同じ日本人だからといって、日本語を同じように理解しているわけではない ということを知った。正直驚いている。
ラグビー観戦後の車中でのこと。乗せてくれるキャプテン母の車の中はいつもキレイにしてある。そこで、私は本当に何気なく、[○○ちゃん、ナニゲニ キレイ好きだよね]と、言った。すると、いつも言葉遣いでおもしろい表現をするMWちゃんが、それってすごい、私でも言えないようなすごい表現だよね という。
MWちゃんが言えないようなすごい表現?
MWちゃんの語録を一部紹介すると・・・おい、オマエラ とか、(ひとの発言をさして・・)その上から目線で物をいう、高飛車な態度、とか、モテルッテどういうことよ・・・と、ありえないような表現を使うのだ。(彼はモテルね という表現を理解できない日本人がいると思う?)
会話のなかだから笑ってすんでしまうことだけど、聞いた時は、一同ちょっと固まる。でも、MWちゃんを見ると、さほどすごいことを言った!という表情をしていないので、事なきを得るのだ。でも、言葉の選び方違わない?と、きっと誰もが思っている。
そのMWちゃんに、私でも躊躇するような表現と言われて・・・・ちょっとあせった。
ごめん。ナニゲニってどういう意味だと思ってる?と、聞いてみた。すると、ありえないようなこと、驚いて と、いうことば と、返事が返ってきた。
え? そういう意味なの? ごめん、私はそういう意味では使ってないよ。
ナニゲニとは、何気なく、さりげなく という意味で使ってる。MWちゃんがいう意味だとすると、確かに腹がたつよね。実際、キャプテン母もMWちゃんに同調して、あの~なんでそういう言われ方するのかと思ったよ~と、言っている。
そうなの? 私が違うの? ナニゲニ ってそういう意味なの?
日本語おしえてるんじゃないの? まったくその通りです。認識不足なのかなあ・・
私は気になって帰宅後すぐに辞書を調べた。意味は私が使っているものの方が正しかった。でも、そういう問題ではなく、私にとっては、誰もが同じ意味で日本語を使っているわけではないと、わかったことそれがとてもショックだった。
その場にいて言ってくれてよかった。何でこんなことをこの人から言われるのだろう・・と、黙ってしまわれたら、誤解をされていることに気がつかなかった。
考えてみれば当たり前のことだけど、ひどく大切なことに気付いたような思いでいる。