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【Googleのロゴ】セルゲイ・ディアギレフ生誕145周年

2017-03-31 00:23:54 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



セルゲイ・ディアギレフ生誕145周年

バレエ・リュスの人だよね? 知ってるようでよく知らない。

ってことで、毎度のWikipediaによりますと・・・


セルゲイ・ディアギレフ(Серге́й Па́влович Дя́гилев)は、ロシアの芸術プロデューサー

美術雑誌『芸術世界』の発起人や、バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の創設者として名高く、

数多くのバレエダンサーや振付家を育成するとともに、

当時の名だたる作曲家に歴史に残るバレエ音楽の傑作を依嘱した。

 

とのことで・・・

生い立ちと『芸術世界』、ロシア音楽演奏会などの項目もあるのだけど、

結構長いので割愛して、バレエ・リュスについて書かれた項目から

 

1911年、2度のバレエ公演を成功させたディアギレフは、借り物ではない、

常設のバレエ団バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)を結成した。

バレエ・リュスでのディアギレフは「天才を見つける天才」ぶりを発揮して多くの芸術家を動員し、

「総合芸術としてのバレエ」という、これまでになかった芸術スタイルを確立した。


ミハイル・フォーキンヴァーツラフ・ニジンスキーレオニード・マシーン

ブロニスラヴァ・ニジンスカジョージ・バランシンらが独創的な振付けを行い、

『火の鳥』以後、『ペトルーシュカ』(1911年)、『春の祭典』(1913年)、

プルチネルラ』(1920年)、『結婚』(1923年)などを作曲したストラヴィンスキーの他、

ラヴェル(『ダフニスとクロエ』、1912年)、ドビュッシー(『遊戯』、1913年)、

プロコフィエフ(『道化師』、1920年、『鋼鉄の歩み』、1925年)、サティ(『パラード』、1917年)、

 レスピーギ(『風変わりな店』、1918年)、 プーランク(『牝鹿』、1923年)など、

多くの作曲家がディアギレフの委嘱に応じてバレエ音楽を作曲し、

ピカソマティスローランサンミロなどの画家が舞台美術を手がけた。

また、ミシア・セールをはじめとするパリ社交界のパトロンたちや、

ココ・シャネルはバレエ・リュスの活動を金銭的に援助した。


1929年、ディアギレフはシーズンが終わった7月から8月にかけて、

若き作曲家イーゴリ・マルケヴィチを連れてドイツやスイスを旅するが、

その後、持病の糖尿病が悪化して8月19日ヴェネツィアで客死しサン・ミケーレ島の近辺に埋葬された。

世界恐慌が起こる二ヶ月前のことであった。

バレエ・リュスは、ディアギレフの死によって解散したが、

その団員からはバランシンらのように、ロシアのクラシック・バレエの伝統を米国英国に移植した者や、

バレエ教師セルジュ・リファールのように、パリ・オペラ座で復活を遂げた者を輩出した。

 

とのことで、これはホントにスゴイ集団だったのね~

見たかった。*✧ヾ(。>ㇸ<。)ノ゙✧*。

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

 

С днём рождения!


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【動画】宇野昌磨選手 世界選手権 2017 SP

2017-03-30 23:41:31 | 【動画】ShomaUno

⛸【動画】宇野昌磨選手 世界選手権 2017 SP⛸

 

 

ヘルシンキで開催中の世界選手権。宇野昌磨選手のSP。時差ボケが酷い昌磨選手。今回は調整万全だったのか素晴らしい演技! 4Fは若干のこらえた感があったものの、4T-3Tをきれいに着氷。そして後半イーグルから3Aを跳び、ただちにクリムキンイーグルを実施するという難しい構成も完璧 なにより音のとらえ方が完璧で、スケーティングも滑らか。素晴らしい演技だった!

 

104.86とPB更新と同時に世界歴代3位の高得点をマーク。直後にハビエル・フェルナンデス選手に抜かれるまでは世界歴代2位だった。フェルナンデス選手に5点差をつけられてしまったけれど、SP終わって2位! FSも高難度プログラムだけど、この調子で頑張って欲しい!

 

Shoma Uno SP 2017

衣装変わったね?

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【Googleのロゴ】ハッサン・ファトヒー 生誕117周年

2017-03-23 00:32:04 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



ハッサン・ファトヒー 生誕117周年

すみません🙇 どなたでしょう?


毎度のWikipediaは日本語版がないので、英語版を翻訳かけてみた!


ハッサン・ファシーHassan Fathy、 1900-1989、アラビア語حسنفتحي)は、

エジプトで建築するための適切な技術を開拓した著名なエジプトの建築家であり、

特に西洋の建築デザインやレイアウトとは対照的に、

アドビと伝統の再確立に取り組んでいます。

Fathyは1980年に建築家アガ・カーン会長賞を受賞しました


とのことで・・・


ハッサン・ファシー(Hassan Fathy)は、

国際的な三言語の教授 - 技術者 - 建築家、アマチュアミュージシャン、劇作家、発明家であった。

1930年に美術大学で教鞭を始め、1930年代後半に最初のアドビッド建築を設計しました。


Fathyは、建設中の彼の介入のための国際批評家の称賛を得てKurnaに位置し、

ルクソール移住するために構築されたの西岸、墓強盗で運転王家の谷王妃の谷を


1969年にボストンで開催された米国科学振興協会(AMA)で最初の主要な国際的な地位を築き

建築専門職の重要なメンバーとして、毎年複数回の旅を終えました。


1980年にバルザン賞を受賞し、建築と都市計画と権利生活賞を受賞しました

彼はいくつかの政府職を務め、1989年にカイロで死亡した。


とのことで、若干日本語がおかしい点もあるけど、

翻訳頑張っているほうじゃないか? めちゃくちゃな翻訳あるものね


検索画面のロゴはこんな感じ


عيد ميلاد سعيد

 

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【Googleのロゴ】春分の日 2017

2017-03-20 23:18:45 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなのとに!



春分の日 2017

毎年書いている気がするけど、一応毎度のWikipediaから!


春分の日(しゅんぶんのひ)は、日本国民の祝日の一つであり、

春分日(天文観測により春分が起こるとされる日)が選定される。

通例、3月20日から3月21日ごろのいずれか1日。

 

しばしば、「昼と夜の長さが同じになる。」といわれるが、実際は昼の方が長い。

詳細は春分を参照のこと。

また、本項において、国民の祝日となる日を「春分の日」、

天文学上の春分が生じる日を「春分日」と区別する。

 

とのことで・・・

 

「春分の日」は、日本国民の祝日の一つである。

1948年(昭和23年)に公布・施行された国民の祝日に関する法律

(祝日法、昭和23年法律第178号)によって制定された。

祝日法第2条では「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」ことを趣旨としている。

 

だそうで、日付は・・・

 

「春分の日」の具体的日付は、たいてい3月20日から3月21日ごろのいずれか1日となる。

祝日法の上では「春分の日 春分日」つまり同法上の「春分の日」を

「春分日」とすることのみが規定され、日付は固定されていない。

実際の各年の「春分の日」は、

国立天文台が作成する『暦象年表』という小冊子に基づき閣議において決定され、

決定する日の前年2月第1平日付の官報で暦要項として公告される。

 

閣議で決まっているのね なるほど~

 

毎日日付変わったタイミングでロゴチェックしてるけど、

今日の0時の段階では変わってなかったような?(o゚ェ゚o)

まぁカワイイからいいか!

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

 


よい春分の日を~

残り30分くらいだけど


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【cinema】『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』

2017-03-20 18:14:52 | cinema

2017.3.17 『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』@TOHOシネマズ日劇

 

2014年9月、ウエストエンドのプリンス・エドワード劇場で上演された「ミス・サイゴン」の25周年記念公演。そのライブ録画を収めたDVD版の上映ということなのかな? イギリスではかなり前に発売になっていたよね? 何故このタイミングで日本で公開なんだろう?(o゚ェ゚o) 日本版が発売されるのかな? 最近ホントにTwitterとか見れてないので、情報が全然入らない たまたま3月10日にTOHOシネマズのアプリ見てて公開を知った。だけど終映が遅くて断念。そしたら3月17日には18:15~21:35になってた! これは行くしか!ってことで行ってきた~

 

 

本来ならばちゃんと記事を書きたいところだけど、昨年東宝版を見てキッチリ感想書いたので(記事はコチラ)、作品としての感想は割愛ってことで、感想tweetを埋め込んで、それに補足するような形にしようかと思う。イヤ、映画の感想記事書きかけ1本と、未着手1本あって、さらに21日に試写会で『ムーンライト』見る予定なので、長文感想は無理💦 まぁ、どうでもいいとは思うけれど、一応断り書きとして書いておく

 

 

 

前述したとおり全く予備知識なく見たので、『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』のようにライブ録画をそのままの状態で上映するのかと思っていたら、どうやらこれはDVD版の上映なのかな? パフォーマンス自体は2014年9月に上演された公演のようで、最初に客席の映像から始まるけど、離れた場所で演じている2人が画面上に同時に映ったりするので、編集されているということなのでしょう。映像が編集されているならば、音声も編集されていると思われる。そういう意味ではライブ感はある程度損なわれてしまっているかもしれない。でも、アップ多用されていて、劇場で見ていたらオペラグラスを使っても見えないような役者たちの表情が見えたりするのは貴重だし、やっぱりリアルだった。字幕は岩谷時子さんの東宝版歌詞となっている。

 

とにかくオープニングの「火がついたサイゴン」からスゴイ! 女の子たちの踊りのキレがスゴイし、GIたちもよりアグレッシブというか、より直接的と言うか、えげつないというか上手く言えないな よりストレートでエモーショナル。だけどやり過ぎている感じはしない。とにかく全員上手くて、どんな小さな役でもアラ~💦ってなっちゃう人がいない。

 

一番感じたことはtweetにもあるとおり、この作品については白人が白人役を演じることは重要だなと思った。ジョン役は黒人のヒュー・メイナードが演じているので当てはまらないけど、要するに非アジア人の役を非アジア人が演じて、アジア人役をアジア人が演じることが重要ってこと。東宝版もみな上手いし好きなのだけど、日本人がGIやエレンも演じているので、この作品のテーマの1つである人種問題がボヤけてしまう。もちろんちゃんと伝わっているのだけど、より明確に感じられた。それは自分がアジア人女性として欧米人を見ているフィルターがあるからかもしれない。白人たちはこういう風にアジア人を見ているのねっていう感じが、「火がついたサイゴン」からビシビシ伝わって来る感じ。

 

tweetでは字数の問題でクリスのダメさって書いちゃってるけど、ダメさというか弱さというか。この部分については東宝版の感想にも書いたのだけど、クリスがバンコクのホテルでエレンに語る"アメリカ人ならやれるはずだった"という一言に尽きるのかなと。アメリカ人ならやれるはずで、やれなきゃならなかったのかなと。クリスは国のために戦っているはずだったのに、反戦運動などで英雄どころか白い目で見られてしまい、逃げるように戦場に戻って来た。でも、そこでも自分を見いだせないでいた。そこに現れたキムに光を見てしまった。その根底にはやっぱり女性蔑視やアジア人蔑視があるのでしょう。もちろん本人は全く意識していないと思うし、自分より弱い存在を守りたいと考えたことを、女性蔑視でアジア人蔑視だと言ってしまうのは酷かもしれない。でも、要するにそういうことが、白人のアリスター・ブラマーが演じることでよりリアルに感じられたということ。そして下のtweetにも書いたのだけど、アリスター上手いのでクリスがダメダメな人にはなっていない。まぁ、ダメだけど

 

 

キムのエバ・ノブルザダが可憐でキムにピッタリ。以前、初演時のメイキング映像的なものをYouTubeで見たけど、キム役には歌や演技の上手さはもちろん、可憐な容姿も必要だと製作者たちが語っていた。なぜなら、クリスが一目で恋に落ちるのだからと。たしかにそうだと思う。ドリームランドに来たのは17歳で、エンジニアが言う通り生娘だったのでしょう。掃き溜めに鶴というか、身に着けているアオザイのように真っ白。その真っ白な感じがエバにもあったと思う。東宝版の感想にも書いたけれど、キムが生きるためにトゥイと一緒に行けるような人ならばあんなことにはならなかったわけで、自分の思いを貫く意志の強さもなくてはいけない。そしてそれが意固地な感じになってもいけない。その辺りを上手く表現していたと思う。声が美しく可憐なのに力強く、でも歌い上げてもやり過ぎな感じがしない。全編通じてとても良かったと思う。キム最大の見せ場「命をあげよう」がとても心に響いた。

 

 

主演3人以外にとても良かったのがトゥイのホン・グァンホとジジのレイシェル・アン・ゴー。レイシェル・アン・ゴーは見せ場である「我が心の夢」がとっても良かった。とっても喉が強い。ドリームランドで働く女性たちの心の叫びを力強く歌っていて、その中に悲しさを感じさせた。下のtweetに書いているけど、ボブのウイッグをつけているので、DESIREの時の中森明菜様に見えてしまって

 

そしてトゥイのホン・グァンホ。ベトナム人の役だけど、そもそも今作は「蝶々夫人」がベースだから、キムにしてもトゥイにしても日本人的な部分が入っているかなと思う。まぁ「蝶々夫人」にしても今作にしても白人から見たアジア人なので、その解釈も実際とは違っていると思うけど。で、その役を韓国人のホン・グァンホが演じている。どのくらいご本人の解釈というか視点が入っているのかは分からないけど、とにかく今回一番泣いたのは、「クークープリンセス」から「トゥイの死」まで。東宝版の記事にも書いたけど、ちょっと狂気を感じさせるトゥイが好きなので、そういう意味ではホン・グァンホのトゥイは違うかも。もっと純粋な感じ。最初に上手いと思ったのはタムを見た時の表情とリアクション。ただ驚愕というのではなくて、絶望が感じられた。キムを取り戻したいと思っても、彼女の子供を受け入れることはきっとトゥイには出来ないと思う。ベトコンとして戦っていた相手の息子だし、彼にとっては美しい婚約者の穢れだと思うので。そういうことが全部納得できる表情。そして、その後の目を覆うような仕草もリアル。そして、次に好きだったのがタムを殺そうとしているところ。タムの小さな頭を掴み、ナイフを振り上げているのだけど、自分にはできないというように目をつぶり泣いている。そうだよね。敵を殺してきたと思うけれど、何の罪もない子供を殺すことは心が痛むでしょう。この演技はホントに素晴らしい

 

そして、今作の主役エンジニアのジョン・ジョン・ブリオネスが素晴らしい! 今まで見たエンジニアは2人。市村正親と筧利夫。2人とも素晴らしかったし、それぞれ個性があった。役者の数だけエンジニア像があると思う。自分は東宝版しか見たことがなく、今作が初めて海外版の「ミス・サイゴン」だった。なので、非アジア人が非アジア人の役を演じ、アジア人の役をアジア人が演じているバージョンは初見。前述したとおり今作ではそこが重要だと思ってて、その意味でこのエンジニアがとってもアジア人のしたたかさを体現してた気がした。あくまで個人的な意見だけど、前述したとおりキムとトゥイには日本人的な部分があるように感じていて、東南アジア的なイメージではなかった。まぁ、ザックリとした東南アジア観ではあるのだけど、エンジニアには東南アジア的なしたたかさを感じた。したたかだけど、どこか切なさや哀しさを感じる。インド系でも中東系でもないアジア人のしたたかさ。でも、いわゆる東南アジアのちゃっかりだけではなく、後半で語られる彼の生い立ちからくる哀しさ。ここから抜け出したいという思い。それらが全て詰まった「アメリカン・ドリーム」が素晴らしい

 

うーん。楽曲は文句なく美しいし、本物のヘリコプター🚁も登場するなどエンターテインメント性もある。この作品自体は好きだと思う。悲劇で終わるラストも、今作の終わりとしてはアリだと思う。でも、やっぱり納得はできないし、いろいろ乱暴な気がする。バンコクでクリスとキムがすれ違う部分も雑な気がするし、クリスとエレンがタムのことについて急にバンコクで結論を出すのも雑。そして、話し合いすらせずに自ら命を絶ってしまうキムの行動は乱暴過ぎる。どんな結論になろうとも、命を絶ってしまってはダメだと思う。タムのためにもキムは生きていて欲しかった。それが親の責任だと思う。自分は親になったことがないから、自分の命をあげようと思う気持ちが本当には理解できていないと思う。自分の命を犠牲にして子供を救う場面もあると思う。でも、タムにとってのその場面はここじゃないと思う。 でも、重複するけどミュージカル作品としての終わり方の1つとしてアリだとは思うし、今作の終わりはこれでいいのかなとも思う。問題提起として。あと、東宝版ではタムを引き寄せるだけだったエレンが、25周年版では抱き上げていて、それがとっても救いになった。そのタムの姿により泣けた。クリスとエレンがタムを養子に迎えてくれるかは分からないけど、2人の姿には希望が持てた。

 

 

 

2個目のtweetにもあるとおり、感動してたのに余韻もなく"スペシャルフィナーレまで10分"の表示。周りでも笑いが起きていたけど、一気に涙が引っ込んでしまった😵 長尺なのでトイレ休憩なのでしょうし、ありがたいことではあるのだけど

 

さて、スペシャルフィナーレはオリジナルキムのレア・サロンガ登場で始まる。「This Is The Hour」をアカペラで歌い、キャストたちが登場。盛り上がる。レア・サロンガとレイシェル・アン・ゴーの「我が心の夢」の歌唱対決みたいな感じもよかったし、オリジナルクリスのサイモン・ボウマン、25周年キム&クリスと共演した「世界が終わる夜のように」もとっても良かった。


でも、全てを持って行ったのはオリジナルエンジニアのジョナサン・プライス! シクロに乗って登場。広げていた新聞をどけるとジョナサン・プライスという演出に観客のボルテージも上がる。途中からジョン・ジョン・ブリオネスも登場したけど、ほぼ1人で「アメリカン・ドリーム」を歌う。"ハゲも毛がボーボー"の部分では、それはウソと自身の薄めの頭髪をネタにして笑わせる。激しい動きはしないし、動きにキレはないけれど、69歳軽いステップはこなす。歌唱も良かった! さすがだなと思った。"ポンとシャンパン"の部分では、事前に配られたと思われるシャンパングラスを掲げる観客たち。粋な演出。

 

「アメリカン・ドリーム」のラストでキャデラックに乗ってアラン・ブーブリル、クロード=ミッシェル・シェーンベルクの作詞&作曲コンビと、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュが登場! サー・キャメロンあいかわらずうれしそうだった しかし、ホントにサー・キャメロンの敏腕ぶりはスゴイわ! それぞれからコメントがありつつ、サー・キャメロンがしめくくり、最後は皆さんが歌う番ですとのお言葉で、Happy Birthdayの大合唱。素敵✨ このスペシャルフィナーレは良かった。

 

上映期間がいつまでなのか分からないのだけど、とりあえずスケジュールの出ている3月23日までは、TOHOシネマズ日劇で上映されているらしい。3時間超と長いけど18:15~21:35なので翌日に響かないと思われる。迷っている方は是非見て欲しい! Happyな気分になれる作品ではないので、オススメしにくい部分もあるのだけど、とにかくキャストたちの歌と演技が素晴らしいので、これは見て損はないと思う!

 

『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』Official site

 

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【art】「並河靖之七宝展 明治七宝の誘惑-透明な黒の感性」

2017-03-19 01:43:46 | art

【art】「並河靖之七宝展 明治七宝の誘惑ー透明な黒の感性」

 

 



見たいと思っていた並河靖之七宝展。ポカポカ陽気のこの日、やっと行ってきた~ 庭園美術館に行くのも久しぶり 

 

 


並河靖之(Wikipedia)というのは明治期の七宝家。もともとは武家の出身。並河家の養子となり家督を継ぎ、久邇宮朝彦親王に仕えたのだそう。後に久邇宮家を辞して七宝家に専念したそうだけれど、久邇宮親王がパトロンだったりしたのかな? まぁ詳しくはWikipediaで!

 

工房を構えていたので、全て1人で製作していたわけではないのでしょうけれど、とにかくそのデザイン力の高さに驚く。下絵も展示されていたけれど、これも緻密。そして繊細でありながら大胆。どの作品もデザインが素晴らしい とにかく全作品が超絶技巧で素晴らしく、感想tweetにつきるという感じなのだけど、それではあんまりなので、特に心に残った作品をいくつか紹介しておこうと思う。

 

「桜花蝶文皿」の蝶がまるでアナスイのデザインのよう。時代的に逆なのだけど、何が言いたいかというと全く古くないってこと! 100年以上前のデザインなわけだからね! 地の色もエメラルドグリーンとうぐいす色の中間ぐらいの何とも言えない色で素敵だった。残念ながら画像が見つからなかった

 

 

「花鳥図飾壷」は桜の花びらが細かい! 蓋や口、そして底の部分にも細かい模様が描かれていて、これはホントに超絶技巧! これ有線七宝あだからね! まぁ、詳しくはWikipediaで見ていただきたいのだけど、ここで有線七宝ついて少しだけ書いておく。下地を作った上に、下絵をうつして、そこに植線していく。会場で見た映像展示によると、現在使用している線は1.2cmだそうだけれど、並河靖之が使用していたのは0.5cm! 植線した中に釉薬を面相筆で入れ込んでいく。この釉薬はガラス質のもので、現在では粒状のものが使用されているそうだけれど、並河は繊維が感じられないくらい粉にして使用していたとのこと。なので、この繊細な色合いが出せたのでしょうし、細かい絵付けも出来たのでしょう。その後、焼成を行う。並河が使用した0.5cmの線では何度も焼くことができなかったので、色の出し方に苦労していたようだとのこと。そして最後に砥石で磨く。という工程を経るらしい。並河と言えばの黒。この黒は深みを出すために紫や濃紺など様々な色を混ぜて作りだしているとのこと。で、長々書きましたが、この細かさで植線したのかと驚いたわけです! 

 


そしてポスターにもなっている「藤草花文花瓶」のデザインが素敵✨ 藤が好きなようで度々描いていたけれど、この作品が一番藤メインだったかも。十分細かい細工がされているのに、他の作品に比べるとシンプルに感じる。シンプルというのはちょっと違うな。シックというか・・・ これも地の黒が素晴らしい。tweetにも書いたけど、漆黒という感じ。展覧会のサブタイトルにもあるとおり"透明な黒"とにかく、こんなに深く透明で美しい黒見たことない。そして、その黒があるからこそ、細かく淡い藤の花が生きてくる。

 

アナスイを引き合いに出したりしたけれど、ホントに今見ても全く古くない! どれも素晴らしいデザイン。日本的な柄を描いていながら、どこか西洋的というかアールヌーボーっぽい。その辺りが外国人に愛された理由かもしれない。現在では再現できないという超絶技巧! しかもどれも思っていたより全然小さい。多くは20cm程度の作品。その中に宇宙を感じる。これは是非是非見て欲しい展覧会! 半分は新館での展示だけれど、半分はアールデコの館での展示なので、これがまた素晴らしいハーモニー。これは庭園美術館で見ることに意味がある。

 

そして!

 

数に限りがあるのだけど、ヴィクセンの単眼鏡を無料貸出している! ただし、住所、氏名、電話番号を記入し、運転免許証などの身分証が必要。2人以上の場合は代表者が記載すればOK。とにかく細かいのでこれは絶対借りることをオススメする! そしてこの単眼鏡「ミュシャ展」にあわせて購入する予定だった。軽いし小さいし使い勝手も良いのでコレ買う👍

 

 

 

 

 

 

 

 

庭園美術館に行ったの久しぶり。新館できたのは知ってたけど、今回初めて。以前はミュージアムショップとかカフェがあったところだよね? とてもキレイで見やすかった。でも、やっぱりアールデコの館が素敵✨ 今回は2階展示はなかったので行かなかったけれど、2階も素敵なんだよね~

 

展示内容によっては撮影OKな時があって、以前のブログで記事にしているハズなんだけど、記事探せるかな~ 見つけたらリンク貼っておく

 

 

 

 

 

 

お花もキレイだった。お花好きだけど詳しくないから名前は分からない。一番上は椿? 一番下はスズランの一種だそうで葉に毒があるのだそう💦 庭園美術館なのでお庭もキレイなのだけど、この日は母親と一緒だったので断念。

 

とにかくオススメ! この超絶技巧は絶対見て!!

 

並河靖之七宝展 明治七宝の誘惑ー透明な黒の感性:2017年1月14日~4月9日 東京都庭園美術館

東京都庭園美術館|並河靖之七宝展 明治七宝の誘惑ー透明な黒の感性

 

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【Googleのロゴ】セントパトリックデー 2017

2017-03-17 00:50:38 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



セントパトリックデー 2017

アイルランドのお祭りだったっけ?

毎度のWikipediaによりますと・・・


聖パトリックの祝日(せいパトリックのしゅくじつ、St Patrick's Day、セントパトリックス・デー)は、

アイルランドキリスト教を広めた聖人聖パトリック命日3月17日

カトリックにおける祭日であり、アイルランド共和国の祝祭日

シャムロックを服につけたり、ミサに行ったりする。

アイルランドでは何世紀も前からこの日を祝う伝統が受け継がれてきたが正式に1903年より祝日となり、

イギリスから独立後徐々に祭礼日として成長した。

1996年には政府が主体となってダブリンで5日間の盛大なフェスティバルとなり

パレードやその他の行事が行われるようになった。


とのことで、日本でも・・・


日本でも「アイルランドを一般の方にもっと知ってもらおう!」を主旨に、

アイリッシュ・ネットワーク・ジャパンにより

1992年からセント・パトリックス・デイ・パレードが開催されている。

東京では原宿表参道をアイルランドのシンボルカラーのグリーンや

シンボルの三つ葉のクローバーデザインの衣装、小物を身につけた約1,000名がパレードする。


とのことで、なんと!


また、アイリッシュパブではこの日に合わせて特別なプロモーションを行うところが多く、

アイルランドのギネスアイリッシュ・ウイスキーが特価販売されることもある。


ギネス飲みたい!🍻


検索画面のロゴはこんな感じ


Happy St Patrick's Day

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【Googleのロゴ】ホーリー祭 2017

2017-03-13 00:26:29 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



ホーリー祭 2017

はて? どんな祭り?


毎度のWikipediaによりますと・・・


ホーリー祭(Holi)とは、インドネパールヒンドゥー教春祭り

春の訪れを祝い、誰彼無く色粉を塗りあったり色水を掛け合ったりして祝う。


とのことで・・・


ホーリー祭はもともと豊作祈願の祭りであったが、

その後クリシュナ伝説などの各地の悪魔払いの伝説などが混ざって、

現在みられる形になった。

ホーリー祭の特徴である色粉や色水を掛け合う由来は、

カシミール地方の伝承でこの日に人家に押し入ってくる悪鬼ビシャーチャ

追い払うため泥や汚物を投げつけたのが始まりとされる。

そのため黄色は尿、赤は血、緑は田畑を象徴すると言われている。

色水は色粉を水に混ぜて作る。


って、まさかの黄色は尿!!(´゚Д゚`)ンマッ!!


インド暦第11月の満月の日(太陽暦では3月に当たる。

祭りは2日間に渡って行われ、1日目をホーリー、2日目をドゥルヘンディと呼ぶ。 


とのことで、どうやら2日目に色水を掛けあうそうで、

このロゴは2日目を表しているのかな?


検索画面のロゴはこんな感じ


बधाईहो

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【shopping】リサ・ラーソン ミア

2017-03-09 23:11:38 | shopping

【shopping】リサ・ラーソン ミア

 

 

LINEスタンプがきっかけで知った北欧ブロガーさん。そのブロガーさんをきっかけに北欧インテリアにはまり、少しずつ北欧アイテムをそろえて来た。北欧といえばリサ・ラーソンの陶器シリーズ。最も有名であろうライオンにはあまり惹かれず。なので買う予定はなかったのだけど、ガシャポンでミアをゲットしたことにより、本物が欲しくなってた。でも、なかなかのお値段なのよね~💦

 

そんな中、9日1:59まで開催されてた楽天スーパーセールで、daily-3さんで4,824円が4,340円に! しかも、3,000円以上100円引きクーポンが使える!ってことでポチってしまった。イヤ、先月のお買物マラソンでBose Solo 5(記事はコチラ)買ったばっかりだし、シエラソロコンとか、レ・ミゼラブルとかチケット取っちゃったりで、お支払いがキツイので自粛してたんだけど、このかわいさには勝てなかった(o´ェ`o)ゞ

  

カワイイ

 

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【cinema】『ラ・ラ・ランド』

2017-03-09 00:53:30 | cinema

2017.2.24 『ラ・ラ・ランド』鑑賞@TOHOシネマズ日本橋


すごく見たくて試写会応募しまくったけどハズレ ライアン・ゴズリング登壇のジャパン・プレミアのチケット争奪にも玉砕💦 かなり試写会多かったのに全く当たらないって逆にスゴイわ! ということで、公開初日に見に行ってきた~



ネタバレありです! 結末にも触れています! そして長文です!



「女優を目指してオーディションを受けまくる日々を送るミアは、ジャズバーを開く夢を追うピアニストのセブとは最悪な出会いだったものの、お互いの夢や思いを語るうち惹かれあっていく。相変わらずオーディションに落ちまくるミアは、セブの提案で自ら脚本を書き一人芝居上演を計画する。一方のセブはミアとの関係も考慮し、自分の好みとは違うバンドに加入、ツアーに参加し留守がちとなり、お互いの思いがすれ違っていくが・・・」という感じかな。ミュージカル映画好きとしては、これはとっても楽しめた。ストーリー的にはありがちな感じで、説明不足と感じる人もいるかもしれないけれど、そこを含めて昔のMGMミュージカル作品へのオマージュとなっているのだと思う。元ネタを知っていればいるほどニヤリとなる作品。自身は5~6本くらいしか分からなかったけど、それでもニヤリだった。


『セッション』(感想はコチラ)で衝撃的なデビューを飾ったデミアン・チャゼル監督作品。見る側の期待値が相当上がっている中での新作発表はプレッシャーもあったと思うけれど、見事にはねのけて第89回アカデミー賞最多ノミネート&最多受賞。これはスゴイことだと思う。正直、前作はスゴイと思いつつもあまり好みではなかった。芸術が生み出される背景を描いた作品は大好きで、その過程が辛くても大丈夫なのだけど、フレッチャーがラストに取った行動に納得がいかなかったから。その辺りのことは感想に詳しく書いた。どうやら特にミュージシャンから賛否あったらしいけれど、作品として成功していたとは思う。当時20代だったというのもスゴイ。今作もオリジナル脚本で監督自ら手掛けており、脚本賞にノミネートされている。やっぱりスゴイ才能。


毎度のWikipediaによりますと。2014年6月5日、デミアン・チャゼルが自身の脚本を基にしたミュージカル映画の製作を企画しており、マイルズ・テラーとエマ・ワトソンを主演に迎える方向で調整がなされているとの報道があった。ジョーダン・ホロウィッツとフレド・バーガーがプロデューサーとして参加し、ライオンズゲートがアメリカでの配給権を保有するとも報じられていた。とのことで、2015年4月14日、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが主役候補として検討されていると報じられた。30日には両名の出演が確定した。7月8日、ジェシカ・ローゼンバーグ、ソノヤ・ミズノ、カーリー・エルナンデスら3名がミアのルームメイトとして出演することが決まった。10日、J・K・シモンズとフィン・ウィットロックが本作に出演すると報じられた。8月4日、ローズマリー・デウィットとジョン・レジェンドの出演が決まった。10日、ミーガン・フェイが本作に出演すると報じられた。11日、ジェイソン・フュークスが本作に出演する契約を結んだとの報道があった。なるほど~ うーん。あくまで個人的な意見だけど、マイルズ・テラー&エマ・ワトソンは違うかも。2人ちょっと子供っぽい印象なので、ここは大人なライアン・ゴズリングでよかったと思う。


そして撮影は、2015年8月10日、本作の主要撮影がロサンゼルスで始まった。とのことで、高速道路上で「Another Day of Sun」を歌い踊る冒頭のシーンは、スタジオ撮影ではなく、実際にロサンゼルス南部のジャッジ・ハリー・プレガーソンICの一部を借り切って撮影されたものである。しかも、主演のジャズ・ピアニスト役を演じたライアン・ゴズリングは、撮影までの3ヶ月間に渡りピアノ特訓を行い、全てのシーンを実際に弾いている。ゴズリン3ヵ月であの演奏 自分何年もピアノ習ってたのに全然弾けないわ 音楽プロデュースは、デミアン・チャゼル監督の前作『セッション』に引き続き、ジャスティン・ハーウィッツが担当。2017年2月には、全英アルバム売上チャートの1位を獲得。ミュージカル映画がチャート1位を獲得したのは、2013年『レ・ミゼラブル』以来となる。アカデミー賞で「City Of Stars」のパフォーマンスを披露したジャスティン・ハーウィッツは監督の学生時代からの友人なんだよね?たしか。


2015年4月、ライオンズゲートからアメリカ合衆国での配給権を獲得したサミット・エンターテインメントは本作の北米公開日を2016年7月15日とした。2016年3月、サミット・エンターテインメントは本作の北米での限定公開日を2016年12月2日に変更し、16日から拡大公開を開始すると発表した。これは第89回アカデミー賞をはじめとする賞レース参戦を念頭に置いての変更である。アカデミー賞の前哨戦で善戦したことを受けて、ライオンズゲートは2017年1月13日から本作をIMAXシアターでも上映すると発表した。日本では2017年2月24日より全国ロードショー公開された。日本でも、品川のIMAXシアターで上映中のハズ。公開に先立って監督のデミアン・チャゼルと主演のライアン・ゴズリングが1月に来日して記者会見を開き、その席でチャゼルは「1965年の日本映画『東京流れ者』(製作:日活、監督:鈴木清順、主演:渡哲也)を隠れたオマージュにした」旨を語っている。有名な日本映画のオマージュってこれだったのね? 残念ながら未見なので、全く気づかなかった


第73回ヴェネツィア国際映画祭で上映された際には、極めて高い評価を受けた。Deadline.comのピート・ハモンドは「我々は困難な時代に生きているが、この映画は鑑賞に値する作品だ。我々を楽しませてくれるし、人間の新しい一面を見せてくれる。観客は生きていることの喜びを味わえる。アメリカのミュージカルの将来を案じている人間は必ず見るべき映画だ。」と称賛している。英のBBCは、2016年の映画トップ10で本作を1位に選出している。とのことで、第74回ゴールデングローブ賞では史上最多7部門を受賞。『タイタニック』と並ぶ史上最多14ノミネートとなった第89回アカデミー賞授賞式(まとめ記事はコチラとコチラ)では、作品賞こそ幻となってしまったけれど、主演女優賞、監督賞をはじめ、今年度最多受賞するなど賞レースを席巻している。たくさん受賞しているので、詳しくはWikipeidaで!


と、長々Wikipeiaから引用してしまったけれど、好きな映画は映画が生まれた背景とか知りたくなるし、それを残しておきたくなってしまうのでしかたがない(o´ェ`o)ゞ 公式サイトのPRODUCTION NOTEも見ごたえたっぷりで、紹介したい裏話がたくさん。主演の2人はそれぞれ50回以上衣装チェンジしたとか、『セッション』よりも先に今作を映画化すべく動いていたとか、アナモルフィックレンズと35mmフィルムを使ってステディカムで撮影されているとか、特別な雰囲気を加えるために昔の映画のように2.25対1で撮られたとか、オープニングのダンスシーンはカリフォルニア・ハイウェイ・パトロールが道路を封鎖したほんのわずかな時間で撮影したとか、残しておきたいことが山盛りで困る💦 とりあえず、この辺にしておく。


冒頭から引き込まれた。渋滞中のハイウェイでイライラがつのって突然車を降りて踊り出す人々。踊りの輪が広がって皆がボンネットの上に乗ったりして踊りまくる。5分程度続くこのオープニングは圧巻。実際はカット割りしているのかもしれないけれど、ワンカットに見えるのもスゴイ!よく見ると現代の車だったりするし、服装も古いわけではないのに、何故かこの時1950~60年代くらいが舞台の作品なのだと思った。直後にミアがスマホで話す場面が出てくるので、現代の話なのだと分かるのだけど、ちょっと不思議な感覚を味わう。後から気づくことだけれど、服装にしてもセットにしても、現代のものでありながら、どこかレトロっぽさが加わっていて、その加減が絶妙でどちらかにより過ぎることがないので、どこか夢の中のような不思議な感覚が味わえる。この感じは好きだった。そもそも、『雨に唄えば』などのMGMミュージカルが大好きだったというデミアン・チャゼル監督が、それらにオマージュを捧げた作品ということで、あえてのテクニカラー的な画質。その画質も錯覚を呼ぶ理由。女性たちのドレスが原色だったり、セットがカラフルでポップなのも楽しい。


この渋滞の中に女優の卵のミア(エマ・ストーン)がいる。オーディションのためセリフを覚えるのに夢中で、車が動き出したのに気づかない。後ろに並んでいたセバスチャン(セブ)(ライアン・ゴズリング)がイライラしながら追い越していく。お互い中指立てて応酬。2人が恋人どうしになることは知っているので、これは古くからの恋愛映画にある、最悪の出会いから恋に落ちていくパターンなのだと思う。このちょっと手前で"WINTER"と画面に表示されたと思うけれど、季節ごとの章に分かれている。でも、章が変わるとガラリと内容が変わるというわけではなく、時間経過とともに2人の関係も変わっていくという感じかな。セブは先に行ってしまい、ミアも職場に向かう。


ミアは撮影所内のカフェで働いているらしく、有名女優がテイクアウトのコーヒーを買いに来たりする。この女優とのやり取りは後の伏線。このカフェは実在するそうだけれど、実際のカフェで撮っているのかは不明。オーディションの時間となり慌てて向かおうとするも、お客とぶつかりブラウスにコーヒーがかかってしまう。ちなみにこのブラウスは、ミアが憧れているという設定のイングリッド・バーグマンのショットを参考にしているとのこと。確かにクラシカルで素敵だった。オーディションでは泣きの演技を熱演するものの、なんと途中で電話に出られてしまうという屈辱の展開。グッタリ疲れて帰ってきたミアの部屋には壁一面の大きさに引き伸ばされたイングリッド・バーグマンのポスター。これはビックリ。


どうやらケイトリン(ソノヤ・ミズノ)ら数人とルームシェアしているようで、彼女たちは一緒にパーティーに行こうとミアを誘う。彼女たちがパーティーに行くのは業界にコネを作るためという部分があるらしいけれど、ミアは乗り気ではない様子。本気で女優になりたいのであれば、そいういう積極性も必要なのかなとは思うけれど、ミアはそういうタイプではないらしい。真面目なのか堅いのか。ここでミアと友人たちが部屋の中で歌い踊るシーンは、おそらく『ウエストサイド物語』の「I feel prity」のオマージュかなと思う。カーテンを体に巻き付けてドレスっぽくするとか、表彰されているっぽい描写とか。結局、ミアも参加することになり、皆で歌い踊りながら会場に向かうけれど、この会場内が一部紗がかかっていたり、スローモーションになったりするのも『ウエストサイド物語』の体育館のパーティーシーンのオマージュだと思われる。なので、てっきりここでセブと再会して恋に落ちるのかと思ったら違った💦


一方、ジャズを愛するセブは、ジャズバーを開く夢を持っている。ジャズに全く詳しくないので、全然よく分からないのだけど、有名なミュージシャンが座ったスツールも持っている。どうやら以前は有名なジャズバーだった店が、現在ではかなり大衆よりの店になってしまったようで、そこを買い取りたいという思いもあるらしい。でも、部屋を訪ねてきた姉との会話によると、どうやら詐欺的なものにあってしまったようで、現在お金もない様子。そのわり日本人の感覚からしたら広くはないけど狭小住宅とは言えない部屋に住んでいる。寝室別にあるし、キッチンも1人暮らしにしては広い。LAだってピンキリだと思うけれど、ハリウッドの近くに住んでいたら家賃高そうだけどね。まぁいいですが


セブはビル(J・K・シモンズ)のレストランでピアノを弾くバイトをしている。この仕事だけで生計が成り立つものなのか不明だけど、これ以外に仕事をしている様子はない。クリスマスシーズンだったようで、クリスマスソングを中心に弾くように言われるけれど、ジャズをこよなく愛するセブは納得できないっぽい。どうせ誰も聞いていないんだから、好きな曲を弾かせてくれと言ってみるけど、もちろん却下。セブの気持ちも分かるけれど、お金をもらっている以上仕事なのだし、仕事ならば雇い主の指示に従わなきゃならない。お客のニーズに合わせるのは経営者として当然で、ジャズ好きな客が集まる店ではないのならば、やっぱりそれを弾いてはダメでしょう。それは、セブと同じ仕事を愛して真剣にしている人に対しても失礼。でも、もちろんセブは自分の好みの曲を弾いてしまう。この辺りのことは、セブの性格やジャズへのこだわりの深さが伝わってくる場面で、後の対比となっている。


確かにセブの言う通り、明らかに曲調が変わったのにほとんどの客が無反応。でも、たった1人反応した人物がいる。パーティーを抜け出したものの、車がレッカー移動されてしまったため、歩いて家に向かっていたミア。店から漏れてきたセブのピアノに心惹かれ、導かれるように店の中へ。でも、感動するミアの前でセブはクビになってしまう。まぁ、事前に勝手に曲を弾いたらクビだと言われていたのにやったのだから仕方がない。ミアはセブに近づき感動したことを伝えようとするけど、セブは怒りで周りが見えなくなったのか、ミアにどけとばかりにぶつかって立ち去っていく。セブがミアに対して失礼な態度をとるのはこれが2度目。


後日、プールサイドでのパーティに出席したミアは、バンドでキーボードを演奏するセブを見つける。ジャズとは全く関係ないチャート音楽をリクエストして、セブをからかうミア。この仕返しはなかなかいいかも。最悪の出会いが続いている2人だけど、ミアはセブに関心がある様子? つまらない相手との会話を打ち切るためとはいえ、通りかかったセブに自分の車のキーも取ってくれるように頼んだりする。車種を聞かれてプリウスと答えると、プリウスだらけだという会話は、日本人的には( ̄ー ̄)ニヤリ


で、2人で車に向かって歩きながら話していると、セブがこの間の態度について謝罪してくる。嫌なヤツというわけではないらしい。とはいえ、お互いちょっと張り合いつつ話しているうちにミュージカル調に。なんとミアはバッグの中からタップシューズを取り出して履き替える。セブ街灯に捕まってクルリと回転する『雨に唄えば』のオマージュからチラシなどになっているダンスシーンに展開。ミアのワンピースが黄色なのも『雨に唄えば』オマージュかな? 主演3人の黄色いレインコートが印象的だった。タップを中心とした2人のダンスはクラシカルで、フレッド・アステアの映画っぽいなと思っていたら、どうやら『バンド・ワゴン』のオマージュとのこと。自身は未見なので作品名までは分からなかった。これは楽しい。主演2人のダンスと歌は、ものすごく上手いということはないけれど、ちゃんと吹替えなしで歌って踊っていて、好感が持てる。そしてミュージカル好きとしては楽しい。2人がつまらないと言っていたLAの夜景も素敵だった。


ジャズが好きじゃないというミアに対して、本当のジャズを聴かせてやると約束したセブ。後日、ミアが働くカフェにやって来る。2人はジャズバーに行き、いろいろな話をする。女優だった叔母の影響で女優を目指したこと。自ら脚本を書くのが好きなことなど。そして、ミアが現在、1次審査に通ったテレビドラマがあり、それに関連する『理由なき反抗』を見たことがないと知ると、現在名画座で上映中だから一緒に行こうと誘うセブ。ミアもこれを受けるけど、この時ミアにはつき合い出して数か月の彼氏がいるという話もする。そもそも2人が恋に落ちることを知っていることもあると思うけれど、この恋が始まる感じがドキドキして楽しい


冷静を装っていたミアだったけれど、セブとの約束の当日ウキウキと仕度を始める。ところが、友人からダブルデートの予定だったことを告げられる。後ろ髪を引かれつつも、彼らとの食事に出かける。ミアの彼氏も友人の彼氏もエリートのようで、仕事の自慢話ばかり。話に全く興味が持てない上に、セブのことが気になるミアは上の空。そして、とうとう途中で席を立ってしまう。もう、セブに恋しているってことだし、ミアが打算的な女性ではないということが分かる。まぁ、エリートと付き合っている人全てが打算的というわけではないけれど、少なくとも映画ではそういう風に演出していたと思う。まぁ、別にお互い合意ならば悪いことじゃない。


話が反れた。映画館ではセブがミアを待っていた。時間になっても現れないので、先に座席につくけれど、ソワソワとミアを探す。完全に恋する男子。この辺りの様子と、ミアの食事シーンが交互に描かれるので、ちょっぴりハラハラ。そして現れたミアはなんとセブを探すため、ステージに上る。すでに映画が始まっているけれど、誰も文句を言わない。ミアを見つけたセブは思わず笑顔。2人並んで映画を見始めとってもいいムード。気持ちが盛り上がってキスということころで、なんとフィルムが燃えちゃう。ということで、2人は映画の舞台となったグリフィス天文台へ。


『理由なき反抗』は見たけどザックリとしか覚えていないので、どこまでオマージュがあるのか分からない。でも、このシーンはとっても楽しい。2人が両想いになった瞬間なわけだから、とってもロマンチック。なんとプラネタリウムで宙を舞っちゃう。多分、このシーンは『巴里のアメリカ人』のオマージュなんだと思われる。シド・チャリシーが出て来るバレエシーンで宙を舞っていたような気がするのだけど・・・ 2人のダンスもバレエ的な動きが多かった。もちろんバレエではないけれど。


2人は恋人同士となり、LAのあちらこちらでデートする。その感じをミュージカルで見せるのは楽しい。この流れでセブの家で同棲を始めるので、時間経過は不明。でも、とにかく楽しそうで見ていて(・∀・)ニヤニヤ そんな中、あのジャズバーに行くと、セブの学生時代の友人キース(ジョン・レジェント)に声を掛けられて、一緒にバンドをやろうと誘われる。キースは連絡先を残して去るけど、セブは乗り気ではない様子。ミアに行ってみればいいのに的なことを言われるけれど、渋い返事。その後ミアの話になり、セブはオーディションで力を出せないのであれば、自分で書いている脚本を舞台化してみてはどうか助言する。そんなに簡単なものなのかなと思ったけれど、ミアは脚本を書き始める。この時、アカデミー賞主題歌賞を受賞した「City Of Stars」を2人で歌う。SEB'Sというセブの店のロゴをミアが考えるのもここだったかな?


その後、ミアと母親の電話の会話をモレ聞いたセブは、キースに会いに行く。音楽好きだけど、好みがとっても偏ってるからキースのバンドのジャンルが分からないのだけど、セブのやりたい正統派ジャズでないことは分かる。ベースにはジャズがあるのかもしれないけれど、もっとポップなイメージ。でも、ミアと2人の将来を考えて安定した収入を得るため、バンドに加わることにする。そもそも人気のあるバンドだったのか、ルックスもいいセブが加わったため人気が出たのか不明だけど、バンドはツアーに出たりして大忙し。セブは不在がちになる。ありがちな展開。でも、ミアも脚本を書いたり充実していたし、すれ違い状態であることに寂しさは感じていても、そこに不満はなかったように思う。好きな人が自分の好きなことをして、充実した人生を送ってくれていたら、自分も幸せを感じるものだと思うけれど、その辺りは微妙なバランスだったりするものなのよね


さて、そんな中LAで開催されたバンドのライブを見に行ったミアは複雑な気持ちになる。もちろん、バンドの音楽がセブの愛する音楽ではないこともあったと思うけれど、熱狂する観客の前で演奏するセブが遠くに行ってしまったという気持ちがあったのだと思う。観客にもみくちゃにされて居場所を失い、会場を後にしてしまう。後日、ツアーの合間に自宅に戻り、ミアのために食事を用意していたセブ。久々の再会を喜ぶものの、話の流れはいつしかバンドのことに。自分の夢を捨てるのかと問うミアに対し、セブのことを自分より下だと思っていたから付き合ったのだろうという主旨のことを口走ってミアを怒らせてしまい、彼女は出て行ってしまった。うーん。ミアがセブを下に見ていたから付き合ったってことはないと思うけど、一緒に夢を追っていたから惹かれたというのははあると思う。この辺りは後の伏線にもなっているのかな?


ミアの一人芝居の初日。見に行く予定だったセブは、キースから撮影があることを告げられる。自分抜きでできないかと言ってみるけどもちろん無理。せめて早く終わらないかと思うものの、カメラマンはノリノリで不本意なポーズを取らされたりする。撮影を終えて駆けつけるも既に終演。ありがちなネタではあるけれど、2人の決定的なすれ違いが必要ということかも。


一方のミア。観客は僅かで、半分は友人たち。しかも楽屋で観客の酷評を耳にしてしまう。小さな劇場とはいえ、知名度のないミアのお芝居が初日から満員になるとは考えにくく、ちょっと甘かったのではないかと思ったりもするけれど、覚悟していたからこそ惨敗という結果が辛いということもある。ミアとしては一か八かだったと思うし。ミアは必死でなだめるセブに対し、もう全てが失われたから実家に帰ると言い残して去ってしまう。うーん💦


そんな中、セブにミアのエージェントから連絡が入る。これセブ宛てに入ったわけじゃなくて、ミアがスマホを忘れて行ったってことかな? ちょっとよく分からなかった。内容はミアの一人芝居を観たプロデューサーが、ミアを気に入ってオーディションをしたいということ。セブはミアに伝えるため、以前彼女に聞いた街の名前と、図書館の向かいであるという情報から家を探し出す。素敵な彼氏✨ でも、ミアはこれ以上傷つきたくないからオーディションは受けないと言う。その気持ちも分かる。でも、セブは明日8時に迎えに来ると言う。素敵な彼氏💑 翌朝8時少し過ぎに迎えに来ると、ミアの姿はない。心配しているとコーヒーを買ってミアが助手席に乗り込んでくる。良かった! そして、この選択が2人の運命を変えることになる。


オーディションにはセブも同行。終わるまで待っているなんて素敵✨ オーディションは2対1。1人が例のプロデューサーと思われる。ちょっと変わったオーディションをしようと思うということで、自分のことを語って欲しいと言う。ミュージカルファンなら( ̄ー ̄)ニヤリの展開。パリを舞台にした作品ということもあり、パリに住む女優の叔母とのことを歌うい始めるに至り、これは間違いなく『コーラスライン』のオマージュ。結果は後から連絡するとのことだけど、プロデューサーの表情を見るまでもなく、この流れならば合格することは分かる。


最初に2人が踊った丘のベンチで語り合う。オーディションに受かればミアはパリに行ってしまうわけだし、夢を叶えるためにキースのバンドで活動するのであればセブもツアーに忙しい。離れ離れの日々となる。それでも夢に向かって希望に満ちている2人。お互いいつまでも愛していると言ってキスをする。このシーンはロマンティック。そして場面転換。


5年後。ミアが働いていたあのカフェ。カウンターに向かう女性を追うカメラ。前半のあのシーン同様、コーヒーをオーダーする女性。マネージャーがサービスすると言うけれど、それはダメというセリフまで同じ。振り返るとミア。あの時の女優同様カフェの客の視線を集め、待っていたカートに乗って去って行く。そうミアは成功したのだった。場面変わって豪華なリビング。迎えに出てきた娘にキスするミア。同じく迎えに来た男性はセブではない。一瞬、レストランデートしていた元カレかと思うような、絵にかいたようなアメリカンエリートタイプ。セブとは別れてしまったのね😞


ミアは夫とパーティーだか授賞式だったかに出かける。途中、渋滞にハマってしまい、行先変更して食事をすることに。車を降りて歩いていると、聞き覚えのある曲が流れて来る。店に入ってみると看板にはミアがデザインしたSEB'Sと書かれていた。まさか? そんなに広くはないけれどシャレた店内は満席。あのスツールも飾られている。間違いなくセブがオーナーになったということ。ステージ上にはセブ。ピアノは自分より上手いと紹介して笑いを取っている。


ステージー上にはキースもいて、彼のすすめでセブがピアノを弾くことになったんだっけ? とにかく、セブがピアノを弾こうとしてミアと夫に気づく。あの丘での会話の後、2人がそれぞれどういう生活をしていたのか、2人の仲は自然消滅なのか、きちんと別れたのか、一切描かれないので分からない。でも、ミアは有名女優になっているのだから、彼女の結婚も知っているのかも。そして、セブは「City Of Stars」を弾き始める。するとミアとセブの思いが交差し、あのジャズバーでミアが声を掛けたシーン。あの時は突き飛ばすように出て行ったけれど、今回はなんとキスをする。そこから幸せな日々が続く。ミアの一人芝居は大成功で、セブはスタオベ。ミアがパリへ渡ると、セブもパリでピアニストとして成功。2人は結婚し、子供にも恵まれて幸せな日々を送る。


一瞬、こちらが本当になるのかな?と思うけれど、そうはならない。ミアとセブはしばし見つめあうけど、そのままミアは夫と出て行ってしまう。ずっと2人を見て来て、とくにセブの頑張りを考えると、この映像通りになって欲しい気がするけれど、そうはならないラストというのも切なくていいかもしれない。前述したとおり、2人が別れてしまった理由が不明なので、想像するしかないのだけど、ミアにとってセブは一緒に夢を追う人であって、夢を手に入れた後に求めるのは安定だったのかもしれない。あの映像の意味は、もしもあの時こうしていればなのだろうから、おそらくセブはパリには行かなかったのでしょう。行っていたらどうなったのか? セブがもっと早く夢を叶えていたらどうだったのか? この映像がまるでパステルカラーのように美しいからこそ、その後の別れがより切ない 個人的にこの切ない終わりは好きだった。


キャストは皆良かったと思うけれど、ほぼ2人芝居。ミュージシャンであるジョン・レジェンドは、ライブシーンではさすがの歌唱力を披露したけれど、演技では印象を残すほどの登場シーンもなかったような。それは、セブをクビにするビル役のJ・K・シモンズは、若干出オチを感じるほどの存在感ではあるものの、こちらも演技を評価できるほどのシーンもない。公式サイトではケイトリン役ということでソノヤ・ミズノが紹介されているけれど、ケイトリンって誰だっけ?と思ってしまうくらい印象が薄い。イヤ3人がダメというわけではなくて、それほど2人に特化しているということ。これは潔い。


今作でアカデミー賞主演女優賞を受賞したエマ・ストーンがキュートだった。夢に向かって必死に努力しているところも良かったし、傷ついてもうダメだと思ってしまうところも共感できた。ただ、主演女優賞なのかな?と思ってしまう部分も。イヤ、自分の中ではライアン・ゴズリングの印象が強かったので。まぁ、ゴズリンも主演男優賞にノミネートだったからダブル主演なのでしょうけれど。とはいえ、歌も踊りも上手かったし、ずっとミアを応援でたのも、ラストで現実的な姿を見せつけられてもヒドイと思わなかったのはエマ・ストーンのおかげ。脚がきれいでビックリ!


ライアン・ゴズリングの映画は何本か見ているけど、この役『ドライヴ』(感想はコチラ)の次くらいにカッコイイ! もちろん付き合うならばセブの方だけど(o´ェ`o)ゞ 出会った当時こそミアに対して失礼過ぎたセブだけど、彼女に興味を持ってからは誘い方とかが、適度に強引で、適度にわきまえているし、つき合い出してからはかなり頑張っていたと思う! キースのバンドに加わったのもミアのためだし、久々に会えるからと料理は作るし、オーディションを受けろとはるばる車を走らせて来てくれるし。こんなイイ男と何故別れてしまうのよ!と言いたくなるくらいカッコイイ👍 でも全然イヤミがない。歌も踊りも良かったし、3ヶ月の猛特訓で吹替えなしで演奏したピアノがスゴイ! そして、ラストシーンでミアを見送るあの表情が切ない。これは惚れちゃうわ😳


衣装とセットが良かった! 前述したとおりスマホやプリウスが出てくるのだから現代なんだと思うけれど、どこかレトロな街並みやセット。夢の街LA LA LANDことLAの街が素敵だった✨ ミアが通り過ぎるマリリン・モンローやジェームズ・ディーンなどが描かれた壁。あれって本物なのかな? そういうのチラリと入れて来るのもおもしろい。衣装もどこかレトロで良かった。ライアンの細身のスーツも素敵だったけれど、やっぱりミアのワンピースが素敵 特に好きだったのは、ルームメイトたちとパーティーに行く時に着ていた青いドレスと、ピンクのワンピース。ずっと原色で明るい色を着ていたのに、2人が再会するシーンでは黒いドレスなのも印象的。2人で100着くらい着替えたそうだけれど、全部素敵だった。2人スタイルいいからホント素敵✨


ミュージカルシーンが往年のMGMミュージカルを彷彿とさせて楽しい。桟橋でライアンが帽子を使って踊るシーンもジーン・ケリーの映画のオマージュっぽいし、もしも映像の中のスタジオシーンも『雨に唄えば』のオマージュだと思われる。あのシーンも( ̄― ̄)ニヤリだった。語りたいことたくさんあるけど、十分長いのでこの辺にしておく


ミュージカル好きな方は絶対楽しい! 今夢に向かって頑張っている人は共感できると思う。エマ・ストーン好きな方是非! ライアン・ゴズリング好きな方必見です!

 

『ラ・ラ・ランド』Official site

コメント (2)
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