株に出会う

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何もしなければよかった前場ですが

2006-05-19 11:25:42 | 株に出会う
しかし、株というのは「いかに人の裏をかくか」というゲームだということが改めて分かりました。

昨日の注目銘柄で逆張りに指定した銘柄群が意外と奮闘しております。筆者が引けに買った6787メイコーはその典型です。もちろん5727東邦チタニウム5713住友金属鉱山のように、商品相場の回復がまだ見受けられなくて、東証1部も16000円割れの状況では、上がるものも上がりません。こうした市況連動型の株は前夜に一応注目銘柄に取り上げはしますが、商品市況その他の当日の動きを見ながら買いを入れないと思わぬ痛手を被りますのでご注意下さい。金は今日は25円ほど下げております。まだ高値調整中のようです。

それから好業績発表で朝から珍しく活気づいていた2315SJホールディングスでは、まさに人の逆を行かないと勝てないことを思い知りました。こうした当日の好業績発表での注目銘柄で、皆さん虎視眈々とデイトレの利確を狙っている場合は、上げかけたところを遅れまじとして追随買いしても禄なことはありません。そこが落とし穴なのですね。今日はこの株で2回エントリーしましたが、一度は同値撤退。二度目は120Kを再度越えようとした時に思わず入って、結局それが「罠」であり、その後の大量の売り板に116Kに落とされる過程で、思わず-2Kで十分に売れるところを、-3Kの117Kで成り売りをしてしまいました。これは売るときも僅かな反転はあるものなので、そうそう慌てることはないという教訓です。自分が売りたくなるその線より1Kは上で売っても、何とかその時の反動買いに救われることがよくあります。買うときも同じですね。利確売りが急激な上げの後には必ず入りますので、そこな我慢して1Kか2K下で待つのがよいようです。もちろん、上げすぎたときの反動は概ね下げもきつくなるので、一応の目安としては5本の移動平均と25本の移動平均がクロスするところまで待ってから買いにはいるのが良いようですね。

このあたりの巧拙で、毎回1-2K程度の差が出ますので、年間を通じては相当な差が出る筈です。

さて、タイトルに書いたことの意味は、昨日から持ち越している9378ワールドロジのことです。昨日場が引けてから、会社側の開示資料を良く読んでみましたが、中間期の進捗が悪いことはあまり気にすることはないようですが、かといって四季報以上のサプライズがこの直近の決算で出るとは思えませんでした。M&Aの効果が良く読めませんが、来期の見通しはある程度のことは期待できるものの、それがブレの大きなM&Aとか投資に絡んだことであれば、やはりリスクは大きいと判断しておりました。従って今日はある程度戻したところで売る予定でしたので、早々と+1K、+3K、+2Kといった時に利確しておきました。しかし、その後は上がっているのを見てのデイトレの戦場と化しているようです。ここからはいわば修羅場での戦いとなりますので、とりあえず明日のことが分からない上は高みの見物とします。

逆張りの大切さを思い知ったのは6787メイコーです。これも今日決算発表ですが、引けにかけてこのままの騰勢を維持できるなら、これまでの下落が激しかっただけにそのままホールドとする予定ですが、それでも上げ目安の7800円までもし到達すれば、これは完全に利確とします。今のところ、いくらMMでもこうした地味な銘柄ではそこまでは行く勢いはないでしょう。

これからも、当日の買い時、売り時、そして、前日の銘柄検討においては、今の相場でも人の裏をかくことを念頭においていけばなんとか活路が開ける様な気がしております。これまでだと、昨日失敗した8902パシフィックマネジメントの昨日の終わり方が良かったので、雪辱を期して引けに買っていたかも知れません。しかし、他の不動産銘柄も同様ですが、今の相場は連日の高値引けを演出するようなエネルギーがある訳はありません。今日は利確しようと待ちかまえている方が大勢いる訳です。従って、今日は引けにかけてOSCがコンバージェンスしており(明日の反転エネルギーがるかどうかの証)、マイナスで終わっているなら、月曜日に、そのマイナス終了で更に下げるのではないかと疑心暗鬼となっている方々の投げが終わるまで待ってから、買いに入るというのが良いかと思います。もちろん、そのシナリオ通りにいかずに、今日のうちにプラ転して上に行くときはその上放れ時期まで待って参戦することが正解となります。この株も含めてこれまで結構押されておりましたので、早く乗りたいと言う方々が大勢いるかもしれないからそれもあり得ます。しかし、新興市場の指数値がマイナスでウロウロしている現状では、そうした新たな参加者は恐らく現れないでしょう。すると、既存の参加者の利確の動きに晒されるというのが、今日のこの株の宿命と考えざるを得ません。

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