まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

琴電880

2007年07月15日 | 廊下から
昭和22年に東武鉄道から供出されたクハ1200型が前身で、登場時は制御車9000型910号で琴平線で活躍しました。後に電装され730号となり、昭和58年に志度線転出の際に再び制御車化され、880型880号となりました。


仏生山側線

転出後は予備車扱いであった為、活躍する事がなく仏生山に荒れたまま留置されていましたが、志度線分断後に予備車確保の為に再整備され、長尾線予備車として待機しておりましたが、殆ど活躍せぬまま平成12年に廃車となりました。


再整備後の築港側


同じく長尾側 仏生山側線

仏生山で荒れたまま放置されている車両が、まさか復活するとは夢にも思いませんでした。ただ、活躍した姿は見ることが出来なかったのが悔やまれます。

改めてみると、纏ったプロポーションで非常に好感が持てますね。

琴電860

2007年07月14日 | 廊下から
この車両は、昭和50年に廃止となった山形交通から購入し、翌51年に電動車780型780・790号として登場しました。登場時は2両でペアを組んで琴平線で使用されており、780号の築港側と790号の琴平側が貫通化されていました。後に増結用として単独運用に用いられた為、780号の琴平側も貫通化されました。

昭和58年、三岐鉄道からの車両が竣工すると長尾線に転出し、この際に電装解除を行い制御車860型に改番されました。志度線分断後も長尾線で活躍しておりましたが、平成10年に600型と置き換えられて廃車となりました。


860号 昭和63年12月 瓦町


860号運転席


870号 休車中 仏生山側線


870号の、オ・シ・リ(爆)

860号と870号は製造時期の違いから、正面水切りに違いがあり個人的には870号の方が好みです。しかし、つぶらな瞳に広いオデコの860号も捨て難いし…

今回、870号の写真を改めて見て、琴平側のジャンパ線が1本多い事に気が付きました。電動車に余分に受けがある事を知っておりましたが、やっと謎が解けました。

琴電850

2007年07月13日 | 廊下から
琴電で最も気になっていたのが、実は制御客車でした。貫通編成の『ユニット車』ではない制御客車が、密かに“萌え~”でした…(笑)

怒涛の琴電編は、これら制御客車を取上げてみます。81・890・950は過去に取上げていますので、除外しています。記憶が曖昧なので、参考資料としてJTB刊『琴電-古典電車の楽園-』を参考にしております。


まずは、850型から…


850+65 長尾行 瓦町 昭和63年12月撮影

昭和39年に国鉄可部線(福塩線との記述もありますが…)で廃車となったクハ6012を購入し、琴平線用として登場しました。この車両は社型国電と言われる車両で、元南武鉄道クハ253を買収した車両でした。
昭和58年に志度・長尾線用となり、主に長尾線で使用されましたが、平成6年の路線改良で志度線用となり、平成10年に廃車となりました。


貫通幌枠がそのまま残ってました。

運転席

戦前型関東標準タイプの車体で、比較的美しい車両でしたが、晩年の編成の相方が65号であった為、“美女とブ男”のアンバランスな編成でした。因みに、相方だった65号は今年になって長尾線に転属し方向転換の上、動態保存される事になりました。

琴電1020(カルダン車)

2007年07月13日 | 廊下から
1020型のうち、1029~1032号はHL制御のままカルダン駆動の新型台車に履き替え、2004年11月の廃車となるまで琴平線の朝ラッシュ時に活躍しました。
最晩年は、築港~一宮間を2往復する平日限定運用についており、1020型のみの美しい編成で活躍しました。


仏生山で待機中

朝だけの限定運用なので、特に夏場は車内の換気を充分に行って出庫していたようです。写真は、全ての扉を開けて換気中の姿です。


一宮駅到着

画像の1032号は唯一の高運転台を備えた車両でした。1度だけこの車両に乗ったことがありますが、車内から見る運転席に妙な違和感を覚えた記憶があります。
実際に運転した時はどうだったのでしょうか? 機会があれば、現役当時に運転した方の話を聞いてみたいですね。

セノハチさま。ヘタクソ写真ばかりでしたが、いかがでしたでしょうか? 京急台車のカルダン駆動の音も、慣れると中々良い音ですよ…(笑) 

琴電1020(釣掛け駆動車)

2007年07月12日 | 廊下から
琴電ネタを準備していた所、セノハチさまの元名鉄車の釣り掛車がお気に入りとの書き込みがありましたので、急遽手元のヘタクソ写真を探して、留置中の写真を発掘しました。


1021+1022 仏生山側線 昭和63年12月

私が初めて訪れた頃は、1020型は休車も含め全車健在でした。1081+1082が運用を開始して間もない頃で、カルダン駆動改造車(1029~1032)も含めて琴平線の主役でした。


1026+1025(休車) 仏生山側線

1080型入線による代替廃車は、この編成だったと記憶します。この頃は、駅撮りばかりでしたので、留置中の写真しかありません…(涙)
 

1035 仏生山留置線

1036 同上

最後まで残っていた釣り掛車1033~1036も、1089~1092の入線で廃車となりました。解体を直前にして、1両づつ切り離していた所を撮影したので、普段見れない連結面も見ることが出来ました。
讃岐平野を釣り掛けモーター音も高らかに快走する姿が懐かしいですね…(遠い目)