今日のランチは、元市長夫人と一緒だった。ドイツから移民してこられた経験をもつファーストレディーの英語は親切でやさしく、楽しい時間を二時間あまり・・・。こんなにリラっクスして英語を話したことはないような気がする。
話術って話すことではなく、聞くことではないのか・・・と、貴重な経験をさせていただいた。
その後、次男のピアノコンサートを開くことを快諾してしていただいた教会に出向く。
USでは、通常は高校を卒業する際には、お世話になった方々を自宅に招く行事を行う。オープンハウスという。私は、引越しの、忙しさもあって、それの代わりにコンサートの後にお茶でもお飲み頂きながら、きていただいた皆さんに感謝の意を伝えるつもりでいた。しかし、教会ではお茶を出したりはできないらしい。他の場所を提供しましょうと親切におっしゃってくださる。でも、私はあっさり考え方を変えた。
カードと手作りのクッキーはラッピングしてお持ち帰りいただけばいい。
この教会の施設を壊したりしては大変だと。
今日は晴天。私一人のために開けてくださったチャペルはには、美しい光がステンドグラスを通して入ってくる。高校生一人のためにこんな施設を貸していただけるのかと思うと、感謝を通り越して、感動で気持ちが震えた。
そして、お世話になった方にご案内のメールを送る作業の途中で、涙がぼろぼろ流れてきた。悲しいのではなく、感謝でいっぱいなのだけど・・・・。
今日はどうしようもない。
教会のスタッフに、ナーバスになってる、それともエンジョイしてる?と聞かれた。私は、迷わず、エンジョイしてるよと答える。
この国に来て一番学んだことは、物事を楽しもうとすることかもしれない。
先日、公立病院の受付大ホールでの院内コンサートで、ピアノ演奏を聴いてきましたが、大空間だと音の響き方にもよりますが、ヴァイオリンの響きがとても鮮明で、艶やかさを感じたことがあります。
いつでも、どんな時でも、楽しんでください。
そうですね。いつでも楽しもうとすることですね。気持ちのスイッチを切り替える簡単な作業なのかもしれません。