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休日のバッハ(6.4.11)

2011-06-04 09:34:19 | 休日のバッハ
今日の「休日のバッハ」は、カンタータ第66番 《喜べ、汝ら もろ人の心よ》 より、ソプラノとテノールのアリアです。復活祭第2日用のカンタータです。冒頭の合唱は昨年7月17日の休日のバッハでご紹介しましたが、この第4曲のデュエットも大変素晴らしい出来映えです。

このような音楽が300年前に生み出されたいたこと自体大変な驚きです。また、これまでのクラシック音楽を見渡しても、この珠玉のような音楽はまさにバッハならではのものですね。

歌詞は以下のようになっております。(小林英夫 訳)

『イエスとともに生きる喜ばしさは

 私たちの胸を明るく照らす太陽の光。

慰めに満たされ、救い主を仰ぎ見て、

 自分自身の胸の内に天の国を建設することこそ、

心からキリストを信じる者のかけがえのない財産。

私はこの現世にありながら、天の爽やかさを味わい、

 私の霊はここで天の楽しみと安らぎを求める。

救い主は私に力強く呼びかけている、

「私の墓と死はあなたたちに生命をもたらし、

 私の復活はあなたたちの慰めとなる」と。

私の口から捧げようとするものは、

 わが救い主よ、あまりにも小さく、

取るに足りない、貧相なものになってしまいます、

 偉大な勝利者であるあなたの前に出たとたんに。

それでも私はあなたの前に

 勝利と感謝の歌を捧げずにはいられないのです。

(希望:テノール)-(不安:アルト)

私の目は復活した救い主を見る。

-誰の目にも復活した救い主など見えないのでは。

主はもはや死の絆につながれてはいない。

-主はいまだに死の絆につながれているのでは。

どうして、今さら胸に不安が芽吹くのか。

-墓が死者を釈放することなどあるのでしょうか。

たとえ神がいっとき墓にその身を置いたとしても、

 墓も死も、神を納めておくことなどできないのだ。

(不安:アルト)

ああ、神よ、あなたは死を打ち負かす御方です、

 あなたのためなら墓石も開き、封印も破れるはず。

私はそう信じます、しかし弱い私を助けて下さい、

あなたなら私をもっと強くすることができるはず、

 どうか私と私の疑いを打ち負かして下さい。

神は、なんと不思議な業を行われる御方でしょう、

私の霊を慰めの力で強めて下さいました、

 私の心に復活したイエスの姿が認められるように。』


こんなに長いアリアの歌詞は見たことがありません。( )内に書いてあるようにテノールが希望、アルトが不安を担っております。この長い歌詞が曲の内容のすべてを物語っており、筆者が付け加えることなど何ひとつありません。ただただ、このような曲を残してくれたバッハという存在に対して、改めて畏敬の念が湧くのみ。

3分を過ぎる頃から5分近くまで続く、このアリアの何とも言えない不安感を醸し出す引き延ばされた歌声。こんな音楽が他にあるだろうか。

ここをクリックして、この曲のファイルをクリックして下さい。そしてオタマジャクシのマークが出たら、それをクリックすると、下の方にこのwmaファイルが表示されます。それをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。

今日から、マイクロソフトのWindows Liveのインターネットディスクを使ってお届けします。これまでのジャスト・システムのものは解約しましたので、過去の「休日のバッハ」の音源はすべて失われております。時間があれば、直近のものからWindows Liveの方にアップロードしたいと考えております。

このWindows Liveは25GBもあり無料です。ジャスト・システムは1GBで月300円程度。これからは「休日のバッハ」も1年間ぐらいはアップロードしたままにしておくつもりです。ニコンやリコーなどが提供している無料のインターネットディスクもありますが、これが1番いいですね。

このWindows Liveをまだお使いでない方は、特にビジネスに関わっている方にお勧めします。これならどこにいても、文書、写真、ビデオ、音楽などどんなファイルでもアップロードしておけば、ネットにつながりさえすればアクセス可能。パソコンが壊れても平気です。公開範囲もきちんと制限できます。但し、パスワードなど重要な情報はアップロードしないで下さい。アップした情報は、何と言っても他人の管理下にあることを忘れてはなりません。
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市場概況(6.3.11)

2011-06-04 07:17:56 | 市場概況
6月3日(金)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。下に3日の海外市況

◆日経先物:9520円(-30円)OSC52%(-4%)5月25日のOSC39%、終値9410円から切り返しに転じたか?RSIは43%(+-0%)
◆日経平均:9492円(-63円)OSC53%(-2%)6月1日のOSC64%、終値9720円から下落に転じる。RSIは47%(+1%)
◆TOPIX:817(-9)OSC51%(-3%)6月1日のOSC64%、終値839ポイントから下落に転じる。RSIは42%(+-0%)
◆マザーズ指数:457(-2)OSC62%(+4%)6月1日のOSC65%、終値466ポイントから下落に転じる。RSIは54%(+7%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:81.18%(-4.8%)-6月3日現在。
 マザーズ:79.48%(NA)-6月3日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率26%(-13%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率40%(+16%)

後場は出かけるのでほとんどやる気なし。前場に買った3859シナジーマーケティングは、かなり根気よく戻りを待ったのですが、結局15円の損切り。今日は基本的には売りの日でしたね。持ち越しはなし。

以下は3日の海外市況

◆ドル・円:80.27円(-63銭)OSC41%(-3%)5月31日のOSC53%、終値81.5円から円高へと切り返す。RSIは44%(-6%)
◆ユーロ・ドル:1.464ドル(+0.015ドル)OSC69%(+5%)5月23日のOSC40%、終値1.405ドルからユーロ高へと切り返しに転じる。RSIは70%(+3%)
◆USドルインデックス:74.13(-0.58)50MA(74.94)を一旦抜けるも再度割り込み中。
◆米10年債利回り:2.99%(-0.05%)200MA(3.11%)を割り込み下落中。(3日現在)
◆米3ヶ月国債:0.04%(+-0.0%)対10年債スプレッド:2.95%(-0.05)3%切ると要注意。(3日現在)
◆NYダウ:12151ドル(-97ドル)OSC45%(+-0%)RSIは30%(+-0%)6月1日のOSC44%からダイバージェンス中。
◆Nasdaq:2733(-41ドル)OSC46%(-3%)RSIは37%(+-0%)5月24日のOSC44%、終値2746からダイバージェンス中。
◆上海総合:2728(+23)OSC53%(+7%)RSIは29%(+8%)5月30日のOSC25%、終値2709から切り返しに転じる。
◆VIX指数:17.95(-0.14)50MA(16.87)を再度一気に抜いたところで停滞中。
◆WTI原油先物:100.74ドル(-0.19ドル)50MA(105.38ドル)を大きく割り込み200MA(91.31ドル)との間で揉み合い中。
◆CRB指数:348.61(+0.71)50MA(353.97)を割り込み200MAとの中間から切り返し中。
◆NY金:1541.98ドル(+9.7ドル)50MA(1491.59ドル)に接近した後の切り返し中。
◆バルチックドライ指数:1489(+9)50MA(1391)ををついに抜き去り上伸中。
◆シカゴCME(円建て):9455円(-65円)

雇用統計は事前のADP統計から懸念はしていたものの、予想を大きく下回る結果に。米国債の長短スプレッドは再び3%割れに。もうこれで留めが刺されたと市場関係者は観念しているようです。

しかし、指標面では気になることが少々。それは、VIX指数が逆行して下げていること。そして、上海総合指数がどうやら切り返しモードに入っていることです。商品については50MAが明らかに垂れてきております。200MAはまだ上向き。ゆっくりと商品高の調整が進むのではないでしょうか。景気減速がはっきりした以上、これ以上商品高に持って行ってインフレを昂進させ、中国など新興国経済に更なる打撃を与え、そして、ファンドだけ利益を荒稼ぎする、といったことは許されなくなってきております。

では、溢れるマネーはどこに行けばよいのかとなれば、市場が大きく一時避難場所としては最適の、米国債や円、スイスフランに流れ込むのは必定。

金だけは綺麗なチャートを保持したままです。ドルと逆行する性格と、インフレに強い面と、経済金融危機に逆行する性格の3つの側面が、非常に安定している証拠だと思います。

QE3が囁かれておりますが、QE2の結果のこうした副作用(商品高、インフレ)です。その副作用が世界経済のエンジンたる中国経済を減速させ、それに日本の大震災の一時的な要因が加わり、今回の事態を招いた訳ですから、同じ轍を踏むわけにはいかないのではと思います。

それに、QE2までしても、金融危機の元凶である住宅問題がますます悪化している現状もあります。やはり、これが本当に止まりきらないと、雇用問題の解決もなく景気の自立的な上昇もないのではないでしょうか。

そうなると、ユーロも含め膨れあがった政府負債の償還を出来ず、それどころか日本のように益々膨れあがるとしたら、この先、米国も日本と同じように「失われた10年」に陥ってしまう可能性が見えております。これが金だけが綺麗に動いている理由か。

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6月3日(金)のつぶやき

2011-06-04 02:31:42 | 株に出会う
11:06 from web
前場終了段階の10DHMA超の銘柄数%は32%(-7%)、10DLMA未満の銘柄数%は30%(+6%)です。9時半頃が高値で前引けにかけてじり貧。まあ、積極的に買い上がる雰囲気はなく、上がったところを叩く戦法の方が多いのか。前場の急落局面で3754エキサイトを触り、少々被弾。
11:14 from web
全監視銘柄265銘柄のうち、何とピボット超えはたったの2銘柄。6967新光電気工業と1964中外炉。株式分割の3853インフォテリアは除く。底入れ銘柄は6752パナソニック、4330セラーテム、4080田中化研、7709クボテックなど。
12:08 from goo
市場概況(6.3.11) #goo_mariomari http://goo.gl/ULwHG
by mariomariot on Twitter
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