埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

自分の手を信じる!

2011年12月16日 | レッスンの出来事
ただいま、生徒たちは発表会曲の譜読みをがんばっています!

来年1月初めのレッスンまでに、ソロ曲と連弾曲の譜読みを完成させます。
ゆっくりでもいいので、メトロノームやミュージックデータに合わせて、
最後まで弾き通すのが目標

普段のレッスン曲よりもレベルが高い子も多いのですが、
その上、いつもより早くに譜読みを完成させなければいけないので、
大変な話です

こんな計画、誰が決めたのでしょう


生徒たちは文句も言わず
(多少文句が聞こえないこともないけど、聞かなかったことにして!)
目の前の楽譜と向き合っています


そんな中、先日のレッスンで、
ソロ曲の盛り上がりになる、その曲の中で一番難しい部分の左手がうまくいかないと
自己申告した生徒がいました。

それでも、そのほかは譜読みできているので、
その子にとったら、かなりのがんばりです

で、その自己申告の場面を聞くと…

なるほど、なるほど…

とっても不安そうに弾いておいでです


その子は、聴覚優位なので、
普段、楽譜を見ながらピアノを弾くことがちょっと難しいタイプです。

その場面は、臨時記号(♯や♭)や指使いの難しい場面で、
楽譜を見ながらではないと、私でも不安になりそう


楽譜を見ながら弾くことが難しいタイプなのですが、
できないわけではありません。

普段のレッスンでも、
うまく行かないところは、私が手元を隠すと弾けるので、
弾くだけの力は持っているのです。

それを本人が知らないのです。
知りたくないのかもしれません…。


今回も、手元を隠すと、
隠しているのに、手元を見ようとします(笑)

なので今度は、
頭が下を向かないように、楽譜のほうにむけたまま、
頭を押さえました

そしたら、魔法にかかったようにスラスラ~っと弾けるのです

本人もうれしそう


 あなたの手は、もうちゃんと鍵盤の場所を分かっているの。
 あなたが楽譜を見て、この音を弾きたい!この指で弾きたい!と思ったら、
 ちゃんとその通りに動いてくれるの!
 
 だから、もうじっと見ていなくていいんだよ。
 この手は“ひとりでおつかい”できるんだから!


と伝えました。

その後、篠原みな子先生に教えていただいた、
頭の位置が上がる体操をして…、
そしたら、肩の力を抜いて弾くことができました


自分の手を信じて弾くこと。

ここには、それまでの積み重ねや背景も必要なこともあるでしょうけれど、
素直に自分の手を信じたら、
心配な気持ちで、じっと見つめるよりも、
ずっと簡単に上手になれる気がします


自分の手を信じて弾くことで、
文字通り「自信」につながっていったらいいなぁと思います



にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へにほんブログ村



最新の画像もっと見る

コメントを投稿