『オペラ座の怪人25周年記念公演in ロンドン』
第二幕
ということで第二幕。一幕の記事にも書いたけれど、トイレ休憩はなし。二幕開始前のオーケストラ演奏の部分でおトイレに行ってしまったので、演奏が聴けなかったのがちょっと残念(涙) でも、残りをおトイレ我慢して観るのは、絶対嫌だったので! (●’ェ’))コクコク
*ネタバレしまくりです! 相変わらず長文(o´ェ`o)ゞ
MASQUERADE / WHY SO SILENT:
Masquerade大迫力! 本公演では少ない出演者を補うため、ダミー人形が使われているのだけど、今回は必要なし! 何十人いたんだろう。ステージ上だけでなく、両脇の階段も所狭しと歌い踊るシーンは圧巻。しかも、このアンサンブルの中には、現WEラウル、旧WEクリスティーヌのセリア・グラハム、現WEクリスティーヌ・アンダーのケイティ・ホールなども含まれるという豪華版。クリスティーヌの衣装は、青とピンクのグラデーションはそのままだけど、マンボ踊るみたいな付け袖はなし。個人的にはあったほうが好きだけど、シエラの美しい二の腕が映えて素敵。楽しいシーンが一転、赤い死が現れる。赤い死のデザインは好き。骸骨がカクカクするのがちょっとおかしくもある(笑) ラミンの脅しイイ! この後、消えないといけないので、おそらく舞台上の都合で、クリスティーヌの指輪引きちぎりはなし。
TWISTED EVERY WAY:
ファントムから無理難題を押し付けられてきた支配人達。ラウルが一計を案じ、クリスティーヌを囮としてファントムを捕らえようと呼びかける。皆乗り気になるけど、当然ながらクリスティーヌと、彼の過去を知っているマダム・ジリーは反対する。クリスティーヌの怯えぶりがいい。カルロッタの「She's mad」が生きてくる。ここで怯えて、絶対に嫌だと言っているから、次のWishing you were somehow here againが生きてくる。
WISHING YOU WERE SOMEHOW HERE AGAIN:
で、Wishing you were somehow here again! これ素晴しかった! ここのシエラ・ボーゲスは神ががかっている。この曲四季版だと完全に父親に対して歌っている感じなんだけど、英語の歌詞を読むとファントムに対して歌ってるっぽい。いずれにしても、要するにここでクリスティーヌは逃げないで、ファントムと自らの運命に立ち向かおうと決心するわけで、その不安と嘆きと、自分を鼓舞する感じがきちんと表現されている。歌だけでなく全身から。ここはショー・ストップになってた。当然だと思う! できれば拍手したかったくらい素晴しかった。ここでのクリスティーヌの心境が、今までは父親にすがってるだけにしか思えなかったので、続くシーンでDon Juanのリハーサルに加わってることに違和感があって、ずっとクリスティーヌが流されている気がしてた。でも、クリスティーヌはここで立ち向かう決心をしたから、強い気持ちでリハーサルに臨んでいるのだと、初めて納得できた。シエラ完璧!
WANDERING CHILD / BRAV0 MONSIEUR:
さて、そんな決意を固めたクリスティーヌの前に、再びファントムが現れて、wandering childと優しく歌いかける。イイ、(・∀・)イイ!! あれだけ、優しかったファントムを求めていたクリスティーヌにとって、この優しく歌いかけるファントムに、我を忘れてしまうのはすごく分かる。声の力でどんどんクリスティーヌをトランス状態にしていくファントム。声の魅力に抗えないクリスティーヌ。イイ、イイ! これは夢見がちで、やっぱり芸術家であるクリスティーヌだからこそという側面もある。いくら素晴しいものを見せても、聴かせても、響かない人には響かない・・・。
で、ここにラウル乱入! この時点でラウルが加わって三重唱になるのはWE版のみ。なんでもブロードウェイのオリジナル・ファントムでもあったマイケル・クロフォードの鶴の一声でなくなったそうで、それ以降のプロダクションは三重唱なしとなったとのこと。ラウルの見せ場があまりないので、個人的にはあった方がいい気がするけど、この3人だからそう思えたのかも。正直、全員が同じレベルで高いクオリティーのキャストというのはなかなか難しいと思うので・・・。ヘイドリー・ラウル力強い! 闘ってる。彼に負けじと声の力で圧すラミン・ファントム。スゴイ迫力! お墓はセットではなくて、スクリーンに映し出されている。ファントムは一幕の終わりで泣いてた指揮者前の装飾辺りにいたと思う。火を吹く杖は持っていないので、ファントムが手をかざすと、舞台上に火が上がる仕掛け。これスゴイ! ラミン・ファントムのお怒りもスゴイ(笑)
DON JUAN:
警官達が客席から入ってくる。書き忘れたけど支配人たちの初登場シーンも客席から。この客席の通路は花道のように使われてた。Don Juanのシーン。ここでも、WEキャストがたくさん出ているらしい。ドン・ファンの本当の話については知らないので、ファントムが作ったこのオペラが、もともとの作品にそったものなのか、完全にオリジナルなのか不明。すごく耳障りの悪い感じに仕上げている。不協和音というか・・・。以前、音楽家の方がこの作品の劇中劇の音楽について語っていらしたけど、Hannibalは新作となっているので、おそらく時代的にヴェルディの「アイーダ」を、Il Mutoは古典というセリフがあるので、おそらくモーツァルトの「フィガロの結婚」を意識して作られたのではないかということで、このDon Juanについては、ファントムの天才を示すために、現代的に書いているのではないかということだった。なるほど・・・。上手く言えないけど、ちょっとROCKが入っているというか・・・。
THE POINT OF NO RETURN:
待ってました!(笑) 一番好きな場面。四季版で観た時はあまり分からなかったのだけど、この時クリスティーヌは始めのうちDon Juanでの、彼女の役アミンタとして歌っているし、演じている。囮になる覚悟はしていたし、ファントムが現れるのを待っていたとも思うけれど、プロとして役柄になり切っている。その演技がまたスゴイ。純真なクリスティーヌが、まるで娼婦のよう。このアミンタがどういう役柄なのか不明だけど、これはスゴイ。一方のファントムはピアンジを殺して入れ代わっているわけだけど、それを悟られないようにしつつ、クリスティーヌの近くにいることで、つい地がでちゃっている感じがいい。このシーンは頭まですっぽり被った黒マント着用だけど、声と手の演技がエロイ! クリスの体に這わせる手がエロ過ぎ。スゴイぞ、スゴイぞ! そして、クリスティーヌのパート。歌い出しはまだアミンタ。なので思いっきり誘惑してくる。シエラの表情が妖艶。で、ファントムに近づいて、彼の体に触れる。後ろから肩を抱くようにして、腕を伸ばしてきたファントムとガシッと手を握り合う。このシーン大好き! エロ過ぎ! そして、ファントムの喜びと官能が伝わってくる。イイ! イイ! ファントムだと気づいたクリスティーヌをぐいぐい引っ張るファントム。イイ! イイ!! そして、ファントムが被っているフードをはずすクリスティーヌ。マスクをつけたファントムの顔が現れる。「lead me , save me from my solitude・・・」と切なく歌うファントム。泣ける。「Christine , that's all I ask of・・・」 youまで言えずにマスクをはがされ絶叫するファントム。ああ、素晴しい。望んでいたとおりのthe point of no returnだった。エロくて官能的で、そして命がけでギリギリ。まさにNo returnな感じ。初めて2人がここで歌によって結ばれたんだと感じた。クリスティーヌとファントムがガシッと手を取り合った瞬間。2人は結ばれたんだと思った。行為こそなかったけれど・・・ それくらい官能的なシーンだった。素晴しい! こういうのが観たかった!
DOWN ONCE MORE:
もう、この辺りからボロボロ泣きまくりで、ずっと号泣(笑) 本公演では2人はまた船に乗るのだけど、今回は例の通路に現れる。ここはボディ・ダブルではなくラミン & シエラが演じていたのだそう。「why・・・? why・・・?」と自らの運命に対する嘆きをクリスティーヌにぶつけるファントム。もう観ている側はファントムがかわいそうで、かわいそうで・・・(涙) 美しく、イヤせめて人並みに生まれていたら、その天才ゆえに崇拝されていただろうに、醜く生まれたばかりに、生きていくためには人殺しさえしなくてはならない人生・・・。かわいそう過ぎる・・・(涙)
THE FINAL LAIR:
ここに向かって物語は進むわけなんだけど、もうホントにいつまでも観ていたくて、終わってしまうのが悲しいのと、ファントムがかわいそうなのと、ラミンとシエラが素晴し過ぎる感動とでグチャグチャ(笑) ほとんど号泣。もう何度も書いてるけど、ファントムとしては後には引けないわけで、でも自分が愛されていないことは分かっている。なぜなら自分は醜いから。だからもう自暴自棄になっちゃって、この時点ではある意味駄々っ子みたいになっちゃってる・・・。って、ちょっと違うか(笑) とにかくもう、ギリギリでちょっとおかしくなっちゃってるわけで、クリスティーヌがいくら懇願しても、ラウルがいくら立ち向かっても、もうダメなんだよね。だってpoint of no returnを越えちゃったわけだから。その辺りをラミン・カリムルーがハイテンション演技で表現。スゴイ。ハイテンションって書くと怒鳴りっぱなしみたいだけど、そうじゃない。この演技はスゴイ。それに応えるシエラ・クリスティーヌは、ただ打ちひしがれているんじゃなくて、闘っている。これがまたいい。ただ流されているんじゃなくて、自分の思いをちゃんと伝えている。初めてセリフが生きている感じがした。上っ面ではなく、クリスティーヌの言葉になってた。クリスティーヌの逃げではない真正面の気持ちが伝わってくるからこそ、余計にそれを受け入ることが出来なくて、ますます追い詰められるファントム。クリスティーヌの首を締め上げちゃってる。スゴイ! こんなの見たことない。でも、全然やり過ぎとは思わない。ヘイドリー・ラウルも闘うけど、こちらは台本上、あっさりパンジャブ・ラッソーに掴まってしまう。ラウルも助けたいし、ファントムも救いたいクリスティーヌ。そして、「make your choice」と迫られ、当blogでも映画版字幕で激怒したあのセリフ「you are not alone」と歌い、万感の想いを込めてキス!全身の力が抜けるファントム。ファントムを抱きしめて、もう一度キスするクリスティーヌ。彼女を抱きしめたいのに、引き離しラウルの方へ向かうファントム。イイ! 素晴しい! 蝋燭を一本取り出し、火をうつしてラウルを吊った縄を切る。ここまでかなり長い。でも、キスの余韻があるので、固唾を呑んで見守ってしまう。そして、ラミン・ファントム絶叫! これはスゴイ(涙) こんなに叫んでノドは大丈夫なんだろうかと心配になるくらいの絶叫! そして、ヘナヘナとなってしまうファントム。観ている側も心を揺さぶられて大号泣。
そして、「Masquerade・・・ Hide your face so world will never find you・・・」と猿のオルゴールの目をふさぐ手つきが・・・(涙) ふと気づくとそこにクリスティーヌ。この時のラミン・ファントムがまた切ない。精一杯きちんとしようとしてる感じが伝わる。ファントム最後のプライド(涙) そして、ちょっと期待する目つきをする。顔半分で(涙) 「どうして戻ったの?」みたいな・・・。その表情が・・・(涙) そして、クリスティーヌが差し出す指輪を見て、あぁってなっちゃって、「いいんだよ」みたいな感じで首を少し振りながら、「Christine , I love you・・・」 うわーん
何という声・・・。そして何という優しい歌い方・・・。そっとクリスティーヌの手を包む手・・・。そして、その手に号泣しながらキスするクリスティーヌ(涙) シエラ素晴しい。クリスティーヌの痛みが伝わってくる。クリスティーヌは男女の愛よりもっと深い愛情をファントムに向けていることが分かる。人間としての、母親のような・・・ 上手く言えないけど・・・。それが、しっかりと伝わる。そして、後ろ髪を引かれて、立ち去りがたそうに、階段に向かうクリスティーヌ。迎えに来るラウル。All I ask of youのフレーズが歌われるけど、これは間違いなくファントムに向けて歌っている。心は置いていきますという・・・(涙) この演出は好き!これならファントムもむくわれる。
そして2人が去ってしまうと「you alone can make my song take flight , it's over now the music of the night・・・」(号泣) このラミン・カリムルーの歌は涙なくして聴けないと思う。全身全霊で歌ってた。圧巻。ヴェールを天に放り投げ、椅子に座り黒いベールをかけ、両腕を抜いた瞬間サッと消える。この消え方もかっこよかった。はぁ・・・。終わっちゃった。ホントに素晴しかった! もう、素晴しいという言葉しか言えないのが悔しいくらい感動してしまった・・・。この記事も泣きながら書いてるし(笑) ホント凄いものを見てしまった。
ホントはここで終わりにしたいけど、カーテンコールがまた豪華なので書かないとね(笑)
カーテンコール:
カーテンコールでは、出演者全員の挨拶が終わったあと、サー・アンドリューがステージに現れてご挨拶。プロデューサーのサー・キャメロン・マッキントッシュと抱き合うシーンも。そして、何とオリジナル・ファントムのマイケル・クロフォードが! だいぶお年を召したけど、あのかわいらしい笑顔は健在。現在「オズの魔法使い」にご出演中とのことで、歌ってくれなかったのは残念(涙) そして、サー・アンドリューの「私のエンジェル・オブ・ミュージック」という紹介で、サラ・ブライトマン登場! オリジナル・クリスティーヌというだけではなく、サー・アンドリューは彼女のためにこの作品を作ったわけだから、まさにエンジェル・オブ・ミュージック。そして、サー・アンドリューがファントムってことか(笑) だからなのか登場したサラは、マイケル・クロフォードとハグしに行っちゃって、慌ててサー・アンドリューが引き戻すシーンも(笑)
この後、サラ・ブライトマンを中心に4人の歴代ファントム達がThe Phantom of the Operaを熱唱。最後はラミン・カリムルーも加わり、5人のファントムから「Sing!」と迫られるサラ。あんまり声出てなかったような・・・。でも、相変わらず美しくてかわいい声。この場でサラが歌ってくれることに意味があるからOK! ラミン・ファントムにエスコートされてサラ・ブライトマン退場。
4ファントムによるThe music of the night。贅沢。ちなみにメンバーは
コルム・ウィルキンソン:カナダ・オリジナル
ジョン・オーウェン・ジョーンズ:現WEキャスト
アンソニー・ワーロウ:オーストラリア・オリジナル
ピーター・ジョバック:次期WEキャスト
ちなみに現WEのジョン・オーウェン・ジョーンズはスゴイ美声の持ち主で、日本にも熱烈なファンの多い人。このカーテンコールでもソロ長めだった。映画は2日ソワレの映像だけど、2日マチネの彼の歌唱が素晴しかったらしい。ちょっと聴いてみたかったな。
4ファントムとサラ・ブライトマンは全公演登場したらしいけれど、マイケル・クロフォードは2日ソワレのみ。新旧入り混じってのご挨拶の時に、ラミン・カリムルーがマイケル・クロフォードの手を両手で取って、お辞儀していたのが印象的。敬意をはらっているのと同時に、やっぱりこの公演でファントムを演じることの重圧を感じた。この後、みんなで挨拶したところで終わり。動画で見たラミンがシエラをお姫様抱っこするカーテンコールが見たかった・・・(涙)
ということで、長々書いてきたけど、これで終了。
はぁ、もうボロボロ泣き & 演技と歌唱、映画全体からのパワーでグッタリ。ホントにスゴイものを見てしまった。世にファントム役者はたくさんいるし、クリスティーヌ女優もたくさんいる。その分だけ「オペラ座の怪人」は存在するわけだけど、このファントム & クリスティーヌに大満足。細かく見ればいろいろあると思うけれど、ほんとに個人的にはパーフェクト。この記事、泣きながら書いてたし(笑) 特にTHE FINAL LAIRは号泣しながら書いてた これ、絶対ブルーレイ買う! っていうか、その前にまた観る!
ミュージカル・ファンの方はオススメ! 「オペラ座の怪人」ファンの方必見です!!
『オペラ座の怪人』25周年記念公演 in ロンドン|公式サイト


ということで第二幕。一幕の記事にも書いたけれど、トイレ休憩はなし。二幕開始前のオーケストラ演奏の部分でおトイレに行ってしまったので、演奏が聴けなかったのがちょっと残念(涙) でも、残りをおトイレ我慢して観るのは、絶対嫌だったので! (●’ェ’))コクコク
*ネタバレしまくりです! 相変わらず長文(o´ェ`o)ゞ
MASQUERADE / WHY SO SILENT:
Masquerade大迫力! 本公演では少ない出演者を補うため、ダミー人形が使われているのだけど、今回は必要なし! 何十人いたんだろう。ステージ上だけでなく、両脇の階段も所狭しと歌い踊るシーンは圧巻。しかも、このアンサンブルの中には、現WEラウル、旧WEクリスティーヌのセリア・グラハム、現WEクリスティーヌ・アンダーのケイティ・ホールなども含まれるという豪華版。クリスティーヌの衣装は、青とピンクのグラデーションはそのままだけど、マンボ踊るみたいな付け袖はなし。個人的にはあったほうが好きだけど、シエラの美しい二の腕が映えて素敵。楽しいシーンが一転、赤い死が現れる。赤い死のデザインは好き。骸骨がカクカクするのがちょっとおかしくもある(笑) ラミンの脅しイイ! この後、消えないといけないので、おそらく舞台上の都合で、クリスティーヌの指輪引きちぎりはなし。
TWISTED EVERY WAY:
ファントムから無理難題を押し付けられてきた支配人達。ラウルが一計を案じ、クリスティーヌを囮としてファントムを捕らえようと呼びかける。皆乗り気になるけど、当然ながらクリスティーヌと、彼の過去を知っているマダム・ジリーは反対する。クリスティーヌの怯えぶりがいい。カルロッタの「She's mad」が生きてくる。ここで怯えて、絶対に嫌だと言っているから、次のWishing you were somehow here againが生きてくる。
WISHING YOU WERE SOMEHOW HERE AGAIN:
で、Wishing you were somehow here again! これ素晴しかった! ここのシエラ・ボーゲスは神ががかっている。この曲四季版だと完全に父親に対して歌っている感じなんだけど、英語の歌詞を読むとファントムに対して歌ってるっぽい。いずれにしても、要するにここでクリスティーヌは逃げないで、ファントムと自らの運命に立ち向かおうと決心するわけで、その不安と嘆きと、自分を鼓舞する感じがきちんと表現されている。歌だけでなく全身から。ここはショー・ストップになってた。当然だと思う! できれば拍手したかったくらい素晴しかった。ここでのクリスティーヌの心境が、今までは父親にすがってるだけにしか思えなかったので、続くシーンでDon Juanのリハーサルに加わってることに違和感があって、ずっとクリスティーヌが流されている気がしてた。でも、クリスティーヌはここで立ち向かう決心をしたから、強い気持ちでリハーサルに臨んでいるのだと、初めて納得できた。シエラ完璧!
WANDERING CHILD / BRAV0 MONSIEUR:
さて、そんな決意を固めたクリスティーヌの前に、再びファントムが現れて、wandering childと優しく歌いかける。イイ、(・∀・)イイ!! あれだけ、優しかったファントムを求めていたクリスティーヌにとって、この優しく歌いかけるファントムに、我を忘れてしまうのはすごく分かる。声の力でどんどんクリスティーヌをトランス状態にしていくファントム。声の魅力に抗えないクリスティーヌ。イイ、イイ! これは夢見がちで、やっぱり芸術家であるクリスティーヌだからこそという側面もある。いくら素晴しいものを見せても、聴かせても、響かない人には響かない・・・。
で、ここにラウル乱入! この時点でラウルが加わって三重唱になるのはWE版のみ。なんでもブロードウェイのオリジナル・ファントムでもあったマイケル・クロフォードの鶴の一声でなくなったそうで、それ以降のプロダクションは三重唱なしとなったとのこと。ラウルの見せ場があまりないので、個人的にはあった方がいい気がするけど、この3人だからそう思えたのかも。正直、全員が同じレベルで高いクオリティーのキャストというのはなかなか難しいと思うので・・・。ヘイドリー・ラウル力強い! 闘ってる。彼に負けじと声の力で圧すラミン・ファントム。スゴイ迫力! お墓はセットではなくて、スクリーンに映し出されている。ファントムは一幕の終わりで泣いてた指揮者前の装飾辺りにいたと思う。火を吹く杖は持っていないので、ファントムが手をかざすと、舞台上に火が上がる仕掛け。これスゴイ! ラミン・ファントムのお怒りもスゴイ(笑)
DON JUAN:
警官達が客席から入ってくる。書き忘れたけど支配人たちの初登場シーンも客席から。この客席の通路は花道のように使われてた。Don Juanのシーン。ここでも、WEキャストがたくさん出ているらしい。ドン・ファンの本当の話については知らないので、ファントムが作ったこのオペラが、もともとの作品にそったものなのか、完全にオリジナルなのか不明。すごく耳障りの悪い感じに仕上げている。不協和音というか・・・。以前、音楽家の方がこの作品の劇中劇の音楽について語っていらしたけど、Hannibalは新作となっているので、おそらく時代的にヴェルディの「アイーダ」を、Il Mutoは古典というセリフがあるので、おそらくモーツァルトの「フィガロの結婚」を意識して作られたのではないかということで、このDon Juanについては、ファントムの天才を示すために、現代的に書いているのではないかということだった。なるほど・・・。上手く言えないけど、ちょっとROCKが入っているというか・・・。
THE POINT OF NO RETURN:
待ってました!(笑) 一番好きな場面。四季版で観た時はあまり分からなかったのだけど、この時クリスティーヌは始めのうちDon Juanでの、彼女の役アミンタとして歌っているし、演じている。囮になる覚悟はしていたし、ファントムが現れるのを待っていたとも思うけれど、プロとして役柄になり切っている。その演技がまたスゴイ。純真なクリスティーヌが、まるで娼婦のよう。このアミンタがどういう役柄なのか不明だけど、これはスゴイ。一方のファントムはピアンジを殺して入れ代わっているわけだけど、それを悟られないようにしつつ、クリスティーヌの近くにいることで、つい地がでちゃっている感じがいい。このシーンは頭まですっぽり被った黒マント着用だけど、声と手の演技がエロイ! クリスの体に這わせる手がエロ過ぎ。スゴイぞ、スゴイぞ! そして、クリスティーヌのパート。歌い出しはまだアミンタ。なので思いっきり誘惑してくる。シエラの表情が妖艶。で、ファントムに近づいて、彼の体に触れる。後ろから肩を抱くようにして、腕を伸ばしてきたファントムとガシッと手を握り合う。このシーン大好き! エロ過ぎ! そして、ファントムの喜びと官能が伝わってくる。イイ! イイ! ファントムだと気づいたクリスティーヌをぐいぐい引っ張るファントム。イイ! イイ!! そして、ファントムが被っているフードをはずすクリスティーヌ。マスクをつけたファントムの顔が現れる。「lead me , save me from my solitude・・・」と切なく歌うファントム。泣ける。「Christine , that's all I ask of・・・」 youまで言えずにマスクをはがされ絶叫するファントム。ああ、素晴しい。望んでいたとおりのthe point of no returnだった。エロくて官能的で、そして命がけでギリギリ。まさにNo returnな感じ。初めて2人がここで歌によって結ばれたんだと感じた。クリスティーヌとファントムがガシッと手を取り合った瞬間。2人は結ばれたんだと思った。行為こそなかったけれど・・・ それくらい官能的なシーンだった。素晴しい! こういうのが観たかった!
DOWN ONCE MORE:
もう、この辺りからボロボロ泣きまくりで、ずっと号泣(笑) 本公演では2人はまた船に乗るのだけど、今回は例の通路に現れる。ここはボディ・ダブルではなくラミン & シエラが演じていたのだそう。「why・・・? why・・・?」と自らの運命に対する嘆きをクリスティーヌにぶつけるファントム。もう観ている側はファントムがかわいそうで、かわいそうで・・・(涙) 美しく、イヤせめて人並みに生まれていたら、その天才ゆえに崇拝されていただろうに、醜く生まれたばかりに、生きていくためには人殺しさえしなくてはならない人生・・・。かわいそう過ぎる・・・(涙)
THE FINAL LAIR:
ここに向かって物語は進むわけなんだけど、もうホントにいつまでも観ていたくて、終わってしまうのが悲しいのと、ファントムがかわいそうなのと、ラミンとシエラが素晴し過ぎる感動とでグチャグチャ(笑) ほとんど号泣。もう何度も書いてるけど、ファントムとしては後には引けないわけで、でも自分が愛されていないことは分かっている。なぜなら自分は醜いから。だからもう自暴自棄になっちゃって、この時点ではある意味駄々っ子みたいになっちゃってる・・・。って、ちょっと違うか(笑) とにかくもう、ギリギリでちょっとおかしくなっちゃってるわけで、クリスティーヌがいくら懇願しても、ラウルがいくら立ち向かっても、もうダメなんだよね。だってpoint of no returnを越えちゃったわけだから。その辺りをラミン・カリムルーがハイテンション演技で表現。スゴイ。ハイテンションって書くと怒鳴りっぱなしみたいだけど、そうじゃない。この演技はスゴイ。それに応えるシエラ・クリスティーヌは、ただ打ちひしがれているんじゃなくて、闘っている。これがまたいい。ただ流されているんじゃなくて、自分の思いをちゃんと伝えている。初めてセリフが生きている感じがした。上っ面ではなく、クリスティーヌの言葉になってた。クリスティーヌの逃げではない真正面の気持ちが伝わってくるからこそ、余計にそれを受け入ることが出来なくて、ますます追い詰められるファントム。クリスティーヌの首を締め上げちゃってる。スゴイ! こんなの見たことない。でも、全然やり過ぎとは思わない。ヘイドリー・ラウルも闘うけど、こちらは台本上、あっさりパンジャブ・ラッソーに掴まってしまう。ラウルも助けたいし、ファントムも救いたいクリスティーヌ。そして、「make your choice」と迫られ、当blogでも映画版字幕で激怒したあのセリフ「you are not alone」と歌い、万感の想いを込めてキス!全身の力が抜けるファントム。ファントムを抱きしめて、もう一度キスするクリスティーヌ。彼女を抱きしめたいのに、引き離しラウルの方へ向かうファントム。イイ! 素晴しい! 蝋燭を一本取り出し、火をうつしてラウルを吊った縄を切る。ここまでかなり長い。でも、キスの余韻があるので、固唾を呑んで見守ってしまう。そして、ラミン・ファントム絶叫! これはスゴイ(涙) こんなに叫んでノドは大丈夫なんだろうかと心配になるくらいの絶叫! そして、ヘナヘナとなってしまうファントム。観ている側も心を揺さぶられて大号泣。
そして、「Masquerade・・・ Hide your face so world will never find you・・・」と猿のオルゴールの目をふさぐ手つきが・・・(涙) ふと気づくとそこにクリスティーヌ。この時のラミン・ファントムがまた切ない。精一杯きちんとしようとしてる感じが伝わる。ファントム最後のプライド(涙) そして、ちょっと期待する目つきをする。顔半分で(涙) 「どうして戻ったの?」みたいな・・・。その表情が・・・(涙) そして、クリスティーヌが差し出す指輪を見て、あぁってなっちゃって、「いいんだよ」みたいな感じで首を少し振りながら、「Christine , I love you・・・」 うわーん

そして2人が去ってしまうと「you alone can make my song take flight , it's over now the music of the night・・・」(号泣) このラミン・カリムルーの歌は涙なくして聴けないと思う。全身全霊で歌ってた。圧巻。ヴェールを天に放り投げ、椅子に座り黒いベールをかけ、両腕を抜いた瞬間サッと消える。この消え方もかっこよかった。はぁ・・・。終わっちゃった。ホントに素晴しかった! もう、素晴しいという言葉しか言えないのが悔しいくらい感動してしまった・・・。この記事も泣きながら書いてるし(笑) ホント凄いものを見てしまった。
ホントはここで終わりにしたいけど、カーテンコールがまた豪華なので書かないとね(笑)
カーテンコール:
カーテンコールでは、出演者全員の挨拶が終わったあと、サー・アンドリューがステージに現れてご挨拶。プロデューサーのサー・キャメロン・マッキントッシュと抱き合うシーンも。そして、何とオリジナル・ファントムのマイケル・クロフォードが! だいぶお年を召したけど、あのかわいらしい笑顔は健在。現在「オズの魔法使い」にご出演中とのことで、歌ってくれなかったのは残念(涙) そして、サー・アンドリューの「私のエンジェル・オブ・ミュージック」という紹介で、サラ・ブライトマン登場! オリジナル・クリスティーヌというだけではなく、サー・アンドリューは彼女のためにこの作品を作ったわけだから、まさにエンジェル・オブ・ミュージック。そして、サー・アンドリューがファントムってことか(笑) だからなのか登場したサラは、マイケル・クロフォードとハグしに行っちゃって、慌ててサー・アンドリューが引き戻すシーンも(笑)
この後、サラ・ブライトマンを中心に4人の歴代ファントム達がThe Phantom of the Operaを熱唱。最後はラミン・カリムルーも加わり、5人のファントムから「Sing!」と迫られるサラ。あんまり声出てなかったような・・・。でも、相変わらず美しくてかわいい声。この場でサラが歌ってくれることに意味があるからOK! ラミン・ファントムにエスコートされてサラ・ブライトマン退場。
4ファントムによるThe music of the night。贅沢。ちなみにメンバーは
コルム・ウィルキンソン:カナダ・オリジナル
ジョン・オーウェン・ジョーンズ:現WEキャスト
アンソニー・ワーロウ:オーストラリア・オリジナル
ピーター・ジョバック:次期WEキャスト
ちなみに現WEのジョン・オーウェン・ジョーンズはスゴイ美声の持ち主で、日本にも熱烈なファンの多い人。このカーテンコールでもソロ長めだった。映画は2日ソワレの映像だけど、2日マチネの彼の歌唱が素晴しかったらしい。ちょっと聴いてみたかったな。
4ファントムとサラ・ブライトマンは全公演登場したらしいけれど、マイケル・クロフォードは2日ソワレのみ。新旧入り混じってのご挨拶の時に、ラミン・カリムルーがマイケル・クロフォードの手を両手で取って、お辞儀していたのが印象的。敬意をはらっているのと同時に、やっぱりこの公演でファントムを演じることの重圧を感じた。この後、みんなで挨拶したところで終わり。動画で見たラミンがシエラをお姫様抱っこするカーテンコールが見たかった・・・(涙)
ということで、長々書いてきたけど、これで終了。
はぁ、もうボロボロ泣き & 演技と歌唱、映画全体からのパワーでグッタリ。ホントにスゴイものを見てしまった。世にファントム役者はたくさんいるし、クリスティーヌ女優もたくさんいる。その分だけ「オペラ座の怪人」は存在するわけだけど、このファントム & クリスティーヌに大満足。細かく見ればいろいろあると思うけれど、ほんとに個人的にはパーフェクト。この記事、泣きながら書いてたし(笑) 特にTHE FINAL LAIRは号泣しながら書いてた これ、絶対ブルーレイ買う! っていうか、その前にまた観る!
ミュージカル・ファンの方はオススメ! 「オペラ座の怪人」ファンの方必見です!!

こちらは、はじめまして・・・かな?
「オペラ座の怪人」レポ、すっごいですね~~~。
私、映画版ジェリー(ジェラルド・バトラー)がファントム演ったやつにとっても嵌って~9回観に行きました。もちろんDVDは豪華DVDBOX購入~。本も新訳、旧訳?みたいなのも続編もみんな読みました。なのですが~~~本格ミュージカルは観たことがなくて・・・
こんな風に劇場で観られたら素敵ですね~。
長文レポ、少し読ませていただいたけど、後ほどゆっくり読ませてくださいね~。
こんばんわ♪
多分はじめましてですねー{ラブラブ}
マリーさんも「オペラ座の怪人」お好きなんですね!
私ホントに「オペラ座の怪人」が大好きで、原作も何度も読んでて、
WE版、四季版、映画版と観てきたんですけど、
何となく物足りなかったんですよね・・・
マリーさん映画版お好きなのにごめんなさい{涙}
でも、今回この25周年版を観て、全てがピタッと来たんです!
自分が演じて欲しいと思っていたとおりに演じてくれてて・・・
なので、もう感じたこと全部書きたくて書きたくて!
そしたら3部作になっちゃいました(笑)
読むのすごく大変だと思うので、無理なさらずに・・・{YES}
初コメントから暑苦しいお返事でごめんなさい{涙}
今後ともよろしくお願いします!
奪わないってコト~????引きちぎりってヾ(-д-;)ぉぃ
マダム・ジリーはファントムを怖れていたと思うの
どうだろ。気になっちゃうなぁ
maru♪さんは、父に対してって思ってたの?
私は「歌詞の世界は恋人への気持ち」って思ってたから
ずーっと「愛する人への気持ち」と観ていたよ
Dreaming of you won't help me to do
All that you dreamed I couldって歌って
No more gazing across the wasted years
ここら辺「モロ愛の囁き」っぽく無いか???
そうそう 原語のが素敵でイイ
ファントムとラウルがクリスにとって「どんな位置か」みたいのも解るし
2人の違いっていうの?そういうのも出てる
モロに出てるのが
♪Let me lead <色:#ff0066>you from your</色> のラウルなのに
♪<色:#ff0033>lead me, save me</色>その後のフレーズが
ファントムは違うのよねっ
♪from <色:#ff0099>my</色> solitude
はぁぁぁぁっ{ラブラブ}{キューピット} もうダメ{ドキドキ}
くらくら来ちゃう~~{キューピット}
{キューピット}また読んで来よっと{キューピット}
舞台の背後がスクリーンになってて、ここに映像を映して、
セットとかの代わりにしているの。
で、真ん中の一つが開くようになってる。
クリス楽屋の鏡もこれで、ここが開いてファントムが登場する。
赤い死登場もここが開くといる仕掛け。
階段状になっているので、数段降りては来るんだけど、
その後消えないといけないので、舞台まで降りない。
なので、指輪引きちぎりはなし{涙}
マダム・ジリーはファントム怖がってたよ!
映画版みたく庇護者的な部分は全然なかった。
こっちの方が好き!
四季版の歌詞だと「今は冷たくてお墓の中」って言ってるから・・・
これじゃ完全に父親に向けて歌ってるよね?
でも、英語版だとファントムに向けてるなとは思ってて、
今回のシエラの神がかり演技で、完全に納得!
このシエラはホントスゴイ! その後のwandering childがまた{涙}
そうそう! save me from <色:#990000>my</色> solitude なんだよねぇ・・・
だから最後に you are not alone って歌うんだもん!
だから、2人を行かせるんだもん! ゥヮ―。゚(PД`q*)゚。―ン
あー! ホントにスゴイものを見てしまった・・・
他にも素晴しいファントム & クリスティーヌがいるかもしれないけど、
もうこのファントム & クリスティーヌでいい!(笑) ←意味不明
qさん、ホント長文読んでくれてありがとー{汗}
{ドキドキ}ファントム~聴いた
「Wishing You Were~~」って
<色:#ff0099>シェラの演じるクリス</色>
ファントム⇔ラウル間でゆれまくって彷徨っちゃってる感じが出てたのかなぁ・・・と読みつつ思い
「God give me courage to show you/you are not alone」
うがー。ガマンできない声が出ちゃう泣き{ハートブレイク}
何回、観てもあれヤバイ{汗}
あのキスを「本当のキス」って思っちゃう
♪This haunted face holds no horror for me
It's in your soul that the true distortion lies...♪
あなたの心が、歪んでいるのよ
クリスはズバリ、ファントムが愛しくてたまらないってお互いに理解してるから、あの歌詞のフレーズなんだろうなぁ・・・
♪Pitiful creature of darkness...
What kind of life have you known...?
ファントムは哀しくて愛しくて戸惑って・・・
「Go now...」
「Christine, I love you...」
女として、この言葉を聞いちゃったら
もう嫌ーーーっっ。留まっちゃいたくなる
それでもファントムは
「彼女の未来。彼女のこれから」を思ってたから
go now って言ったはず。
いや。そう思いたいっっっ
うわーん{ハートブレイク} 駄目~{ハートブレイク} 思い出しただけで
涙がウルウルしてくるよぉ~{ハートブレイク}
最コメありがと~{ラブラブ}
シエラのWishing You Were~は、ファントム⇔ラウルというよりも、
ファントムと向き合わなくちゃという決意を個人的には感じた。
その上で、きちんと決着をつけたいと思っている感じ・・・
それは決別方向だとは思うけれど{涙}
あのキスが本当のキスじゃなければ、どのキスがっ!ていうね。
シエラ & ラミンの演技がまた良かった!
でも、それはやっぱり"映画"だからなんだよね・・・
もちろん、この公演を生で観てても感動したんだと思うけど、
ここまで細かい表情とかは見えていないと思うので・・・
そういう意味で、この作品は必見だと思う!
「Hide your face so world will never find you・・・」からの、
ラミンの演技は涙なくしては観れない・・・
特に「Christine, I love you」は、号泣{涙}
もちろん、声の優しさや美しさ、歌の演技だけでも感動だけど、
この歌詞の前、少し期待を込めたラミンの表情が{涙}
で、指輪見る → あぁ・・・ → 「Christine, I love you」
もう号泣・・・ ゥヮ―。゚(PД`q*)゚。―ン{汗}
それを受けてのシエラの演技はパーフェクト!
そうなるよ! そうであって欲しいよ! と思ったとおりの演技だった。
今年一番"スゴイもの"を観てしまった・・・
全然、現実が直視できない(笑)
maruさんのレポを拝読しながら、いちいち「うんうん!!そうそう!!」と相槌を打っていました{YES}本当にすべてのシーンに説得力がありましたね。
私は2004年の映画版で初めて「オペラ座~」を知り、素晴らしい音楽とカッコいいファントムに感動して映画館に4回、その後は豪華版DVDを来る日も来る日も鑑賞するほど入れ込んでおりました。
ですが、今回の25周年記念公演を観てしまったら映画版がすっかりかすんでしまいました。超絶歌唱力、演技力にやられました{ラブ}
地元の映画館で1週間上映されていたので、1日おきに4回観てきました。
映画版ではお墓のシーンがいつも退屈でしたが、シエラの演技で全く違うものに見えました。クリスティーヌの心理もとても納得できる演出でした。
先日、久し振りに映画版のDVDを出して再生したところ、冒頭のオークションのシーンから物足りず(重厚感がない)、ちょっと早送りしてファントム様の歌を聴きましたが、すぐに停止してしまいました。バトラーさん、ごめんなさい{ごめんなさい}
ところで、maruさんは一度の映画鑑賞でこのレポを書かれたのですか?細かいところを全部覚えてらして凄いですね。また新しい発見をされたりしたら続きのレポを是非お願いいたします。maruさんのレポで映画をさらに楽しむことができました。ありがとうございました。
コメントありがとうございます♪
長文読んでいただいて恐縮です(笑)
作品自体は四季版を10回くらい見てるんです。
音楽、衣装、セットに酔いしれたものの、何か物足りず・・・
クリスティーヌの存在感のなさ、ファントムのエロくなさ・・・(笑)
ジェラルド・バトラー主演の映画はかなり期待大だったのですが、
全体的な重厚感のなさ、解釈の違いに乗り切れず・・・
自分の中では別カウントになっています。
お好きだったのにすみません・・・{涙}
作品自体はかなり見ているので場面は知っていたのですが、
この記事は1度の鑑賞で書いてます。
それだけ惹きつけられるものがありました!
ホントに素晴らしかったです★
実はトータル5回見ていて、Blu-rayも入手済みです(笑)
全て記事書いてます! お暇な時に(笑)
まとめ記事作る予定でいるのですが、いつになることやら・・・
長文で堪能できましたよ{パチパチ}
The Point Of No Returnの考察ですが
クリスティーヌが最初からファントムだと気づいていたのかどうか…
クリスティーヌに直接聞いてみたいものです(笑)。
ファントムはピアンジになりすまし、ピアンジの発音を真似て巻き舌で歌っていたので、最初のうちはクリスティーヌは騙されているという設定なのかなと思っていました。映画版では巻き舌で歌っていなかったように思います。ラミンの演技が細かいと思いました。
この記念公演をきっかけにyoutubeでいろいろなオペラ座~を見比べ、聴き比べしてみました。ファントム役はいろいろな個性があって層が厚いと思いましたが、クリスティーヌ役については、歌、演技、キャラ、ルックスすべてがシエラ以上の人はいないような気がします。今後、舞台を観る機会があっても他のキャストでは満足できないのではないかと心配です(笑)。
ところで、去年、私の娘がロンドン旅行に行った際、Her Majesty'sでオペラ座の怪人を観てきました。JOJファントムだったようです。
友人に誘われ、ミュージカル好きでもなく、ストーリーの予備知識ゼロ、英語分からずの状態で観たのです。勿体ない{ショック}
日本でチケットを予約したのですが、前から6列目の良い席だったようです。私もちょっとロンドンまで出かけて滞在中は毎晩ミュージカル三昧という贅沢をしてみたいです{ラブラブ}
maruさんは、バレエを習っていらっしゃるんですね。
私もバレエ大好きです。
10年以上前ですが、ある日、NHKでベジャール・バレエ団の”バレエ・フォー・ライフ”というのをたまたま観て、こんなバレエがあるのかと衝撃を受けました。このバレエで初めてベジャール・バレエ団とロック・バンドのクイーンを知りました{汗}
ラッキーなことに、その直後に来日公演があり、実際の舞台を観ることができました。
ちょっと脱線などして、長文になり失礼しました。
まだまだレポが続くようなので、楽しみにしていますね{ラブ}
他の記事も読んでいただいたんですね!
全て長文で暑苦しくて大変だったのではないでしょうか(笑)
RaminのThe Point Of No Return大好きです!
巻き舌イイですよね! 実は1回目では気づきませんでした・・・
PONRは大好きなのでドキドキしながら見ていたからでしょうか(笑)
後から音声だけの動画を見つけて聴いて感動しました。
いろいろ考えて演技しているんですよね。
映画やBDでは表情や手の動きの演技の細かさに感動しますが、
CDで歌だけ聴いてみても細かく表現していて驚いています。
もちろんRaminだけでなくて、キャスト全員素晴らしいです{キラリ}
シエラはホントに素晴らしいですよね!
クリスティーヌって優柔不断で弱々しく演じられることが多くて、
それは確かに彼女の一面だとは思うのですが、
シエラのようにクリスティーヌの怒りや悲しみを前面に出しても、
彼女の可憐さや品の良さを失わず演じることも出来るんですよね。
でも、シエラの超絶演技ゆえという気もしますけれど・・・
えー! それはうらやましい!
JOJさんの演技はYTで少し見たくらいで、声の美しさと、
歌の上手さにビックリしたものの、そこまで惹かれていないのですが、
やっぱりうらやましいです!
もしRaminだったら、うらやまし過ぎて悶絶しているところです(笑)
ホント! ロンドンでミュージカル三昧したいですっ!
バレエ習っているのですが、ものすごく下手です(笑)
ベジャール・バレエ団ご覧になったんですね♪
まだモーリス・ベジャールもご健在の頃でしょうか・・・
コンテンポラリーは実は苦手で、古典の方が好きなのですが、
ベジャールのバレエは力強さがありますよね。
ボレロは大好きです♪ ご覧になった作品とは違いますが・・・
と・・・ こちらも長文になってしまいました{汗}
はい! BD版試写会の記事書きますね♪