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【cinema】『スター・トレック・イントゥ・ダークネス』(舞台挨拶試写会)

2013-08-26 03:06:53 | cinema
'13.08.13 『スター・トレック・イントゥ・ダークネス』(舞台挨拶試写会)@TOHOシネマズ六本木

先日ご紹介したとおり、チケット購入して舞台挨拶試写会行ってきた! 当日の様子はコチラ なんとか公開日までには記事UPしたいと思っていたのだけど。間に合わなかった・・・

ネタバレありです! 結末にも触れています!

「宇宙探査船の船長ジェームズ・カークは、部下であるスポックを救うため、エンタープライズ号を調査対象の異星人に見られてしまい、降格処分となりエンタープライズを降りることになってしまう。一方、ロンドンではジョン・ハリソン中佐が反乱を起こしていた・・・」という話。おもしろかったのだけど、これは旧作や前作を見てる人と、見てない人じゃ感想が違ってくる作品かもしれない。見てない人は楽しめないってことじゃない。事実、自身は旧作・前作とも未鑑賞で見ても楽しめた。ただ、少なくとも旧シリーズを見ていると、そうだったのかー(*`ロ´ノ)ノとなることができたそうなので、それができなくてガッカリってことが言いたいわけですw

今作はドラマシリーズとしても日本でも放送されたこともある『スタートレック』シリーズの12作目でもありつつ、リブートされた『スター・トレック』(2009年公開)の続編でもある。どういうこと?って思うけど、リブート(Reboot)っていうのは本来は再起動っていう意味で、シリーズのやり直し、核となるコンセプトを整理すること。映画ではスタッフやキャストを大幅に変更し、時系列は最も初期から始まることが多いとのこと。分かりやすい例が『スパイダーマン』(感想はコチラ 3のみ)シリーズと『アメイジング・スパイダーマン』(感想はコチラ)シリーズ。って、この作品の説明に持ち出しちゃうのは本末転倒かも?w

もうこの際だから正直に言ってしまおう! 今作を見た理由はベネディクト・カンバーバッチ目当てです! 白状すれば旧作シリーズにも、前作にも興味はなかった。ごめんね 事前にお友達の何人かから旧シリーズを見ておけと言われていて、時間もたっぷりあったにもかかわらず、どうにも重い腰が上がらなかった。TUTAYAに寄るだけだけどw イヤ、でも映画って約2時間は拘束されるわけで、興味がないとなかなか見れない。他にも見たい映画たくさんあるし・・・ SFとかSFアクション物って大作なこと多いから、見ていて楽しいけど、実は個人的にそんなにグッとくるジャンルではないので・・・ まぁ、言い訳です(o´ェ`o)ゞ

ということで、かろうじてスポックは知っていたけど、カーク船長をはじめとした他の登場人物はもちろん、エンタープライズの任務などの基本的な知識もほとんど知らずに鑑賞。前述したとおり、知っていて見たらとっても楽しめたってことは、後から十分理解できたのだけど、知らずに見ちゃったわけで、それは今さら後悔しても始まらない! しかも、未だに旧作見てないわけだから、どこがグッとくるポイントなのかも分かっていない。ということで、そういう立場から感想を書きますが、知ってる人から見たらツッコミどころ満載ですという、長い長い断り書きw

冒頭からいきなり始まる、真っ赤な植物が生える星でのチェイスに、∑(*゚ェ゚*)!?となりながらも、引き込まれた。この後もこのスピード感で突っ走るので、見ていて飽きちゃうことはないし、自分のように全く知識がなくても、疑問に感じている暇もないくらいw この赤い植物が生えるデザインもスゴイ! 異星人に追われているのはキャプテン・カーク。エンタープライズ号の船長。リブート作品を作るにあたり、今作から見ても分かるように作るっていうのは大前提としてあるとは思うんだけど、やっぱり知っているのと知らないのとでは、知識量に圧倒的な差があることは間違いなくて、知っている人はカーク船長が、何故異星にいるのかってことを理解してて、さらに無茶しがちな性格であることも知っているわけだから、この冒頭シーンだけでもニヤリなのでしょうけれど、知らなくてもこのスピード感で持ってかれる。この冒頭部分は(・∀・)イイ!!

どうやらエンタープライズ号の任務は、宇宙探索ということらしい。他の星に行き、その星の生態などを調査するということなのかな? なので、その存在を調査対象である異星人に見られてしまうことは厳禁。にもかかわらず、冒頭から追われちゃってる。さらに、彼らを助けるため星に降り立ったスポックを救出しようとして、異星人にエンタープライズ号の存在を知られてしまう。カーク船長は降格、エンタープライズを降ろされてしまう。本来ならば懲戒解雇レベルのミスだけど、上司のパイクの計らいで、彼の船に乗せてもらえることになる。この辺り2259年という、気が遠くなりそうな未来を描いているにも関わらず、ヒーロータイプの主人公の人物設定はそんなに変わらないんだなと思ったり。まぁ、作られているのは現代なのだから当然といえばそうなのだけどw 旧作ではカーク船長がどんな人物だったのかは不明だけど、今シリーズは彼がまだ若かった頃を描いているということで、彼の成長物語の側面もあるらしい。なので、その能力や性格の制御がきかず、方向を間違えると大失態に陥ることになる危うさが感じられる。そこがイライラする部分でもあるけれど、若さゆえの未熟さなので見守り目線で見ることができた。でも、多分それは直前にカーク船長を演じるクリス・パインのイケメン好青年ぶりを見たことが大いに影響していると思われる(o´ェ`o)ゞ

その頃、ロンドンではジョン・ハリソン中佐がテロを起こしていた。バッチさんキタ━━━(゚∀゚)━━━!! って、もっと前に出てるw 直後に姿も見せているけど、最初は声だけっていうのもJ・J・エイブラムス監督分かってる! バッチさんは声だものね 直ぐ分かった! って、話が反れた! 彼の行動を不審に思ったカークは、本当の目的はテロを起こすことにより開かれるであろう緊急会議の場で、上層部の人間たちを殺すことであることに気づき、なんとか阻止しようとするが、父親のような存在であったパイクが犠牲になってしまう。この辺りもありがちではあるけど、スピード感があるのでおもしろい!

カークは再びエンタープライズの船長となり、ジョン・ハリソンを追ってクリゴン帝国の本星クロノスに行くことになるのだけど、この時通訳として同行するのがスポックの恋人ウフーラで、ゾーイ・サルダナだった。前作からの出演だそうでビックリ。この辺りのやり取りについては、SFモノ好きじゃないとクリゴン星人のデザインが素敵でもグッとこなかったりもするのだけど、直ぐにバッチさん出て来て投降したりして、展開早いのはOK! ただ、全体的に展開早いし、戦闘シーンとかの映像速度も早いので、自分の記憶が抜け落ちちゃってる部分が多いのも事実。

ハリソンが投降したのはもちろん意味があるから。予告編とかで映ってたガラス張りの部屋(?)に閉じ込められているのは、拘束されているということ。ここでジョン・ハリソンの正体が分かるけど、これが旧作を見ていた方なら゚+。(ノ`・Д・)ノオォオォ。+゚っとなるらしいのだけど、見たことないからサッパリ・・・w 書いちゃいますが、ジョン・ハリソンの正体はカーン。カーンは超人的な能力を持つように改造された人物で、部下と共に冷凍保存され、300年近く眠り続けていたらしい。この辺がちょっと曖昧なのだけど、身分を隠してエンタープライズ号に乗り込んでいた、マーカス提督?総督?の娘キャロルと、ドクター・レナード・"ボーンズ"・マッコイがそんなようなことを言ってたような・・・ セリフも早いし、そもそもSF脳じゃないから分かりにくい ところで、ドクター・マッコイがLOTRシリーズのエオメルことカール・アーバンでビックリ!

カーンを作り出したのも、彼と彼の部下を眠らせることに関与していたのも、エンタープライズ号とカーク船長たちを利用して切り捨てようとしたのも、マーカスであるってことで、カーンとカークの利害は一時的に一致。とりあえず、協力してマーカスと対決することになる。マーカスが乗る宇宙船に乗り込む必要があるってことで、カーンとカークが宇宙空間を飛んで行くシーンは笑った! イヤ、技術が進歩すれば可能なことなのかどうかは別として、普通に考えてやり過ぎw 宇宙服的なものは着ているし、ヘルメットも着用しているけど、生身で弾丸のように飛んで行きながら、せいぜい大きく見積もっても10×10mくらいのハッチめがけて微調整するって、バカで素晴しい! もちろんホメてます! このシーン大好き!!

2人がマーカスの船に乗り移ることが出来たのは、船内に偶然モンゴメリー・"スコッティ"・スコットがいたから。これがエンタープライズ出航前にカーク船長とケンカしてしまい、急遽船を降りたり、カークの依頼でエンタープライズに向かうも、異変を察知してマーカスの船に紛れ込んだりと、ご都合主義的な部分もあるものの、演じているのがサイモン・ペグだから、ベタだけど笑っちゃうw

このままカークたちとカーンは、マーカスという共通の敵に協力して立ち向かう関係になるのか?と思っていると、案の定カーンはカークたちを利用しているだけだった。カーンの狙いはあくまで部下を蘇らせること。そういう彼の切ない思いが根底にあるわけなんだけど、彼自身が人工的に作られた存在であるゆえか、何故かそこにそこまで感情移入できない。バッチさん涙ポロッにドキドキしたわりに、何か彼の感情に無機質なものを感じたのは、多分狙いなのだろうと思うので、その辺りは素晴しかった! って、違うかもしれないけどw

J・J・エイブラムズ監督としては、もちろん前述したとおりカーク船長の成長とか、スポックをはじめとした部下たちとの友情とか、カーンの切なさを描きたいのだとは思うけれど、やっぱりこれだけCGを多用した大作となると、見どころが多すぎて人間ドラマは薄くなりがち。友情にしてもとってつけたようになってしまうのは否めない。それは、キャストたちの演技がダメということでも、演出がダメということでもない・・・ ということで、今作の見どころはやっぱりSFアクションってことになる。その辺りを割り切って、人間ドラマ的な部分はあえてベタと言えるくらい王道なのは良かったと思う。

マーカスという思わぬ敵が現れたけれど、結局最終的に立ち向かう相手はカーン。地球へと向かったカーンを追うエンタープライズはトラブルを抱え、このままでは大気圏突入に耐えられない。何が原因で、どうすれば良かったのかがイマヒトツ理解できなかったのだけど、おそらく動力である原子炉に問題があり、大量の放射線を浴びる覚悟で、誰かが装置の一部を直さなきゃならないってことかと・・・ 当然、カークかスポックかってことになるけど、主役でありながら脇のキャラの濃さゆえ、カーンとスポックに食われがちだったカークが向かうことになる。まさかの全身を使ってのキックで直すとは思わなかったけど・・・w 被爆してしまったカーク船長は命を落とすことになるけど、もう救われることは誰の目にも明らかなのでネタバレもなにもw カーン登場時から伏線貼ってあるし!

カーク船長が命がけで救ったエンタープライズは無事(?)地球に帰還する。カークを失ったスポックの怒りはカーン捕獲に向けて集約する。ここで当blogでも記事をご紹介した"カンバーバッチのかっこいい走り"が披露される! もちろん早回し的な加工はしているハズだけど、背筋がピンと伸びて、頭が動かない走りはかっこいい! 黒づくめの服装も素敵! スポックの走りもいいけど、あのヘアスタイルだからねw 舞台となるのが、空中を移動する車(?)の上だったりするけど、結局素手で殴り合うっていうのもイイかも。前述のカークのキック解決にしても、2259年になってもそこ生身で?とか思うし。でも、そこがイイ! 人間味ってこともそうだけど、やっぱり"映画"としてはこうだってことなのかなと・・・ アクション物で繰り返されてきたシーンへのオマージュ的な意味も込めてるのかな?と思ったのは考え過ぎ?

結局、カーンは捕らえられて、その血はカーク船長に輸血され、彼の命を救うことになるのだけど、彼が捕らえられるシーンは映されない。それは良かった。そういえば残虐シーンはあまりなかったように思う。カーンは再び冷凍装置に入れられて眠りにつくことになる。舞台挨拶の時、司会の伊藤さとりさんが「次回作にはカンバーバッチさんも出て欲しい」と言っていたのは、こういうことか! ネタバレしてたのねw



キャストについては、いろいろ書いてきたので割愛しようかな・・・ バッチさんファンとして1つだけw どうやらカーンは最初ベニチオ・デル・トロが演じることになってたらしいけど、後に降板。撮影に入る2週間前にベネディクト・カンバーバッチに決定したとのこと。これはファンのヒイキ目じゃなくて、絶対バッチさんでよかったと思う! ベニチオ・デル・トロも演技上手いけど、人工的に作られたという設定っていうのが合わない気がする・・・ バッチさんはホントはとっても熱い人で、お喋りだし感情表現豊かな人だけど、黙って立ってると知的で冷たい感じがする。アンドロイドっぽいしw 世界的人気となった「SHERLOCK」のキャスティングだって絶対そういう部分が重視されたと思うので・・・ そしてやっぱり演技上手い! そうそう! 旧作のスポックは感情を持たないという部分が魅力だったそうで、今作でも前半部分は禁を犯してまで自分を救ってくれたカークを、規則は規則だからという理由で、違反報告しちゃうなど、"情"が理解できない設定だったけど、最終的にはカークや人類のためにカーン憎しの感情をあらわにする。これ、実はファンには驚きの展開らしい。その辺りはレナード・ニモイに比べて、かわいらしい印象のザカリー・クイントのキャラもあって、半分地球人であるっていう部分に説得力を持たせていたと思う。少年っぽさの残る熱き船長のクリス・パインは、何度も言うけど、映画の中より実物の方が全然カッコイイ! 役者としてはそれでいいのか?って気もするけどw

3D字幕版で鑑賞。今作がということではなくて、とにかく評判の良くない3D。理由はいろいろあるけど、一番大きな問題点としては、3Dを生かせていない作品が多いということ。ただ、この辺りのことになると、どこまで求めるかっていうのも人によるし・・・ 個人的に感じているのは、3Dって最初こそ立体的になっていることを実感するけど、見ているうちに慣れちゃって、3Dであることを忘れちゃう。たしかに、人も立体になっているけれど、ホントに3Dを実感するのって、それこそ何かが飛んでくるとかで、そういうことでもないと、普通に会話してるシーンで立体的になっててもグッとはこないし ということで、今作も個人的にはそんなに3Dを実感することはなかったかも。ただし、自分としては3Dは見たくない!ってこともないので、別にどっちでもいいかなw IMAXで見たらまた違うかも?

でも、映像はスゴイ! あくまで好みの問題ではあるけど、2259年の街並みのデザインは好きだった。暮らしたいとは思わないけどw 未来になったからといって、全員が宇宙的な服を着るとは限らない気がするので、乗組員以外はわりと現在と変わらない感じの服装なのも好きだった。

個人的にはやっぱりSFアクションものはそんなにグッとこない。ただ、見ている間はとっても楽しかったのは事実! 前述したとおり残虐なシーンはほとんどなかったように思うので、大人からチビッコまで楽しめる作品だと思う。夏休み映画としてピッタリ! あと、バッチさんがめっちゃカッコイイ! バッチさん目当てで見たと書いてしまったので、ファン目線だからだと言われると思うけれど、ファンでもダメなものはダメと書くタイプだから大丈夫!←何が?w これはホントにカンバーバッチ映画だと思う。主役完全に食ってたし! でも、悪役は魅力的じゃなきゃダメなので、そういう意味では大成功だと思う。

うーん・・・ 何か書き残しがあるような気もするけど、もう十分書いたからいいかw これから見る方は旧作を見ておくことをオススメするけど、見てない自分が楽しめたので大丈夫!

SFアクション物好きな方オススメ! クリス・パイン、ザカリー・クイント好きな方是非! ベネディクト・カンバーバッチ好きな方必見です!!

あ! この『スター・トレック・イントゥ・ダークネス』ってタイトル、すごくかっこいいけど、どの辺りがInto Darknessなんだろ? イヤ、単純にそんなにダークネスじゃないなと思っただけなんだけど・・・(o´ェ`o)ゞ

『スター・トレック・イントゥ・ダークネス』Official site


コメント (2)
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【Agatha】遊びに来た♪

2013-08-26 00:00:00 | Agatha
【本日のアガサ】アガサ遊びに来た♪
【本日のアガサ】アガサ遊びに来た♪ http://t.co/TCHSqq1bTk Posted at 11:06 PM


アガサ遊びに来た♪

アガコラは結構やってたけど、久々普通のアガサの写真UP! アガサ8月24日で無事12歳になりました! いつまでも長生きしてね~

【本日のアガコラ】遊んで編
【本日のアガコラ】遊んで編 http://t.co/Bntisvc0Xx #cameranコラージュ http://t.co/vkGrIVxij4 Posted at 11:17 PM


アガコラ_遊んで編

そんなアガサを最近こってるcameranCOLLAGEでコラージュしてみた! これも終了間際の背景を使用! カワイイ!


http://twitter.com/maru_a_gogo


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THE ICE 2013 - I wish you were real...

2013-08-25 00:35:32 | 【動画】figure skate
THE ICE 2013 - I wish you were real...


あったよ! リラックマのw

リラックマが本物だったらなと思ってたら、本物になってビックリってことだねw
まぁ、これはこれで・・・
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THE ICE 2013 - #thatPOWER

2013-08-25 00:18:06 | 【動画】figure skate
THE ICE 2013 - #thatPOWER


THE ICE出演の、シブタニ兄妹が最新動画をUP!

昨年も動画をUPしてくれてとっても好評だったため、今年もヤルと宣言してくれてた。
先行して3本UPしてくれてて、そのうち2本は当blogでもご紹介済み!

ハビエル・フェルナンデス選手がアレックス・シブタニ選手扮するリラックマと絡む動画があるけど、
それはUPし忘れてた・・・ 見つけたらUPする! かも?w

この動画もちょっとご紹介が遅くなっちゃったのだけど・・・
でも、カッコイイけど笑えるという仕上がりになっているので是非~

しかし、さすがみんな一流選手! 何をやらせても上手いし、サマになるね
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【Googleのロゴ】クロード・ドビュッシー 生誕151周年

2013-08-22 00:59:34 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



クロード・ドビュッシー 生誕151周年

もちろん知ってる!「月の光」大好き!
浅田真央選手の2008-2009年SP使用曲♪

一応、毎度のWikipediaで調べてみた!

クロード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy)は、
フランスの作曲家。
長音階・短音階以外の旋法と、
機能和声にとらわれない自由な和声法などを用いて独自の作曲を実行。
ドビュッシーの音楽は、
代表作『海』や『夜想曲』などにみられる特徴的な作曲技法から、
「印象主義音楽(印象派)」と称されることもある。

1862年8月22日イヴリーヌ県サン・ジェルマン=アン=レー生まれ。
父親のマニュエル・アシル・ドビュッシーは陶器店を経営していたが、
経営難のため、母方の実家に同居する。

1870年カンヌに住む伯母クレメンティーヌ(父の姉)のもと、
彼女の肝煎りでイタリアのヴァイオリニスト、
ジャン・チェルッティ(Jean Cerutti)にピアノを習う(期間は不明)。

1871年詩人ヴェルレーヌの義母、
マリー・モテ・ド・フルールヴィル夫人に音楽の手ほどきを受ける。
夫人はドビュッシーの才能を見抜き、親身に彼を教えた。

1872年10月22日、パリ音楽院に入学。
この時の合格者がドビュッシーを含むわずか33名であった。
ピアニストになるつもりで、マルモンテルのピアノ科クラスに入るが、
何度か学内のコンクールで第1次席賞、第2次席賞を得るも、
1878年と1879年は2年続けて賞が取れずに失敗し、
ピアニストになることを諦める決心をした。

一方でドビュッシーは作曲にも挑戦している。
1878年にピアノ曲『フーガ』(L番号なし)を作曲し、
これは現存するドビュッシーの最古の作品とされている。

と・・・ 実は、彼の功績はまだまだ続くのだけど、
あんまり長くなるのもなんだし、ちょっとめんどう・・・(o´ェ`o)ゞ
ってことで、仕事振りなどはWikipeidaを読んでいただくとして、
人となり的なところを載せてまとめる!

1894年3月テレーゼ・ロジェと婚約するが、
ガブリエル・デュポン(愛称ギャビー)の知るところとなり破談。
この出来事でショーソンと疎遠になり、
ショーソンが1899年6月に事故で没し葬儀に参列しなかった。

って、あらあら・・・

1914年、第一次世界大戦が勃発。
エンマの息子などが兵士として動員されたことを受けて、
戦争を恐れるようになっていたドビュッシーは、
9月に家族とともにアンジェに避難するが、1か月後にパリへと戻る。
この時すでにドビュッシーの身体は病に侵されており、
大腸癌を発病していた。

うーん・・・

1918年初旬、病により床から離れなくなり、
3月25日の夕方に静かに息を引き取る。
葬儀は29日に行われ、
遺体はパッシーの墓地に埋葬された。
埋葬は翌年のことで、前年は仮に安置されていた。

と、功績以外の人生はちょっと悲しい感じが・・・
ピアニストを諦めた時は、
お母さんに「生まなきゃよかった」と言われたそう。゚(/□\*)゚。

ってことで気を取り直してロゴの紹介!
これGoogleChromeでは動画になっていて、
再生ボタンをクリックすると「月の光」が流れ出す。

全部というわけにはいかないので、適当に数枚ご紹介♪













最後は男女の相合傘でカワイイ

ちなみに検索画面のロゴはコチラ



Joyeux anniversaire!



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【cinema】『トゥ・ザ・ワンダー』

2013-08-19 18:59:04 | cinema
'13.08.10 『トゥ・ザ・ワンダー』@吉祥寺バウスシアター

twitterで吉祥寺バウスシアターのことが話題になり、お友達のmigちゃんとtomocoさんと行こうということになった。ちょうど3人とも見たかった今作が上映されるってことで計画!3人で見てきたー♪

ネタバレありです!

「モンサンミッシェルで出会い恋に落ちたニールとマリーナ。2年後、2人はニールの故郷に近いアメリカのオクラホマ州バードルズビルで暮らし始める。マリーナと前夫との間の娘タチアナもニールに懐き、幸せな日々は永遠に続くかに思われたが・・・」という話。これはねぇw イヤ、おもしろかったし、好きなタイプの作品なんだけど、淡々としているので寝てしまった・・・ 寝てしまった理由は、とっても説明しずらいんだけど、つまらなかったからではないし、だんだん重く辛くなっていく話にも関わらず、とっても心地良かったから。伝わるかなぁ・・・ 監督がこだわった自然光のせいかもしれない・・・

第69回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門、第37回トロント国際映画祭でも上映された作品。シカゴ・サンタイムの映画評論家ロバート・イーバートは4つ星中3つ星という高評価を下した。ちなみに、2013年4月4日に死去したため、4月6日公開の今作が彼の最後のレビューとなってしまったそう。ご冥福をお祈りします。と、なんだか暗く始まってしまった・・・

見たかった理由はテレンス・マリック監督作品だから。といっても、実はそんなに見てないw ただ、前作『ツリー・オブ・ライフ』(感想はコチラ)がとっても心に残ったから。その難解さゆえに賛否両論で、中には独りよがりの駄作だと言う方もいた。自分と合わないからといって駄作だとするのには異論があるけど、合わない人は多いと思う。自身は、作中で流れたスメタナの「モルダウ」のように、一遍の叙事詩を見た気がしてとっても好きだった。極端に、説明を排除した作風は、映画評論家の町山智浩氏による解説(町山智浩の映画塾!|WOWOW)により、テレンス・マリック監督の極私的な感情を描いた作品であることが分かった。町山氏によればヒントが与えられていないのだから、分からなくても仕方がないとのことだし、もちろん本当の部分については分からなかったけど、主人公の思想とか、思考を映像化したものであること分かってた。そして、それを素晴しく美しい映像で紡いでいく感じが本当に好きだった。今作もそれに近い感覚。

もう少しテレンス・マリック監督のことを書かせていただく! なにしろ自分メモ的な部分も大きいので(o´ェ`o)ゞ ハーバード大学とオックスフォード大学で哲学を学び、マサチューセッツ工科大学で教鞭を取ったこともあるインテリ。だからやっぱり作風も哲学的なのでしょう・・・ 自身は哲学が何であるのかサッパリ分からないけど 1970年代から映画を撮り始めるが40年間で6本しか発表していないという超寡作な監督でもある。その間、フランスで教鞭を取って生計を立てていたこともあるということなので、撮りたいと思えなければ撮れないというか、撮りたくなったら撮るというか・・・ 芸術家肌なのでしょう。そういう意味での作品に対してのこだわりは、編集の段階でも遺憾なく発揮される。作品に不要もしくは合わないと感じれば、躊躇なくカットするらしく、今作でもジェシカ・チャスティン、レイチェル・ワイズ、アマンダ・ピート、バリー・ペッパー、マイケル・シーンの登場シーンは全てカットされている。特に、ニールの親友ダイアナ役を演じたレイチェル・ワイズはかなりのシーンを撮影したのに全カット、エンドロールにもクレジットされていないらしい・・・

役者にも演じるのではなく、その人物の内に入り込むように要求するそうで、台本を渡さず、セリフを書いたメモを現場で渡すという撮影方法らしい。そのため役者たちは撮影に入る前に役作りが出来ないわけだけど、今作に出演しているレイチェル・マクアダムスは、役柄の性格や雰囲気を持った役者を選んでいるのではないかと語っていた。まぁ、それはどの映画でもあることだとは思うけれど、それがもう少し深いってことなのかなと理解。ただ、全く何も言わないわけではなくて、事前に映画、音楽、文学、美術に触れるよう指導するそう。クインターナ神父を演じるハビエル・バルデムには、ロバート・キャパやアンリ・カルティエ=ブレッソンも在籍したマグナム・フォトのユージン・リチャーズが同行し、貧しい人々や、死に瀕している人々を訪ね、写真を撮ったのだそう。また、今作の主演ベン・アフレックはドストエフスキー、トルストイ、フィッツジェラルドの小説を読むように言われたそうだし、マリーナ役のオルガ・キュリレンコも「カラマーゾフの兄弟」や「アンナ・カレーニナ」を読むように言われ、その上で教会に通うように言われたのだそう。ぼんやりとではあるけれど、なんとなく分かるような気はする・・・

と、長々書いてきたのは、本作も相変わらず、分かりやすい説明や、ヒントはあまりないということ。1組みの男女の出会いと別れを通して、愛とは何かってことを描いているわけだけど、ホントにその時々のその人物たちの感情のぶつかり合いや、すれ違いなどを映しているだけ。幸せな時も、辛い時も、悲しい時もカメラは回り続ける。見ている側がその映像から何かを感じ取って行く作り。テレンス・マリック監督には、もちろん込めた思いがあったのかも知れないけれど、前作以上にセリフなどで説明が無い以上、それは分かってもらわなくてもいいのかも・・・ 監督自身としては映画を撮ることによって、表現したい自分の思いや感情があって、それが形になれば全てを完璧に自分と同じように理解してもらわなくてもいいのかも。もちろん、伝えたいことはあるけど、受け取り手がハッキリと形にならないながらも"何か"を感じ取ってくれればいいというか・・・ 自己満足といえばそうなんだけど、もっと哲学的な・・・ 上手く言えないんだけど、どんな相手ともピッタリとシンクロするように理解し合えることは無理だと思っていて、それぞれがそれぞれ経験の中から得た知識や、感情や感受性で、それぞれの受け取り方をしてくれればいいと思っているのかと・・・ 伝わりますかね? 自分でも良く分からなくなってきたw

前作『ツリー・オブ・ライフ』を見た時はスゴイものを見てしまった!と思って、その年の2位になった。なので、やっぱり前作の方が好きだけど、今作の方が分かりやすいと思う。分かりやすいっていうのは語弊があるかな? テーマは"愛"なんだけど、恋愛という形で描いているから入りやすいと思う。冒頭、いきなり列車の中でイチャイチャする男女。指定席なのか同じ車両には、あと1人女性が乗っているだけ。2人の悪ふざけはどんどんエスカレート。テーブルに乗っちゃったり。同じ車両に乗り合わせたら迷惑だけど、映画で見ている分には美男美女だし微笑ましい。まぁ、ちょっと勝手にどうぞとは思ってたけどw

2人が向かったのはモンサンミッシェル。原題も同じ『TO THE WONDER』で、これが実際は何を意味しているのかってことは、前述しているとおりテレンス・マリック監督が込めた思いはあるのでしょうが、正解を求めなくてもいいのだとは思う。ただ、モンサンミッシェルは"西洋の驚異"=仏語:Merveille、英語:Wonderと呼ばれているそうで、タイトルの意味の1つはモンサンミッシェルを表しているらしい・・・ 2人はここで恋に落ちる。少し暗いトーンの映像は、恋愛初期のキラキラ感にはそぐわず、この先の2人を暗示するようでもあり、成熟したヨーロッパと、2人がこれから暮らすことになるアメリカとの対比になっているのかもしれない。とにかくモンサンミッシェルが神秘的に撮られている。モンサンミシェルは改築や増築が繰り返されているものの、元々は6世紀に造られた教会。一方、2人が移り住むことになるバードルズビルには1956年に建築された、フランク・ロイド・ライト設計のプライスタワーがあるそうで、新旧の偉大な建築物の対比にもなっているのだそう。

そういう説明あったかな?とか思うけど、公式サイトやチラシによると、ニールは作家志望だったらしいw こちらも公式サイトによると、2人とマリーナの娘のタチアナがアメリカに移り住んだのは2年後らしいので、この間ニールは小説を書くためフランスに来ていたのだと思われる。アメリカに移ってからは、環境保護調査員として働いているので、おそらく生活のため小説家の夢は諦めたのでしょう。調査員の仕事も上手く行っているとは言えない。真面目に調査すれば、土壌の汚染が発見されるけど、住人たちにはその土地での生活があるわけで、思わぬ反対にあう。もちろん、彼を責めているわけでなないけど、正しいことをしているはずなのに、口々に不満をぶつけられたら辛い。当然、ストレスが溜まっていくわけだけど、残念ながらマリーナはその受け皿となってくれる女性ではなかった。それは、もちろんマリーナが悪いわけではなくて、その時ニールが求めた癒しを与えてくれるタイプではなかったというだけ。ニールのワガママとも言えるけれど、人間なんてそんなもの・・・

マリーナは10代で結婚して18歳でタチアナを出産。夫は浮気を繰り返して蒸発。正式に離婚していないため、ニールと結婚できない。マリーナは妻や母になる自覚があまりないまま、結婚してしまったのかな?と思う。無邪気でとらえどころがなく、感情の起伏が激しいのも彼女の魅力ではあるのだけど、自分のストレスの癒しを彼女に求めてしまうのは違うのかも。家事も得意ではないらしく、一緒に暮らし始めてどのくらいになるのかは分からないけれど、朝起きたニールがダンボールの中からクシャクシャの靴下を探し出して履くシーンや、料理が黒焦げになって部屋中煙だらけになるシーンが映し出される。セリフは一切ないので、その時々2人がどう感じていたのかは分からないけど、おそらくニールの中にあったであろう"妻"というか"主婦"というような概念には当てはまらない女性であるという思いがあったような気がする。ただ、奔放で無邪気な彼女を包み込めなかったのも事実なわけで、それはマリーナだけが悪いわけじゃない。

もう1人主要な登場人物としてクインターナ神父という人物が登場する。信仰と現実に苦悩する姿が描かれる。神を信じれば救われると説くけど、現実に救われない人々はたくさんいるわけで、そういう無常観にとらわれているというか・・・ マリーナは自分から離れていくニールの気持ちに気づき、クインターナ神父に相談する。前述のマリーナの過去は、神父への告悔とまではいかないけれど、相談として描かれる。そしてマリーナは「愛とは何か?永遠の愛は可能なのか?」と問う。すると神父が「愛は感情だけではない。愛は義務だ」と応える。おそらく、これがこの映画の言いたいことなのだと思う。

ニールの心の変化に気づいたのマリーナだけじゃない。お父さんになってとまで言っていたニールに対して、あなたはお父さんじゃないと言い放ったタチアナ。フランスでは友達がたくさんいたのに、アメリカでは友達ができない。友達になってくれそうな子はいたので、おそらくタチアナ側が彼女と合わなかったのかなと・・・ 幼い頃に父親に捨てられて、少女のままの母親と2人で生きてきた彼女は、無邪気なままではいられなかったのかも。だから、周りの子達を子供っぽいと思ってしまう。何気ない会話だけど、タチアナがつまらないと感じているのは伝わってきた。セリフもほとんどなくて、説明過多ではないけど、ちゃんと映像で語っている。彼女がニールに父親じゃないと言ったのは、父親になろうとしていないことに気づいているから。そんな、タチアナの状態や、ヴィザの問題もあり、マリーナは2人でフランスへ帰るという手段に出る。もちろん、引き止めて欲しいからだけど、ニールは引き止めない。マリーナが引き止めて欲しいのは、もちろんニールを愛しているからだけど、身寄りのない彼女はフランスに帰っても頼る人はいない。それを知っていても引き止めないのだから、ニールは冷たいとも思うけれど、気持ちが冷めているのであれば仕方がない・・・

この辺りから眠くてウトウトしてしまったのだけど、ニールはその後幼なじみのジェーンと再会する。お互い辛い別れを経験した2人は急速に惹かれ合う。ただねぇ・・・ もちろん、そういう風に始まった恋愛が、本当の愛に変わる場合もあるけれど、お互いの傷を癒すためだけに求め合っている場合、進展しにくいのかなと思ったり・・・ ここで寝てしまったので、後から同行の2人に聞いたところによると、どうやらパリに戻ったマリーナは仕事もなく、タチアナは家を出て前夫のもとで暮らし始めていた。そんな彼女の状況に責任を感じたニールは彼女を呼び寄せ、2人は結婚する。気づいたらいきなり結婚しててビックリしたw この場合ジェーンもかわいそう ニールをダメ男とは思わないけど、いつでも夢とか理想とかが先にあって、現実が見えてない気がする・・・ ニールがマリーナに失望した気持ちも分かるし、マリーナとは違うタイプの明るく快活なジェーンに惹かれた気持ちも分かるけど、優柔不断なニールにも原因があるのは確か。とはいえ、誰が悪いわけでもないのが見ていて辛いところ・・・w

この結婚生活は前出の"愛は義務だ"ってところを表現しているのかな?と思う。実際、どんな意図をもってクインターナ神父にこのセリフを言わせたのかは分からないし、どう感じるべきなのかも分からない。ただ、一般的に考える恋愛関係でいうところの"義務"っていうのは、最終的には"結婚"だと思ってるでしょ?ってことなのかと・・・ 事実、ニールがマリーナと結婚したのは責任を感じたからなわけだし。ただ、そんな結婚が上手くいくはずもなく、2人の心は離れるばかり。ついには物を投げて喧嘩するしまつ。そんな中、傷ついたマリーナは以前仕事をしてもらった大工と偶然再会し、そのままモーテルへ行ってしまう。彼女はこの過ちをニールに話し許しを乞うが、ニールは激怒し、車から降ろされ置き去りにされてしまう。結局、ニールは戻って来るけど、彼女を許すことができずに苦悩する。

クインターナ神父に教えを乞うニール。ニールはマリーナを赦すけれど、それはマリーナの行為を赦すということで、その罪ごと受け入れて許すということじゃない。結局2人は離婚することとなり、マリーナは飛行機に乗り去っていく。行き先は不明。普通に考えるとフランスだろうけれど、ウクライナ出身の彼女にとってフランスは故郷ではないし、娘も失った彼女にとってフランスは辛い場所かもしれない・・・ 数年後、他の女性と暮らしているニールの姿が映される。平凡で刺激はなさそうだけど幸せそうな風景。一方マリーナは森の中。彼女はまだ彷徨っているのかも? そこにモンサンミッシェルの映像が被って来る。To The Wonderってことでしょうか? 相変わらず余韻を残す終わり方・・・

キャストは全員良かったと思う。ニール役は当初クリスチャン・ベイルが予定されていたそうだけど、ベン・アフレックで良かったと思う。クリスチャン・ベイルは演技上手いけど、神経質そうな雰囲気があるので、映画全体が深刻な感じになってしまう気がする。本人としては善意からしていることや、よかれと思ってしていることが裏目に出てしまったり、ほんの少し心に生まれた違和感みたいなものがぬぐいきれなくて、結果いろいろ上手くいかない人の役なので、そういうのベン・アフレックの方が合ってる気がする。脚本や監督もこなす才人だけど、持ち前のいい人感のせいか何となく頼りない感じが持ち味だと思っているので。もちろん、勝手な印象! レイチェル・マクアダムスはクレジットの大きさに比べると意外にちょい役だった気も・・・ 別にジェーンと恋に落ちる要素って必要なかった気もするし・・・ ただ、辛い状況にありながらも、明るく快活なアメリカ娘って感じは良かったと思う。ずっと暗い表情のクインターナ神父のハビエル・バルデムはさすがの存在感ではあるけど、キリスト教の教義とかそういう部分の知識が全くないため、彼の本当の苦悩が理解できず、自分の中では消化不良ではあるのだけど、2人を導く役ではあるので、重要人物ではあるのかなと・・・ ただし、彼が別の指導をしていたら、2人は救われた部分もあるのか? などと思うのは、やっぱりハビエル・バルデムの悩める演技のおかげ。そして、マリーナのオルガ・キュリレンコの危うさがスゴイ! 出会った直後の無邪気な感じも、一緒に暮らし始めてからの拙さも、結婚してからの感情の起伏の激しさも、やっかいでありながら魅力的! いつもとらえどころがなくて、ずっと彷徨ってる感じ。そして美しくてキュート!

とにかく映像が美しい!『ニューワールド』や 『ツリー・オブ・ライフ』でも撮影を担当した、エマニュエル・ルベツキの映像が素晴らしい。テレンス・マリック監督といえばの"マジック・アワー"。マジック・アワーというのは、日没後の数十分存在する明るい時間の、明るいけれど光源が存在しない時間帯や状態のことを言う。このマジック・アワーに撮影された映像は、暗く灰色がかった印象のモンサンミッシェルや、パリの街並みは神秘的で、一方黄色っぽいバードルズビルの乾いた感じも印象的。全て、実際の場所でロケされていて、バードルズビルやパフスカで撮影された風景は、アンドリュー・ワイエスやエドワード・ホッパーの絵画を意識したのだそう。なるほど! たしかにワイエスっぽいかも! 光陵としているのに閉塞感がある感じ・・・ そういえば、多分パリのシーンだと思うけど、現在大阪で公開中の「貴婦人と一角獣」が映っててうれしかった! 先日、日曜美術館の再放送で見て、新国立美術館での展覧会を見に行かなかったことを激しく後悔・・・ って、映画と関係なかったw でも、美術に対する愛を感じてうれしかった!

『アルゴ』(感想はコチラ)も担当したジャクリーン・ウェストの衣装も良かった! マリーナの黒や紺、グレーなどを基調とした服は、洗練されていながらもどこかキュートで素敵! 白地に大きな柄のワンピなど、やや野暮ったい気もするけど、明るいジェーンの衣装と対比となってておもしろい。ニールの服装もアメリカに帰って来てからは、野暮ったくなるのも印象的。イヤ、アメリカ人がファッション・センスがないってことではなくて、要するににパリとオクラホマを分かりやすく対比しているってことかと・・・ モンサンミッシェルやパリの時のベン・アフレックのロングコート姿がかっこよかった!

見る人を選ぶ作品とも思わないけど、ダメな人はダメだと思う・・・ 嫌いじゃないって人も、元気な状態で見ないと寝ちゃうかもw 自身は気持ちは元気だったのだけど、この日遅刻して走り続けて、しかも『ワールド・ウォーZ』(感想はコチラ)見た後で、疲れていたせいもあって寝ちゃったしw

いわゆる恋愛モノとは違う恋愛映画見たい方オススメ! テレンス・マリック監督好きな方是非! 自然光で撮った映像は必見! ベン・アフレック好きな方、オルガ・キュリレンコ好きな方是非是非!!

そうそう! エンドロールに"Footage from 「TREE OF LIFE」"って出てたけどどのシーンだろ? 『ツリー・オブ・ライフ』の映像を使ったってことだよね? 住宅街の道でチビッコたちが遊んでるシーンかな? 分かった方教えてください!w

『トゥ・ザ・ワンダー』Official site


コメント (4)
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【Agatha】頭隠して尻隠さず

2013-08-19 00:00:00 | Agatha
【本日のアガサ】頭隠して尻隠さず
【本日のアガサ】頭隠して、尻隠さず http://t.co/MguBVBvk2I Posted at 09:06 PM


【本日のアガサ】頭隠して、尻隠さず

毎日暑いから最近はずっとこんな感じで寝てる。顔だけカーテンから出すと涼しいのかな? 窓の外を見てるかんじでもないんだけど・・・ まぁ、カワイイのでOK


http://twitter.com/maru_a_gogo


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【sports】千葉ロッテマリーンズ vs オリックスバファローズ 観戦

2013-08-18 00:00:00 | sports
【野球観戦】千葉ロッテマリーンズ vs オリックスバファローズ
幕張本郷へ!今日はこれからマリンスタジアムで野球観戦だー☆ Posted at 04:57 PM


QVCマリンスタジアム

高校時代からの友人M紀は大の千葉ロッテマリーンズ好き! 以前にも連れてってもらったけど、今回は同じく高校時代からの友人Yuweeとよっぱと4人で観戦♪ 星空の下ビール飲もうぜってことで集まったw え?! 野球は?!w


井口選手日米通算2000本安打セレモニー

この記事、千葉ロッテ球団カラーで書こうかと思って調べたら"白・黒・グレー・赤"と、あまりかわいくないので、マスコットキャラのリーンちゃんのスカートカラーにしてみた。別にどうでもいいけどw


左からリーンちゃん、マーくん、ズーちゃん、COOL
マスコットキャラたちも登場して、ダンスしたり、側転したりと場を盛り上げておりました!



マリン球場で誕生祝いしてもらったよ♪ http://t.co/IMewkqrZZ4 カンパーイ☆ http://t.co/VuUWMfqRxf Posted at 06:48 PM


☆゚+o。Happy Birthday to me。o+゚☆

8月19日が誕生日。なんとYuwee & M紀がサプライズでお祝いケーキ用意してくれてた! キャー うれしい(*/∀\*) 誕生日があまりうれしくなくなって久しいけれど、やっぱり「おめでとう」って言ってもらえるのはうれしい! しかも、野球場でケーキが食べられるなんて素敵 あ、もちろんアイスケーキです


左:Yuwee 手前:maru♪ 右:M紀 右奥:よっぱ

ってことで、試合開始したので早速カンパ─(*´ω`)o∪☆∪o(´ω`*)─イ! 球場で飲むビールはウマイ! QVCマリンスタジアムは浜にあるので気持ちイイ! でも、ちょっと風強すぎだけどw

2杯目オリオン!何しに来てる?!w だって大谷投手いきなり5失点でノックアウトなのですもの… http://t.co/gMX7hsXm4L Posted at 07:39 PM


左:Yuwee 手前:maru♪ 右:M紀


オリオンビール & 石垣島ラー油味ポテトチップ

試合は初回から満塁ホームランも飛び出す5失点でほぼ敗戦決定の予感・・・ 先発の大谷投手のこと二刀流の大谷選手と勘違いしてたけど、そちらは日本ハムだったw 全然詳しくないもので・・・(o´ェ`o)ゞ 早々とノックアウトされてしまったけど、ロッテの大谷投手も去年のドラフト1位とのこと! まぁ、そんな日もあるよ・・・どんまい ゚*。(p`・ω・´)q。*゚ どんまい

写真忘れたw 花火キター!! http://t.co/vLHTQnXxB3 Posted at 07:56 PM


Victory Fire_1


Victory Fire_2


Victory Fire_3

風速7mの風が吹いていたこの日、花火打上げが中止になるかも?というアナウンスが何度か流れ、この日のお楽しみの1つだったので、正直ドキドキしてた。無事、打上げられて良かった! 結構な本数上がったし、やっぱり近くで見る花火は最高

トイレ行っててラッキー7の風船間に合わず Posted at 08:10 PM


QVCマリンスタジアムの空

ラッキー7こと7回攻撃に入る前、風船を飛ばす。前回観戦した時は、風船を飛ばすことに夢中になるあまり、写真撮るの忘れてしまったので、今回は頑張ると張り切っていたのに・・・ おトイレ行ってる間に終わってたよ ということで、おトイレはお早めに!w

福浦出たよ! http://t.co/8HYj2enTIA Posted at 10:36 PM


安打製造機_M紀

M紀は福浦選手のファン。この日は残念ながらスタメンではなかったのだけど、ピンチヒッターで登場! ってことでM紀がCAPを装着! 福が裏になってるから福浦なんだって(。・w・。) ププッ ちなみに奥がよっぱ。


左:Yuwee 右:maru♪

なんとソウルマッコリも売りに来る! あと、ハイボールとか、幕張カクテルとかも♪ 幕張カクテルとっても気になってたんだけど、1回くらいしか回ってこなかったような・・・ マッコリとっても飲みたかったので、ずーっと待ってた。やっと来たので即購入! ってことで、カンパーイ(`・з・)ノU☆Uヽ(・ε・´)カンパーイ


QCVマリンスタジアム

試合は、1点は返したものの後半に3点を加えられて敗戦・・・ 特別ロッテファンではないけど、やっぱり来たからには勝って欲しかった。゚(●'ω'o)゚。うるうる まぁ、こんな日もある!


Marines Car

休場外にマリーンズ・カーが2台置かれていたので乗ってみたw お見せできる顔ではないのでピンク●で隠しちゃいましたが、満面の笑顔でゴザイマスw

焼肉處南山
南山で焼肉 http://t.co/oMYPKiDXYy 鶏しお&チョレギサラダ http://t.co/GdXkMPuUL4 Posted at 10:28 PM


左奥:よっぱ 右:Yuwee 手前:maru♪


奥:チョレギサラダ(730円) 手前:鶏しお味

中落ちカルビ http://t.co/S2xRppBTZp とり塩&中落ちカルビ http://t.co/ffVmCLe6qI Posted at 10:49 PM


中落ちカルビ(1,800円)


中落ちカルビ ・鶏しお・中落ちカルビ・鶏しお・・・

この日のお楽しみ第2弾は、幕張本郷駅前の焼肉處南山♪ ここ、千葉ロッテをはじめとした野球選手や、芸能人たちのサインがズラリと並ぶ有名店。中落ちカルビが絶品! ポテトチップや柿ピー食べながら見てたので、お腹そんなに空いてないけど、やっぱり食べなきゃね♪

ってことで、焼き系はここに来たら絶対食べなきゃの中落ちカルビと、鶏しお♪ 中落ちカルビ相変わらず(゚д゚)ウマ-☆ 鶏もおいしかった!

石焼ビビンバー☆ http://t.co/kWl5MUO28B Posted at 10:59 PM


石焼ビビンバ(1,200円)

よっぱは以前来たことあって、その時食べた石焼ビビンバがおいしかったということで、こちらもオーダー! 前回の方がおいしく感じたそうだけど、おいしかった! 少し薄味なので中落ちカルビを用のおろしポン酢かけたらウマ!

偶然にも元野球部のよっぱの先輩がいらしてて、帰り際ご挨拶に来てくれた。もしや?と思っていたらやっぱり! なんと私たちの分までお支払いを済ませてくれていた!! ワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪ なんて素敵先輩 よろしく伝えてくれるようにお願いしたけれど、この場でもお礼を言っておこう! 素敵先輩!ご馳走様でした!┏O)) アザ━━━━━━━ス!

そして、3人であんな話、こんな話、特に高校時代の話は懐かしくて楽しかった! また行こうね~

焼肉處南山 幕張本郷店:
千葉市花見川区幕張本郷1-3-33 キャロットビル1F
tel:050-5796-9037

焼肉處南山|ぐるなび

http://twitter.com/maru_a_gogo


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【cinema】『ワールド・ウォーZ』

2013-08-17 15:10:01 | cinema
'13.08.10 『ワールド・ウォーZ』@吉祥寺オデヲン

ブラッド・ピット舞台挨拶試写会に応募したけど見事に玉砕! ヤプシネマージュ終了しちゃってから、試写会全く当たらなくなっちゃった・・・ 公開日のこの日、お友達のmigちゃんと行ってきたー!

ネタバレありです! 結末にも触れています!

「元国連調査員ジェリー・レインは、家族と共に車で出かけたが、渋滞にはまってしまう。何とウィルス感染者たちが、人々を襲っていたのだった。なんとか脱出に成功したジェリーは、元上司である国連事務次長ティアリーを頼るが、彼は家族の安全を保障する見返りとして、ジェリーに感染原因調査の協力を求める。家族のため危険な任務を受けるジェリーだったが・・・」という話。普通におもしろかった! いろいろツッコミどころはあるけど、見ている間は気にならない。ホントは気になってたけどw まぁ、一言で言ってしまえばブラピ映画なので、そう思ってみれば、最後こじんまりしちゃった気もするけど、よくまとめていると思う。

公開して既に一週間経っているので、そろそろ浸透してきたかもしれないけれど、『ワールド・ウォーZ』の"Z"はゾンビのこと。ただ、この映画の中ではゾンビという怪物というよりも、感染症患者という扱い。うーん、患者扱いは別にしてないなw あくまで感染したという感じ。特別ゾンビ好きでもないし、全然詳しくないので、扱いというか位置づけみたいなものが違っている気はするけど、具体的に何がどう違うのかは説明できない いわゆるゾンビ映画のゾンビも、噛まれるとゾンビ化してしまうけど、それは今作も同じ。比較的早い段階の感染者たちは、発症(ゾンビ化)するのに、数十分かかっていたらしいけれど、世界中に蔓延してしまっている現在では12秒でゾンビ化してしまう。そのため、驚異的な速度で感染者が増えていくことになる。まぁ、この"感染者"という位置づけも、最終的にはゾンビ扱いって感じにはなっていくので、ことさら強調する意味はない気もするけど、個人的はそこがおもしろいと思ったので。

知らなかったのだけど、実はマックス・ブルックスという方が書いた原作があった。原作の邦題は「ワールド・ウォー・ゼット」 Zとゼットの違いについては、TLなどでもチラホラ物議をかもした、諸事情によるものなのかな? まぁ、そんなに秘密めかす必要もないかw いわゆる宣伝戦略ということ。最近、洋画離れが進んでいる。原因の一つにはCGを多用した大味な作品ばかりで飽きられているということがあるらしい。シネコン化が進んで、いわゆる話題作や大作しか上映されにくくなっていて、宣伝もあまりされない。映画好きならば自ら情報収集し、見たい作品であれば多少不便でも映画館に足を運ぶと思うけれど、「映画でも見に行くか」というスタンスの人がほとんどだと思うので、となると与えられた情報の中から作品を選択することになる。お近くのシネコンのサイト見て、上映中の作品を選ぶことがほとんどだと思うし、他はテレビCMや雑誌などの媒体ってことになると思うけど、それ自体が話題作しか扱われないのだから、そこに飽きちゃったら見には来ないよね・・・

長々何が言いたいかと言えば、だからこの映画にゾンビが出てくるということは極秘扱いになったということ。つまり、特別映画好きではない人たちにとって、未だにハリウッドスターといえば、ブラッド・ピットやトム・クルーズであるってこと。まぁ、それも極論だとは思うけれど、そう考えたから"ブラッド・ピット主演のパニック映画"ということにしたかったってことだよね・・・ 事実、そこそこ映画見ている友達もゾンビ映画と分かった瞬間、なら見ないって断言してたしw そう考えると、戦略としては正しいと思うけれど、長い目で見ると逆に自分たちの首を絞めている気も・・・ 多くのハリウッド・スターや監督たちが、来日してくれるのは、日本が重要な市場だと思っているからであって、興行成績がこのまま落ち込んで行けば、そのうち誰も来てくれなくなるかも? と、ちょっと日ごろの愚痴や懸念を書いちゃった(o´ェ`o)ゞ

いろいろ書いたけれど、今作は紛れもないブラピ映画。見所はブラピであることは間違いない。ブラピ以外の出演者地味だし・・・ 同行のmigちゃんはゾンビ映画好き。その観点からすると、ゾンビ映画としては物足りないのだそう。自身はホラー映画もゾンビ映画も怖くて見れないってことはないし、グロや痛い描写では思いっきり体が引けてるけど、見れないことはない。内臓ドバーとか気持ち悪いのはちょっと見たくないけどw そんな自分が見ても、たしかにちょっと物足りないかもと感じるくらい、ゾンビたちが人間を噛むシーンはあるものの、ほとんど見せていない。 どうやらブラピが原作を読んで映画化を熱望したそうだけど、 migちゃん情報によると、子供たちにゾンビ映画に出て欲しいと言われたかららしい。子供たちの願いは叶えたいけど、残虐シーンは見せたくないという親心が反映されているってことかも知れないけれど、図らずも何も知らずにブラピ目当てで見ちゃった女子にも優しい仕様となっているw まぁでも、この程度でもダメな人はいるだろうけれどw

フィラデルフィア市街地でZに襲われたジェリーは家族を守るため、かつての上司に助けを求める。友情的な思いもあっただろうけれど、ジェリーに利用価値があると判断した上司は、ジェリー一家のためにヘリを派遣しててくれる。結局、郊外のマンションの屋上で無事救出されるのだけど、ここまでが長い! ゾンビに襲われてるのに、自分のお人形がないと泣き叫び、イライラさせる次女。何とか薬を手に入れたとはいえ、たった一回しか大きく発作を起こさない長女の喘息設定など、単純にドキドキさせるだけの要素はありがちで、しかもそんなにドキドキしない。マンションでは、ある家族と出会い、彼らの家で食事を出してもらったり、お酒飲んだりつかの間の休息を得る。長年の経験から動き続けていることが身を守るすべだと説くけど、移民で英語もあまり話せない両親は動かないことを選択。結果、彼らはゾンビ化してしまうけれど、唯一ジェリーに従う意思を表していた息子のトミーだけは、なんとか難を逃れ、ジェリー一家と共に脱出に成功する。脱出成功したものの、このトミーの存在が全然生かされない。生かさないなら何で登場させたんだろ? ゾンビ化してしまった父親が追ってきたので、おそらく母親が身を挺して彼を救ったのだと思うので、それはとんでもなく辛い体験だし、ラストで家族と一緒にいるので、おそらく一家に迎えられるってことだと思うけど、映画自体には特別必要な要素ではないし・・・ と、長々書いているのは、そんなにドキドキしないのに、救出されるまでが長い!ってことが言いたいわけですw

ジェリーの任務は、感染原因を探る博士に同行するというものだったのだけど、何とこの博士が任地に着くなりゾンビに襲われ、軽くパニックになり足を滑らせ、銃が暴発して死んでしまうというトホホな展開・・・ この博士役を演じたのは最近ハマったTVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」にも出演しているイライアス・ゲイベル。もう少しなんとかならなかったか? あまりにも不憫な扱い・・・。・゚・(ノД`)・゚・。 まぁ、ブラピがメインで調査する羽目になる展開にならなきゃダメなので、致し方ないとはいえちょっと雑。意外にこういう雑な部分は多くて、大味な印象は否めない。前述したトミー少年ほっぽらかしとかw 最初に訪れた韓国で、監禁されていた元CIAの人はなんだったんだ? とか・・・ わざわざ基地にやって来て、ほんの少しのヒントをもらって直ぐイスラエルに向かうことになるんだけど、ジェリーが移動する度、護衛の軍人が犠牲になってしまうわけで・・・ まぁ、ここでゾンビは音に反応するってことが分かったし、そのためジェリーたちは音の少ないチャリで飛行機まで向かうっていう設定は、チャリ通OLちゃんとしては好きだったw

ただし、この音に反応するってことが、次のイスラエルで全く生かされなかったのが残念 まぁ、でもエルサレムもパニックになってくれないと、ジェリーがある重大な発見をすることが出来なかったしw イスラエルでは壁を築き、ゾンビの侵入を防ぐことに成功していた。難民キャンプと化したエルサレムの街に逃れて来た人々は、喜びあまり神を称える歌を歌い始めて、ゾンビを活発化させてしまい、結果エルサレムは地獄と化す。そんな中、警護に当たってくれた女兵士セガンと共に、民間機に乗り込み辛くも脱出に成功するけど、実はこの民間機にもZが潜んでいた。文字通り潜んでるw エコノミーがパニック状態になる中、ビジネス&ファーストの乗客たちは手荷物でバリケードを築くけど、それも時間の問題ってことでこちらもパニックに。絶対機内パニック来ると思ってたらキタw 自分の勘が鋭いってことじゃなくて、王道展開だからパニック映画何本か見ている人なら誰でも分かる。でも、手榴弾で飛行機半分吹き飛ばすシーンは好き! これはちょっとスカッとした! 実際、飛行機の天井が抜けるという考えられない事故が起きたらしいけど、犠牲者がゾンビならば心置きなく「吹き飛ばせー!」って思えるw もちろん飛行機は墜落して大破。奇跡的にジェリーとセガンが助かるのもご都合主義過ぎるけど、主人公は死なず(`・ω・´)ゞビシッ!! はセオリーだからOK。

2人はカーディフにあるWHO施設に向かう。お腹に機材の一部が貫通してしまったジェリーはセガンに助けられながら、瀕死の状態で到着。「SHERLOCK」シーズン1の第1話で、被害者がカーディフから来たことをシャーロックが推理するシーンがあるけど、もっと都会的な感じなのかと思ったら、かわいらしい家が並ぶ静かな町でビックリ。湖水地方やコッツウォルズを旅したことあるけど、イギリスの田舎はかわいくて静かで好き。カーディフも行ってみたいな♪ 話それたので元に戻す!

WHO施設で傷の手当てを受けたジェリーは、今までの経緯から導きだした持論を語る。エルサレムでZたちが、老人と痩せた少年を通り過ぎて行った光景から、人間を食べることで生きているゾンビは、動物的な感覚で病気で弱っている人間を避けているのではないかというもの。WHOの研究員たちもその説を支持するけれど、それを発表するには誰かが病原菌に感染し、Zと対峙し無事であることを立証しなければならない。所内にはあらゆる種類の病原菌があるけど、残念なことにそれらが保管してあるB棟では、感染が広がってしまい、Zと化した研究員たちがさ迷っているのだった・・・ これにより、Zたちはターゲットである人間を認識しなければ、行動速度は極端に遅く、ボーっと歩いているだけであることが分かる。当然、ジェリーと護衛のセガン、そして所内に詳しい研究員1名がB棟に向かうことになるわけだけど、もちろん音を出してしまいZを活発化させてしまう。王道だけど、ここはZに襲われてくれないとつまらないw ひとしきり、Zとの戦いが繰り返された後、セガンと研究員はA棟へ帰還。病原菌を持ち帰れるのはジェリー1人となってしまう。これも王道!

Zと病原菌保管庫で1対1となったジェリーは、自らに病原菌を注射する。ジェリーの説が正しいかとは限らないし、量や種類を間違えれば死んでしまうリスクもある。ドキドキさせる演出だけど、ジェリーが病原菌を打ち、Zがジェリーを襲わないことは、特別勘の鋭い人じゃなくても分かってしまうので、そんなにドキドキはしない。もちろん、想像どおりになって、病原菌を運び出したジェリーは、Zたちの間を余裕の笑みを浮かべて通り抜けて行く。ちょっと感動 ベタといえばそうだけど、やっぱりこういうヒーローものは、こういうドヤ顔シーンがないとね(・∀・)ウン!!

ジェリーが身をもって立証したことから、直ちに病気を偽装するワクチンが作られる。ただし、映画自体は人間完全勝利とはなっていなくて、Zとの戦いは収束せずに終わっている。言い忘れていたけど、エルサレムで消息を絶ったジェリーは死亡したものとされ、米軍空母内に避難していた家族は、難民キャンプへ移送されてしまう。任務から戻ったジェリーがキャンプで家族(含むトミー)と再会するシーンに、「これで終わりではない。ある者はワクチンに希望を見出し、ある者は戦いこそ有効な手段だと考えている。人類とZとの戦いは続く」というようなナレーションが被って終了。続編が作られそうなエンディングだけど、多分作られないんじゃないかなぁ・・・ たしかに、解決はしてないけど映画としては、オチのつかないオチってことで完結している気がするし、続編作ってもこれ以上面白くはならないと思うw スッキリ解決しないと気が済まないタイプの人はダメかもしれないけど、個人的にこの終りは嫌いじゃなかった。こういう映画の性質上、絶体絶命に追い込まれても、ご都合主義的に難を逃れて行くってことが繰り返されるわけで、散々それを見てきたのに、最後もアッサリ解決だと拍子抜けしてしまうかも。解決の兆しが見える程度の終りは好きだった。

キャストは子供たちのリクエストに応えるためとはいえ、この役を熱望したというブラッド・ピットはさすがの存在感で熱演。何故か全くなびくことのない長髪だけど、いわゆる美しいヒーローではなく、家族のため人類のため頑張るお父さんという役作りは良かった。家族を人質にされたような形で始めた任務だけど、昔の感覚が戻って生き生きしだしちゃうのも良かった。ブラピのギャラが高かったのか、製作費にお金がかかったのは知らないけど、ブラピ以外のキャストは地味。出演作を見たことある俳優も何人かいたけど、直ぐに役名が出てくる人はほぼ皆無。でもでも! WHO研究員役でモーリッツ・ブライブトロイが!! スゴイちょい役・・・ なにこの扱い? ブラピ以外の役は、ほとんど活躍しないので、どの役なら納得したのかと聞かれると困るけどw トミー役の少年がしっかりとした、意思が強そうな感じを好演していたので、もう少し活躍させてあげてもいい気がしたけど、全く生かしていなくて残念。まぁ、ヒーローは1人だけだということかも?

と、おもしろかったと言っていたわりに、感想書き始めたら粗探しのような感じになってしまったけど、決してダメな映画ではないと思うし、見ている間は楽しめた! ゾンビのデザインは、ゾンビ好きの人には物足りないかもしれないけど、個人的にはこのくらいがいいかなw 別に怖いのダメじゃないけど、アッサリ風味で見やすい。前述したとおり、人が襲われるシーンとか、残虐なシーンはハッキリ映ることはほぼないので、女子にも優しい仕上がりになっている。カーディフの暗い朝とか、エルサレムの乾いた暑さを感じる黄色っぽい映像が美しくて好きだった。間一髪離陸した機内から見た、Zとの戦いが続くエルサレムの映像は切なかったし・・・ やっぱりこれは大画面で見た方がおもしろいと思う。

ゾンビ映画好きの人には物足りないと思うけれど、ゾンビ映画は見たくないという女子を、ブラピ主演のパニック映画だと言って連れて行っても、騙されたとケンカになることは思う。 責任は持たないけどw でもまぁ、これはやっぱりゾンビ映画というよりは、やっぱりブラピ大活躍のパニック映画なので!

ってことで、見てみようかなぁと思っている方は、大画面で是非。ブラピ・ファンの女性の方も是非~

『ワールド・ウォーZ』Official site


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【cinema】『パシフィック・リム』

2013-08-16 01:13:16 | cinema
'13.08.09 『パシフィック・リム』@丸の内ピカデリー

見たいと思って試写会応募しまくったけどハズレ・・・ DVDでもいいかなぁと思っていたのだけど、TLでの絶賛のtweetや、ギレルモ・デル・トロ監督の日本愛に感動! 別件の前売り券買いに行ったら、今作もあったので購入! 急遽見て帰ることに♪

ネタバレありです!

「10数年、突如現れた怪獣。怪獣と戦う戦闘型ロボット イェーガーのパイロットであるローリーは、4年前の怪獣との死闘で共に搭乗していた兄を失い、現在は怪獣の侵入を防ぐ壁の建設現場を転々としている。怪獣の数は年々増え、壁も簡単に突破されてしまう。そんなある日、彼の元にかつての上司が現れて・・・」という話。これはおもしろかった! 日本の男の子なら絶対大好き! まんま日本のロボット・アニメの世界だから。怪獣はそのままKAIJUって言ってるしw ストーリーが単純なのも、主人公が挫折したものの、意外にアッサリ立ち直るのも、やけに突っかかってくるライバルがいることも、そのライバルもアッサリ主人公の実力を認めちゃうところも・・・ もう、上げたらきりがないくらいヒーロー・アニメ的! そして、これこそ正真正銘のバカ映画! 大絶賛です!!

当blogに何度も登場しているバカ映画というホメ言葉は、こちらも何度か説明しているけれど、尊敬するMJこと、みうらじゅん氏の定義による、映画に対する熱い思いがあり、一生懸命作ったがゆえ、結果バカになってしまった映画のこと。バカになっているという基準については、人それぞれだと思うけど、当blogでは見終わった後、「バカだなぁ(笑)」と思ってしまった映画をバカ映画と呼ぶことにしている。ちなみに、こちらも人の解釈はそれぞれだと思うけれど、当blogでは"バカ映画"と"おバカ映画"は区別していて、自分としてはおバカ映画はホメ言葉としては使っていない。これもMJの定義である、おバカの"お"はオシャレの"お"であるっていうことで、おしゃれなところを狙った映画と解釈し、ちょっとあざとさを感じて笑えなかった作品をおバカ映画と分類している。作品に対してあえておバカ映画だとは言わないけれど・・・ もちろん、おバカ映画をホメ言葉として使っていらっしゃる方もいると思うし、自身があざとくて笑えないと感じた映画を、おもしろいと感じる方もいらっしゃると思う。人の好みや感覚はそれぞれなので、それを否定するつもりはないし、自分の定義を押し付けるつもりもない。あくまで、当blog内だけで通用する定義!

と、前置きが長いわけなんだけど、一応きちんと書いておかないとね! 言葉って難しいから・・・ 面と向かって筋道立てて説明したつもりでも、相手に伝わらないことだってある。まして、文字だけのblogではどう捉えるかは受け取り手しだい。自分の言葉であっても、受け取り手の言葉になってしまう。と、しつこいですか?w ということで、映画に話題を戻す!

まだちょっと前置きは続くのだけど、全米ではあまり興行成績が良くなかったそうだけど、監督のギレルモ・デル・トロが「日本に捧げた作品」と語っているとおり、日本オタクの監督が実写でアニメを撮った作品なのだと思う。なので、日本のアニメ好きではないアメリカ人に受けなくても仕方がないw 何故、見てみようと思ったのかは、前述したとおりこの辺りにある。TLに流れてきた絶賛tweetの中に、テレビ番組取材中に、お台場の等身大ガンダムにいたく興奮し、涙を流すデル・トロ監督の姿が・・・ そうなのね!そんなに日本のアニメが好きなのね!もう立派なオッサンなのに、そんなに感動するほど好きなのね! と、こちらも感動 自身もガンダム好きなこともあり、だったらこちらも監督に敬意を表して見に行かなきゃと思ったしだい。そして、見に行って良かった!

個人的な見所としては前述したとおりバカ映画であるということ。ただ、先ほどからくどくど書いているとおり、バカ映画の感覚は人それぞれなので、全く伝わらないと思う。なので、その辺りを自身の感じたとおり書いていこうと思う。ちなみに2D字幕版で鑑賞。今作の3Dの出来とは関係なく、一般的にあまり評判の良くない3D。自身は特にメガネをかけるのが面倒なくらいで、特別苦手ではない。ただ、3Dって最初こそビックリするけど、見ているうちに慣れちゃうし、全体的に後から無理やり3D化する場合が多いらしく、あまり3生かされていない作品が多いことも事実。この映画も実は後づけで3D化されたそうだけれど、そこは映像にこだわりのあるデル・トロ監督だけに、2~3週間でやっつけ仕事的に3D化される作業を、40週間(だったかな?)かけるなど、細かく要求したそうなので、仕上がりは素晴らしいのではないかと思う。事実IMAXで見た方々はその迫力を絶賛してらした。また、長々書いちゃってるけど、要するに自身としては3Dで見たい気持ちもあったけど、時間的に都合が良かったのが2D字幕版だったということと、デル・トロ監督のこだわりについての知識があるよという自慢w

おもしろかったのは、なんといってもイェーガーの操作方法。パイロットが戦闘服のようなスーツとヘルメットを着用して乗り込む。パイロットの動きに連動してイェーガーが動くしくみ。イェーガーを歩かせたければ、パイロットも歩く。これが画的にバカで素晴らしかった! ホメてます!! 最終的にはエルボー・ロケット(だったかな?)とか、剣とか使うけど、基本は素手(?)で戦う。格闘技的な感じ。ということは、もちろんパイロットは空を殴ってますw バカで素晴らしい! 大絶賛です! イェーガーは怪獣と戦うために人類が総力を注いで作ったわけで、当初はパイロットも多く成果を挙げていたけど、怪獣の数が急激に増えたこともあり、戦闘能力が疑問視されている。そんな中、開発当初からイェーガーに関わっており、当初はパイロットでもあったスタッカー・ペントコストが、なんとかイェーガー復活をと白羽の矢を立てたのがローリー。イェーガーは当初1人乗りだったけれど、パイロットの負担が大きいため、2人乗りに仕様変更。お互いの脳をつなぎ共有することで、それぞれが右脳と左脳の役割を果たすという仕組み。記憶や思考を共有することになるため、お互いの信頼関係がなければならないというところが重要ポイントなのだけど、このポイントがクローズアップされるのは復帰したローリーと、新パートナーとなる森マコとの間だけだったりするw イヤ、他に3体のイェーガーと、3組のパイロットが出てくるけど、その中でも主人公たちに絡んでくるオーストラリアのハンセン親子は、父親に反発する息子と、それに対して上手く対処できない父親という構図が出てくる。でも、ドリフトという脳の共有は上手くいっているらしいw ロシア組は男女のパイロットだけど、こちらはどんな関係なのか全く触れずw 香港のタン三兄弟にいたっては、3人乗りになっちゃってるしw 右脳と左脳ともう1人は何脳なの?! などなど、ツッコミどころ満載だけど、それでいいのです! だって、アニメを実写で撮ってるんだから! アニメってこんな感じでザックリとしてる印象だしw もちろんバカにしてないです! ちなみに、ここで言うアニメっていうのは、デル・トロ監督が見ていたであろう、昔の日本のロボット・アニメのこと。

ハンセン息子はローリーにやけにライバル心を燃やし、相手にされてないのに突っかかって来るし、最初のシュミレーションでドリフトに失敗し、基地自体を破壊しかねない状況にしてしまったローリーとマコは、全員から白い目で見られるけれど、実戦で活躍して大喝采! あんなにローリーにケンカ腰だったハンセン息子もあっさり認めちゃうけど、素直になれない感じもありがちw 森マコの子供時代の恐怖体験以外の、登場人物たちの人間描写はとってもアッサリ。予定調和的に準主役的なキャラが、死ぬべき時に死んで行く・・・ 彼らの死はもちろんムダではないけど、やっぱり主人公達が命がけの行動をしなくちゃならなくなるのも王道で、もちろん主人公は生還する。それは別にアニメ的なだけじゃなくって、ヒーローものの鉄則! 主人公は死なず(`・ω・´)ゞビシッ!! 『アルマゲドン』的な・・・ 見てないけどw でも、こういう作品はそれでいいんだと思う! 『宇宙戦争』や他のスピルバーグ作品の感想と矛盾するようだけど、個人的にスピルバーグ作品は「バカだなぁ(笑)」ってなれないってだけ。あくまで好みの問題で、スピルバーグ作品がダメだと言ってるわけじゃないです!

マコは基地内にいる誰よりもパイロットに適した能力を持っているけど、前述した過去のトラウマと個人的な復讐心により、感情のコントロールに不安ありという理由で、ペントコストから搭乗許可が出ない。実は、ペントコストはイェーガーのパイロットであった時、怪獣に襲われていた彼女を助け、父親代わりとして育ててきた。その父親としての愛情もあるということなのでしょう。あまり理解できてないのだけど、初号機の動力は体内の原子炉。被爆しないための措置がとられていなかったため、ペントコストはイェーガー体内で被爆。既に余命いくばくもない状態。もう1回搭乗したら死ぬと言われている。でも、ハンセン父が負傷。結果、出動せざるをえなくなる。まぁ、この流れも王道といえばそうなんだけど、マコが「もう一度乗ったら死ぬわ!」って止めるけど、ハンセン親子のイェーガーの動力は原子炉ではないらしいのだけど? 被爆うんぬんじゃなくて、体力的に消耗するからパイロットは無理ってこと? あと、ローリーたちが乗るイェーガー・ジプシーは旧型なので原子炉らしいのだけど、ローリーは被爆してないの? ジプシーは放射性物質対策が出来てるってこと? とかいうツッコミはしたら野暮w だって、ジプシーが原子炉搭載してなければ、最後の作戦は成り立たないので!

ローリーたちイェーガーでの戦いとは別に、科学者たちも彼らの戦いをしていたってことで、チャーリー・デイ扮するニュートン・ガイズラー博士と、バーン・ゴーマン扮するハーマン・ゴットリープ博士が、コメディ・タッチで活躍する。彼らのパートは基本ドタバタしているけど、大笑いはしなかったけど楽しめた。チャーリー・デイは相変わらず変な声でチョロチョロしてたw でも、ガイズラー博士が怪獣の脳とドリフトしたから、怪獣が出てくる裂け目の謎が解けたわけで、ローリー&マコのジプシー大活躍に繋がるわけだから実はとっても重要。

見せ場はやっぱり怪獣との戦いなわけで、それは随所に出てくるけれど、やっぱりラストの死闘! TLでも少し話題になっていたけど、戦闘シーンは何故か夜の場面が多くて、動きが早い上に暗くてよく見えない。夜に海の中で戦われたら何だか分からないよw でも、戦闘シーンをかっこよく撮ろうとしているにも関わらず、バカになっちゃってることがツボだったので、自分的には大満足! 戦闘シーンなのに笑っちゃったしw やり過ぎ! でも、それが(・∀・)イイ!!

キャストはローリー役のチャーリー・ハマムは、心に傷を負っているわりに、あまり悩んいないように見えがちなヒーロー役にピッタリ! 上手く言えないけど、ホメてます!w 個人的にはあまりタイプではないけど、チャニング・テイタムとかクリス・ヘムズワースみたいな、マッチョだけどカワイイ系の顔立ち。多分、イケメンでしょう!って、失礼かw 前述したチャーリー・デイとバーン・ゴーマンは、ドタバタで戦闘場面との緩急を上手くつけていたと思う。2人ともかなり強烈なキャラだけど、あざとさギリギリで上手い。菊池凛子って、そんなに演技上手いかな? 『バベル』(過去記事)の役は痛々しくて素晴らしかったと思うし、こころに深い傷を負っているという点では同じなんだけど・・・ まぁ、作風も全然違うから比べるべきではないと思うし、彼女の心理があまり見ている側に伝わってこなかったとしても、そういう映画ではないので菊池凛子のせいだけではないと思うけれど・・・ 個人的には好みの顔立ちではないけれど、欧米人が好むアジアン・ビューティーという感じがするので、日本よりも海外マーケットの方が向いているかも? ってエラそうw マコの子供時代は芦田愛菜ちゃん。正直に言うと、芦田愛菜ちゃんをカワイイと思ったことはなく、"必要とされている自分"をちゃんと分かってるって感じが苦手だった。もちろん、それがプロなので、子役ながらアッパレではあるのだけど、それゆえ素直にカワイイと思えなかった。なので、演技を見たのは実はこれが初めて。セリフはほぼなく、登場シーンは泣いているだけ。でも、この演技は素晴らしい! ただ泣き叫んでいるだけじゃない、最初のショック状態、両親を失ったことの悲しみや絶望、怪獣に襲われる恐怖。それらを、"泣く"ことで表現していた。これはスゴイ!

そして、オマケ的な感じになっちゃったけど個人的には、ギレルモ・デル・トロ作品といえばのロン・パールマンが出てたのがうれしい! もう、出オチというくらいインパクト過多だけど、今回の役がまたバカで素晴らしい! 注目は靴! ラストにご注目

とにかく映像が素晴らしかった! いわゆる美しい映像というのとは違うけど、実写で撮ったアニメだと考えると、そのリアル感のない質感とかが逆にリアル。って、伝わるか?! 個人的にはKAIJUのデザインがイマヒトツ気に入らなかったのだけど、イェーガーの無骨な感じのデザインは好き! ズゴックみたいなロシアのも良かったけど、自分が乗るならジプシーか、ハンセン親子のだなw

エンドクレジットの最後に"この映画をレイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧げる"という献辞が。レニー・ハリーハウゼン(Wikipedia)は今年5月7日に亡くなった特撮映画の父。本多猪四郎(Wikipedia)は東宝特撮映画の監督だった方。個人的に特撮映画にそんなに思い入れはないけれど、デル・トロ監督の思いに感動

とにかく特撮映画、ロボットアニメ好きな方は必見! DVDでもいいかなと思っている方も大画面で是非!!

エンドクレジット始まってから、オマケ映像があるので、直ぐに席を立たないように!

『パシフィック・リム』Official site


コメント (4)
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