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市場概況(5.6.11)

2011-05-07 07:56:06 | 市場概況
5月6日(金)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。 下に6日の海外市況

◆日経先物:9850円(-180円)OSC56%(-8%)5月2日のOSC64%、終値10030円から下落に転じる。RSIは54%(-6%)
◆日経平均:9859円(-145円)OSC59%(-3%)5月2日のOSC62%、終値10004円から下落に転じる。RSIは62%(+1%)
◆TOPIX:857(-9)OSC58%(-2%)5月2日のOSC60%、終値866ポイントから下落に転じたか?RSIは60%(+3%)
◆マザーズ指数:473(-5)OSC69%(-2%)5月2日のOSC71%、終値478から下落に転じたか?RSIは91%(+10%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:91.84%(-3.2%)-5月6日現在。
 マザーズ:104.35%(+1.2%)-5月6日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率59%(-13%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率17%(+11%)

今日はずるずると行くと思いきや、全体的にはさほど大きな下落は見せておりません。従って、TOPIXのコメントも疑問符を付けております。もちろん、ここから更に売り込まれることは良くあることです。ましてや、どの市場も前日安値を下回っての終了という、典型的な下落の形です。

今日のモニタリング銘柄の3件のうち2件が「当たった」のに気をよくして、某地盤改良会社に引け際に買いを入れました。それをホールドしているだけ。

以下は6日の海外市況

◆ドル・円:80.53円(+33銭)OSC36%(-1%)4月22日のOSC39%、終値81.92円から円高へと切り返し中。 RSIは24%(+8%)
◆ユーロ・ドル:1.434ドル(-0.02ドル)OSC33%(-8%)4月27日のOSC71%、終値1.479ドルからユーロ安へと転じる。RSIは55%(+-0%)
◆USドルインデックス:74.76(+0.57)50MA(75.36)に接近中。
◆米10年債利回り:3.19%(+0.01%)200MA(3.09%)に接近中。(6日現在)
◆米3ヶ月国債:0.02%(+-0.0%)対10年債スプレッド:3.17%(+0.01)3%切ると要注意。(6日現在)
◆NYダウ:12639ドル(+55ドル)OSC51%(-6%)RSIは64%(+-0%)4月28日のOSC77%、終値12763ドルからまだ下落軌道。
◆Nasdaq:2828(+13)OSC48%(-7%)4月29日のOSC81%、終値2774から下落に転じる。RSIは63%(+1%)
◆上海総合:2864(-8)OSC44%(+4%)4月21日のOSC57%、終値3027から下落軌道に。RSIは24%(-2%)
◆VIX指数:18.4(+0.2)50MA(18.4)についに並ぶ。ダウ上げてもまだ上昇中。
◆WTI原油先物:98.18ドル(-1.74ドル)50MA(106.13ドル)を大きく割り込み急落中。
◆CRB指数:337.35(-3.72)50MA(358.31)についにタッチし大きく窓を開けて下落中。
◆NY金:1495.1ドル(+21.2ドル)50MA(1455.58ドル)に接近する急落からの切り返し。
◆バルチックドライ指数:1340(+26)50MA(1401)をついにデッドクロスし更に下落中も6日連続反発中。
◆シカゴCME(円建て):9785円(-65円)

NY株は雇用統計で反発しましたが、大きく上げた後はダウは120ドルも押されてしまい、結果的にOSCは落としての終了。
VIX指数もまだ上昇中ですので、市場は急落後の小反発と見ているようです。商品市況も更に悪化。金だけは上げておりますが、これはギリシャがユーロを離脱し独自通貨に移行するのではとの独シュピーゲルの報道でのユーロ債務危機への懸念からだと思います。

ギリシャのユーロ離脱となれば、これはユーロ解体の第一歩となりますので、実現すれば歴史的な出来事になりますが、ユーロ創設の理念から言ってそれはあり得ないのではと思っております。確かにサラ金以上の金利を2年債に支払うなどという馬鹿げた事態にはなっておりますが、それはユーロ圏全体として解決すべき「マイナーな出来事」です。ユーロは本来、独仏戦争に明け暮れ、世界大戦に巻き込まれた悲劇を二度と繰り返さぬようにとの理念を掲げて登場しております。ギリシャの債務問題がこれを上回る出来事であるとはとても思えません。

それに、ユーロ債務危機のみならず、アメリカやイギリス、そして日本など、先進諸国の債務危機問題へと、ギリシャのユーロ離脱が発展する可能性もありますので、先進国の債務問題の包括的解決と逆行する動きが、今回のギリシャのユーロ離脱問題ということにもなります。

原油の100ドル割れは、今思えば、オサマ・ビンラディンが射殺されたとき、報復テロの懸念はあるにせよ、中東問題への改善期待があった筈です。それまで中東問題への懸念と世界の景気回復をテコに値を飛ばしてきた原油が、アメリカの経済指標が悪化し続ける中、上げすぎていたということになります。従って、ビンラディンのニュースが出た時点での売りが正解だったようですが、このような情勢の変わり目を的確に読んで投資行動につなげるのは、プロでも色々な思惑が絡んで困難ですが、ましてや個人はトレンドに追随する以外にはありませんね。

そのトレンドを読む1つの指標がVIX指数ですが、これに異変が出ていたのは5日前の4月29日でした。ダウがまだ12810ドルで終わっていた日です。この時点で原油は最高値近辺でした。この翌日、原油チャートに十字線が現れ、市場の動揺が見られましたが、この日、113ドルあたりでの売りがまさに最高の売買でしたね。(筆者は原油はやりませんが、毎日見ております。)

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