白隠和尚のブログ

今日より明日が幸せでありますように。好奇心旺盛な70代のブログ。

つばめの予感

2016-08-12 09:35:11 | 日記

"言うまいと思えど今日の暑さかな" 昔の人は言い回しが粋だねー

明け方、足元がひやりとしたのでタオルケットを腹に掛ける。
5時半起床、6時に散歩に出る、いつもの歩き慣れた道順を行く、空気は湿っぽいがそれでも心地よい感じ。道端にカラスの親子が居る、まだ産毛の残る小カラスが親に餌をせがんでいる姿が微笑ましい。カラスの
羽毛が茶色だとは知らなんだ。

40分ほどで帰宅。玄関先に立ち止まりいつものように天を仰ぐ。
つばめの数がさらに減りもう2~3羽になった。あの喧しい程の囀ずりもさっぱり聞けなくなった。連中は何処に移動したのか、何処かに集まって「渡り」の打ち合わせでもしているのかな。

私の一番の驚きは雛の巣立ちだ。雛達はリハーサル無しのぶっつけ本番
で大空に向かう。まだ見たこともない大空にいきなり飛び出していく
のだ。私にはこの場面が中世の時代、未知の海に漕ぎ出して行った船乗り達の勇気に重なって仕方がない。
雛は失敗して地面に落ちたら1巻の終わりだから、私が雛の立場なら
2m~3mと順に飛翔距離を伸ばして恐怖心を克服していくのにと思う。 きっと親鳥は人間には解らない方法で、巣立ちの時期やコツ等を伝授
しているに違いない。
つばめは自然や季節が発する微妙な変化を受信できるのだろう。
彼らは今日の猛暑の先に秋・冬という食糧の無くなってしまう季節が
必ず訪れる事を知っている。大昔の私達の祖先もきっと夏には冬の準備を、冬は秋の収穫を思って過ごしたであろう。

幸いなことに私は今日もクーラーの下に寝そべって「睡魔と暑さ」
と戦うだけ、昔風に言うならバチが当たる毎日である。

本日も平穏なり

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