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【cinema】『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(先行上映)

2014-09-16 00:10:24 | cinema
'14.09.13 『猿の惑星:新世紀(ライジング)』@TOHOシネマズ日本橋

したまちコメディ映画祭で『西遊記 はじまりのはじまり』を見た後、時間も早いのでせっかくだから1本何か見ようということになり、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』と悩んで、先行上映だからこちらに決定! 一足先に見てきた 2D字幕版で鑑賞!

ネタバレありです! 結末にも触れています!

「ジェネシス社の新薬開発の失敗による伝染病蔓延から10年。人類の90%が死滅した。一方、新薬投与により驚異的な進化を遂げた猿シーザーをリーダーとした、類人猿たちは森の中にコミュニティを築き平和に暮らしていた。ある日、思わぬ侵入者が現れて・・・」というあらすじはあんまり上手くない。大方の予想通り、結局は人類vs猿という構図になっていくので、思わぬ侵入者もなにも・・・(o´ェ`o)ゞ あらすじも自分で書いてるので、ツッコミ入れてみた(笑) そんな自虐ネタはどうでもいいけど、言いたいことは"結局は人類vs猿という構図になっていく"ってこと。もちろん、それだけではないけど、このシリーズ自体がそういう方向なんだろうし、やっぱりそこをクライマックスに持っていくしかないわけで、それを想定しつつ楽しめるかどうかってことが鍵なのかなと思うと、自分としてはつまらなくはなかったけれど・・・ というのが率直な感想かなぁ。

毎度のWikipediaによりますと、前作『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』(感想はコチラ)の監督だったルパート・ワイアットは、前作公開直後に続編を撮る意向を示していたそうで、2011年11月にアンディ・サーキスが出演契約を結び、その後タイトルが『Dawn of the Planet of the Apes』に決定、2014年5月23日公開予定でプロジェクトが進んでいたらしい。でも、2012年9月17日にルパート・ワイアット監督の降板が発表されると、続編出演について聞かれたジェームズ・フランコが「ルパートの降板以降、誰も自分に出演の話をしない」と実質出演は否定しつつ、カメオ出演があると語ったとのこと。2013年2月ゲイリー・オールドマン、ジェイソン・クラーク、コディ・スミット=マクフィーがキャスティングされ、前作から15年後が舞台となることが発表された。というのが、前作公開からの大まかな流れ。実際の舞台は前作から10年後で、ジェームズ・フランコのカメオ出演は写真と、シーザーが見るホームビデオ映像のみで、これは前作のシーンを流用している感じなので、新たに撮り直したわけではないような・・・ こういう形でもカメオ出演っていうのかな? 別にいいけど(笑)

そうそう、今作の監督は『クローバーフィールド/HAKAISHA』、『モールス』(感想はコチラ)のマット・リーヴス。監督は猿の視点で見た映画だと語ったそうで、なるほど確かに! 前作登場時の猿たちは、実験動物や鑑賞対象として人間の支配下にあり、そこから彼らが進化し人間に宣戦布告するまでを描いていたわけだから、舞台となるのは人間社会であって、彼らを見つめる視点も人間側からだった。でも、今作では人間の90%が死滅している世界で、猿たちのコミュニティーから話が始まる。なので、映画のメインは猿。人間たちの物語も描かれてはいるけれど、あくまで猿との対比という感じ。そう考えると、キャストが地味めなのは狙いだったりするのかな?←違うか(笑)

あ、前作の感想記事にMonkeyとApeが区別されていることを書いたら、お友達のtomocoさんが「"MonkeysじゃないApesだ"って言っているのに字幕は"猿じゃないチンパンジーだ"ってなってた」とコメント残してくれたのだけど、今回字幕はエイプとなってた。一般人にはMonkey=猿とApe=類人猿の違いがよく分からないのだけど、とにかくシーザーたちは猿ではなくエイプであるということなので、これ以降当blogでもエイプと書くことにする!

映画はエイプたちのコミュニティーから始まる。すり鉢状になった崖に木を組んだ家を作り、大きな集落を作っている。かなりの数のエイプがいるけれど、シーザーをリーダーとして統制が取れている。シーザーにはブルーアイズという息子がおり、妻が新たな命を宿している。コバという側近がおり、エイプたちは手話を使い会話をしているけど、時々言葉を話す。今回、これが自分の中でかなり気になった・・・ シーザーがリーダーになったのは、誰よりも賢かったからで、その象徴として彼が言葉を話すということがあったと思う。進化の過程で言葉を話すということが、どのくらい高いレベルなのか全く分からないのだけど、少なくとも前作でシーザーが言葉を発した時は、彼の怒りとか強い意志を感じたし、そういう感情部分も含めて驚愕した覚えがある。おお!言葉を話すのか?!と・・・ そのことがシーザーを特別な存在としていた気がするのだけど、今回他のエイプも結構話すんだよね・・・ このシリーズがリブートなのか、旧シリーズに繋げる意図で作られているのか不明なのだけど、いずれにしてもエイプたちの進化の過程も描いていくことにはなると思うので、シーザー以外のエイプが話したり、文字を使っているのを見せるのはありだと思うのだけど、なんとなく違和感。うーん、上手く言えないなぁ・・・

シーザーが言葉を話せたのは新薬による進化だけど、育ててくれたウィルやその父親との関係によるところが大きい。側近のエイプたちもシーザーから新薬投与されて進化しているから、シーザーの指導があれば言葉を話したり、文字を書いたりできるようになるのだろうとは思う。コミュニケーションを取るには言葉は重要。だからエイプたちにも言葉があっていいと思うけれど、それは人間の言葉じゃないとダメなのかな? 映画を見る側としては人間の言葉(英語)を話してくれた方が分かりやすいけど、エイプが進化して人間を超えることって、人間と同じ能力を身につけるってことじゃなくてもいいような・・・ 人類と交渉したりする場面が出てくるので、そういう場面ではエイプが人間の言葉を話せた方がいいのは分かるんだけど、それはシーザーだけでよくない? まぁ、旧シリーズの『猿の惑星』との整合性を持たせるためには、人間のような存在になっていないとダメというのはあるのもしれないけれど・・・

話を映画に戻す! シーザーの右腕コバたちが見回りに行くと、森の中を歩く人間が! 冒頭、ジェネシス社の新薬開発から伝染病が蔓延したこと、パニックとなった人々の殺し合いが起こったこと、そして人間の90%が死滅したことがナレーションで伝えられているし、エイプたちたちの会話でも何年も人間を見ていないと語られ、人類生存はほぼ絶望的な印象を受ける。とはいえ、それじゃ話にならないから、生存者はいるのだろうと思ってはいたものの、意外に小ぎれいな姿で現れてビックリ(笑) イヤ、ナレーションから受けた印象だと、生存者の生活は相当過酷なものだと思われるのに、サッパリした髪型で森の中を歩くのに適した服装をして、銃まで手にしていることに驚いたわけです(笑) 驚いたのはエイプたちも同様で、銃を向けられた恐怖で攻撃的になったコバの息子アッシュが撃たれてしまう。エイプたちが集まってくる中、残りの人間たちも現れる。シーザーがその場を収めて人間たちを逃がし、密かにコバに後をつけさせる。

人間が戻ったのは生存者たちのコミュニティ。グループのリーダー的存在のマルコムは、コミュニティの指導者ドレイファスに報告する。ここの会話で人類の今の状況が漠然と分かる感じになっている。まぁ、そんなに難しいことではない。生存したからには生存者たちには伝染病に対して免疫があるのだろうことは何となく分かる。どうやら彼らは電力を得るために森の中のダムの、水力発電所を再起動しようと考え、ダム調査に行った帰りにエイプたちに遭遇したらしい。そういえば、冒頭のナレーションで原発がメルトダウンしたと言っていたことを思い出す。燃料を使って発電していたというセリフがあったので、火力発電していたのだと思うけれど、あと数週間で燃料が底を尽きてしまうらしい。なるほどエネルギー問題も描きたかったのかと、感想を書いている今思い当っているけれど、見ている間はそこまで思い至らず。まぁ、電気がないと現代人の暮らしは成り立たないからね・・・ 平和ボケしている身としては、電気がなくなって困ることはと聞かれれば、真っ先にPCやスマホが使えなくなることが思い浮かんじゃうけど、実際電気が使えないとほとんどのライフラインが断たれてしまうほど、現代の生活は電気に依存している。改めて考えるとマルコムが命がけでダムの水力発電を再稼働したい気持ちも分かる。もちろん、直ぐにそこに思い至り、生存者たちの置かれた状況を理解できる人はたくさんいると思うのだけど、この期に及んでも何となくマルコムがシーザーをはじめとするエイプたちと絡むための理由としてしか捉えられないのは、自分がひねくれているから?

コバから報告を受けたシーザーは、エイプたちを率いて人間たちのいるエリアを訪ねてくる。シーザーと側近たちは馬に乗ってる! これはカッコイイ 猿たちの数がすごくて圧倒されるこの場面、コバ役のトビー・ケベルの解説動画によると、俳優たちがエキストラとして参加して実際に動いているそうで、いわゆるコピペ映像ではないらしい。シーザーは人類代表として現れたマルコムに、エイプは戦闘を望まない、だから二度とエイプの領域に足を踏み入れるなと言い去って行く。まぁ、エイプの数がこれだけの規模になってしまえば、共存するためには干渉しない方が無難ではある。でも、マルコムはダムを諦めることが出来ない。前述したとおり、人間にとって電気はなくてはならないものだから、それを取り戻したい気持ちは分かる。それに、ダムに戻ってくれないと話にならない(笑)

マルコムにはアレクサンダーという息子と、おそらく伝染病蔓延後に知り合った妻がいる。まぁ、人間社会自体がほぼ崩壊しているわけだから、正式に婚姻していはいないと思うけれど・・・ シーザーにも妻とブルーアイズ、そして生まれたばかりの息子がいる。マルコムは1人でダムに向かうというけれど、妻と息子も同行すると言う。足手まといな気もするけれど、そういう風には描いてなくて、むしろシーザーやオランウータンのモーリスの心を掴む存在となっている。トラブルメーカーとなるのは、アッシュを撃ってしまったカーヴァーと、実験動物だったことで人間に恨みと不信感を抱いているコバ。見ている側は、主人公であるシーザーとマルコム目線で見ているし、戦闘シーンを期待しているわりには、戦争は避けるべきだと思っているから、自己防衛のためにエイプを撃ってしまうカーヴァーや、防衛のために武器の準備をする人間たちを危険視して攻撃的になってしまうコバを、困った存在だと見てしまうけれど、彼らも決して"悪"というわけではない。こういうちょっとした行き違いや、タイミングのズレなどで悲劇に向かってしまう感じは、前作同様だけど、あまりテンポが良くなくて、グイグイ引き込まれるまでには至らず。

前述したとおり、2組の家族を描いているので家族愛もテーマとしてあるのだと思うけれど、ちょっとクドイかなぁ・・・ シーザーの家族愛はまだしも、マルコムの妻が伝染病で娘を亡くしており、継子であるアレクサンダーとの関係に悩んでいるという描写がサラリと入って来るけど、そのエピソードが特別生かされているわけでもないし、そもそも継子であるという設定自体必要でもないような・・・ 一方のシーザー一家は、シーザーと息子の関係を中心に描かれる。思春期となったブルーアイズは父親の期待に応えられないことや、弟が生まれたことで自分の立ち位置みたいなものに悩みを抱えている。シーザーはそんなブルーアイズにどう接していいのか悩むわけで、そういう話は散々見てきた。それをあえて進化したエイプでやる必要性をあまり感じなかった。進化したエイプは結局人間化するってことなの? 言葉問題でも書いたけど、何となくその辺が違和感・・・ そもそもの旧シリーズを見ていない(正確には『猿の惑星』は途中まで見て、オチのみ知っている)ので、何故人類が滅んで地球がエイプの惑星と化したのか不明だし、それを通して当時の製作者たちが、何かしらのメッセージを発したかったのかも分からない。なので偉そうなことは言えないのだけど、せっかくエイプが進化したのに、抱える悩みが人間と一緒なのか・・・ とか、結局人間と同じ道を辿るってこと? などと考えてしまった(o´ェ`o)ゞ

マルコムはシーザーの理解を得て、ダム復旧に着手する。あまり長引くとコバたち人間をよく思っていないエイプを刺激してしまうということで、モーリスたちエイプたちが作業を手伝う。ダムが動き出し、森の中のコンビニみたいなお店に明かりがつき、スタッフの1人が音楽を流すシーンや、シーザーの案内で高台から人間の居住エリアに明かりが灯っているのを見るシーンは、ベタだけど感動的。シーザーとマルコムの間に友情が芽生えるけれど、コバはそれを危険だと思う。そうそう、シーザーがマルコムを信頼するきっかけとなるのが、産後の肥立ちが悪く病気になってしまった妻を、マルコムの妻エリーが救ったからというのも、同じくベタだけどこちらは若干違和感。ところどころ、そういう安易な解決方法があってちょっと残念

結局、暴走したコバはシーザーを撃ち、それを人間のせいにしてエイプたちの怒りを焚き付ける。そしてエイプたちは人間のエリアに攻め込んで行く。もちろん、シーザーは重傷を負ったものの、エリーの手術で一命を取りとめる。エリーって医者なんだっけ? その説明あった? 見逃していただけ? 突然手術してたからビックリした(笑) シーザーを救うため街へ向かった彼らを、シーザーがある家に誘導する。そう、彼がウィルと暮らした家。ここは泣いた。゚(/□\*)゚。 前作のシーザーとウィル、そしてウィルの父親とのシーンが蘇って来る。ジェームズ・フランコのカメオ出演(?)はこのシーン。幼いシーザーと共に写った写真と、ビデオカメラに残っていた映像。ウィルがシーザーに言葉を教えるシーンで、ここはホントに泣けた シーザーにはこの思い出があるから、人間を信じたいと思っているし、お互いを尊重して共存したいと思っているわけで、それをこのビデオだけで伝える感じは良かった

ここからは人間vsエイプの戦いが繰り広げられる。前作ではエイプたちは当然素手で戦っていたけど、今回はエイプも銃を乱射する。この辺りもちょっとどっちにも感情移入できなかった原因かも・・・ 前作では虐待されたエイプたちの反乱を描いていたので、ずっと猿ガンバレ!猿ガンバレ!!と思って見てたんだけど、今作は弱い立場は人間の方で、でもこの状況を招いてしまったのも人間。でも、過去の苦しい記憶がコバを突き動かしているにしても、やっぱり彼にも感情移入はできず・・・ ただただ虚しい感じ。でも、多分戦争を虚しいと思わせるのは、反戦的なメッセージとしては正解なのでしょう。ただ、それを『猿の惑星』に求めていなかったかも・・・ 上手く言えないけど。

シーザーを失ったエイプたちはコバを新たなリーダーだと思っている。シーザーの考えにを支持し、人間との戦いを望まないエイプたちは捕えられてしまっている。武器を手にしたエイプたちは、次第に人間を追い込んで行く。街の中心にあるタワーを制圧したコバたちエイプ。打倒人間に突き進むコバは、異を唱える自分の息子アッシュも殺してしまう。その姿に愕然とするブルーアイズ。この辺りの感じも散々見てきた。これをエイプでやることに意味があると思う人は、きっと感動すると思う。別に感動しなかったわけでもないのだけど、なんとなく乗り切れない・・・ ただ、2,000頭のエイプスvs人間の迫力はスゴイ! 人類の指導者ドレイファスはタワーを爆破する計画を立て準備を進めていた。シーザーと共に街に入ったマルコムは、彼に時間を与えてくれるように頼む。この状況を収めることができるのはシーザーしかいない。聞き入れないドレイファスらを縛り上げてまでシーザーを信じるマルコム。この感じも散々見てきたけど、やっぱりシーザーのキャラが良いので、ここはマルコムと同じ気持ちになる。

コバと一騎打ちするシーザー。詳細は避けるけれど、まぁ当然のように勝利する。シーザーがエイプたちをまとめるにあたりスローガンとしていたのが"エイプはエイプを殺さない"というもの。コバは最後にその言葉で命乞いをする。その時のシーザーの決断をどう思うかは人によって違うと思う。ここは、すごいシーンだと思う。結局、タワーは爆破され、残ったエイプたちと森に帰ろうとするシーザーの前にマルコムが現れる。共存の道を探そうというマルコムに対して、シーザーが返した言葉が・・・ 続編作る気満々という部分はあるのでしょうけれど、これはこれで辛い決断。決断を下したのがコバのようなタイプではなく、もっと俯瞰的に物事を見て、お互い干渉しないという方法であっても人類との共存を望んでいたシーザーだからこそ、この宣戦布告は切ない・・・ このラストは泣いた。・゚・(ノД`)・゚・。

キャストは地味めだったなぁ・・・ ゲイリー・オールドマン目当てで行った部分もあったのに、正直誰でもいい役でガッカリ 人類を率いる指導者の役で、確かにパニックになる人々を諌めたり、戦闘の指揮を取ったりしているけれど、特別指導者的な信頼感のようなものもなかったし・・・ エリーのケリー・ラッセルは『ウェイトレス ~おいしい人生のつくり方』(感想はコチラ)が好きだったけど、あまり生かされてなかったかも。要所要所でいい働きをするけエリーだけれど、特別エリーという存在がなくてもいいような役だったし・・・ エリーがシーザーの妻を助けるくだりも、彼女が女性であり母であったからだという部分があまり感じられなったのは、脚本のせいなのか、演出のせいなのか、演技のせいなのか・・・ 『モールス』に引き続き、マット・リーヴス作品出演となった、アレクサンダー役のコディ・スミット=マクフィーは相変わらず瞳の美しさが印象的。彼の濁りのない美しい瞳と、ブルーアイズの寂しげな瞳が呼応しているのだと思うので、この瞳は重要。お肌ツルツルでビックリ! そして、そういう意味ではブルーアイズのカリン・コノヴァルも良かった。ブルーアイズの繊細さを表現した表情の元になっているのは、カリン・コノヴァルの演技なので。

マルコムのジェイソン・クラークはどこかで見たと思っていたら『ゼロ・ダーク・サーティ』(感想はコチラ)の最初の上司の人だね? 人間側の良心となるマルコムを嫌みなく演じていたと思うけれど、いかんせん地味・・・ コバのトビー・ケベルも悪役とも言える役を好演していたと思う。コバには人間に対する憎しみがあって、それは同情すべきもの。でも、行き過ぎてしまう彼の行動にはやっぱり、シーザーへの憧れと嫉妬があったのではないかと思わせる。最後の媚びた表情は秀逸! そして、何といってもシーザーのアンディ・サーキス! この役が好きだと語るアンディ・サーキスは、再演にあたって7ケタのギャラを受け取ったとも言われている∑(*゚ェ゚*) モーションキャプチャーの第一人者だものね。今回の見どころをシーザーが人間とどう付き合うか選択するところにあると語っているけど、ラストでその選択をするシーンはすごかった! 人類と対決すると言っているのに、そこに切なさや彼の痛みを感じる。ややクドイかなと思うシーンもあったけれど、このシーンの演技は見事

撮影は2013年4月にブリティッシュコロンビア州キャンベルリバーで開始されたそうで、通常はスタジオのみで撮影されるモーションキャプチャーも、ロケが敢行されたとのこと。エイプを演じる役者たちは自分の顔につけられた小さなカメラで表情を撮影したそうで、その映像を元にWETAデジタルがCGでエイプの表情を作りあげた。その表情の豊かさはスゴイ! 廃墟と化した街に蔦がはびこった感じとか、そういうデザインは好き。全体的に映像はスゴイ! 2D字幕版で鑑賞したけど、3Dだったら見応えあるかもという映像はいくつかあった。

なんだか、かなり貶してしまっているけど、そんなにダメな作品ではない。ちょっと期待値が大き過ぎた。そして、自分のエイプたちに期待することと、シリーズの方向性が合ってないだけだと思う。あくまで個人的な感想。でも、続編出来たら見ると思うけど(笑)

家族愛作品好きな方おススメ。前作見た方は続編作る気満々なので見た方がいいと思います!( ・Θ・)ゞピヨッ

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』Official site



コメント (4)
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