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市場概況(6.3.11)

2011-06-04 07:17:56 | 市場概況
6月3日(金)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。下に3日の海外市況

◆日経先物:9520円(-30円)OSC52%(-4%)5月25日のOSC39%、終値9410円から切り返しに転じたか?RSIは43%(+-0%)
◆日経平均:9492円(-63円)OSC53%(-2%)6月1日のOSC64%、終値9720円から下落に転じる。RSIは47%(+1%)
◆TOPIX:817(-9)OSC51%(-3%)6月1日のOSC64%、終値839ポイントから下落に転じる。RSIは42%(+-0%)
◆マザーズ指数:457(-2)OSC62%(+4%)6月1日のOSC65%、終値466ポイントから下落に転じる。RSIは54%(+7%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:81.18%(-4.8%)-6月3日現在。
 マザーズ:79.48%(NA)-6月3日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率26%(-13%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率40%(+16%)

後場は出かけるのでほとんどやる気なし。前場に買った3859シナジーマーケティングは、かなり根気よく戻りを待ったのですが、結局15円の損切り。今日は基本的には売りの日でしたね。持ち越しはなし。

以下は3日の海外市況

◆ドル・円:80.27円(-63銭)OSC41%(-3%)5月31日のOSC53%、終値81.5円から円高へと切り返す。RSIは44%(-6%)
◆ユーロ・ドル:1.464ドル(+0.015ドル)OSC69%(+5%)5月23日のOSC40%、終値1.405ドルからユーロ高へと切り返しに転じる。RSIは70%(+3%)
◆USドルインデックス:74.13(-0.58)50MA(74.94)を一旦抜けるも再度割り込み中。
◆米10年債利回り:2.99%(-0.05%)200MA(3.11%)を割り込み下落中。(3日現在)
◆米3ヶ月国債:0.04%(+-0.0%)対10年債スプレッド:2.95%(-0.05)3%切ると要注意。(3日現在)
◆NYダウ:12151ドル(-97ドル)OSC45%(+-0%)RSIは30%(+-0%)6月1日のOSC44%からダイバージェンス中。
◆Nasdaq:2733(-41ドル)OSC46%(-3%)RSIは37%(+-0%)5月24日のOSC44%、終値2746からダイバージェンス中。
◆上海総合:2728(+23)OSC53%(+7%)RSIは29%(+8%)5月30日のOSC25%、終値2709から切り返しに転じる。
◆VIX指数:17.95(-0.14)50MA(16.87)を再度一気に抜いたところで停滞中。
◆WTI原油先物:100.74ドル(-0.19ドル)50MA(105.38ドル)を大きく割り込み200MA(91.31ドル)との間で揉み合い中。
◆CRB指数:348.61(+0.71)50MA(353.97)を割り込み200MAとの中間から切り返し中。
◆NY金:1541.98ドル(+9.7ドル)50MA(1491.59ドル)に接近した後の切り返し中。
◆バルチックドライ指数:1489(+9)50MA(1391)ををついに抜き去り上伸中。
◆シカゴCME(円建て):9455円(-65円)

雇用統計は事前のADP統計から懸念はしていたものの、予想を大きく下回る結果に。米国債の長短スプレッドは再び3%割れに。もうこれで留めが刺されたと市場関係者は観念しているようです。

しかし、指標面では気になることが少々。それは、VIX指数が逆行して下げていること。そして、上海総合指数がどうやら切り返しモードに入っていることです。商品については50MAが明らかに垂れてきております。200MAはまだ上向き。ゆっくりと商品高の調整が進むのではないでしょうか。景気減速がはっきりした以上、これ以上商品高に持って行ってインフレを昂進させ、中国など新興国経済に更なる打撃を与え、そして、ファンドだけ利益を荒稼ぎする、といったことは許されなくなってきております。

では、溢れるマネーはどこに行けばよいのかとなれば、市場が大きく一時避難場所としては最適の、米国債や円、スイスフランに流れ込むのは必定。

金だけは綺麗なチャートを保持したままです。ドルと逆行する性格と、インフレに強い面と、経済金融危機に逆行する性格の3つの側面が、非常に安定している証拠だと思います。

QE3が囁かれておりますが、QE2の結果のこうした副作用(商品高、インフレ)です。その副作用が世界経済のエンジンたる中国経済を減速させ、それに日本の大震災の一時的な要因が加わり、今回の事態を招いた訳ですから、同じ轍を踏むわけにはいかないのではと思います。

それに、QE2までしても、金融危機の元凶である住宅問題がますます悪化している現状もあります。やはり、これが本当に止まりきらないと、雇用問題の解決もなく景気の自立的な上昇もないのではないでしょうか。

そうなると、ユーロも含め膨れあがった政府負債の償還を出来ず、それどころか日本のように益々膨れあがるとしたら、この先、米国も日本と同じように「失われた10年」に陥ってしまう可能性が見えております。これが金だけが綺麗に動いている理由か。


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