昨秋 退院した日から私は酸素ボンベを使うように主治医から指示があって
「身体障害者手帖」をいただいた。こうして私は重病人の仲間入りをした。
この先再び肺炎にかかったら私の人生は終わりだと思う。私の持病の肺炎は
タバコの吸いすぎが原因、身から出た錆である。
現在は24時間酸素ボンベからチューブに繋がっており、自由を奪われた囚人の
ような生活であるが、正直を申し上げるとチューブを外したら即あの世行きと
いうほど病状は深刻ではない。短い時間ならチューブが鼻から外れても大丈夫
である。
ただし、鼻からチューブが外れているところをヘルパーさんに見られると些か
面倒だ。連絡帳に書かれて仲間内に噂になって広がるとやがて〇〇マネジャー
から注意をされる。ことと次第によっては「身体障害者手帳」を取り上げられ
たらまた一大事である。
そう言うわけで私はヘルパーさんの前では弱々しく模範的な身体障害者のように
振る舞っている。
最近意外な事に気がついた。頭痛を感じなくなって頭はいつもスッキリしている。
読書に苦痛を感じないし、囲碁を長時間対局しても頭に余り疲労感が残らない。
きっと酸素ボンベから純粋酸素を過剰に吸引しているから頭の血の巡りが良く
なっているに違いないと思う。
今度主治医に聞いてみようと思っている。
お わ り
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます