マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

11月3日 ハナダイ釣り 気合の下浦沖

2010年11月03日 | ハナダイ釣り
基本的に置き竿がドカンと海中に突き刺さる釣りが大好きなんで、ハナダイのウイリーシャクリは最近はご無沙汰だったんですが、哲ちゃんと一緒に久々にハナダイ釣りに出かけてみました。
船宿はもちろんハナダイを得意とする定宿五郎丸です。
11月は下浦にハナダイがついてこれが頭30枚~40枚と釣れる時期なので素人でも顔ぐらいは見れます。とは言ってもここは東京湾。シャクリさえすれば釣れるという漁場ではありません。ここのハナダイは釣り人をよく見ています。仕掛け、竿の調子、しゃくり、リールを巻くストローク、コマセ籠の開き加減。この辺をすべて魚の好みに合わせてコントロールしないとたくさんは釣れません。多くの場合、毎週ハナダイばかりやっている常連の入れ食いを指を咥えてみているだけになります。まず、竿頭の1/3ぐらい釣れれば上出来の釣りです。
さて、前日の釣果もよかったので船宿は盛況。4時過ぎに着くとはやくも、先客3名。直後の車もハナダイの客で、危うく5番目になるところでした。22名の釣り人を2隻に分けての出船です。しんちゃん船長操船の勇丸の右艫に哲ちゃんとならんで釣り座を構えます。やはりお祭りを避けられる大艫が有利です。

ポイントは三浦海水浴場の真沖水深35m。

<三浦海水浴場前のハナダイの場所>



しんちゃん船長から事前に短いストロークで早めのシャクリが有効との話をきき、早速実践してみます。
すると2ビシ目でいきなり竿先がクンクン。早くもハナダイゲット。それから5~6枚空ビシなしの食いで幸先よい出足。
ウイリー釣りはそこまで落として、下から5m~15mまでをシャクリながらあげてきますが、7~8mくらいまでシャクりあげるとガツンとくることが多かったです。この釣りの面白いところはやはりシャクった瞬間ガツンとくるアタリとハナダイならではの断続的に鋭く突っ込む心地よい引き。ハナダイは水圧変化に強く、水面近くでもよく引きます。
時に27cm前後の良型も混じりこのサイズになると思わず糸を送りたくなる引きがたのしめます。

<開始30分ほどの桶の中身>



しばらくするとそこかしこでショゴ(カンパチの当歳魚)が回りはじめ、私の竿にもハナダイとは明らかに違う強烈な引きがきました。糸を出して慎重にやりとり。あがってきたのは30cm強のショゴ。サイズの割にはいいひきでした。

その後も10時ぐらいまでは順調にアタリ、この時点で13枚。20枚ぐらいいくかとおもいましたが、その後はアタリが止まり、ぽつぽつの食いになってしまいました。こういう状況でも数を伸ばすのが本当にうまい人です。
シャクリパターンがうまくはまった人にはぽつぽつ当たりが来ていましたが、私の竿はしゃくってもしゃくってもあたりなく、最後はイナダを釣って沖上がりとなりました。

この釣りは道具や仕掛けがかなり釣果を左右します。

今回の道具は
竿:桜 北海40 2.1m(15年前の竿なので今は売っていないでしょう。もっと短いのが楽でいいとおもいます)
リール:シマノ電動丸1000H PE5号300m巻き(重すぎ:電動でもっと軽いのがいいです)
ビシ:サニービシFL 60号 (これ以外はダメ、コマセは極力でないように絞る)
仕掛け:ハリス 2号 3mウイリー4本針、針チヌ1号自作仕掛け(ハナダイの常連はみな自作しています)
    ウイリーを小さく巻いたの方がいいとおもいます。

ハリス2号の強度ですが、1.1キロのイナダがエダスに食っても十分取れました。タイなら1.5キロぐらいまで取れるとおもいます。

釣果:

ハナダイ 22cm~28cm 17枚
イナダ 1.1キロ 1本
ショゴ 0.6キロ 1本

18㍑のクーラーほぼ満杯で満足の釣りでした。

<いっぱい釣れました>


ちなみに竿頭は25枚だそうで、目標はクリアできました。
ところで60号ビシでのシャクリは結構疲れます。最後の方は2ビシ入れて一休みという感じでした。
むかしはぜんぜん平気でしたが、体がなまってますね。ちょっと筋トレしないとダメかな。