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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

売買判断指数値の見方について

2024-01-02 10:05:17 | 株に出会う
テクニカル分析のチューニングを、年末年始の時間がある時にやっております。
その中で筆者が注目しているのは、売買判断指数値です。

これは売買判断指数が1.000以下になった場合の指数値(真の安値・高値を調整した実質的な株価)を表現する値です。

レーザーテックは、最後にこの指数値が点灯したのが12月15日で、その時の指数値は23740でした。(実際の終値は32700円)

この指数値の点灯は、11月6日以来の出来事でした。その時の指数値は20735です。明らかに3000ポイントも切り上がっております。

他の銘柄の例を検証すると、11月6日から12月15日というのはタイムスパンが長すぎます。28営業日もあります。しかし、この28営業日というのは、究極のオシレーターのデータ取得期間と同じです。ギリギリセーフだったようです。

(目安として28日はありますが、日々、繰り上がっているのでこの程度のブランクは問題ないようです。それよりも指数値そのもののトレンドですね。重要なのは。)

注目点は期間をあけてかなり切り上がってポツンと出現した売買判断指数値は、特にその日に売られすぎサインが点灯していればなお、そこからの反発が望めるというデータです。逆にかなり切り下がるケースは、どういう訳かありません。恐らく、売りが増える時は、1-2日を空けながら、ドンドンと売買判断指数値そのものを切り下げていくという特徴があるようです。

このように、「ポツンと一軒家」ではありませんが、日を開けてポツンと売買判断指数値が切り上がる時というのは、「買い時」であることが言えそうです。

これは他の銘柄でも検証済みです。

ちなみに、レーザーテックは、12月15日以来売買判断指数値は点灯しておりませんが、実は、12月21日の場中に点灯しておりました。たまたまこうした観点から場を注視していたのでメモが手元にありますが、その日の場中に点灯した時の現在値は34820円でした。

この日は場中の値動きが激しく、1500円ほどの高安の値段差があります。この「乱闘」を制したのが買い方でした。売買判断指数値が場の途中で点灯したということは、それほどに押し込まれ方が急だったということです。

ちなみに、好調なレーザーテックの直近のOSCの最低値は15日の49%です。21日のOSCは49.4%。朝方押し込まれた時は、49%を割り込んでいたのでしょう。割り込んだから最低OSCに相当する指数値が低下し、場の最中に売買判断指数が1.000以下へと下がっていたのでしょう。

いずれにしても、場中での点灯、消灯の繰り返しはあまり見れませんが、このように売買判断指数値そのものが10日ぐらいの日を置いて上方へとジャンプして点灯した時は、ほとんどが引けに買い時ですね。あるいは、翌日の安値を狙っての買い。

当然、それ以前の売買判断指数値の傾向にも影響されます。ジリジリと下げている場合は、トコトン下げるまでは余韻としての売りが湧いて出ることがよくあります。

従って、1-2日をあけての売買判断指数値の下値更新が続くケースが多々あります。ここで一旦底打ったと思って手を出すと、火傷を食らう可能性が高いことは、皆さんも先刻ご承知のことでしょう。

以上です。

本年もこうしたテクニカル分析のチューニングをやりながら、値動きの予測の精度をトコトン上げ続け、じっくりと収穫を上げていきたいと思っております。
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