真奈パパのランランかわせみブログ

愛犬ランちゃん、かわせみ、飛行機、旅行、天体の写真を載せています。

イタリア戦闘機マッキMC205V

2014-05-30 00:00:01 | 日記
ミラノのレオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館には、第2次世界大戦中に使用された最良のイタリア戦闘機と言われているマッキ205VERTRO(グレイハウンドの意味)が展示されていました。














205Vは、1943年春に就航し、262機生産されたようです。エンジンは、ドイツのDB605エンジン(ダイムラーベンツ)で、イタリアのフィアット社でライセンス生産されたようです。
205Vの前身は、MC202フォルゴーレ(稲妻の意味)で、これには、ドイツのDB601エンジンが搭載され、イタリアのアルファロメオ社がライセンス生産したようです。両エンジンは、ドイツの名戦闘機メッサーシュミットBf109に搭載されていたものです。
MC202です。アメリカ・ワシントンのスミソニアン航空博物館に展示してありました。


レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館には、航空機エンジンがたくさん展示してありましたので、DB601かDB605が展示してあるのではないかと見ていたら、DB601エンジンが展示してありました。
このように倒立して飛行機に搭載されていました。


DB605エンジンは、601エンジンのシリンダー内径を大きくしてパワーアップを図ったものです。
日本でも、601エンジンがライセンス生産され、陸軍では川崎航空機により、ハー40として三式戦闘機飛燕に搭載されています。海軍も愛知航空機によりライセンス生産し、艦上爆撃機彗星に搭載されています。三式戦闘機飛燕は、鹿児島県にある知覧特攻平和会館に展示してあり、一度訪れましたが、撮影禁止のため、残念ながら掲載できる写真はありません。
所沢航空記念博物館にあった飛燕に搭載されていたハー40です。


12気筒V型エンジンで、1シリンダーに4つのバルブがあります。


メッサーシュミットBf109、DB601エンジンに興味がある方は、次をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/manapapa-kawasemi/e/a4f6543561e6402d6fcc2b2b51caa937

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