたのがパリでの家政婦の話。エストニアってバルト三国だよね? ヨーロッパは地続きなので、日本人のように海を越えてみたいな感覚がないのかもしれないけれど、いきなりパリが就職先ってスゴイな! もちろん、アンヌも即答はできない。どうやら、この仕事フランス語が話せるってことで紹介されているらしいので、そういう面では心配はなかったのでしょうけど・・・ で、娘に電話すると、アッサリ「あら!よかったじゃない!いってらっしゃい」と言われてしまう(笑) まぁねぇ・・・ まだ20代とかならもっと簡単なのでしょうけれど・・・ でも、よく考えれば失うものもないわけだし! ってことで、アンヌはパリに向かう。向かってもらわないと困るしね(笑)

さて、待ち構えていたのは毒舌で気難しい老婦人フリーダ。50年以上前にパリにやって来たエストニア人。旦那さんが残した広いアパルトマンに1人暮らし。恋愛に関してかなり奔放だった様子で、アンヌを雇ったのも40は年下と思われる元愛人。もっとも、未だに彼を恋人と思っているのはフリーダの方で、ステファンの方にはその気はない。ステファンはフリーダの資金援助を受けてカフェを持ったようで、その恩返しの部分も大きいみたいだけれど、やっぱり愛情はあるのだと思う。それはもはや息子のような愛情というか、情のようなものだと思うけれど・・・ そうそう、このステファンがカフェを出してもらったというのは、お金を借りたということではなく、店を買ってもらったということらしい。日本人の感覚からすると、ヒモになって買ってもらったのか・・・って感じなんだけど、お金のためにフリーダに仕えているんじゃないと言いたいがために、あえて強調していたので、きっと文化的にお金持ちの愛人のマダムに、店を出してもらうということは、後ろめたいことではないのかもしれない。その辺りの感じもパトロン文化のあったヨーロッパ的な感じ。

さて、フリーダに話を戻す! アンヌが来た日も背を向けてベッドの上から動かず。最初に受けた引き継ぎは薬棚のカギは渡さないこと! なんでも以前自殺未遂をしたことがあったからだそう・・・ 口が悪くて気難しいというのはステファンが言っていたような気がするけど、どうだったかな? 翌朝、簡単なスープを作って寝室に運ぶと、こんなものは食べられないと見向きもせず、家政婦など必要ないから出ていけと言わんばかりの態度。薬棚のカギをよこせというので、止められているからと答えると罵倒し、解雇されてしまう。初日の朝から(笑) 仕方なくステファンのカフェへ行くと、カウンターの常連客が好奇の目を向けてくる。早くも新しい家政婦とやり合ったなという感じ? そして、アンヌのことも値踏みしているような・・・ 考え過ぎかな?

とりなしに来たステファンとソファに並んで、腕を組んでベタベタに甘える。先に書いてしまったけど、この時点ではアンヌも見ている側もステファンとの関係が分かっていない。当然息子だろうと思っていたのに、この態度でビックリ! フリーダはもう何年もアパルトマンから一歩も出ない生活で、自炊も出来ない。でも、家政婦に居られるのも嫌だと言う。イヤイヤ、どう考えても1人で生活できないのだから、誰かに来てもらわなきゃ無理でしょうと、ステファンも見ている側も思うわけです。見ている側は何というわがままBBAだと思っているわけだけど、ステファンは辛抱強く上記の内容を噛み砕いて言って聞かせる。すると、「あなたが毎日来てくれればいいのに~」と甘えるわけです。困ったね(笑) 男性はゾッとする人もいるかもしれないけれど、女性としてはあらまぁって感じ。もちろん、自分には出来ないし、さすがフランス女は死ぬで恋するのね(o-艸-o)とも思わないのだけど・・・ なんというか、この人はこうやって生きてきたんだなっていうことと、こういう風にしか甘えられないんだなと思っていた。憐れに思うのともまた違うのだけど・・・ 説明が難しいな(笑)

結局、説得されてアンヌを雇うことにする。朝食にはクロワッサンと紅茶しか食べないことをステファンから聞き、翌朝スーパーで買ったクロワッサンを出すと、こんなものはクロワッサンじゃない!と叱られる。パン屋で本物のクロワッサンを買うのだと言われる。フリーダは口うるさいけど、来客もないのに、毎日きちんと化粧して、髪を整え、シャネルを着る人。きちんとしているから口うるさい部分もあるのだということ。一方、アンヌもクロワッサンを裏返して焼き加減を見るような生真面目な人。そういう部分と、やっぱり故郷のエストニアから来た人という安心感があってか、いつの間にかフリーダの心をつかんで行く。この辺りの描き込みが足りないような気もするけれど、2人が仲良くなるのだろうことは分かって見ているわけだから、フリーダのわがままエピソードをそんなに見せなくてもいいかなと思うので、この程度でもいいかな。フリーダが本当にただのワガママなだけな人だったら、ステファンも見捨てていただろうし、見せているほど嫌な人ではないのだと思うし。難しい人であるのは間違いないけれど・・・

アンヌはフリーダが眠った後、一人パリの街を散歩するのが楽しみになっていた。いわゆる観光名所には行けないけれど、近所をぷらぷらと歩く。そんな、普通のパリが素敵。夜の散歩や、買い物の合間などにショーウィンドーを眺める。シャレた服と自分の垢抜けない服装を比べてため息・・・ でも、冒険する気はない。アンヌはそんな女性。でも、適当にまとめただけで、後れ毛だらけだった髪を綺麗にまとめる。それだけで、ずいぶんキレイになる。そういうのがいい。そんな散歩の途中、エストニア教会を発見。エストニアの人たちと交流したいと寄ってみるが、現在はそういう集まりはしていないとのこと。でも、この時対応してくれた老婦人がフリーダのことを知っていた。これは後の伏線。

アンヌにネイルをしてもらい、華やかな気持ちになったのか、2人でオシャレをしてステファンのカフェへ行こうと言い出すフリーダ。外出するのはとっても良いこだと、アンヌも賛成する。洋服を選ぶアンヌは楽しそう。そう、どこへ出かけるかってことも重要だけど、洋服を選んだり、お化粧したりして、オシャレするだけでも楽しいんだよね! フリーダはいつも臨戦態勢できちんとしているけれど、やっぱり外出する気になったのはネイルを新しくしてもらったからなんじゃないかなぁ・・・ この辺りは共同脚本のアニエス・フォーヴルとリーズ・マシュブフによるものかな? フランス人の名前は詳しくないけど、アニエスとリーズなら女性だよね?! 女性ならでわの視点だなと思ったので・・・

アンヌの選んだ服は地味ではあったけれど、フリーダに褒められる。個人的はそんなにピンとこなかったけど、まぁ50代の女性だからね・・・ ただ、コートがダメだと言う。クローゼットの中からバーバリーのトレンチコートを出し、アンヌに着せる。首のストールもカッコよく巻いてあげる。母と娘のよう。いつもシャネルを着ているフリーダがバーバリーのトレンチコートを持っているのは何となく不思議な気もしたけど、このコートはアンヌの生真面目な感じには合っていたと思う。あなたの方が似合うからあげると言ってポーンとくれちゃうけど、このコートも後に重要なアイテムとなる。

ステファンのカフェへ向かう途中も、2人とも華やかな気持ちになってウキウキしているのが分かる。いつもは、ヨロヨロと歩くフリーダが、シャキシャキ歩き出すのがカワイイ。こういうところが憎めないところ(笑) ビックリさせたいから、あなたは後から来てと言って一人でカフェへ。当然、歓迎されて上機嫌。特別なお客として接待してもらうのも、当然という感じ。あの常連客も隣へどうぞという感じ。でも、カフェで恋人のようにステファンに接するフリーダに、とうとうステファンが切り出す。自分にも自分の生活がある、いつもあなたと一緒にいるわけにはいかない。うーん。ステファンとフリーダが恋人(愛人?)だった頃のことは、2人の出会いなどがフリーダから語られるくらいなので、どのくらい続いていたのか不明だけど、少なくともステファンの中では終わったことなんだよね。フリーダの中では終わってないという見方も出来るけれど、それはないんじゃないかな・・・ 少なくとも"恋愛"という絆でつながっているのではないのは分かっているのだと思う。あるとすれば"恋愛"の名残のようなもの・・・ ステファンはアンヌにフリーダが死ぬのを待っているのかと聞かれて、その時には否定するけれど、後に認める。もちろん死んで欲しいわけではないでしょうけれど、重荷であることは事実なんだろうな・・・ それが、カフェでの発言なんだと思う。決して見捨てるという意味ではなく。

フリーダがどこまで考えてカフェに行ったのかは分からない。もちろん、こんな事態になるとは思っていなかったでしょうが、単純にビックリさせてやろうくらいの気持ちだったのか、それとも彼の気持ちをこちらに向かせようという意図があったのか・・・ 個人的には単純にビックリさせてやろうと思って出かけて、ステファンが恋人ごっこに付き合ってくれてたら気が済んだのかなという気もする。ちょっと"女"を味わいたいというか・・・ おそらくステファンもそれは分かって、今までは付き合ってきたけど、いつでも付き合うことは難しいってこと言いたかったのでしょう。カフェは彼の職場だからね。

すっかり落ち込んでしまったフリーダは、それ以来食事を食べなくなってしまう。エストニア料理を作ってみても食べない。困ったアンヌは一計を案じ、エストニア教会の女性に会いに来てもらう。たまたま知り合ってフリーダの話になり、久しぶりに会いに行きたいと言われたという設定。見ている側に種明かしがされているわけではないけど、教会での反応を見ていれば、アンヌの優しいウソなのは分かる。当日、ウキウキと準備をするフリーダ。やって来たのは3人。教会の老婦人と、初老の男性、そして初老の女性。歓迎するフリーダ。でも、初老の男性がアンヌから招かれてと言ってしまう。まぁ、口裏を合わせなかったアンヌの失敗と言えるけれど、こんなこと言わなくてもいいのに無粋な人だな・・・ まぁ、でも事の真相を知って怒り出したフリーダや、彼らの言葉によれば、50年前にフリーダがグループの中の男性と不倫、その夫婦は離婚、それ以来エストニア人グループは壊れてしまったというのだから、彼らからしてみれば来たく来たわけじゃないというのが本音。反省しているのだと思ったから来てみれば、招かれざる客だと言われれば言いたくないことも言ってしまう。それでも、なんとか場を収めようとしていた初老の女性も、耐えきれないと去って行き、お茶会は散々な結果に。50年も前の浮気をまだネチネチ言うような連中だというけれど、不倫の挙句に相手の家庭を壊すって、そういうことなんじゃないのかな?

結果、アンヌは今度こそ解雇される。アンヌ自身ももう無理だと思う。お茶会用にオシャレしていたアンヌは、ヒールのまま荷物を持ってステファンのカフェへ。解雇されたことを告げ、エストニアに帰るつもりだと言う。ステファンも納得するしかない。そして、2人は自然と近づいていき・・・ 2人のそういうシーンはなかったけれど、2人がそうなることは分かった。この場合2人とも恋しているわけではないと思うけど、まぁそういう事ってあるよね(笑) これは自然の流れのような気がした。自分も母親が死ぬのを待ってたって告白したのはここだったっけ? ステファンが告白したのはもっと後だった気がするけれど・・・

カフェを出て、ヒールのままパリの街をさまようアンヌ。寒さと疲れで地下鉄のホームで寝込んでしまうけれど、駅員に起こされ追い出されてしまう。オシャレではないけれど、温かくて歩きやすいブーツに履き替え歩くパリは、憧れのキラキラしたパリでもないし、優しい街でもない。でも、不思議と冷たくもない。空が明るくなって来たころ、どこかで買った焼きたてのクロワッサンで手を温めながら、朝日の中のエッフェル塔を見る。このシーンは好き!

一方のフリーダ。アンヌが出て行った部屋には、例のバーバリーのトレンチコートが残されている。まぁ、普通に考えて持って行けないよね。もちろん持って行けちゃう人もいると思うけど、アンヌは持って行かない。もちろん、遠慮もあるし、フリーダへの当てつけもあるし、プライドの問題もある。そういうのをトレンチコートで表現しているのは好きだった。そして、それをフリーダが抱きしめるシーンもいい。フリーダにはアンヌの気持ちが分かったのでしょう。自分のプライドが傷つけられたことに腹を立てて、アンヌのプライドを傷つけてしまった。フリーダがアンヌに死んだらエストニアの母の隣で眠りたいと語ったシーンがあった。母親の死を知ったのは、亡くなってから1ヶ月も経ってからだった。兄は知らせてくれなかった。それ以来、故郷に帰っていないけれど、エストニアの母墓の隣に埋葬されたいと・・・ 実際そのセリフを聞いていた時より、後からそれがきいてくる・・・ 本当はとっても寂しがりやで、誰よりも人を求めているのに、素直になれず武装してしまう。素直に人の好意に甘えることができないから、ステファンに対していつまでも愛人のように振る舞ってしまう。

結局、大方の予想通りアンヌは戻って来る。アンヌもステファンも、フリーダを放っておけないのは、彼女の本当の寂しさを知っているからだろうし、やっぱり彼女を好きなのでしょう。そして、アンヌも自分の居場所はここだと思ったのだと思う。いずれは帰るかもしれないけれど、今居る場所はエストニアにはない。原題は『Une Estonienne a Paris』(英題:A Lady in Paris)で、"パリのエストニア女性"という意味なので、納得という感じ! 英語はちょっと違うかな? 邦題も違うけど、これはフリーダとアンヌの繋がりの最初のきっかけがクロワッサンなのと、エッフェル塔でクロワッサンを食べるシーンを、『ティファニーで朝食を』にかけているんでしょう。まぁ、『パリのエストニア人』も『巴里のアメリカ人』(原題:An American in Paris)にかけてるのかもしれないけど、『パリのエストニア人』じゃ日本のマダムは見に行かないかも?(笑)

出演者はほぼ3人という感じ。ステファンのパトリック・ピノーは、イケメンではないのに年上の愛人がいたという役に説得力を持たせてしまうのがスゴイ! まぁ、半分冗談だけど、半分本気でホメてます(笑) 傷ついたフリーダを慰めようと、ベッドの隣に寝れば股間を触られたりと、やれやれと思いつつも、そんなフリーダの哀しさが分かっているのが感じられた。アンヌのライネ・マギが良かった! エストニアでは有名な女優さんだそうだけど、出演作を見るのは初めて。元々はダンサーだったそうでビックリ! ずっと母親を介護してきたアンヌは、感情を抑えることが身についている。それは怒りだけでなくて、笑顔も。人のために生きてきたから自分に構う時間がなかった。気づけば50過ぎ。今さら恋をしたり、輝きたいと思っているわけでもない。新しい仕事場はパリという憧れの街ではあるけれど、仕事は結局老婦人の世話でオシャレは必要ない。でも、フリーダから"女"であることを教えられる。でも、大人の女性だから、取り入れるのはオシャレをする部分と、ほんの少し羽目を外すこと。それも分相応に。決して踏み外すことはない。その感じが素晴らしい! そして、何といってもジャンヌ・モロー! もう存在感がスゴイ! 画面に映っていない時でも、フリーダが気になってしまう。撮影時はもう少し若かったと思うけれど、御年85歳。皺も一切隠さない。皺だらけの顔の分厚い唇に、濃い色の口紅をつける。ある時はグロテスクですらあるけれど、やっぱり美しい。ツッパリかえって毒舌で武装したフリーダの傷つきやすさや悲しさ、人恋しいけど素直に甘えられないから、息子のような年齢の元愛人に、いつまでも恋人のように振る舞ってしまう。それは単純に不器用なだけでなくて、憐れな老人であることを見せたくないから。そういうのがしっかり伝わってきた! 素晴らしい

自分が知ってるパリの街はエッフェル塔くらいしか出てこない。普通のパリの街。でも、それが素敵過ぎなくて素敵。フリーダのアパルトマンが素敵! '60年代の手縫いのサンローランのカーテン、ウェッジウッドのティーセット、そしてシャネルの自宅にあったコロマンデル風の屏風! フリーダが身に着けたシャネルの服は、すべてジャンヌ・モローの自前だそう!! 素敵

2人の女性の友情物語と考えると、ちょっと肩すかしかもしれない。表面上はまだそこまで深い関係にはなっていないから。でも、やっぱりこれは2人の女性の物語。友情というのとはちょっと違うのかも・・・ 大人なパリ、大人な映画見たい方おススメ!

『クロワッサンで朝食を』Official site


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【drama】「新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~:Case7 亡霊の夜想曲」

2014-08-25 00:00:00 | drama
「新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~:Case7 亡霊の夜想曲」
「新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~:Case7 亡霊の夜想曲」寮生の女学校の美少女たちが『ピクニック at ハンギング・ロック』みたいやっぱりこのシリーズ好き Posted at 11:56 PM



S1の時にも記事(コチラ)書いたけど、コリン・デクスターによる人気シリーズの主人公、モース警部の新米刑事時代を描いたドラマシリーズ。モース警部シリーズは、「ウッドストック行き最終バス」で初登場以来13作品に渡る人気シリーズ。「主任警部モース」としてドラマ化されており、こちらも人気シリーズ。本国イギリスではあのシャーロック・ホームズをしのぐ人気と言われているのだそう。自身は「ウッドストック行き最終バス」のタイトルは知っていたけど、シリーズは未読でドラマも未見。モース警部のことも知らなかった。なので、今シリーズは全く先入観なしで見ているけれど、逆に知っていたら楽しめる伏線などはあるのかも? ちなみに、S1E1ラストでエンデヴァーが覗いたバックミラーに、後のモース警部の姿が映るシーンがあった。

今シリーズの舞台はサブタイトルの通り1966年のオックスフォード。オックスフォード大学を中退し、刑事となったエンデヴァー・モースが、その明晰な頭脳を上司のサーズデー警部補に見出され、数々の難事件を解決していくという話。1966年当時のオックスフォードの古い街並みや、クラシック音楽やオペラを愛するという主人公の趣味が反映して、とっても品のある作品となっている。イギリスらしい階級社会の問題なども含んでいて、事件もそういう背景があったりするので、少女の惨殺など悲惨な部分があるものの、格調高い感じがして、逆に静かな怒りが湧いて来たりする。主人公のエンデヴァーは労働者階級出身なので、貴族や大学教授などからバカした態度を取られたりするけれど、逆に知識でやり込めたりして、英国ならではの皮肉がきいていたりもする。まぁ、よくは知らないけれど・・・

今回はCase 6と7の2作品を放送。話数は連番になっているけれど、Case 5までがSeason 1だったようで、Case 6、7はSeason 2のEP1、2ということになるらしい。まぁ、別にいいけど・・・(o´ェ`o)ゞ Case 6も鑑賞済みで、こちらも面白かったんだけど、今回とっても好みだったのが「Case 7:亡霊の夜想曲」

全寮制の女学校が舞台。学校は現在夏休み中だけど、家庭の事情で家に帰れない生徒たち9人と、校長先生、女性教師1人が寮に残っていた。女性教師と生徒たちは博物館見学に行くが、閉館後の博物館で老人が殺害される。事件を追ううち、女学校の建物は100年前に一家惨殺事件の起きた場所であることが分かる。以前から1人生き残った少女の霊が現れるという噂があり、その幽霊を見た女子生徒がショパンのノクターンが響く中、行方不明となる・・・ という感じの話。

前述したとおり、舞台となっているのは1966年なので、そんなにクラシカルなわけではないのだけど、制服姿の美少女たちが、湖のほとりに佇んでいる姿は、なんだか『ピクニック at ハンギング・ロック』のような、耽美で危うい雰囲気があってドキドキ まぁ、そういう趣味はありませんが・・・(o´ェ`o)ゞ でも、画的に美しい。

捜査が難航する中、家族にウソをついて家に帰らず、寮に隠れていた女子生徒が、モースたちの目の前で殺される事件が起こる。少女が無残に殺されたことで、モースの怒りに火が付き、その頭脳がフル回転する。クロスワードパズルが好きという設定は、今作では出てこなかったけど、手がかりを繋ぎ合わせるっていう部分では同じなのかも? 博物館で殺された老人が以前弁護士であったこと、紋章の研究と作成をライフワークとしていたこと、少女たちの失踪と幽霊、そして100年前の一家惨殺事件、それらが全て繋がるのがおもしろい!

スマホもパソコンもない時代の地道な捜査と、1966年当時のイギリス文化、そしてオックスフォードの古い街並みが魅力で、それが好きで見ているのだけど、もう一つ好きなコスチューム・プレイの要素も入ってて、今作はホント好き! シリーズの中では一番好きかも?

そうそう、ラストシーンで100年前の事件でたった1人生き残ったシャーロットの写真が写るけど、彼女がダウン症(反転)だったから殺されずに済み、彼女から犯人の情報を得られなかったってことでいいんだよね? 父親が彼女をサナトリウムに入れたのもそれが理由ってことで、いいのかな? ちょっと悲しいラストシーンだったけど・・・

さり気なくモースと隣人の女性、モースとサーズデー警部補の娘の恋愛なんかも散りばめられている。でも、モース警部は生涯独身で、婚外子もないそうなので、結局恋は成就しないってことかな? まぁ、いいけど(笑)

どうやら、このCase 6、7は2014年3、4月にイギリスで放送されたばかりだったらしい! しかも、Case 8の放送も決定 ただし、放送時期は未定だけど・・・ 早く続きが見たい!!

再放送あり!
「新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~」Case 6&7:
2014年9月25日 16:00~ @WOWOWプライム

新米刑事モース~オックスフォード事件簿~|ドラマ|WOWOW


【本日のアガサ】*☆*Happy Birthday*☆*
【本日のアガサ】特別メニュー待ちの顔?今日はアガサの13回目の誕生日? Happy??*???Birthday☆+。:.゚ http://t.co/8V21jUSCKi Posted at 09:39 PM



8月24日はアガサのBD ってことで、いつものカリカリエサだけじゃなく、マグロ&ササミのスペシャルメニューを用意! ってことで、準備待ちのお顔をパチリ 今年で13歳。高齢猫なので健康には気をつけてあげないと・・・ いつまでも、一緒にいて欲しいし!

*☆*Happy Birthday,Agatha*☆*


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Miss Saigon | Broadway Closing Night (January 28, 2001)

2014-08-22 01:52:31 | 【動画】musical
Miss Saigon | Broadway Closing Night (January 28, 2001)



うわー!! 2001年1月28日「ミス・サイゴン」Broadway Closing Nightのフル動画!
キムはLea Salonga!! これスゴイ!!

人の頭が邪魔になったり、画質は酷いけど貴重映像!!
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Miss Saigon..the making pt.2

2014-08-22 01:47:28 | 【動画】musical
Miss Saigon..the making pt.2



で、こちらが続き!

楽しみ
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Miss Saigon..the making pt.1

2014-08-22 01:45:29 | 【動画】musical
Miss Saigon..the making pt.1



うわ! これ以前記事にしてないよね?
Leaさんのオーディション風景だけだったと思うけど・・・

「ミス・サイゴン」ロンドン初演時のメイキング映像!
これはスゴイ貴重!!

じっくり見る!!
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Behind the Mask - The Making of Toronto's Phantom of the Opera

2014-08-22 00:40:22 | 【動画】musical
Behind the Mask - The Making of Toronto's Phantom of the Opera



こんなのオススメされた!

これは? Toronto初演のメイキング映像っぽいけど・・・
となるとPhantomはコルム・ウィルキンソンさんなのかな?

50分くらいあるので、後でじっくり見る!!
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Norm Lewis & Sierra Boggess - The Music of the Night

2014-08-22 00:34:13 | 【動画】musical
Norm Lewis & Sierra Boggess - The Music of the Night



TLに流れてきたので早速視聴!
Sierra & NormさんのMotN!

これはスタジオで撮影したのかな? 動きはあまりない
でも、とってもセクシー!
NormさんのPantomは紳士的でお父さん的かな?

公式がUPしているから、映像がホントに美しいけど、
途中で切れちゃってるのがなぁ・・・

まぁ、プロモ動画だろうから仕方がないけど・・・

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【cinema / DVD】『スタンリーのお弁当箱』

2014-08-19 00:00:00 | cinema / DVD
『スタンリーのお弁当箱』鑑賞
『スタンリーのお弁当箱』冒頭5分にわたる関係者への謝意、道徳観念に問題のある教師など、ちょっとどうなのか?と思う部分もあるし、スタンリーの境遇にどんよりするけど、ワークショップと称して1年かけて撮影したという子供たちが自然で素晴らしい!子供たちとお弁当に救われたか?w Posted at 10:40 PM

公開時気になっていたのだけど、結局見に行かず・・・ シネスイッチ苦手で・・・ ということでWOWOWで放送になったので録画して鑑賞。



ネタバレありです!

「小学校4年生のスタンリーはクラスの人気者。家庭の事情でお弁当を持ってくることができないスタンリーに、友達たちがお弁当を分けてくれる。でも、国語教師のヴァルマー先生から、お弁当を持ってこない者は学校に来るなと言われてしまい・・・」という話。うーん・・・ これはチラシや予告編から感じていたのとは違っていたなぁ(笑) まさかそんな話とは知らなくてビックリ。悪くはないのだけど、これはかなり子供たちの自然な演技に救われた作品だと思う!

まずビックリしたのが冒頭5分間にわたる、各関係者への謝辞。エンドクレジットではよく見かけるけれど、冒頭にこの長さはちょっと・・・ 自身は家で見てたので、上映前の予告編は見てないわけだけど、映画館での予告編に耐えて、さて本編と思っていたのに、延々これを見せられたらかなり辛いと思う。こんな言い方はなんだけれど、映画製作のためにお世話になった人については、見ている側にとっては関係ないわけで・・・ まぁ、観客があまりの感動に、こんな素晴らしい映画を作るために協力してくれてありがとう!という気持ちになることもあるかもしれないけれど、それは見終わってから思うことであって、最初に5分間も見せられるのは苦痛。

スタンリーは話し上手でクラスの人気者。決して豊富とはいえない材料で、クラスのみんなをビックリさせる工作を作ったり、想像力にあふれた少年。英語教師ロージー先生は、そんなスタンリーの才能を見抜き、楽しいエッセイや、先生のお誕生日を祝う詩の朗読に対して、ご褒美としてキャンディーやチョコをくれる優しい先生。でも、他の女性の先生はスタンリーの工作を、地球温暖化というテーマに沿わない無駄な作品だと決めつける。スタンリーは何故かお弁当を持ってこず、売店に買いに行くなどと言っては、外に出て水道で水を飲んで空腹を満たしている。クラスの友達たちが、不審に思ってたずねると、両親は遠くに出掛けているからお弁当が作れないと言う。なら、自分のを食べなよって感じで、自然に分け合う姿がカワイイ。お弁当を分けてくれた友達の中には、クラスでただ一人携帯電話を持っている、お金持ちの家の子もいるのだけど、恵んでやる的な発想は一切ない。

そんな中、国語教師のヴァルマー先生が、お金持ちの生徒のお弁当を執拗に狙ってくる。この先生、どうやらお弁当を持参せず、同僚の先生たちから分けてもらっているらしい。何故、この先生がお弁当を持って来ないのか説明がないので、何か事情があるのか、単に図々しいだけなのか分からないので、かなり困惑する。だって、普通の日本人の感覚からして、生徒のお弁当目当てで、彼らがそれを察知して毎日食べる場所を変えているのに、必死に探してみたり、授業中に昨日はどこでお弁当を食べていたんだ?! 自分が食べに行くと言ったじゃないか!と怒る教師って完全に問題ありでしょう。もちろん、監督ご自身が演じているヴァルマー先生は、この映画の悪役ではあるのだけど、あまりの設定にビックリ。

でも、いくつか他の方のblog記事を拝見していたところ、学校自体はキリスト教なのだけど、どうやらこの先生はヒンドゥー教徒で、ヒンドゥー教には身分が上のものが、下の者に施すことは当然のことという考え方があるそうで、先生が周りの先生たちからお弁当を分けてもらうことに、全く抵抗感がないのはそういう部分があるからなのだそう。なるほど・・・ それにしたって嫌がる生徒たちのお弁当を強引に奪おうとするのは違うと思う。先生が学校中を探し回って、生徒たちを見つけられず、ヴェジタリアンの先生のお弁当しか分けてもらえないというシーンが結構続く。ここはコメディ部分なのでOKなのだけど、とうとう生徒たちを見つけたものの、既に食べ終えていたことに怒り、スタンリーに対して「お弁当を持ってこない者は、学校に来るな!」と言い放ってしまう。何この先生?! 予告編でもこのセリフは見ていて、変なこと言う先生だなと思っていたけど、まさか理由が自分の狙っていたお弁当をスタンリーに食べられたからとは思わなかった・・・┐(´д`)┌ まぁ、でも子供向けに分かりやすいキャラなのかも?翌日からスタンリーは学校に現れなくなる。生徒たちから睨まれるようになって、ヴァルマー先生は罪悪感に苛まれていく。同僚の先生方の目も冷たい。ロージー先生の一言も心に刺さる。



一方、地域の学校から歌と踊りが上手な生徒を選抜し、ショーを披露しようという企画が持ち上がる。学校でもオーディションが行われるが、スタンリーが一番上手いと考えた友達たちは、彼に連絡を取ろうとするけど、家も知らないことに気づく。何とか家を出たものの学校に行けずにいるスタンリーを探し出し、企画のことを話す。選抜された生徒たちが集められた場所に向かい、歌と踊りを披露し出演できることになる。スタンリーは、ヴァルマー先生の前にお弁当を持って現れ、「これが僕のお弁当です。学校に来てもいいですか?」と尋ねる。無垢な彼を傷つけ、苦しめていたことに気づいたヴァルマー先生は、スタンリーに詫びの手紙を残して去っていくヴァルマー先生の後姿が、やけにシリアスに描かれる。ここには身分が低いことに逆に甘え、施しを受けて当然と思っていたことの、浅ましさに気づいたのではないかということなのだけど、その部分はある程度予備知識がないと分からないなぁ・・・ まぁでも、そういう宗教的な階級意識などがなくても、単純に大人が子供にする行動ではないわけで、子供向けなのであれば、この程度の悪人で、この程度の反省でOKなのかも?

さて、ロージー先生と婚約者、校長先生なども見守る中、スタンリーが出演したショーは大成功に終わる。ロージー先生は彼の踊りと歌を褒め、車で送ると言うけれどスタンリーは家族が迎えに来ているからと断る。両親が遠くに行っているというスタンリーの言葉が嘘であることは、見ている側は気づいているし、何かしら事情があるのも分かっているけど、何なのかが分からない・・・ そんなスタンリーに校長先生が声をかける、校長先生の車に乗るスタンリー。校長先生はどうやら事情を知っているらしい。スタンリーが帰ったのは小さな食堂。そこの店主に殴られる。彼は叔父で厄介者のスタンリーを引き取ってやったのだから、店を手伝うのが当然なのに、どこに行っていたのだと怒っている。実はスタンリーの両親は事故で亡くなっていたのだった。叔父は引き取って学校には通わせてくれているので、虐待とまではいえないのかもしれないけれど、まだ小学4年生のスタンリーが、夜遅くまで働かされていることは事実で、しかもお弁当も持たせてはもらえない。チラリと前半に現れた従業員の青年(兄?)が、残り物を詰めてお弁当を作ってくれることになったのだった。彼と一緒に厨房に布団を敷いて眠るスタンリーの境遇は、日本人からしたら悲惨なもので、それこそ虐待だと思うのだけど、両親に祈りを捧げて眠るスタンリーの姿に悲壮感はない。叔父に殴られた時も、楽しかったからいいんだと受け入れる。きっと両親は彼を愛して育てたのでしょう。その思い出でスタンリーは現実を受け入れて、幸せを感じられるのだと思う。

学校にお弁当を持参して、これはママが作ってくれたんだと、残り物のお弁当を友達や先生に振る舞う姿が健気で泣ける・・・ 前半で友達たち乞われて語っていた冒険譚も、スタンリーの作り話なのでしょう。スタンリーを嘘つきと思うか、想像力の豊かな少年と取るかは人それぞれだと思うけれど、悲惨な状況を想像力で補うことも生きていくすべであり、強さでもあるのだと思う。自身はこのスタンリーの想像力がとっても好きだった。生徒たちはともかく、先生たちがスタンリーの家庭の状況を把握していないのはどうなのか?とはちょっと思うけれど・・・

どうやら、この映画は労働させられている子供たちの問題を取り上げるという主旨があったようで、その割スタンリーが労働させられているシーンはほとんどなく、エンドクレジットで紹介されるだけなので、ちょっと拍子抜けというか、きょとんとしてしまった。まぁ、悲惨な場面を見たいわけではないし、文章だけでも伝わるものは伝わったのだけど・・・ どうやら生徒役の子供たちは学校が休みの土曜日のみ集まって撮影したそうで、撮影のために学校を休むことはなかったのだそう。ワークショップだと説明し、カメラはあったけれど小型カメラだったため、子供たちは映画に出演しているとは知らなかったのだそう。だから演技がとっても自然! 実際のインドの学校はみんなこんな感じなのか、この学校がミッション系の学校だからなのかは不明だけど、そこには差別とかいじめのようなものは感じられない。ケンカといっても左利きのスタンリーの肘が、右利きの隣の席の子に当たってしまい、自分の席の領地争いになるという微笑ましさ。この問題もヴァルマー先生や、キリキリした女性の先生は、2人を叱りつけて終わりだけど、ロージー先生はスタンリーが左利きなのに気づき、隣の子と席を変えて解決する。想像力を働かせれば分かること。そういう、細かいメッセージはとってもいいと思った。

ロージー先生役のディヴィヤ・ダッタは優しいロージー先生を好演。ロージー先生に救われたのはスタンリーだけじゃない。でも、彼女の想像力を持ってしても、スタンリーが抱えている問題には気づかなかった・・・ ヴァルマー先生を演じていたのは監督のアモール・グプテ。何故この役をこんな設定にしたのかは謎だけど、悪役を好演していたと思う(笑) スタンリー役のパルソーくんがカワイイ! 大きな瞳がキラキラしてて、想像力豊かで、何を言っても答えが返って来る彼を、生意気だと感じる人もいるかも?事実ヴァルマー先生や、キリキリした女性教師はそう思っていたみたいだし。でも、想像力豊かな彼の話の裏の、彼の事情を知った時、とっても健気で泣きそうになる。とっても好演していたパルソーくん、実は監督の息子ちゃんだそう。なるほど! ワークショップだと思って出ていたパルソーくんをはじめとした子供たちは、ヴァルマー先生役の監督のことを嫌いになってしまったそうで、それらがとっても自然で見いて微笑ましいし、とってもカワイイ。変に演技をさせないのは良かったと思う。

ということで、冒頭の謝辞の是非、インド文化に詳しくないと理解が難しいキャラ設定、エンドロールにならないと伝わらない主旨など、ツッコミどころ満載ではあるものの、とにかく子供たちのキラキラした瞳が印象的でカワイイ作品。

スタンリーや子供たちの歌と踊りはあるものの、いわゆる歌って踊ってのないインド映画。でも、とってもインドらしい映画な気がする。インドの子供たちのキラキラした映画が見たい方おススメ!

そうそう! 一言もセリフのないロージー先生の婚約者が、すごいイケメンだった

『スタンリーのお弁当箱』Official site

http://twitter.com/maru_a_gogo



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【動画】シエラ・ボーゲス Vlog Daae Days:Episode 7: Club Christine, Part 2

2014-08-18 23:58:10 | 【動画】SierraBoggess

【動画】シエラ・ボーゲス Vlog Daae Days:Episode 7: Club Christine, Part 2

 

 

こっちはあった!! EP7 Club Christine, Part 2! 

 


前回とはメンバーが変わってる! 今回の方が多いかな?  でも、まだまだ全員じゃないよねきっと・・・



これ34分以上あるので、まだ全部見れてないので、後でちゃんと見る!!

 

ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

Daae Days: Backstage at "Phantom" with Sierra Boggess, Episode 7: Club Christine, Part 2





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【動画】シエラ・ボーゲス Vlog Daae Days:, Episode 6: Super Soul Sunday

2014-08-18 23:52:55 | 【動画】SierraBoggess

【動画】シエラ・ボーゲス Vlog Daae Days:, Episode 6: Super Soul Sunday

 

 

Daae Days: Backstage at The Phantom of the Opera with Sierra Boggess, Episode 6: Super Soul Sunday

ずっとUPを待ってたんだけど、全然探せなかった


YouTubeでタイトル入れて検索しても、出てこないので仕方がないから、Braodway.comの動画からリンク貼っておく!

Daae Days: Backstage at The Phantom of the Opera with Sierra Boggess, Episode 6: Super Soul Sunday

 

動画UPされたので貼っておきます!( ・Θ・)ゞピヨッ





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