まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

琴電850

2007年07月13日 | 廊下から
琴電で最も気になっていたのが、実は制御客車でした。貫通編成の『ユニット車』ではない制御客車が、密かに“萌え~”でした…(笑)

怒涛の琴電編は、これら制御客車を取上げてみます。81・890・950は過去に取上げていますので、除外しています。記憶が曖昧なので、参考資料としてJTB刊『琴電-古典電車の楽園-』を参考にしております。


まずは、850型から…


850+65 長尾行 瓦町 昭和63年12月撮影

昭和39年に国鉄可部線(福塩線との記述もありますが…)で廃車となったクハ6012を購入し、琴平線用として登場しました。この車両は社型国電と言われる車両で、元南武鉄道クハ253を買収した車両でした。
昭和58年に志度・長尾線用となり、主に長尾線で使用されましたが、平成6年の路線改良で志度線用となり、平成10年に廃車となりました。


貫通幌枠がそのまま残ってました。

運転席

戦前型関東標準タイプの車体で、比較的美しい車両でしたが、晩年の編成の相方が65号であった為、“美女とブ男”のアンバランスな編成でした。因みに、相方だった65号は今年になって長尾線に転属し方向転換の上、動態保存される事になりました。

琴電1020(カルダン車)

2007年07月13日 | 廊下から
1020型のうち、1029~1032号はHL制御のままカルダン駆動の新型台車に履き替え、2004年11月の廃車となるまで琴平線の朝ラッシュ時に活躍しました。
最晩年は、築港~一宮間を2往復する平日限定運用についており、1020型のみの美しい編成で活躍しました。


仏生山で待機中

朝だけの限定運用なので、特に夏場は車内の換気を充分に行って出庫していたようです。写真は、全ての扉を開けて換気中の姿です。


一宮駅到着

画像の1032号は唯一の高運転台を備えた車両でした。1度だけこの車両に乗ったことがありますが、車内から見る運転席に妙な違和感を覚えた記憶があります。
実際に運転した時はどうだったのでしょうか? 機会があれば、現役当時に運転した方の話を聞いてみたいですね。

セノハチさま。ヘタクソ写真ばかりでしたが、いかがでしたでしょうか? 京急台車のカルダン駆動の音も、慣れると中々良い音ですよ…(笑)