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重戦車の押し

2008-08-07 11:23:18 | 株に出会う
寄り付きの雰囲気が悪く、先物は前日比たったの+20円で寄り付き。(シカゴCME価格より80円安)多少円高には振れておりますが、まだまだ109円台の円安です。

業種では鉱業や商事が良いようですが、自動車もホンダは良いもののトヨタはマイナス圏と斑模様です。

今日の下げはたちが悪い下げですね。確かに最初にぐぐ~と押された後からの反発はありましたが、程なく再下落に転じ、その後は多少の揉み合いから、三発目の下落をくらい、13100円割れからは、もうここら辺で切り返すと思わせて、一旦13150円まで持ち上げておいてからの、前引けにかけての、再度の突き落とし技です。

この4段構えの重戦車のような「押し」にたまらず、正面からの特攻隊は全滅に近い惨状です。これまでは急な押し目からはすぐに切り返しに転じたものですが、下げは一気、上げはゆっくりモードです。そのゆっくりモードの上げの時に思い切って買うこともできるのですが、全員、いつでも逃げられる体勢で、重戦車の横に鈴なりになってしがみついている情景ですので、まさか、そこに隙間を見つけてしがみつく訳にもいかず、前場はノートレードと相成りました。

国債先物はOSCを5%伸ばして56%の5銭高です。あまり上昇はしておりません。

日経先物は-1%の43%、日経平均は-2%の48%、TOPIXは-4%の44%、マザーズ指数は-2%の32%、ヘラクレス指数は-6%の31%です。

国債先物はこれまでに結構上げてきておりますので、さすがにここからの買いには警戒感があります。

円安は、今日の日経の1面を飾っていたように景況感が「悪化」したためです。これまでは、サブプライムの影響からはもっとも遠いと言われていた日本が、いわば消去法的に買われてきた側面がありましたが、その日本の景気も悪化したとあっては、外国からの資金も遠のくと言う訳です。

新興市場はまた底値更新に向けて行進を始めたようです。

今日上場の、2177ベンチャーリパブリックと2178トライステージ。2社ともまさかの公募割れです。事前予想では公募割れの予想は全く見あたりませんでした。筆者もこの2社に勇んで申し込んでいたのですが、不幸にも外れ。しかしこれが幸運だったとは、新興市場も様変わりのようです。

喩えてみれば、きつい言い方ですが、ドブ池に落ちた野良犬のような市場に堕したようです。新しい水が流れ込まずに、池の水は不祥事やら赤字決算で濁るばかり。そこに世間知らずの新米の犬が迷いこんでも、泥水にまみれた野良犬に抱きつかれて、ソフトバンクの犬のような真っ白な毛がたちまち黒く染まってしまった、そういった市場かと。。。

この際、あのホリエモンに真っ黒な野良犬全員を、六本木ヒルズに引き取って貰う以外に、再起の道はありません。

隣の犬だけは、この池に近づかせないように心せねば。。。

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