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明日の注目銘柄(11.14.05)

2005-11-11 23:48:36 | 明日のモニタリング銘柄
来週1週間は、クロアチアに旅行に出かけますので、このブログの更新は21日までは休止とさせて頂きます。そこで、今日は14日の注目銘柄を中心に、来週1週間での注目銘柄をできるだけリストアップしてみます。しかし、今の相場は2日と持たない激しい値動きをする相場ですので、1週間を通じて上昇傾向にある銘柄を見つけるのは、無謀かもしれませんので、その点はよろしくご承知置き下さい。

1.8701イートレード証券 ○

 この株の値動きは、北尾さんもウハウハの孝行息子ではないでしょうか。押し目というものがここのところほとんどありません。今日も、OSCは+2%の43%といい形で終わっております。しかも7日の安値をきれいに下から上に抜いております。まさに上げる時のチャートの形のお手本のようです。筆者はソフトバンクやSBIグループに対して、あまりよからぬ印象を抱いておりますので、この株もほとんど手を付けませんが、テクニカルに買い時であればそうも言っておれません。個人的な感情は抜きにして、損得抜きで論評をするのが礼儀というものです。一応、何がこの会社のアドバンテージなのかを簡単にHPで探ってみました。手数料はさほど安いわけではありません。但し、投資情報&ツールというところを見るとかなり充実しているようです。このあたりでの囲い込みに長けているというのが北尾流なのでしょう。要は組み合わせの妙とでも言えるものです。これは、まさに北尾氏が狙っているところですが、ビジネスの一番の勘所でもあります。そこにまんまと取り込まれるのは、アウトサイダーの筆者としては本意ではありません。ちなみに筆者がメインに使っているのは東洋証券です。月60回までの取引で10500円という会員制が気に入っております。玄人筋以外にはあまり目立たない証券会社でもあります。

2.3756豆蔵 ▲

 今日はよくプラスで終わらせました。これで乖離幅が-18Kと良好になりました。指数値も底打ちが何とか確認できました。終値が572Kの9月30日以来の指数値の低さと言えば、皆さんには信用して頂けないかと思いますが、実際その通りなのです。このあたりがテクニカル分析の面白いところです。この会社、その筋の方々には根強い人気があります。多分、技術力に惚れているのでしょう。筆者もそういう独自の技術を持つ会社というのに、どうしても肩入れしたくなります。まあ、月曜日か火曜日にひょっとすると70万円を目指す動きが出るかも知れません。ご注目下さい。

3.2413ソネットM3 ○

 これもイートレードに似た値動きです。OSCも今日で+1%の45%とこれから上げていく気配です。9日の安値もきれいに抜きました。530Kをマークしてからの調整は終了したと見ても良いでしょう。来週はこの530Kを目指しての再上昇が期待できるところです。

会社の業容はいまさら説明するまでもありません。高額所得者で時間がない方々の代表格である「ドクター」と、製薬会社、そして患者(予備軍)を結ぶのための会社です。この組み合わせは、これからの高齢化社会における「黄金のトライアングル」でしょう。その根幹には、「少しでも元気で長生きしたい」という、限りない人間の欲望があります。これは金銭欲や名誉欲などとても及ばない、真の欲望です。それに勝るとも劣らない欲望も、「元気なうちにポックリと死にたい」、ということしか筆者には思い浮かびません。法隆寺の近くに吉田寺(きちでんじ)というのがあります。別名ポックリ寺と呼ばれております。人間誰しも死ぬときは苦しまずにポックリと死にたいのが、最後の願望です。しかし、どんなに世の中に貢献したところで、ポックリと死ぬ保証は今のところありません。しかし、そのポックリ死の援助に最も近いところにいるのが、ドクターと製薬会社なのです。何も安楽死を今の段階で認めろと言っている訳ではありませんが、いずれオランダのように、高齢者の安楽死容認の声が高まってくるはずです。そこまで世の中が進んでも、それをビジネスにできる可能性を持っているのが、ソネットM3なのです。そのことの確認のため、ちょっとHPを覗いてみました。M3とは何ぞやという疑問からです。すると、Medicine(医療), Media(メディア),Metamorphosis(変容)の3つのMから来ているようです。最後のMetamorphosisというのが、この安楽死社会のメタファーでしょう。とても、従業員がたったの28名の会社が考えることではありません。この会社には壮大な未来が待っております。何しろ、我々中高年の欲望のまっただ中でビジネスをしているのです。しかも、他社は今更参入困難です。何しろドクターは忙しいのです。あちこちの安いウェブサービスなど見つけている余裕はありません。そこがこの会社の狙い目であります。ちょっと長くなりました。要はこの会社から目を離さなぬよう言いたかったのです。

4.8936リプラス ○

 これも上方修正の常連ですが、その日は上がるもののすぐに利確の動きに下落します。しかし、もうそろそろ70万円台からの脱却は果たさなければなりません。2日連続でOSCがコンバージェンスしまだ37%です。今日の安値からの反転は、出来高が少ないものの急回復でした。賃貸住宅対象の不動産ファンドというニッチですが、これから伸びる事業のプロ集団です。

5.2440ぐるなび ▲

 この株、10日に発表した来期の決算予想はほぼ四季報通りなのですが、今日は、寄りに急騰した後押されて、昨日の終値より下げてしまいました。別に四季報以上の好決算を期待してこのところ株価が上伸していたわけでもないのに、失望売り?とはこれ如何に。チャート的にも今日は本来上がるはずでした。とにかく、このドタバタで指数値が9月30日よりも落ちてしまいました。それほどに今日の引けにかけての下落は、誰かと誰かが「ぐる」になっての売り込みではないかと勘ぐりたくなります。

6.4823サイバード ○

 11月7日の安値235Kを底にして、何とか切り返しの動きを今日で固めた模様です。OSCは、+4%の40%の大台に乗せました。これでまだPERが77倍ですから、如何に春以降夏にかけて、話題先行で株価を押し上げたか分かります。この会社、不思議な経営陣を擁しております。堀 主知ロバート会長を始め、社長、取締役4人が、1965年を挟んで前後1年の間に生まれている40歳前後の役員です。そして、会長はワシントンDCで生まれておりますが、その後関西学院大学に進んでおりますので、関西に縁があります。残りの5人につても、大阪府(4人)と兵庫県(1人)生まれの生粋の関西出身なのです。これはこれはどうも同期の桜的経営陣のようです。そのあたりの関西臭さを払拭するために、本社を東京のあの有名な六本木ヒルズに持ってきたり、主知ロバート会長流に、外人の少女2人を会社のイメージキャラクターに持ってきているようなのです。まあ、こんなことどうでもいいことですが、筆者は少々気になるのであります。ところでその少女2人、会社情報というページに写真が掲載されております。一度暇がある方ご覧になって下さい。何となく、ロバート会長に似ております。実にかわいい表情をしております。もしこの2人が本当に会長の娘さんなら、実に堅実な会社だと再評価せざるを得ません。下手な日本人のガキタレントに大金を払うことの無意味さを心得ているからです。

最後にくだらない話のついでに憶測を一つ。それは、どこからサイバードという名前が付いたか?という点です。HPには残念ながら載っていませんでした。皆さん、サイバーとバードをくっつけた社名と思うでしょうが、筆者の憶測は、サイバーと会長名のロバートをくっつけようとしたものだと思います。本来ならサイバートとなる筈ですが、語呂が悪いのと、愛娘を何とか社名に引き込むために、サイバードと「鳥」のイメージを借用したのでしょう。ちなみに英語の俗語の意味で、My Birdといえば、「かわいい女の子」という意味になります。どこまでも身内の愛情にこだわる会社のようですね。こんな憶測、当たっていなければよいが。。。

7.4340シンプレクス・テクノロジー △

 この株、またまた出来高が細ってきていますので、300Kに近いところまでの調整が入るかも知れませんが、14日に限っては、今日までの下げで、一服感からの反発があるのではないかと予想しております。乖離幅は-4Kと良好です。310Kを節目に320Kあたりまでの反発を期待。

この会社、どうでしょう。歯切れが良く実に上品な響きを持つ社名です。サイバードのかわい子ちゃんのイメージとは大違いです。後は人気だけなのですけれども、そのためには会社のイメージ戦略をきちんと考え直した方がいいですよ。金子社長殿。そのためには、BtoBの会社だと思わずに、ネットレ時代ですので、優れた個人投資家向けのパッケージソフトを是非1万円くらいで出してはどうでしょう。その際、4340の買い時だけは綿密に分析できる機能を搭載することを考慮すると良いでしょう。売り時の分析は不要です。

8.2411ゲンダイエージェンシー ○

 月曜日は少なくとも上げるでしょう。OSCが+6%の55%と明確にコンバージェンスしました。乖離幅が何と-13Kもあります。一応、業績は好調に推移しているようです。再度500Kの壁を突破する動きを見せるかも知れません。この会社、今ひとつ人気化しない理由の一つは、「パチンコホール」に特化した広告会社という点にあります。「広く一般の方々に大衆娯楽としてのパチンコの魅力を伝え、そのイメージアップに貢献して参ります。」とHPに書かれておりますが、そこにそもそも限界があるのです。パチンコは筆者は30年以上前に飽きて止めましたが、実は学生時代にはセミプロでした。大衆娯楽などという生やさしいものではありません。虎の子の奨学金を全額あっという間につぎ込んでまで、釘師の技と台の癖を見破るために必死で技術を磨いたものです。しかし、そうした裏の裏の真実を広告会社が正面から一般大衆に伝える訳にはいきません。どうしても美辞麗句の世界でカモフラージュした広告戦略にならざるを得ないのでしょう。これがこの会社のジレンマともいえます。本当は株よりもひどい博打場なのでしょう。パチンコホールは。しかし何時の時代でも経営者は、そして当局も、大衆娯楽の王様にパチンコを奉り上げたいのです。その意向を支えているのがこの会社とも言えます。これが真の人気化しない理由なのでしょう。

9.2399総合臨床薬理研究所 △

 やっとこの株、底からの脱出をしました。262Kを底に、今日は5Kも上げてOSCは+8%の42%です。月曜日に271Kあたりから始まれば、そのまま280Kまで上昇ということになるかも知れません。筆者は待ちくたびれて、先日少々ですが損切りしました。決して業績は良いわけではありませんが、医療機関の治験を請け負うという、パチンコはなくなっても本当に困る人は出てきませんが、この会社の業務がなくなれば命にかかわる人が出てくるという、社会的には意味のある事業を手がけております。ソネットM3とでも組めばもっとうまく行くかも知れませんが、この会社のクライアントは製薬会社だけなのです。つまり製薬会社の下請けに甘んじざるを得ないところが、業績に伸びを欠く一因かも知れません。

10.6492岡野バルブ ○

 最後に東証2部の1926年創業のバルブ屋さんの株を紹介します。OSCが今日+6%の49%となり、25日移動平均線もきれいに越えてきました。乖離幅も-7円と良好です。10円やそこらの反発が月曜日は期待できるかも知れません。出来高が少ないのでおっとりと取引できる筈です。多いなら多いで、それだけ上げる余地が出てきます。こうした基幹産業の設備を支えている伝統企業に対しては、筆者から何も申し上げることはありません。ただただ、世のため人のため、ずる賢く立ち回ることだけはしないで、頑張ってください、とだけメッセージを残します。幸い、経営理念なるものが80年前にでも作られた筆書きの写真としてHPに出ており、先人の殊勝なお言葉が書かれておりました。それはそれは風格の滲み出た写真です。参りました。
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1 コメント

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Unknown (episode)
2005-11-14 00:57:26
クロアチアへご旅行ですか?

アドリア海の青い海が目に浮かびます。ぼくはイタリアのベニスまでしか行ったことがないのですが、クロアチア沿岸部の絵に描いたような多島海の風景には何とも心を魅かれます。愛知万博でもクロアチア館はぼくの一押しのパビリオンでしたし(^^)

どうかお気をつけていってらしてください。

お土産の写真などがアップされたら嬉しいです☆
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